甜菜糖と上白糖の違いは何?2つの砂糖を比べてみましょう

料理に砂糖を使う機会は多いですが、どんな砂糖を使っていますか?

白砂糖や茶砂糖があり、茶砂糖の方が健康に良いとよく耳にします。

ですが、スーパーに行くと三温糖・ザラメ糖・甜菜糖など、茶砂糖など、種類がたくさんあります。

いったいどれを買うのが良いのでしょうか。

今回は、甜菜から作られる甜菜糖と、サトウキビから作られる代表的な上白糖の違いについてご紹介します。

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甜菜糖と上白糖の原材料の違い

甜菜糖(別名ビート・砂糖ダイコン)と上白糖では原材料が違い、甜菜とサトウキビで作られます。

サトウキビはよく耳にしますが、ビートや砂糖ダイコンは初めて聞く方も、多いと思います。

まずは、2つの原材料についてご説明します。

☆甜菜

甜菜糖は甜菜から作りますが、ビートや砂糖ダイコンという単語は聞いたことはありますか?

ビートも砂糖ダイコンも甜菜糖のことで、呼び方が違うだけです。

見た目はほうれん草に似ており、主に欧州・北米などの、比較的冷涼な地域で育てられます。

また、砂糖の種類は多くありますが、甜菜を使った砂糖は甜菜糖だけです。

☆サトウキビ

サトウキビといえば、沖縄にたくさん生えてる光景をイメージする人も多いと思います。

ほかにも、アジア・中南米・アフリカなどの熱帯や亜熱帯の地域で育てられます。

上白糖やグラニュー糖の白砂糖以外に、三温糖やきび糖などの茶砂糖も、サトウキビから出来ています。

甜菜糖と上白糖の作り方の違い

甜菜糖と上白糖は原材料が違いますが、どのように作られているのでしょうか。

砂糖の作り方を見ていきましょう。

☆甜菜糖

原料である甜菜から糖分を抽出し、不純物を取り除いて煮詰めます。

遠心分離機で結晶と糖蜜を分けていきます。

結晶は上白糖・グラニュー糖などに使われます。

糖蜜を乾燥させて固めれば、甜菜糖の出来上がりです。

茶色くなるのは着色料などではなく、煮詰める工程でアクが出るためです。

そのため、茶色になるのは蜜を含んだまま、高温で乾燥した天然の色ということになります。

☆上白糖

原材料であるサトウキビを絞り、不純物を取り除いて煮詰めます。

次に、煮詰めたものを遠心分離機を使い、糖蜜(液体)と粗糖(固体)に分けます。

糖蜜は、液体を結晶させて氷砂糖にしたり、料理のつや出し・白蜜・カラメルの原料にします。

粗糖は精製段階の砂糖のため、さらに遠心分離機にかけて、不純物を取り除いていき、糖質の純度を上げて精白・精製していきます。

最後に転化糖を加えれば、上白糖が出来上がります。

上白糖の白さは着色料が入っていると思いがちですが、砂糖の結晶は無色透明です。

光の反射によって白色になるため、着色料などは使っていないのです。

甜菜糖と上白糖の栄養価の違い

砂糖は、白色よりも茶色の方が健康に良いと聞きますが、どのくらい違いがあるのでしょうか。

甜菜糖と上白糖の栄養価の違いを比べてみましょう。

☆甜菜糖
・カロリー 390カロリー
・ナトリウム 50mg
・カリウム 35mg
・カルシウム 1mg
・マグネシウム 0mg

☆上白糖
・カロリー 384カロリー
・ナトリウム1mg
・カリウム2mg
・カルシウム1mg
・マグネシウム0mg

甜菜糖も上白糖もカロリーはほとんど変わらないですが、そのほかのミネラルなどは大きく違います。

甜菜糖は上白糖よりもナトリウムが約50倍、カリウムが約17倍と大きく違い、たんぱく質・鉄・亜鉛も微量ですが含まれています。

甜菜糖以外にも、きび糖などもミネラルを豊富に含んでいます。

ここで、きび糖を使っても変わらないのではないかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、甜菜糖にはほかの砂糖と違う効果があります。

サトウキビから作られる上白糖などは、体を冷やす効果がありますが、甜菜糖だけは体を温める効果があるのです。

冷え性で悩んでいる方は、体を冷やす上白糖ではなく、甜菜糖を使うことをおすすめします。

甜菜糖と上白糖の使い分け

甜菜糖は健康面において良いことが分かりましたが、砂糖によって料理の相性も違います。

甜菜糖よりも上白糖を使った方が、料理を引き立てる場合もあるのです。

料理に合った使い分けをご紹介をします。

☆甜菜糖

甜菜糖はまろやかな甘みがあり、クセもないため、上白糖と同じように使えます。

普段上白糖を使っている方にとっては甘さが足りない場合もあるので、気持ち多めに入れるとバランスが良くなりますよ。

上白糖のように白くないため、色を付けたくない料理・お菓子には不向きです。

まれに、上白糖のような白色の甜菜糖もあります。

この場合は上白糖のように使っても問題ありません。

☆上白糖

上白糖はクセも少なく、どの料理とも相性が良いため、オールマイティに使えます。

ジャムや生クリームなどの色を付けて仕上げたくない場合も、上白糖などの白色の砂糖がおすすめです。

また、上白糖にはグラニュー糖にはない、メイラード反応というのがあります。

これは、焼いたときに焼き色がつきやすい効果があるので、カラメルソース・パンケーキ・焼き菓子を作る溶きには最適です。

甜菜糖が持っている美容効果

サトウキビから作られる砂糖がほとんどですが、甜菜から作られる甜菜糖には、上白糖にはない美容効果がたくさん含まれています。

体に良いといわれる甜菜糖の美容効果について、ご紹介します。

☆体を温める甜菜糖は他の砂糖とは違い、体を温める効果があります。

ほかの砂糖にはない効果のため、冷え性の方にはおすすめです。

☆お腹の調子を整える甜菜糖には、天然のオリゴ糖が含まれていて、善玉菌であるビフィズス菌を増やす働きがあります。

ビフィズス菌を増やすことで、お腹の調子も良くなり、食物繊維も含まれているため、便秘解消にも効果があります。

☆甜菜糖はほかの砂糖に比べて血糖値の上昇がゆるやかなため、インスリンの分泌量が少ないです。

甜菜糖は上白糖とは違い、ミネラルが豊富な上、冷え性・便秘解消・ダイエットなどの美容効果がたくさんあります。

飲み物に入れたり、料理に使ったりと、食生活に簡単に取り入れることが出来ます。

ただしオリゴ糖が含まれているため、食べ過ぎてしまうと逆にお腹が緩くなってしまうので、食べ過ぎには気をつけましょう。

甜菜糖と上白糖のおすすめメーカー

甜菜糖と上白糖は、スーパーに行くと色々なメーカーのものがあります。

同じ種類でも、違いはあるのでしょうか。

買う時に迷わないよう、おすすめのメーカーをご紹介します。

☆甜菜糖

・ホクレン
スーパーでお馴染みの甜菜糖です。

リーズナブルな価格でコクがあり、初めて甜菜糖を選ぶ方にもおすすめです。

・日本甜菜製糖株式会社
上白糖と名前が入っていますが、原材料は甜菜です。

甜菜糖と聞けば茶色のイメージですが、こちらは真っ白なため、色を付けたくない時でも甜菜糖を使うことが出来ます。

☆上白糖

上白糖といえば、日新製糖・三井製糖・パールエースの3種類が有名です。

よくスーパーで見かけると思いますが、どれも何十年と続く老舗メーカーです。

大きく味の違いはなく、どの料理とも相性が良いため、お好みで選んでみましょう。

砂糖の選び方

砂糖は料理やお菓子作りで使うことが多いですから、なるべくコストを抑えたいですよね。

スーパーの特売の砂糖を買うことも多いかと思います。

茶色の砂糖は健康に良いイメージがありますが、砂糖によっては料理の相性があります。

毎日使うため、体に良いものや、料理との相性がいい砂糖を選んで、自分に合った砂糖を探してみてください。