魚の冷凍は焼いてからできる!焼く前・焼いた後のポイント

冷凍庫にある魚を解凍して、焼く人はとっても多いです。

でも、魚を解凍するのって結構面倒ですよね。

氷水で解凍すればレンジで解凍するよりドリップ量も少なく、美味しいまま解凍できますが、時間もかかってしまいます。

ここでは、魚の冷凍を焼いてからする方法と、焼くときのポイントをご紹介します。

魚の冷凍を焼いてからするメリット

スーパーでお買い得だった魚を購入して、冷凍庫へと保存する人は多いです。

冷凍保存しておけば、長く保存できるので、食べたい時に解凍して調理して食べることができますよね。

もちろん、その冷凍期間が長ければ、味・食感なども落ちてしまいます。

しかし、その魚を冷凍する前に、焼いておくことも可能なのです。

そうすることで、魚を食べたい時に解凍し、「焼く」といった調理の手間がなくなります。
食べたい時は、焼いてある魚を冷凍庫から取り出して、温めるだけなのです。

買った魚を焼いて食べると決まっている場合には、この方法が便利かもしれませんね。

切り身の鮭などであれば、お弁当のおかずとしても人気ですし、時間のない朝にもぴったりです。

焼いた鮭を冷凍する前に、お弁当用の大きさにカットします。
朝には、すでに焼いてある冷凍庫の鮭を、レンジでチンするだけです。

焼いた鮭の冷凍保存期間は2~3週間程度です。
お弁当用の鮭が冷凍庫にストックしてあれば、当分はお弁当のおかず作りが、とても楽になりますよね。

冷凍用に魚を焼く前の下準備

魚を焼いてから冷凍する一番のメリットは、食べる時に調理する手間がなくなるということです。

しかし、焼いてから冷凍保存すると考えられるデメリットもあります。

気づいている人もいると思いますが、それは乾燥してパサパサになってしまうことです。

焼いた魚を冷凍庫で保管していると、水分が少なくなってしまい、食べる時にはパサパサとしてしまいます。

そうならないよう、魚を焼く前の下準備をまずはご紹介します。
せっかく食べるなら、焼きたてのような美味しい焼き魚が食べたいですよね。

いつも魚を焼くときの下準備と変わりないですが、この下準備はとても大切なので、しっかりと済ませましょう。

~下準備~

・切り身魚
・塩
・キッチンペーパー

まずは、切り身魚に軽く塩をふり、少し置いておきます。
もともと塩がついている魚であれば、塩を振る必要はありません。

キッチンペーパーで魚から出た水気を、拭き取ってください。
余計な水分をしっかりと吸い取ることで、ふっくらと魚を焼くことができます。

魚を焼く前の下準備はこれだけです。

魚を焼く&美味しく冷凍する方法

次は、下準備をした魚を冷凍用に焼く手順です。

~冷凍用~

・鮭
・ラップ
・チャック付き袋

まずは、下準備が済んだ切り身魚を、いつものように焼きましょう。
お弁当用などに焼く場合でも、お好みの大きさにカットするのは焼いた後です。

切り身魚のそのままの大きさで焼いた方が、魚の旨みが逃げず美味しく焼けます。

焼き上がった魚を、使いたい大きさにカットしておきます。

そして、この焼いた魚に少々お酒をかけます。
魚が温かいうちに、お酒をかけることがポイントです。

お酒をかけることで、食べる時のパサパサを防ぐことができます。

熱が取れたら、焼いた魚をそれぞれラップで包んでください。

チャック付の袋に入れて、風味が逃げないよう、しっかりと空気を抜いてチャックを締めます。

金属トレーに乗せて冷凍庫へ入れると、急速冷凍に近くなるため、美味しいまま冷凍することができます。

焼き魚が冷凍されたら完成です。

冷凍されるまでの時間が短ければ短いほど、新鮮な状態で保存することが可能です。
そのため、冷凍庫の温度を低く設定しておくといいでしょう。

冷凍した焼き魚の解凍方法

冷凍用に魚を焼く方法と、冷凍の方法をご紹介しました。

冷凍した焼き魚を、どうやって解凍したら美味しく食べれるか、気になる人も多いと思います。

次は、その冷凍した焼き魚を解凍する方法について、まとめてみました。

焼き魚の解凍方法は2つあります。

1つめは、電子レンジで解凍する方法です。
一番お手軽な方法なので、すぐに解凍したい場合は電子レンジが便利です。

解凍する時間は、500Wで40秒くらいが目安です。
焼き魚の大きさや熱さにもよるので、確認しながら解凍しましょう。

電子レンジで加熱しすぎてしまうと、焼き魚が硬くなってしまうので、注意してください。
せっかく美味しくなるよう、冷凍保存していても、そうなってしまっては勿体ないです。

そして、2つめは冷蔵庫で解凍する方法です。

ゆっくりと解凍する方法なので、急いでいる場合には適しません。
次の日の朝にお弁当に入れたい場合は、前の晩に冷蔵庫へと移しましょう。

朝お弁当を準備する頃には解凍されているので、フライパンで軽く火を通せば、ふっくらと美味しく出来上がります。

グリルで美味しく魚を焼く方法

今回、ご紹介するのは焼き魚を冷凍する方法だけではありません。

皆さんはグリルの上手な使い方を知っていますか?
この使い方を知っているだけで、魚をとっても美味しく焼くことができます。

魚を焼く前に塩を振りますが、魚の種類によって塩を振っておく時間も違うのです。

白身魚だと焼く10~30分前、青魚だと約30分~1時間前と覚えておきましょう。

タレや味噌などの調味料に漬け込んである魚であれば、塩はもちろん要りません。

キッチンペーパーでタレなどを軽く拭き取ることで、変に焦げてしまうこともなくなります。

そして、グリルは中の温度にムラがあることを知っていますか?
グリルの奥は温度が高いので、厚く火が通りにくい魚の頭を奥にし、焼くことが大切です。

また、グリルを使う時、意識したいのが火加減です。

魚をグリルに入れる前に、まずは、5分ほど強火でグリルの中の温度を高くします。

次に、網に油をぬりましょう。

お皿に盛りつけた時に、表となる魚の面を上にし網に乗せます。

魚を焼き始める時は、弱火にします。

このまま中火以上にはせず、焼くことでグリルで美味しく魚を焼くことができます。

フライパンで美味しく魚を焼く方法

グリルは片付けるのが大変ということから、フライパンなどで魚を焼く人は多いです。

グリルで焼いたかのように美味しく、フライパンで焼き魚を作る方法をご紹介します。

魚には、海魚と川魚があります。
実は、それぞれ焼き方が違うことを知っていますか?

海の魚は身を下にして焼きますが、反対に川の魚は皮を下にして焼きます。

なぜかというと、海の魚は皮から焼いてしまうと皮が縮み、身が崩れてしまうからです。

そして、川の魚は海の魚とは違い、皮に独特の臭みやヌメリを持っています。
臭いやヌメリをなどを消すために、最初はその皮の面を下にして焼く必要があるのです。

魚をフライパンで美味しく焼くための方法は、他にもあります。

それは、皮に油を塗ってパリパリに仕上げることです。
塩焼きにする場合は、皮に油を塗ってから、塩をしっかりと振りましょう。

焼くと水分が飛んでしまっても、パリパリに美味しく焼き上げることができます。

ムラの少ないフライパンの端に魚を置き、弱火で片面10分を焼いたら、ひっくり返し、1分ほど焼くと美味しい焼き魚が完成します。

冷凍している魚を使う場合は、解凍してから焼いてください。

焼いた後でも美味しく冷凍ができる

焼いた魚を美味しく冷凍保存することは可能なのです。

焼き魚が美味しく冷凍保存できることを知っている人は、きっと多くないと思います。

買ってきた魚を冷凍庫に入れる前に、焼いてから冷凍してみてはどうでしょうか?