カロリーが気になる!お菓子対策はざっくり計算して意識する

大好きなお菓子をついつい食べ過ぎてしまって、あとから後悔することは、誰でも経験があるのではないでしょうか?

しかし、大好きなものを我慢するのは精神衛生上、決して良いとは言えません。

何となくお菓子のカロリーを知った上で、1日の摂取カロリーとのバランスを考えながら楽しめば、そんなにカロリーの摂り過ぎにはならないはずです。

ゲーム感覚でカロリー計算しながら、大好きなお菓子を楽しみませんか。

そもそもカロリーとは?

カロリーとは、エネルギーの単位のことを言います。

食べ物の栄養価を表すのにもカロリーを使用します。

1カロリーは、お水1グラムを1気圧の中で1度上昇させるために必要な熱量だと言われています。

人間の体も動いたり、走ったりと生活していく上で、エネルギーが絶対に必要です。

そのエネルギーを、私たち人間は食べ物から摂るのです。

しかし、生活する上で必要なカロリー以上にたくさんのカロリーを摂取すると、体はそれを蓄えてしまい、肥満へと繋がってしまいますね。

では、カロリー計算はどのように行なわれているのでしょうか。

食品それぞれに含まれる栄養素のエネルギーは、実験によってすでに明らかになっています。

そこで、それぞれの食べ物にはどのくらいの比率で栄養素が含まれているか?

ということを分析して計算をし、各食品のカロリーが決められています。

家庭科の授業で見たことのある「日本食品標準成分表」に、おおかたの食品の栄養素や、その比率、そしてカロリーが掲載されていましたね。

食品のパッケージに表示されているカロリーも、しっかり計算して表示されています。

菓子パンやお菓子のパッケージの裏面を見て、思いがけず高カロリーで驚いた経験があるという人も多いのではないでしょうか。

カロリーの高いお菓子、低いお菓子

一般的に、洋菓子は高カロリー、和菓子は低カロリーという認識がありますが、本当でしょうか?

代表的なお菓子のカロリーで比較してみましょう。

洋菓子の代表格「イチゴのショートケーキ」は約310キロカロリー。

「アップルパイ」265キロカロリー。

パイはバターが使われているので、カロリーが高くなります。

「板チョコ」266キロカロリー。

野菜を使っている「スイートポテト」でも200キロカロリーあります。

これもやはりバターの影響で高くなります。

では、和菓子のカロリーはどうでしょうか。

「練切り」で155キロカロリー、「水ようかん」は180キロカロリー。

しっかりと甘いお菓子ですが、原料が小豆やいんげん豆なので、カロリーは抑えられています。

「かりんとう」は1個85キロカロリー。

油で揚げているので、和菓子と言えども、しっかりカロリーがあります。

かりんとうを5個食べるのなら、練切り1つをじっくり味わった方が満足感もあり、カロリーも抑えられます。

何となくでもお菓子のカロリーを覚えておけば、ざっと計算して、なるべく低いカロリーのものをチョイスできます。

自分自身の意識も変わってくるので、それがダイエットに繋がるでしょう。

カロリーの計算とお菓子を食べるタイミング

ダイエットをするなら、だいたいでいいので、カロリー計算をする方が早道です。

1日中家にいる日に、たっぷりおやつを食べてゴロゴロしていたら、たくさん摂取したカロリーを消費することなく、脂肪となって蓄積されます。

しかし、朝から晩まで忙しく外で走り回るような忙しい1日ならば、多少カロリーの高いお菓子を食べても、しっかり消費できれば問題はありません。

こうして、食べたものや、食べる予定のものをざっとでいいので計算して、その上でバランスを考えてお菓子を食べれば、そんなにたくさんの脂肪が付くことはないはずです。

もうひとつ大事なことは、お菓子を食べるタイミングです。

食後に甘いものを食べたいところですが、食後の血糖値が上がっているときに、甘いものを食べてしまうと、血糖値がさらに上がり、脂肪が溜まりやすくなります。

食べるならば、食事と食事の間が一番です。

つまり「3時のおやつ」というのは、とても良い習慣なのです。

ざくっとカロリー計算をして、お菓子を食べるタイミングを考えただけで、かなりダイエットも良い方向に進むのではないでしょうか。

お菓子のカロリー計算も楽チンの時代

ダイエット中だからと言って、いつもいつも「日本食品標準成分表」を持ち歩く訳にはいきませんね。

インターネットの普及により、カロリー計算が実に簡単に手軽になりました。

スマホのアプリで、カロリー計算してくれるアプリがいろいろ出ています。

また、たとえばオリジナルのケーキやクッキーなどのお菓子を作る際にも、分量をきちんと計って、その情報を入力すれば、オリジナルケーキのカロリーが明らかになります。

市販のお菓子のカロリーを簡単に調べられるアプリもあります。

食べる前に調べれば、食べるのを控えるか、半分だけにしようかといった、見直しにも役に立ちます。

スマホにカロリー計算アプリを入れておくと、ゲーム感覚でカロリー計算ができるかもしれませんね。

楽しみながらダイエット生活ができるので、おすすめです。

健康のためにも自分に合ったアプリを探して、ストレスなく体重管理ができたらいいですね。

お菓子のカロリーは摂取分も消費計算

ダイエットは「摂取したカロリー以上に消費する」という、このシンプルな法則を続ければ、確実に効果が現れます。

お菓子のカロリー計算と同時に、消費カロリーも計算すれば、運動量も増えるかもしれません。

100キロカロリーの消費に必要な運動と時間を、簡単にご紹介します。

分速60Mで歩くお散歩ならば、40分歩く必要があります。

ジョギングならば15分、ラジオ体操26分、水泳は100Mをクロールで約3分。

だいたいの目安ですが、食べたお菓子のカロリーを消費するのに、このくらいの運動が必要だと知れば、食べる量を減らすか、運動量を増やすか、どちらかが必要になります。

実に簡単なプラス・マイナスのカロリーの計算ですが、これができそうでできないかも知れません。

しかし、このシンプルなことを意識するだけで、お菓子を選ぶときに、少しでもカロリーの少ない方を選んだり、手作りお菓子が好きな方は、材料に工夫をしたりする意識が変わるかも知れません。

お菓子を食べる際には、一緒に楽しむ飲み物も意識して選ぶ必要があります。

例えば、コーヒーや紅茶のお砂糖を控えるとか、ジュースはあきらめるとか、そんな少しのはずのカロリーがトータルされると、随分と影響してくる場合があります。

カロリー計算を意識するようになると、それが実感できるはずです。

まずは意識を変えることが大事なことかも知れません。

低カロリーのお菓子選びのポイント

低カロリーのお菓子や食材を選ぶようにするのも大事なことです。

グラノーラのお菓子、おから、寒天、豆乳などは体にも優しくて、カロリーも低く、さらにとても大事な要素が含まれています。

それは、今話題の「GI値」です。

GI値とは、食後の血糖値の上昇度を示す指標の値を指します。

GI値が低い食品を食事前に摂ると、体に脂肪を吸収しにくくなると言われています。

最近では、食品のパッケージに「低GI食品」と表記されているものも多く目にするようになりました。

そういったお菓子を選ぶと、ダイエットに効果的であるということになります。

ただ、人間の体は千差万別です。

同じような食生活をしていても、代謝の違いがあり、太りやすい人、痩せにくい人など、いろいろな体質の人がいます。

自分の体質も理解しながらカロリーを意識して、簡単に計算しながら、食生活、お菓子生活を楽しみたいですね。

お菓子のカロリーを知って、簡単カロリー計算ダイエットはいかがでしょう

お菓子が大好きだけど太るのを気にしている人は、カロリーをざっと頭に入れて、意識しながらチョイスすることが大事です。

さらに、カロリーの摂取と消費のバランスを考えながら、プラス・マイナスの計算を意識するだけで、食生活は変化します。

また、カロリーが低くて、体にも優しいお菓子選びも大事なポイントです。

お菓子のカロリー計算をしながら、楽しい食生活を送りたいですね。