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米ぬかで肥料を作ろう!納豆を使う作り方と使い方は?

      2017/12/27

米ぬかで肥料を作ろう!納豆を使う作り方と使い方は?

簡単に作れて、効果が高い肥料はないでしょうか?

今回は、家庭で簡単に作れてしまう、それも米ぬかと納豆という、手に入りやすい材料でできる肥料についてご説明します。

どうやって作るのか、どのように使ったらよいのかも、具体的にみていきましょう。

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納豆菌と米ぬかで作るぼかし肥料を作るメリット

効果が高い肥料に、ぼかし肥料というものがあります。

納豆菌で米ぬかを発酵させて、米ぬかの栄養分の塊を分解し、植物が吸収しやすい形にします。

納豆菌により、養分はイオン化し、植物が吸収しやすい質の良い肥料になるのです。

また、土の中に住む微生物の栄養分となり、土壌の改良もできます。

納豆菌を使ったぼかし肥料は、比較的簡単にできるとも言われています。

米ぬかは「コイン精米所などにご自由にお持ちください」と、書いて置いてあったりしますので、簡単に手に入りやすいものです。

以上のように、納豆菌と米ぬかで、ぼかし肥料を作るメリットは、たくさんあります。

ちなみに、ぼかし肥料と呼ぶ理由は、有機肥料を微生物によって、発酵させて原型から「ぼかす」からです。

ここでの「ぼかす」という語は、「色をぼかす」というときの、ぼかすと同じ意味合いがあると言われています。

そして、ぼかし肥料は、好気性発酵させて作る方法と、嫌気性発酵させて作る方法があります。

嫌気性発酵の場合は、ビニールなどに入れて、密封して作ります。

反対に、好気性発酵の場合は、空気に触れさせた状態で作ります。

嫌気性発酵は切り返し、つまり混ぜ返すことをしなくてよいので、面倒が減ります。

しかし、発酵が低温になるので、出来上がるまで時間が掛かります。

好気性発酵は、熱が上がりすぎないように、ときどき切り返しが必要になります。

今回ご紹介するのは、米ぬかと納豆菌を使った、好気性発酵のぼかし肥料の作り方です。

作り方をみる前に、まずは納豆菌についてみていきましょう。

納豆菌の力とは

朝食などでも、よく食べられている納豆パックの納豆を使って、肥料が作れます。

これにより、わざわざ納豆菌を苦労して手に入れなくても大丈夫です。

いつものスーパーなどで買えますし、とても安く手に入ります。

低コストで、ぼかし肥料ができてしまうのも、納豆を用いる魅力のひとつです。

そんな納豆菌の力をみていきましょう。

納豆菌は、30種類以上の植物病原菌の働きを抑制するための抗菌物質を、作り出してくれるそうです。

病原菌の栄養物質となる鉄分を与えないよう働き、病原菌の活動を抑制する効果があります。

そして、ぼかし肥料を作る際には、米ぬかを発酵させる菌として働いてくれるのです。

しかし、そもそもなぜ、米ぬかを発酵させる必要があるのでしょうか。

また、米ぬかを、そのまま肥料として使ってはいけないのでしょうか。

米ぬかはそのまま畑に撒けないの?

米ぬかは、玄米を精米した後に残る粉なので、栄養をたくさん含んでいます。

栄養たっぷりなので、そのまま畑に撒いても良いのではと思いますが、実際はどうなのでしょうか。

そのまま畑に米ぬかを撒いてしまうと、ぬかの中の糖質や脂質が微生物によって、分解されてしまいます。

すると、その活発化した微生物が窒素を土から奪い取り、植物が吸収する窒素を減らしてしまうのです。

そのため、植物や作物に窒素不足と、同じ症状が出てしまいます。

また、土に米ぬかをそのまま混ぜると、速いスピードで分解して熱や炭酸ガスを出し、土の酸素を欠乏させます。

こうなると、根がダメージを受けてしまうのです。

こうした理由のため、米ぬかをそのまま肥料として撒くことは、おすすめできません。

上記に述べたような問題が出ないようにするために、納豆菌や別の菌を使って、米ぬかを発酵させるのです。

ちなみに、好気性ぼかし肥料を作る場合は、空気にさらすわけですから、米ぬかを発酵させる時期は秋から冬がベストです。

夏に作ると雑菌が入ったり、虫がわく恐れがあります。

つまり、失敗につながる確率が高くなるということです。

冬に米ぬかを発酵させておくと、春に肥料を使うことができますので、タイミング的にはおすすめです。

次項でご紹介しますが、ぼかし肥料は、もちろん夏場でも作ることはできます。

その場合は、納豆菌は好気性菌なので、別の菌を用いて嫌気性発酵の方法で作ってみるのものも、よいですね。

納豆と米ぬかで作るぼかし肥料の作り方

では、具体的に、どのような方法で米ぬかと納豆で、ぼかし肥料を作ったらよいのでしょうか。

作り方をみてみましょう。

【用意する材料】

・米ぬか 10kg
・納豆 1パック
・水 3リットル
・大きめの園芸用桶、または衣装ケースのようなもの

【作り方】

①まず、桶に米ぬかを入れて、水を2.5リットル入れて、よく混ぜます。

撹拌が終わるまで10分くらいは掛かりますが、米ぬかと水がよくなじむまで、混ぜましょう。

②残りの水で納豆を溶かし、この水入り納豆を、①に混ぜ込みます。

③この後は、発酵作業に入ります。

布をかけて発酵させましょう。

④発酵熱が出てからは、1日に1回は、酵素を行き渡らせるために撹拌していきます。

発酵が完了するまで、夏場は5日から1週間ほど、冬場は10日ほど掛かります。

発酵中は温度がどんどん上がるので、温度計で温度を計りながら、発酵の様子をみましょう。

温度が下がり、味噌のような香りがするようになったら完成です。

使用するときは、温度が安定するまで待ってから使いましょう。

納豆米ぬかで発酵中のぼかし肥料の温度が上がらない場合

納豆と米ぬかを仕込んだ後で発酵に入ります。

発酵の際、温度が上がりにくいことがありますが、それにはどういった原因があるのでしょうか。

好気性発酵は酸素が必要ではありますが、反対に、混ぜすぎないようにしてください。

菌がまだ増えていない段階で、混ぜすぎてしまうことは、よくありません。

ある程度、菌が増えてから、混ぜるようにします。

混ぜすぎると温度が下がってしまい、温度が上がるまで、また時間が掛かってしまいます。

40~50℃の発酵熱が出るまで、暑い時期は3~4日に1回、冬場は1週間に1回混ぜます。

発酵熱が安定したら、毎日1回混ぜると良いでしょう。

こうすると、温度が上がりすぎないようにできます。

また、温度が上がりにくい原因として、水分の量が足りていないことも考えられます。

水分量を40~50%は保たせないと、発酵がなかなか進みません。

ですから、混ぜるときによく観察し、水分が足りないようなら、水分も足しましょう。

ただ、夏場は水分が必要になることは、まずありません。

水は、多すぎてもいけません。

水が多すぎると、腐ってしまいます。

肥料の材料を握って固まるけれど、指で押すとパラパラと崩れるほどの硬さに、調整しましょう。

納豆と米ぬかで作ったぼかし肥料の使い方

米ぬかと納豆で作ったぼかし肥料は即効性があり、窒素も多く含みますので、少量ですぐに効果が出ます。

この特徴を考えると、追肥として使うのがおすすめです。

やり方のコツは、量を少なめに撒くことです。

撒きすぎてしまうと窒素過剰になり、失敗の原因になってしまいます。

ぼかし肥料は、少量ずつ与えることを心掛けましょう。

また、いつ追肥をするかは、作物の葉色をみて決めましょう。

ぼかし肥料の窒素は、撒いた後の早い段階で6割は放出されるため、即効性があります。

しかしながら、残りの4割の窒素は、分解されにくい有機物になっていて、ゆっくりと放出されます。

そのため、ぼかし肥料の窒素が全部出るまでは、数ヶ月から半年ほど掛かります。

もし「元肥として使いたい」というのでしたら、肥料を畝の上部1/3くらいに混ぜ込んで使います。

全体に混ぜ込むと、効果が減ってしまいますので、気をつけましょう。

その他の注意点です。

米ぬかを発酵させた肥料は家の中で使うと、コバエやゴキブリが寄ってくる恐れがあります。

そのため、室内の観葉植物などに使うのは、なるべく避けましょう。

簡単に・手軽に・低コストでぼかし肥料を作ってみよう

納豆と米ぬかで、簡単にぼかし肥料が作れます。

決して適当に作るのではなく、きちんと勉強して、正しい知識に基づいて作ってみてくださいね。

そうすれば、失敗することも少なくなります。

効果が高く、即効性のある質の良い肥料を作ってみましょう。

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