タンパク質と炭水化物(糖質)の同時摂取はしない方がいい?

いつもの食事で、この食品はタンパク質で、あの食品は炭水化物だな…などと考えている方はあまりいませんよね。

実は、何気なく口にしているタンパク質と炭水化物(糖質)の同時摂取は、ダイエットに関してだけでなく、健康面でも色々な弊害があることをご存知でしょうか。

今回の記事で知識をつけて、毎日の食事で意識をすることで、この弊害をゼロに近いものにできるかもしれません。

ぜひ、参考にしてください。

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タンパク質について

今回の記事では、タンパク質と炭水化物(糖質)の同時摂取がもたらす弊害について、お話していきます。

まず最初に、タンパク質についてご説明します。

タンパク質と聞いて、みなさんはどんなイメージを持ちますか。
筋肉の元?太る原因?などと、漠然としたイメージを持っている方も少なくありませんよね。

ギリシャ語で「最も大切なもの」という語源からもわかるように、タンパク質には想像を上回る、重要な働きがたくさんあるのです。

タンパク質は、アミノ酸で作られており、体を作るための主な成分となります。
臓器・筋肉・皮膚・髪・爪などの、体のあらゆる組織を作ってくれているのです。

さらに、タンパク質は免疫グロブリンの原料にもなります。

聞き慣れない免疫グロブリンとは、わかりやすくいうと抗体のことで、体に侵入してきたウイルスや細菌を排除してくれます。

この免疫グロブリンの効果によって、私達は一度かかった感染症や伝染病などに、二度とならないための免疫力をつけることが可能なのです。

タンパク質が足りないと免疫力が低くなり、感染症などの病気になりやすくなってしまいます。

☆タンパク質含有量が多い食品類

・肉類
・魚介類
・卵類
・大豆製品
・乳製品

炭水化物について

炭水化物は、タンパク質同様に、私達人間の体にとって欠かせない、重要な栄養素のひとつです。

ですが、ダイエット中には脂質と糖質は、なるべくなら控えめにしたいものですよね。

脂質とは、ざっくり言うと油のことです。

糖質とは砂糖などの甘い食べ物のことを差すだけではなく、ご飯やパンなどの炭水化物も、糖質に分類されていますよね。

分かりづらい糖質と炭水化物の違いについて、整理してみましょう。

市販されている食べ物などに栄養成分を表示する場合は、健康増進法により、以下の5項目が必須とされています。

1 熱量(カロリー)
2 タンパク質
3 脂質
4 炭水化物
5 ナトリウム

4番の炭水化物は、糖質と表示することもできるのです。

その代わりに、その場合は食物繊維の表示も、同時に必要となります。
つまり、炭水化物=糖質+食物繊維ということです。

炭水化物を摂取すると、自然と同時に、糖質も摂取することになるのです。

例えば、ラーメン店でよく見かける「ラーメンとチャーハンセット」は、お得感満載で、注文する方も多いですよね。

しかし、糖質の高い同士の組み合わせとなり、カロリーも高くなってしまいます。

メインが炭水化物の場合に、もう1品つけるなら、野菜の煮物・おひたし・レタスやトマトのサラダなどで、バランスを取るようにしましょう。

☆炭水化物含有量が多い食品類

・穀類(白米、パン、麺類、コーンフレーク、パン粉など)
・いも類、根菜類(じゃがいも、さつまいも、れんこん、かぼちゃ、にんじん)
・菓子類、甘味類(砂糖たっぷりのケーキやスナック類など)

次は、タンパク質と炭水化物(糖質)の同時摂取による弊害について、お伝えします。

タンパク質と炭水化物(糖質)の同時摂取による弊害とは?①

ここでは、タンパク質と炭水化物(糖質)を、同時に摂取すると起こりうる弊害について、お話します。

普段の食事では、そんなことは気にせずに、例えば「丼物&うどんセット」などをよく食べていたみなさん、これからお伝えする内容にドキドキしているでしょうか。

では、さっそくお話していきましょう。

☆体脂肪が蓄積しやすくなる

なぜ、タンパク質と炭水化物(糖質)を同時に摂取すると、体脂肪が蓄積しやすくなるのでしょうか。

答えは、タンパク質だけ・糖質だけの摂取より、インスリンが大量に分泌されるからです。

炭水化物は体の中で糖質に変わり、「インスリン」というホルモンを発生させます。
このホルモンの名前は、一度は聞いたことがある方も多いと思います。

このインスリンというホルモンは、体の各器官へエネルギーを運搬してくれる働きをしてくれます。

それと同時に、別名「肥満ホルモン」とも呼ばれています。
つまり、脂肪を体に蓄積する働きも持っているのです。

インスリンの大量分泌は、結果的には、体脂肪に変化してしまう原因となってしまうのです。

タンパク質と炭水化物(糖質)の同時摂取による弊害とは?②

引き続き、タンパク質と炭水化物(糖質)を、同時に摂取すると起こりうる弊害について、お話します。

☆胃が気持ち悪くなる

みなさんは食べ放題などに行って、ついつい食べすぎて、気持ち悪くなった経験はありませんか。

気持ち悪くなってから、「またやっちゃた」と反省するパターンを繰り返す…。
美味しいものには目がない女性には、特にありがちですよね。

では、なぜ気持ち悪くなってしまうのか知っていますか。

「食べすぎて胃がもたれているから」というのが、一番に考えられることだと思います。

確かに、それもひとつの原因だと思います。
ですが、実は、もうひとつ大きく影響を与える原因があります。

それが、タンパク質と炭水化物(糖質)の同時摂取によるものです。

タンパク質は緩やかに血糖値を上昇させ、炭水化物は急激に血糖値を上昇させてしまいます。

タンパク質と炭水化物を同時に摂取すると、炭水化物だけを摂取したときよりも、急激に血糖値の上昇が起きてしまうのです。

血糖値は、糖質+タンパク質>糖質>タンパク質の順に、上昇しやすいです。

食べ過ぎでなくても、タンパク質と炭水化物(糖質)の組み合わせは体に負担がかかるので、可能な限り同時摂取はやめておいたほうが良さそうです。

☆体全体の老化を促進してしまう

タンパク質と炭水化物(糖質)の同時摂取で、AGEという物質が作られ、それが老化を促進してしまいます。

AGEとは、タンパク質と糖質が組み合わさったときに生まれる物質のことです。

いつまでも体を若々しく保つためには、その点も意識して食事を摂ると良いかもしれませんね。

タンパク質と炭水化物の同時摂取が糖尿病の原因!?

世界問題となっている「肥満」。
現代の日本も、例外ではありません。

健康志向の高まりで、日本人の摂取カロリーや糖質摂取量は減少している傾向にありますが、なぜか肥満率は上昇しています。

カロリー摂取量も糖質摂取量も減少しているのに、肥満率が増加しているのはなぜか、不思議ですよね。

私達が、よく食べる料理を思い出してみてください。

牛丼・カツ丼・ハンバーガー・のり弁当・生姜焼き弁当・ビーフカレー・天ぷらうどんなど、挙げたらキリがないですよね。

だいたいの料理が、タンパク質と炭水化物がセットになっています。

皮肉なことに、バランスを考えた食事をすればするほど、タンパク質と炭水化物の同時摂取になっています。
そのため、大量にインスリンが分泌されて、体脂肪として蓄積されてしまうのです。

和食を代表するお寿司は、タンパク質+炭水化物の典型なのです。
お寿司の食べすぎは、気をつけなければいけませんね。

何度もお伝えしますが、タンパク質+炭水化物の食事は、インスリンを一気に大量に分泌させます。

つまり、インスリンを作り、血液の中に送り出す働きをしてくれている「すい臓」への負担が、とても大きくなるのです。

その結果、インスリンの作用が不充分のためにブドウ糖が有効に使われずに、血糖値が高くなってしまう糖尿病になってしまう方が多いようです。

糖尿病とうつ病が同時発症する原因とは?

前項で、タンパク質と炭水化物の同時の過剰摂取が、糖尿病を引き起こす原因になることもあると、お話しました。

生活習慣病の代表とも言える糖尿病の患者さんの中には、うつ病も同時に発症している人も多いそうなのです。
糖尿病の原因は、食生活の乱れや、飲酒なども挙げられます。

ここで、糖尿病について簡単にご説明します。

すい臓で糖分を分解してくれているのですが、そのときにインスリンが分泌されます。
暴飲暴食や、糖分を過剰に摂取していると、すい臓が許容量以上の働きをすることになってしまいます。

そうすると、インスリンを上手く分泌できなくなったり、反対にインスリンが多すぎたりします。

その状態を放置すると、全身にさまざまな悪影響が出てきます。

すい臓が酷使されないためにも、糖尿病の可能性のある人は食事制限をしなければなりません。

つまり、食べたいものが自由に食べられずに、やりたくもないダイエットを強制的にやらされるようなものです。

お酒を飲むことで、ストレスを発散している人もいるでしょう。

そういった人にとっての禁酒は、体のためとはいえ、ストレスを発散する手軽な手段を失い、非常に苦しいことかもしれませんね。

糖尿病の治療は、まるで苦しい修行みたいに感じる人も多いのでしょう。
治療のストレスによって、うつ病になってしまう場合も少なくはないのです。

辛く苦しい食事制限ばかりに目を向けず、没頭できる趣味や生きがいを見つけてみましょう。

タンパク質と炭水化物は適度に摂取

タンパク質と炭水化物は、どちらも人間の体には欠かすことのできない重要な栄養素です。

しかし、タンパク質と炭水化物を同時に過剰摂取すると、体に色々な悪影響が出てくる可能性もあります。

両者とも、適度に摂取することが大切です。