着色料は色々な食品に使われている?食品例から種類もご紹介

着色料とはどんなもので、どんな役割がありどんな種類があるのでしょうか。

着色料があることによって見た目が綺麗で食欲を増進させることができるという見かたもありますが、安全なものなのかなどの疑問わいてきますよね。

今回は、食品の例や着色料の作り方などを中心にご紹介します。

着色料とは何?何のために使われているの?

着色料とは、食品や医薬品や化粧品などに使われている色をつけるためのものです。

天然着色料と合成着色料の2種類があり、天然着色料は食物・植物・動物などを利用して作られています。

それに対して合成着色料は、石油を利用して作られています。

着色料ときくと「体に悪そう」「安全性は?」という心配や疑問も挙がるかと思います。

しかし、着色料が許可されるにはいくつかの試験を行い、使用できるものだと確認が取れたものだけが使われています。

実際にどのような試験があるのか、具体的に例を見ていきましょう。

・反復毒性試験
マウスやラットを使用し、複数回投与して中毒を起こす量を調べるものです。

・発がん性試験
マウスやラットを使用し、発がん性があるかを調べるものです。

・変異原性試験
菌を使用して遺伝子に変異が起こるのかを調べるものです。

これだけの試験が行われています。

しかし、現時点では使用されていても、危険性が発見された場合は使用禁止になることもあるので、注意が必要です。

着色料を使った食品の例

では、実際にどんな食品に着色料が使われているのかを見ていきましょう。

天然着色料が使われている食品の例をいくつかご紹介します。

●クチナシ色素
たくあんや中華麺などに使われています。

クチナシの果実やサフランの花を使った黄色の色素です。

●コチニール色素
ジャムや清涼飲料などに使われています。

サボテンに寄生しているエンジ虫を使った赤紫色の色素です。

●カラメル色素
コーラやカレーやコーヒーなどに使われていて、ブドウ糖や水あめなどを使った茶色い色素です。

●クルクミン(ターメリック)色素
カレー粉やウインナーなどに使われていて、うこんの根茎を使った黄色の色素です。

次は、合成着色料が使われている食品の例をいくつかご紹介します。

●赤色102号
紅しょうがや福神漬けなどに使われている、赤色の色素です。

●赤色106号
かばぼこやソーセージなどに使われている、こちらも赤色の色素です。

●黄色4号
かき氷のシロップや数の子やウニなどに使われている、黄色の色素です。

食品に使われている着色料で気をつけたい着色料の例をご紹介!

着色料には天然着色料と合成着色料がありましたが、合成着色料の方が体に害があるという報告もあります。

ですが、天然だから安全という保障はありませんので、体に害があり気をつけたい着色料についてと着色料が入っている食品の例もご紹介していきます。

▽赤色102号
アレルギーを起こす可能性が高く、子供の蕁麻疹を増やす可能性があると医師の間ではいわれており、アメリカやカナダなどでは使用が禁止されています。

▽赤色104号
実験により遺伝子の突然変異が起こり、日本以外の国では使用が禁止されています。

日本では使用可能となってはいるものの、あまり使われていないのが現状です。

▽赤色105号
動物実験の結果では毒性は弱いという報告がありますが、慢性の毒性はあり、甲状腺や肝臓にダメージが起こる可能性もあるため、使用を禁止している国もあります。

▽赤色106号
発がん性や肝機能障害を起こす可能性があるとされており、日本以外の国では使用が認められていません。

▽黄色4号
毒性は弱いですが、食べると蕁麻疹が出るという報告や、動物実験の結果では体重減少や胃炎や下痢などをおこす異常があったという報告もあります。

▽黄色5号
動物実験により異常がでたという報告があり、ヨーロッパでも使用は認められているのですが、子供に悪影響があるかもしれないという注意書きが義務付けられています。

▽青色1号・2号
かき氷のブルーハワイのシロップなどに使用されています。

発がん性の疑いがあり、EU諸国では使用が禁止されています。

▽緑色3号
かき氷シロップのメロン味等で使用されており、動物実験では発がん性と染色体異常が認められ、EU諸国では使用が禁止されています。

この食品には着色料が入っている?確かめ方の例

手に取った食品が妙に赤い・黄色いと感じることはありませんか。

こういった場合、着色料が使われているかもしれません。

気になるようであれば、原材料表示のところを見てみてください。

上記でご紹介したような着色料が入っているのかを確認することができます。

しかし、なかには表示名が若干違うこともあります。

例えば、赤色2号の着色料を赤2とだけ記載されていることもあるので、見逃さないようにしてください。

また、食品のパッケージを見てみると、「着色料は使用していません」と書かれているものもあります。

パッケージに書かれてあると分かりやすいですよね。

原材料表示をチェックしなくてもすみます。

反対に、パッケージに何も書かれていないようであれば、原材料をチェックして確認することをおすすめします。

体に害があるかもしれないといわれているものはなるべく避けたいですが、大量にとらなければ問題はないとされているので、確認して納得して食することが大切ですね。

着色料は食品なら何にでも入っているの?例外のものはある?

着色料という言葉を知ると、何にでも入っているような気がしてきませんか。

赤いウインナーや美味しそうなケーキ、お肉もきれいな赤色をしていると、もしかしてお肉にも着色料が使われているのかと感じてしまいますよね。

実は、着色料を使ってはいけない食品もあります。

それは、魚や貝類・食肉・野菜類には着色料の使用が禁止されているのです。

理由は、魚や肉や野菜に着色料を使ってしまうと品質や鮮度が分からなくなり、私たち消費者が新鮮かどうかを判断できなくなるため禁止されています。

ほかにも、こんぶ・茶・のり・豆類も使用が禁止されています。

魚や肉や野菜など例外として禁止されているものもあるのですね。

しかし、着色料を使っていても表示しなくても良い場合もあります。

それは、「キャリーオーバー」といって。製造時にだけ使用され、出来上がり時にその成分が残ってない場合は表示する必要はないとなっています。

着色料を使わずに食品に色をつける方法

ご家庭で料理をするときに、色をつけたいときもありますよね。

例えば、桜餅やアイシングクッキー、紅白まんじゅうなどは色がきれいで可愛くできていたりしますよね。

着色料が入っている食品を使わず、美味しくてきれいな色のものを作ることができます。

色ごとに見てみましょう。

・青色にするには、紫芋パウダー
・ピンク色にするには。紫芋パウダーにレモン汁を加える(もしくは赤ワインを使用)
・赤色にするには、スイカやいちご
・黄色にするには、ターメリックやかぼちゃ
・茶色にするには、ココアパウダー
・緑色にするには、抹茶パウダー

これらを使用することで色々な色を出せますね。

また、もう少し本格的な、添加物が入っていない赤色の着色料の作り方をご紹介します。

ビートルートを使った赤い着色料の作り方です。

【材料】
・ビートルート 1個
・ドライクランベリー 1/2カップ
・レモン 1個
・水 200ml

【作り方】
①ビートルートは皮をむき細かく切り、ドライクランベリーも細かく切ります。

②全ての材料をミキサーに入れよく混ぜてください。

③裏ごしをしたら、冷蔵庫で保存します。

甘さを抜きたい場合はクランベリー抜きにすると良いですよ。

気になったら確認をしよう

着色料は使用できるものであるか試験が行われていて、使用できるものだけが認められています。

しかし、海外では禁止されているものでも日本では使用が認められているものもあるので、自己判断・自己責任という部分もあるのが現状です。

着色料が使われているかどうかを意識するだけでも、食への関心が高まり、健康な体を維持することに繋がるのではないでしょうか。