アボカドは離乳食に使える?気になるカロリーはどれくらい?

アボカドは「森のバター」とも呼ばれ、とても栄養価が高いことでしられます。

「世界一栄養価が高い果物」としてギネス記録にも登録されているほどです。

日本ではあまり馴染みはありませんが、栄養価が高いことから海外では離乳食にも使われます。

今回は、アボカドの離乳食はいつから赤ちゃんに与えていいのか、カロリーはどのくらいなのか、などをご紹介します。

おすすめの離乳食レシピもご紹介するので、参考にしてください。

アボカドは離乳食に使える?

アボカドは日本ではあまり離乳食に使いませんが、海外では日常的に使われる国もたくさんあります。

アボカドは非常に栄養価が高いので、離乳食にピッタリです。

加熱してから与えるのが一般的ですが、慣れてきたら生のままで与えても問題ありません。

熟していれば簡単に潰せるので、忙しいときでも簡単に離乳食を作れます。

いろいろな離乳食を作っていると、毎回赤ちゃんが好んで食べるワンパターンな離乳食になりがちです。

アボカドなどの新しい食材を入れることで、レパートリーも増えますし、赤ちゃんの好き嫌いをなくすことにもつながります。

もしも、離乳食のレパートリーに悩んでいたら、カロリーや栄養素が高いアボカドを取り入れてみてください。

アボカドの離乳食は何歳から食べさせていいの?注意点は?

アボカドは離乳食後期(9ヶ月~11ヶ月頃)から与えるようにしてください。

海外では初期からアボカドを与えることもありますが、アボカドは高脂肪なので、日本人には向きません。

そして、どんな食材でも同じですが、アレルギーの危険性もありますので、はじめは小さじ1杯程度の少ない量を与えるようにしましょう。

アボカドの離乳食は、アレルギーはほとんどありませんが、稀にアレルギー症状で痒みや吐き気などがでる場合があります。

口の周りが赤くなっていないか、嘔吐などの症状がないかを確認してください。

はじめは加熱したアボカドを与え、慣れてきたら生のアボカドを与えるようにしましょう。

与える際は、カロリーが非常に高いので、与え過ぎないように注意が必要です。

アボカドは脂肪分も多いので、与え過ぎは胃や腸に負担がかかってしまいます。

与える量は時期にもよりますが、10~15g程度にしましょう。

アボカドの離乳食のカロリーはどれくらい?

アボカドは100gで187kcalと、かなり高カロリーです。

離乳食には10~15gが適量なので、カロリーにすると18.7~28kcalとなります。

このカロリーを目安にして、ほかの食材と組み合わせて離乳食を作りましょう。

離乳食によく使われるバナナを例に、カロリーを計算してみます。

【材料】

・アボカド 15g
・バナナ 50g

【作り方】

①アボカドを10~20秒電子レンジで加熱する。

②アボカドとバナナをすり潰してよく混ぜて、できあがり。

バナナは好んで食べる赤ちゃんが多いので、アボカドと合わせると食べやすくなります。

ヨーグルトもプラスするのもおすすめです。

バナナは50gで43kcalなので、このレシピで作ったアボカドの離乳食のカロリーは71kcalとなります。

量のわりには高いカロリーになったのがわかると思います。

このようにアボカドを使ったレシピはカロリーが高く、栄養素も豊富です。

アボカドを離乳食に使う際はカロリーによく注意して、作りましょう。

上手にアボカドを使えば、量が少なくてもカロリーや栄養が十分な、与えやすい離乳食になります。

ぜひ、離乳食にアボカドを取り入れてみてください。

高カロリーなアボカドに含まれる栄養素

「世界一栄養価が高い果物」といわれるアボカドは、さまざまな栄養を豊富に含んでいます。

ビタミンはなんと11種類も含まれます。

なかでもビタミンEは豊富に含まれており、抗酸化作用で肌の乾燥を防いでくれる効果があります。

赤ちゃんは肌が乾燥してしまい肌荒れを起こすことが多いので、ビタミンEが豊富に含まれるアボカドは肌荒れ改善にも適しています。

そしてアボカドには脂肪分も豊富に含まれています。

脂肪分というと、カロリーが高くて太るといった不健康なイメージがありますが、アボカドに含まれる脂肪分はオレイン酸といい、不飽和脂肪酸です。

不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やす働きがあります。

血液をサラサラにしてくれ、動脈硬化なども予防できる優れた脂肪分です。

ほかにも、カリウムやマグネシウム、食物繊維も豊富に含んでいます。

食物繊維やマグネシウムは、赤ちゃんの便秘解消にも役立ちます。

さまざまな健康効果があるので、アボカドは離乳食にはピッタリの食材です。

カロリーに注意しよう!アボカドの離乳食おすすめレシピ3選

アボカドで離乳食を作る際に注意したいのが、カロリーです。

アボカドは100gあたり187kcalとかなり高カロリーです。

離乳食を作る際は、低カロリーな食材と組み合わせたり、量を調整してカロリーを抑えるように気をつけましょう。

今回は、アボカドを使った離乳食のおすすめのレシピ3選をご紹介します。

アボカドは皮を剥いて、種を取り除いておきましょう。

1、アボカドと豆腐のペースト

【材料】

・アボカド 10g
・豆腐(絹ごし) 10g

【作り方】

①アボカドを電子レンジで10~20秒加熱する。

②豆腐を10~20秒加熱する。

③ ①と②をすり潰しながら混ぜ合わせる。

豆腐はカロリーが低く、良質なタンパク質やカルシウムなどが含まれています。

豆腐は柔らかく、すり潰しやすいので、あまり手間もかかりません。

総カロリーは約24.3kcalと低カロリーです。

2、アボカドのマカロニ

【材料】

・アボカド 10g
・マカロニ 15g

【作り方】

①アボカドを電子レンジで10~20秒加熱し、すり潰しておく。

②マカロニを柔らかくなるまで茹でて、5mm程度に細かくカットする。

③マカロニにすり潰したアボカドを軽く混ぜて、できあがりです。

マカロニは完全に柔らかくなるまで茹でましょう。

マカロニを好んで食べる赤ちゃんは多いので、少し手間はかかりますが作ってみましょう。

加熱した牛乳を入れても、食べやすくなるのでおすすめです。

ふだんマカロニやパスタの離乳食を作っている人は、そこにすり潰したアボカドを入れるだけでもいいでしょう。

総カロリーは約40.9kcalです。

3、納豆アボカド

【材料】

・アボカド 15g
・ひきわり納豆 20g
・醤油 適量
・のり 適量

【作り方】

①アボカドは電子レンジで10~20秒加熱し、粗めのみじん切りにする。

②ひきわり納豆と①を混ぜ合わせる。

③ ②に醤油を1~2滴程度垂らし、混ぜ合わせる。

④仕上げにのりをまぶして、できあがりです。

納豆はタンパク質、ビタミン、ミネラル、鉄分、食物繊維をバランス良く含んでいるため離乳食にはピッタリです。

醤油は少なめにし、味付けより風味付け程度に使いましょう。

アボカドとの相性もいいので、おすすめです。

総カロリーは約68kcalです。

以上、カロリーが低い順に3つのレシピをご紹介しました。

アボカドを取り入れることで、離乳食のレパートリーがグッと広がります。

レパートリーが増えると考える手間がなくなるので、時短にもつながります。

アボカドの食べごろは?冷凍保存できる?

店頭に並んでいるアボカドのほとんどが、まだ熟していないものです。

アボカドの食べごろは、色と感触で判断ができます。

色は全体が深い緑色になったら食べごろです。

感触は指で軽く押してみて、少しへこむんで弾力があるものがちょうどいいです。

持っただけでへこんでしまうようなアボカドは熟しすぎているので、注意しましょう。

まだ熟していないなら、購入後は風通しの良い場所で常温で保存しましょう。

熟したら冷蔵庫に入れると、それ以上熟さなくなります。

まだ熟していないアボカドを冷蔵庫などの低温で保存すると、低温障害といって熟さなくなってしまうので注意です。

熟してからは冷蔵保存で2、3日保存可能です。

カットしたものは、痛むのが早いので気をつけましょう。

アボカドは高カロリーで離乳食のみで2、3日で消費するのは難しいので、冷凍保存をおすすめします。

冷凍保存の方法は食べやすい大きさに切るか、ペースト状にして冷凍保存用の袋に入れて冷凍して下さい。

ペースト状にした場合は薄く平らにしておくと、使う分だけポキっと折って使えるので薄く平らにしておくと使う際に便利です。

冷凍したものは1ヶ月程度、日持ちします。

レモン汁を混ぜておくと、酸化を防いでより長持ちします。

アボカドを使って離乳食のレパートリーを増やそう

日本では離乳食としてあまり馴染みのないアボカドですが、栄養も豊富で、離乳食にはピッタリです。

美肌効果や便秘改善効果、さらに血液もサラサラになります。

離乳食を毎日作っていると、毎回パターンが同じになりがちなので、アボカドを取り入れてレパートリーを増やしましょう。