上白糖とグラニュー糖の違いは?代用はできるの?

普段の料理やお菓子作り、コーヒーや紅茶などの飲みものなどに欠かせない甘味料は砂糖ではないでしょうか。

しかし、砂糖にはさまざまな種類があります。

砂糖を購入するときに、「上白糖」と「グラニュー糖」は何が違うのか、味に違いは出るのか、代用できるのか、と疑問に思ってしまったことはありませんか?

この記事では、上白糖とグラニュー糖の詳細や、違い、疑問点などについてご紹介していきます。

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砂糖の原料と種類

上白糖とグラニュー糖はともに砂糖の一種ですが、そもそも砂糖とは何かということについて考えていきましょう。

まず、砂糖の原料は主に「サトウキビ」と「てん菜」の2種類の植物です。

ちなみに、てん菜は「ビート」とも言い換えることができます。

世界で作られている砂糖の7割は、サトウキビを原料としています。

サトウキビからできるのは甘蔗糖、てん菜からできるのはてん菜糖と呼ばれ、区別されます。

サトウキビやてん菜を原料にし、そのしぼり汁を精製、結晶化してつくられる甘味料を砂糖と呼びます。

そして、砂糖は性質によっていくつかに分類されます。

砂糖の種類においては、含蜜糖と粗目糖・車糖・液糖・加工糖などの分蜜糖があります。

車糖に上白糖、粗目糖にグラニュー糖が含まれています。

では、同じ砂糖でも上白糖とグラニュー糖にどのような違いが見られるのでしょうか。

次項からご説明していきます。

上白糖とグラニュー糖の違い!①製造過程と見た目

ここからは、上白糖とグラニュー糖にどのような違いがあるのか考えていきましょう。

まずは、製造過程の違いについてです。

前項でふれましたが、両者は砂糖の1種なので、ともにサトウキビやてん菜を原料とし、そのしぼり汁を精製、結晶状にしてできたものです。

加熱精製をする過程で形成したショ糖を、ぎゅっと濃縮して粒状に結晶化させたものをグラニュー糖といいます。

グラニュー糖には、ショ糖が99%以上も入っています。

上白糖については、結晶にするまではグラニュー糖と同じですが、最終的には転化糖を表面にまぶします。

転化糖とは、砂糖をブドウ糖と果糖に加水分解した甘味料をいいます。

上白糖にはショ糖が98%ほど入っていて、上白糖はグラニュー糖と比較すると、純度が低いです。

次に、見た目の違いについてです。

上白糖の見た目は、転化糖を最終段階でまぶすことで表面がしっとりとしています。

粒の大きさが、細かいというのも特徴です。

一方でグラニュー糖の見た目は、砂のようにさらさらとしていて、粒の大きさは粗目です。

上白糖とグラニュー糖の違い!②味わいとカロリー

味わいの違いですが、上白糖は、グラニュー糖よりもコクや甘さが感じられます。

グラニュー糖は、あっさりとした味わいで、甘さにクセがありません。

香り高く、溶けやすいということもグラニュー糖の特徴ですね。

グラニュー糖のほうが上白糖よりも糖度は高いのですが、甘さはそれほど強く感じないようです。

このように、両者の風味や食感は多少違ってきます。

同じ砂糖なのに、味わいが変わってくるなんて意外に思う人もいると思います。

では、上白糖とグラニュー糖のカロリーには、違いがみられるのでしょうか。

100gあたりの上白糖とグラニュー糖のおおまかなカロリー量は、次の通りになります。

・上白糖384kcal
・グラニュー糖387kcal

商品によって多少異なるかと思いますが、カロリー面はさほど大きく変わらないといえますね。

上白糖とグラニュー糖の違い!③向いている使い方

上白糖とグラニュー糖に向いている使い方について、どのような違いがあるのかをご説明します。

一般的には、料理には上白糖、お菓子作りにはグラニュー糖を使用する印象があると思います。

実際に、上白糖を使って料理をすると、甘さやコクを出すことが可能ですし、グラニュー糖を使ってお菓子を作ると、他の素材の味を消すことなく自然に甘みがつけられます。

どちらの砂糖を使うのがおすすめなのか、用途別にご紹介します。

フライパンで焼いて作る料理などで、こんがりとした焼き色をつけたい場合には、焦げやすいという特徴を持つ、上白糖を使用してみましょう。

料理に美味しそうな焼き色がつくはずですよ。

さらに、和菓子やカステラは持ち前のしっとりとした食感を出すために、吸湿性に優れている上白糖を使用してみましょう。

タルトやスポンジケーキなどの焼き菓子は軽い食感にするためにグラニュー糖を使用するのがおすすめです。

また、同じものを作る場合でも、砂糖を変えることで一味違ったものになりますよ。

例えば、クッキーを作る場合も好みやその日の気分よって砂糖を変えてみても良いのではないでしょうか。

しっとりとした食感を楽しみたい人は上白糖を、香り高くサクッとしたクッキーを作りたい人はグラニュー糖を使用してみましょう。

上白糖とグラニュー糖を量るときの注意点と代用について

ここでは、上白糖とグラニュー糖の量り方の注意点や代用したい場合のことについてふれていきます。

まず、量り方の注意点についてです。

大さじ1あたりのそれぞれの分量は、以下の通りです。

・上白糖9g
・グラニュー糖12g

このように、多少重量に違いが見られます。

代用する際には、計量に気を付けて使用しましょう。

前項でふれましたが、グラニュー糖と比較すると上白糖のほうが強く甘さを感じられるので、この点も頭に入れて計量すると良いですね。

次に、砂糖の代用についてです。

レシピには上白糖と記載されているのに、自宅にはグラニュー糖しかなかったなんてことはありませんでしたか?

はたして、それぞれの砂糖は代用できるのでしょうか。

答えは、基本的には代用できます。

各砂糖の甘さ・食感などの違いで、多少味に変化が出ますが、普通に代用しても大丈夫です。

上述した通り、計量する際は注意してくださいね。

料理に砂糖の代用としてグラニュー糖を使用する場合、さっぱりとした味付けになるので、お好みでみりんなどの調味料で調整しても良いでしょう。

上白糖やグラニュー糖は健康的ではない?

これまで上白糖とグラニュー糖の違いや量り方の注意点、代用可能かなどの疑問点などをお伝えしてきました。

砂糖は、一般的には甘さを抽出するために、精製・加工などをして他の余計な成分や栄養素などを取り除いてできていることが多いです。

そのため、栄養素であるナトリウムやカルシウムなどのミネラル成分も排除されていることがあるのです。

つまり、上白糖やグラニュー糖は身体に必要な栄養価はあまりなく、摂取しすぎると血糖値が高くなってしまうので、くれぐれも食べ過ぎには注意が必要になってきます。

食べ過ぎは、生活習慣病や肥満症の原因にもなってしまう可能性があります。

健康面を考えて、特に過剰摂取を控えたい砂糖は、上白糖やグラニュー糖の他にも、水飴・氷砂糖などです。

反対に、健康的だといえる砂糖は存在するのでしょうか。

健康的だといえるのは、精製・加工をせずに、余分な栄養素を取り除いていない砂糖です。

それらには、砂糖そのものの味が残されています。

健康的といえる主な砂糖は以下の通りです。

・黒砂糖ビタミンやカルシウムが豊富ですので、糖質の吸収を穏やかにする役割があります。

・きび糖カルシウムやナトリウムを豊富に含みます。

・てん菜糖オリゴ糖が豊富ですので、腸内環境の改善にも役立ちます。

これらは、なかなか聞かない名前の砂糖だと思う人もいるかと思います。

上白糖とグラニュー糖には違いがあります!

上白糖とグラニュー糖には、製造過程や見た目、味わいや向いている使用法、分量などの違いがみられました。

カロリー面はさほど大きく変わらなく、栄養面では両方とも身体に必要な栄養素が取り除かれているので、健康的とは言い難いですね。

上白糖とグラニュー糖の代用は可能です。

代用したい場合は、味付けや分量に注意して使用してください。

ぜひ、記事でご紹介したことを参考にしてみてはいかがでしょうか。