鮭の切り身の焼き時間は調理方法や調理器具によって変えよう

鮭の切り身は朝ごはんや、おにぎりの具材の定番ですね。

シンプルに塩だけで食べても美味しいですし、ムニエルやシチューの具材にも使える万能材料です。

一番シンプルな鮭の切り身の塩焼きですが、焼き時間や焼き加減が難しいと感じる人もいるようです。

鮭の焼き方や保存方法について調べてみました。

鮭の切り身は、焼き時間の調整が難しい

鮭の切り身は、お弁当にも、おかずにも便利ですね。

鮭の切り身を焼いたら、パサパサになってしまったり、生焼けになってしまったりしたことはありませんか。

鮭の切り身は、焼き時間の調節がなかなか難しく、ふっくらジューシーに焼き上がらないこともあります。

まずは簡単に、フライパンを使って鮭の切り身を焼いてみましょう。

【材料】

・鮭の切り身
・塩
・酒

【作り方】

1)
鮭の切り身に塩を振りかけ、5分程度おきます。

2)
水分が出てきたら、キッチンペーパーでふき取っておきます。

3)
フライパンに鮭の切り身をのせ、ふたをします。
焼き時間は中火で3分です。

4)
焼き色が付いたら、裏返して鮭を振りかけます。
ふたをして反面も3分焼きます。

5)
両面に焼き色が、しっかりついたら出来上がりです。

酒の蒸気を使って、蒸し焼きにするのがポイントです。
これで水分の蒸発を防ぎ、身がふっくらと仕上がります。

フライパンを使った方法として、クッキングペーパーを使うという方法もあります。

フライパンにクッキングペーパーを敷き、その上で鮭の切り身を焼くという方法です。

クッキングペーパーが余分な脂を吸ってくれるので、鮭がべたつかずに焼きあがります。

フライパンの片付けも楽ちんですので、こちらもおすすめです。

グリルで焼けば焼き時間の調節が簡単

魚焼き器を持っているご家庭も少なくなったように感じます。

最近では、魚を焼くと言ったら、グリルで焼くのが定番ですね。

グリルを使った美味しい鮭の切り身の焼き方をご紹介します。

【材料】

・鮭の切り身
・塩
・酒
・クッキングペーパー
・アルミホイル

【作り方】

1)
鮭の切り身に塩を振りかけ、5分程度おきます。

2)
水分が出てきたら、キッチンペーパーでふき取っておきます。

3)
グリルを中火で温めておきます。

4)
グリルにアルミ箔を敷き、鮭を入れて加熱します。
火加減は中火、焼き時間は10分程度です。

5)
焼き時間が3分程度過ぎるころに、鮭から脂が出始めます。
そうしたら、霧吹きで鮭の両面に酒を吹きかけましょう。

6)
残りの7分焼き、両面に焼き色が付いたら、出来上がりです。

片面焼のグリルの場合は、片面に焼き色が付いたら裏返してください。

グリルを使って焼くと、焼き時間の調節ができ、じっくり様子を見ながら焼けますので、失敗が少ないです。

フライパンが苦手という人は、グリルを使うことをおすすめします。

鮭の切り身を上手に冷凍しよう

便利で美味しい鮭の切り身は、常備しておきたい食材のひとつですよね。

冷凍保存しているご家庭も多いと思いますが、冷凍した鮭の切り身は焼き時間を工夫しても、パサパサになりがちです。

冷凍した鮭の切り身を美味しく食べるためのテクニックをお伝えします。

冷凍鮭は、解凍してから焼くのが鉄則です。

凍ったまま焼いてしまうと、鮭が水っぽくなってしまいます。

必ず解凍してから焼きましょう。

解凍の際は自然解凍がおすすめですが、雑菌が繁殖してしまうため、室温での自然解凍は避けます。

冷凍した鮭を美味しく食べるためには、冷蔵庫で自然解凍するのが、一番良い方法です。

時間が掛かりますが、解凍の際に身から出る水分が少なく、一緒に旨みが逃げてしまうのを防ぐことができます。

解凍には半日くらい掛かりますので、朝食べたい場合には、前日から冷蔵庫に移しておきましょう。

どうしても、すぐに冷凍鮭を焼きたいという場合には、流水にさらすという方法や、氷水に浸けるという方法もあります。

鮭の切り身は、冷凍味噌漬けがおすすめ

鮭の切り身は、冷凍して保存しておくことができます。

美味しく食べるためにも、上手に冷凍しておきましょう。

鮭の切り身は、冷凍する前にキッチンペーパーで、水気をきちんとふき取っておきます。

1切れずつラップに包み、ジップロック袋に入れて冷凍します。

そのまま鮭の切り身で冷凍しても良いのですが、塩・にんにく・ハーブなどで味付けしてから冷凍すると、保存性が高まります。

おすすめは味噌漬けです。

【材料】

・鮭の切り身 2切れ
・▽味噌 大さじ1
・▽みりん 大さじ1
・塩 適量
・サラダ油 適量

【作り方】

1)
▽の調味料を合わせておきます。

2)
鮭の切り身に塩を少々振り、10分おきます。

3)
水気が出てきたら、キッチンペーパーでふき取ります。

4)
鮭の両面に、▽の調味料をまんべんなく塗ります。

5)
1切れずつ、空気が入らないようにラップで包み、冷凍保存します。

冷凍した鮭の味噌漬けは、2週間程度で食べきるようにしましょう。

味噌漬けを食べるときは、フライパンに弱火でサラダ油を熱し、鮭を凍ったまま入れます。

ふたをして、両面に焼き色が付くまで焼きます。

焼き時間は7~10分程度ですが、焦げないように様子を見ながら焼いてください。

焼き時間、焼き加減に自信がない人は

焼き時間や焼き加減に自信がないという人は、ホイル焼きに挑戦してみましょう。

フライパンでも、グリルでも作れるので、やりやすい方で作りましょう。

【材料】

・鮭の切り身
・塩
・サラダ油
・水
・きのこ・野菜類
・ポン酢

・アルミホイル
・キッチンペーパー

【作り方】

1)
鮭の切り身に塩を振りかけ、5分程度おきます。

2)
水分が出てきたら、キッチンペーパーでふき取っておきます。

3)
アルミホイルにサラダ油を薄く塗っておきます。

4)
アルミホイルに鮭の切り身をのせ、包みます。

5)
フライパンにのせ、水を入れます。
水の深さは3cm程度です。

6)
ふたをして、弱火にかけます。
焼き時間は10分です。

7)
火を止め、アルミホイルを開きます。

8)
アルミホイルの中に、きのこ・野菜類を入れます。

9)
もう1度アルミホイルで包んで、フライパンに入れ、ふたをします。

10)
弱火で、焼き時間は再度10分です。

11)
具材に火が通ったら出来上がりです。

ポン酢をかけてお召し上がりください。

グリルで鮭の切り身のホイル焼き

ホイル焼きはグリルでも作れます。

材料は、上の項でご紹介したものと同じです。

【作り方】

1)
鮭の切り身に塩を振りかけ、5分程度おきます。

2)
水分が出てきたら、キッチンペーパーでふき取っておきます。

3)
アルミホイルにサラダ油を薄く塗っておきます。

4)
アルミホイルに鮭の切り身をのせ、包みます。

5)
グリルに入れて、強火で加熱します。
焼き時間は5分です。

6)
5分経ったら、1度アルミホイルを開きます。
具材を入れ、再びアルミホイルを閉じます。

7)
強火で再度加熱します。
焼き時間は10分です。

8)
具材に火が通ったら完成です。

ポン酢をかけて食べましょう。

ポン酢と塩だけのシンプルな味付けも美味しいのですが、おすすめはバターしょう油です。
焦げたバターと醤油が香ばしく、食欲をそそりますよ。

ホイル焼きでしたら、きのこや野菜など、ほかの食材と一緒に食べることができますので、簡単でバランスの良いおかずができます。

ふっくら仕上がり、生焼けになりにくいので、鮭の切り身を焼くのが苦手という人には、おすすめのレシピです。

鮭を美味しく食べよう

鮭を、簡単に美味しく焼く方法についてお話してきました。

コツをつかんで、ご家庭でも美味しいふっくらな鮭を焼けるようになると、うれしいですね。

もし、どうしても鮭を焼くのが苦手と感じるようであれば、自動調理機能を使うのもアリだと思います。

簡単で美味しく食べられる方法を見つけてくださいね。