20代後半の女性の体を知ろう!カロリー摂取のポイント

20代というと、若々しく、元気に満ちた年代という印象を持つのではないでしょうか。

しかし、20代後半になると仕事等では後輩ができ、体の面では何となく体重が落ちづらくなったりなど、生活面や体調面での変化を感じはじめる方も多いでしょう。

そんな20代後半、今回は女性について、体の変化やカロリーや栄養の摂り方のポイントなどをお伝えします。

20代の女性の体とは?

20代の体とは、どのような特徴があるのでしょうか。

人の体は男女共に、10代半ばをピークに、基礎代謝が低下してきます。

基礎代謝とは、生きるために最低限必要なこと、つまり、呼吸や体温維持、心臓などの臓器の動きなどに必要なエネルギーのことです。

基礎代謝は男性と比べて女性はやや低めな傾向にあり、10代以降は低下していきます。

10代と比較すれば低下するとはいえ、20代は依然基礎代謝が高めです。

そのため、多少の無理をしても疲れにくく、また回復しやすいので、身体的にきついことも乗り切れる年代といえるのではないでしょうか。

しかし、特に女性は20代後半ころから、仕事や家庭のことなどでストレスを抱えやすい時期に差し掛かってきます。

加えて、高カロリーなものやアルコールの摂取、遅い時間の食事など、不摂生が続くと見た目に表れやすくなる年頃でもあるのです。

20代後半の女性の体に起こること

女性が女性らしい柔らかな体つきを維持したり、出産が可能な体を作ったりするために分泌されているものが、女性ホルモンです。

この女性ホルモンの分泌量は、25歳がピークといわれています。

ピークである25歳以降、20代後半~30代前半は、ホルモンの分泌が安定する時期です。

体の面を中心に考えると、ホルモン分泌が安定しすることで体力もあり、摂取したカロリーを効率よくエネルギーに変える力もある年代になります。

結婚、出産、育児にとても適した時期ともいえるでしょう。

一方、20代後半は、女性がストレスを抱えやすい年代です。

学生から社会人となり、社会人経験を数年経験して、仕事上では新人からベテランへ推移する時期です。

同時に、将来のことや結婚、出産などを現実のこととして考えはじめる頃でしょう。

さまざまなストレスはその都度解消していかないと自律神経の乱れを招き、ホルモンの分泌を乱します。

ホルモン分泌のピークにあるはずの20代後半の女性たちに、生理不順、PMS、プレ更年期、などと呼ばれる症状が増えてくるのです。

まさに、ストレスによる自律神経の乱れが引き起こしているといえるでしょう。

20代後半の女性に摂ってほしいカロリーと栄養素

女性はご存知の通り、体の構造としては子供を産むことのできる仕組みを持っています。

将来、子供を産み育てることを想定し、受胎のために必要な栄養素を、日ごろから摂る習慣を身に付けておくことをおすすめします。

それをかなえるには、バランスの良い食事を心掛けることに尽きます。

バランスの良い食事とは、摂取カロリーの内訳を見たとき、炭水化物、たんぱく質、食物繊維がそろったものです。

女性の出産時、自然分娩の場合、子供は母親の産道を通り産まれてきますから、母体の持つ腸内細菌をそのまま受け継ぐのです。

そのため、母親と子供の腸内細菌は、ほぼ同様といわれます。

ですから、母体となる女性の腸内環境を日ごろから良い状態に整えておくことで、子供も母親の健康な体質を丸ごと頂けるということになりますね。

腸内細菌を良い状態に整えるには、乳酸菌を含む食品や食物繊維の積極摂取、そして便通を整えることを強くおすすめします。

20代後半くらいの年代の女性には、便秘でお悩みの方が非常に多い印象を受けます。

排便したくなったらすぐに出せる環境づくりをして、ため込まない生活を心掛けましょう。

20代後半になったら特に気を付けたい女性のカロリー摂取

20代後半になると、代謝が徐々に低下することから、体重の変化が気になる方もいらっしゃるかもしれません。

例えば、食べる量を10代のころと同様にしていれば、当然脂肪がついてしまいます。

女性は特に、子供を産み育てる性という特徴から、体の中でも皮下脂肪が付きやすくなっています。

ボディラインの変化から、ダイエットを決心する方もいるのではないでしょうか。

しかし、女性にとって、適度な皮下脂肪は必須なものです。

やみくもにカロリー摂取量を減らすのは、かえってストレスの元になってしまいます。

むしろ、必要な栄養が不足する可能性もありますから、将来を考えるとあまり良いことがありません。

ご自身の一日の活動量を考え、カロリーをしっかりと摂りましょう。

もしもダイエットを考え食べる量を減らすのであれば、炭水化物で調整することをおすすめします。

規則正しい生活習慣は20代後半の女性の味方!

みなさんは毎日、十分な睡眠が取れているでしょうか。

睡眠はとても大切な習慣です。

特に、22~2時は、体の細胞の修復のために体が働く、ゴールデンタイムです。

睡眠するなら、この時間帯を必ず入れてほしいものです。

質の良い睡眠をとることで日中、ストレスなどによって乱された自律神経のバランスが整います。

安眠のため、パソコンやスマホの使用は、寝る2時間前くらいまでに終わらせるようにしましょう。

生活リズムを一定にする習慣を付けると、体のリズムが整います。

朝はしっかりと起きて朝日を浴び、朝食でしっかりとカロリーと栄養素を摂りましょう。

そして、女性に多い便秘予防のために、出ても出なくても、朝の排泄習慣を忘れずにしてくださいね。

夜は、スマホなどはほどほどに、ぬるめのお風呂にゆっくりと浸かるなどして、快眠できる工夫をしましょう。
特に20代後半の女性は、ゴールデンタイムを含めた睡眠の時間を確保してください。

カロリーはしっかり!そして運動!

20代後半の女性は、仕事や家庭のことで多忙です。

そして、外見は若々しいですが、徐々に体形の変化も気になる年頃ですね。

しかし、食事量を減らすことで、知らず知らずのうちに栄養不足を招くこともありますので注意が必要になります。

食事のカロリーはもちろんしっかりと摂って頂きたいのですが、主食(炭水化物)や主菜(たんぱく質)に加えて、副菜(野菜)を意識して食事をしましょうね。

腸の環境は、外見に顕著に表れます。

バランスの崩れた食事、偏った食事を続けることで便秘を招き、肌荒れなどの元になります。

体にとっての不要なものを出せずにいると、それが吹き出物や脂肪、体臭などの形で表れるのです。

腸の環境を良い状態に維持するために、もう一つ大切なことは、適度な運動の習慣です。

特に女性は男性よりも筋肉がやや少なく、排泄に必要な腹筋も弱いことが多いようです。

ウォーキングやジョギング、ヨガやストレッチ、ラジオ体操など、続けやすいものを見つけて継続してみましょう。

筋肉が増えてくると血流が良くなるので、排泄だけではなく、手足や内臓の冷えのある方にとっても良い影響を与えます。

内外ともに美人な女性を目指そう!

仕事や勉強、結婚、そして出産、育児など、20代後半の女性にとってはさまざまな生活上の変化が起こりうるときですね。

いろいろな選択を迫られる場面も多いことでしょう。

しかし、この先まだまだ長く楽しみが待っている、そんな希望に満ちた年頃なのではないでしょうか。

この先の明るい人生のためにも、体の中と外見、両方の美しさを意識して生活してみてはいかがでしょうか。