味噌汁が美味しい季節ですね。
皆さんは味噌汁の具といったら、どんなものが好きですか?
味噌と大根だけもいいけれど、色々なものと組み合わせて、より美味しく食べたいですね。
さらに美肌やダイエット効果があれば、よりうれしいです。
ほっこり温まる大根の味噌汁には、どんな効果があるのでしょうか。
今回は、大根を使った味噌汁の具と組み合わせをご紹介します。
大根の味噌汁の定番の組み合わせ「豆腐と油揚げ」
味噌汁は高血圧の人でも一日2杯まで飲んでも大丈夫、ということが言われるようになりました。
味噌は塩分が心配ですが、味噌は発酵食品で、さらに野菜や海藻を入れた味噌汁は、塩分とバランスをとるカリウムも豊富です。
中でも身体が温まり、食物繊維、ビタミンCも豊富な大根の味噌汁が好き、という人は多いのではないでしょうか。
そんな大根の味噌汁ですが、皆さんは、どんな組み合わせが好きですか?
定番と言われるのは、豆腐と油揚げですね。
大根は野菜のため、ビタミンCや食物繊維を摂ることができますが、そこに、豆製品の豆腐や油揚げを入れると、たんぱく質やビタミンE・B1・葉酸を摂ることもできます。
私たちは、美味しいというだけで自然と組み合わせて食べていますが、ちゃんと栄養のことも考えているんですね。
特に油揚げと大根の味噌汁は、油揚げからだしも出て旨味も増します。
油で揚げていますので、脂質やカルシウムを摂ることもできます。
油揚げは、豆腐を水きりしてあげているため、豆腐の栄養も凝縮されていて、1枚がおよそ20gですが、豆腐100g分の栄養価があります。
油を摂るのが心配と思われる人は、お豆腐屋さんの油揚げを購入しましょう。
お豆腐屋さんなら、どんな油で揚げているかわかります。
味や品質にこだわっているお豆腐屋さんなら、コレステロールの上昇を抑えるごま油やべに花油などを使っているかもしれません。
気になるなら、油抜きをしてから味噌汁の具にすれば安心です。
大根とみそ汁、油揚げの味噌汁は食物繊維とたんぱく質、ビタミンCを摂ることができますので、身体を温めて、腸内環境を整えることができますね。
心も身体も温まる、油揚げや豆腐と大根の味噌汁です。
大根との組み合わせで美味しい季節の味噌汁の具
大根と組み合わせて味噌汁の具にする定番のものといったら、豆腐や油揚げの他にも色々ありますね。
皆さんの家ではどんなものを入れますか?
大根は、長ネギやにんじん、キャベツ、いんげんと色々な野菜に合わせることができます。
豚肉や鶏肉にも合います。
ちくわや厚揚げ、いも類にも合いますね。
大根は冬野菜ですが、日本では一年中、国産の大根が販売されています。
春はタケノコやインゲンといった旬の野菜と合わせると、あっさりした味噌汁が楽しめます。
夏ならキャベツやオクラ、アスパラガスと合わせて、冷たい味噌汁にしても美味しいです。
秋はサツマイモやキノコと一緒に味噌汁にすると、お腹いっぱいの味噌汁になります。
冬はほうれん草や小松菜、長ネギと合わせて、上に刻みしょうがをのせると、身体がより温まります。
野菜をたくさんいれた大根の味噌汁は、食物繊維とビタミンCをたくさんとれますので、アンチエイジング効果や腸内環境を整える効果がありますね。
一年中たくさんの野菜と大根に豆腐や油揚げ、卵を合わせて美味しい味噌汁を作ることができます。
野菜はたくさんのカリウムや食物繊維、ビタミンCを摂ることができます。
特に季節の野菜は、一年の中でも最も栄養価が高くなります。
美味しいだけでなく、組み合わせ一つで栄養価がさらにアップします。
大根は冷蔵庫に1本あると、毎日の味噌汁のバリエーションが楽しめますね。
安売りしている際には、ぜひ購入しておきましょう。
味噌汁の具には大根の葉との組み合わせがお勧め!
大根を購入する時に、葉付き大根というのを購入しますか?
なかなか手に入らない、というのを聞きますが、地域差もあるようで、私が行くスーパーは地元野菜のコーナーによく置いてあります。
しかも、大根の葉だけ、というのも売っていました。
確かに、出荷する時農家は大根の葉を捨ててしまうことがありますね。
もったいないです。
大根の葉には、小松菜やほうれん草と同じくらいの葉酸やビタミンA・カリウム・カルシウム・食物繊維が含まれています。
千切りにした大根と、細かくざく切りにした大根の葉を組み合わせた味噌汁は、美味しいだけでなく、色々な栄養素をたくさん取ることができるので、とても便利です。
そこで、できるだけ葉付き大根を探してみましょう。
葉付き大根を購入したら、大根の葉を全部細かいざく切りにして冷凍をしておくと、忙しい時にそれだけでも、味噌汁の具になります。
大根の葉と油揚げや、豆腐という組み合わせが良いです。
大根は低糖質食品ではありませんが、葉は低糖質食品になります。
味噌汁の具に入れて、食事の初めに食べて低糖質ダイエットはいかがでしょう。
少し香ばしい味噌汁が好き、という人は、さっとごま油で炒めた大根の葉と豆腐の味噌汁の組み合わせもお勧めです。
カリウムの量も大根の2倍になりますので、塩分を気にしている人には最適な組み合わせになります。
大根の葉を味噌汁にすると、大根の根の部分以上に、食物繊維やビタミンC、ビタミンAを摂ることができます。
ビタミンAは目の疲労回復だけでなく、成長促進の効果もあると言われていますので、子どもたちにもたくさん食べさせてあげて下さい。
大根の葉と大根、油揚げの味噌汁はアンチエイジングのビタミンCだけでなく、たんぱく質やカルシウムを摂ることもできるため、血流を良くして肌のターンオーバーにも効果的です。
大根を購入する時は、ぜひ葉付き大根を探してみましょう。
大根を味噌汁の具にするときの組み合わせによる切り方
大根は色々な具に合わせて味噌汁にすることができますが、組み合わせの具に合わせて、切り方も色々と変えることができます。
大根の代表的な切り方は、「ふろふき大根」や煮物、おでんの「輪切り」ですが、輪切りは厚いため、味噌汁には向きませんね。
それ以外では、拍子木切り・短冊切り・千切り・いちょう切りといった切り方をします。
野菜の切り方にはこのほかに、半月切りやみじん切り、・小口切・角切りといった切り方もありますが、大根の味噌汁にはあまり使いませんね。
大根の味噌汁で、豚肉や鶏肉といったしっかりとした具と合わせる時は、拍子木切りやいちょう切りをすることがよくあります。
簡単に火が通る豆腐や長ネギと一緒に合わせる時は、大根にもできるだけ早めに火を通したいので、千切りや薄めの短冊切りをすることがありますね。
大根の切り方は、他の味噌汁の具との組み合わせで変えるというのも大切です。
切り方一つで、味噌汁の具の見た目も味わいも違ってきます。
他にも里芋やにんじんと合わせる時は、具の大きさを合わせて切るというのも大切ですね。
半生の大根の味噌汁はあまりおいしくありません。
しっかりと一緒に入れる具に合わせて、大根の切り方や切る厚さや大きさも変えましょう。
大根を入れた郷土料理になっている味噌汁
冬の大根を使った味噌汁といえば、具だくさんの豚汁やけんちん汁・さつま汁ですね。
大根・じゃがいも(里芋)・白菜・にんじん・長ネギ・ごぼう・豆腐や油揚げ・豚肉・鶏肉を適度な大きさに切って、煮込んで味噌を入れるだけです。
具だくさん味噌汁は、簡単に作れるのに、たくさんの野菜や肉を使うため、他のおかずがなくても十分お腹がいっぱいになります。
家にある残り野菜を、適量入れて切って煮込むだけです。
そのため、昔から豚汁やさつま汁に似た郷土料理がたくさんあります。
味噌汁の具として大根に組み合わせて色々な野菜を入れていくうちに、津軽の「けの汁」になったり、奈良県の「粕汁」石川県の「めった汁」という料理で昔から食べられています。
鹿児島県のさつま汁は、大根やごぼう、いもの他に鶏肉を入れます。
石川県のめった汁は、関東でいう豚汁のことです。
豚汁は家庭でも作られますが、アウトドアでも作りやすいため、バーベキューや仲間でのイベント、炊き出しなどで作られる簡単で美味しい味噌汁です。
盛り付けた豚汁に、ハリ生姜を乗せると、さらに身体の中から温まります。
皆さんも、ぜひこの冬に豚汁を作って、身体を温めて下さい。
味噌汁以外にも!大根と野菜の組み合わせレシピ
冬は大きくて太い大根を安く購入することができます。
1本で味噌汁の具だけでなく、煮物や大根おろし・鍋・サラダにしても美味しいですね。
味噌汁以外で大根が美味しいのが冬野菜のサラダです。
いつもの鍋や豚汁も良いですが、冬野菜のサラダにもしてみましょう。
用意するのは白菜と大根、カイワレ大根だけです。
【材料 4人分】
・大根 10cm分くらい
・白菜 1/5個
・ごぼう 1/2本
・カイワレ大根 1パック
・焼きのり 2枚
・すりごま 大さじ2~3
・梅干し 2~3個
・胡麻ドレッシング 適量
【作り方】
①大根は皮をむいて、できるだけ細い千切りにします。
②ごぼうは皮をむき、ささがきにして茹でて、水気を切っておきます。
③白菜は3cmくらいのざく切りにします。
④焼きのりは細かくちぎります。
梅干しは種を取り、すりごま、胡麻ドレッシングと合わせます。
④大根と白菜を合わせて、上に水気を切ったささがきのごぼう、カイワレ大根と焼きのりを散らします。
⑤梅干しとすりごまを合わせた、胡麻ドレッシングをかけて出来上がりです。
味噌汁や煮物に飽きたら、他にも色々な野菜と組み合わせて作ってみてください。
具を色々組み合わせて大根の味噌汁を
美味しい大根の味噌汁の具の組み合わせは色々あります。
家の冷蔵庫に残っている野菜を使っても良し、季節に美味しい野菜を合わせても良しです。
野菜以外のものとも美味しく食べられる大根の味噌汁は、それだけで料理のレパートリーが増えたような気がします。
毎日、大根と組み合わせる具を変えて、美味しい味噌汁を作ってみましょう。