玄米は体に良いと耳にしますが、炊き方がちょっと面倒というイメージもありますよね。
しかし、慣れてしまえば実は何の問題もなく、簡単に炊けますよ。
今回は、炊飯器、土鍋、圧力鍋などを使った人気の炊き方をご紹介します。。
健康な食生活のためにも、ぜひ一度お試しください。
お手軽人気ナンバー1!炊飯器を使った玄米の炊き方
手間がかかりそうな玄米は、ご家庭にある炊飯器を使って、簡単に炊いてしまいましょう。
人気のお手軽な炊き方を、いくつかご紹介します。
▼ぬるま湯炊きがポイント
【材料】
・玄米 2合
・塩小さじ1/2
・ぬるま湯 3合分の量
【作り方】
①ボールの上に玄米を入れたざるを重ねます。
そこに、給湯のお湯を直接注いで、玄米の皮にひびが入るくらい力強く洗いましょう。
水を取り替えながら、2~3回繰り返します。
②水をよく切った玄米を炊飯器に入れ、3合分でのぬるま湯を入れたら塩を加えてください。
③すぐにスイッチを入れて炊飯してもいいですし、1時間以上浸水して炊くのでも、どちらでもOKです。
こちらのレシピでは、
・外皮にひびが入る
・ぬるま湯を使う
・塩を加える
の3つのポイントで玄米の吸水率が高まるため、簡単においしく炊けるのです。
▼玄米の1.5倍の水がポイント
【材料】
・玄米 2合
・水 550cc
【作り方】
①玄米を洗って、ざるにあけて水を切ります。
②炊飯器に玄米と水を入れて、1~4時間後にスイッチを入れ炊飯しましょう。
こちらのレシピのポイントは、水の分量です。
玄米は白に比べて吸水率が悪いため、多めに水を加えます。
基本は、玄米の分量×1.5=水の分量です。
1合は180ccですから2合だと360cc。
360×1.5=540ですからそれより10cc多く550ccにすることで、よりふっくらおいしく炊けるのです。
以上、2つのレシピに共通しているのは、玄米の吸水率をいかに高めるかがポイントです。
人気の玄米の炊き方は、より簡単に、手間をかけずに吸水率を高める工夫をしているといえますね。
玄米の炊き方で人気急上昇!びっくり炊きって何?
今、玄米で人気急上昇中なのが「びっくり炊き」と呼ばれる炊き方です。
米どころ秋田県に伝わる伝統的な炊飯方法で、炊飯中に冷水を入れます。
うどんなどを茹でている際に加える冷水、「びっくり水」に似ているため、「びっくり炊き」と呼ばれているそうです。
余計な手間をかけることなく、びっくり炊きをするだけで玄米がおいしく、ふっくら柔らかく炊けると話題になっています。
どのような炊き方なのか、ご紹介しましょう。
①玄米を軽く洗います。
②洗った玄米はすぐ鍋に入れ、1.5倍量の水を加えてください。
③蓋をして強火にかけ、吹きこぼれるようなら火を弱めます。
④15~20分後、水分がほとんどなくなり香ばしいにおいがして来たら、冷水を米の分量程度入れましょう。
⑤かき混ぜて蓋をし、さらに10~15分くらい煮立てます。
⑥途中で弱火にし、しばらくしたら火を止め、そのまま蒸らしてください。
⑦5~10分程度蒸らしたら蓋を開けて、底のほうから大きくかき混ぜて出来あがりです。
びっくり水で玄米の皮が破れるため吸水率が高まり、ふっくら柔らかく炊きあがってカサが増します。
また、土鍋はもちろん、普通の鍋で炊けるのも、びっくり炊きのメリットです。
長時間の浸水も要らず、思い立ったらすぐに出来るので、ぜひ一度お試しください。
人気の玄米の炊き方「びっくり炊き」を炊飯器で試してみた!
簡単でおいしい玄米の炊き方として人気急上昇中の「びっくり炊き」は、土鍋はもちろん普通の鍋で炊けるのが魅力です。
そこで、自宅にある炊飯器で試してみました。
①玄米を軽く洗ってよく水切りをしたら炊飯器に入れ、米の1.1倍量の水を加えます。
②炊飯器の急速コースで炊飯します。
③炊き上がったらびっくり水を米と同量分加え、全体を大きく混ぜてから再び急速コースで炊飯します。
④炊き上がったらしばらく蒸らして出来あがりです。
もちもちとしておいしい玄米に炊きあがります。
こちらのレシピでは、炊飯器の急速コースを2回使うのがポイントです。
びっくり水と圧をかけることで、ふっくら柔らかく炊けます。
炊き方自体とてもわかりやすく、シンプルですよね。
玄米を、伝統的なびっくり水+炊飯器の急速コースを2回という現代的なスタイルで炊く、画期的な炊き方といえます。
浸水無しですぐ炊ける!人気の圧力鍋を使った玄米の炊き方
浸水時間なしですぐ炊けると人気なのが、圧力鍋を使った玄米の炊き方です。
圧をかけるため、長時間水に漬けておかなくとも、もちもちに炊きあがります。
【材料】
・玄米 3合
・塩 小さじ2/3杯
・水 650cc
【作り方】
①水を何回か取り替えながら、玄米を研ぎます。
②研いだ玄米はざるにあげておきましょう。
③圧力鍋に②、水、塩を入れて蓋をし、圧力はいちばん強くして強火にかけます。
④圧がかかったら火を弱めて、30分煮立立てましょう。
⑤火を止め、圧が抜けきるまでそのまま放置し、ゆっくりと圧を抜いていきます。
⑥圧が抜けたら出来あがりです。
ふっくらもちもちな仕上がりの玄米ご飯です。
水の分量はお好みで替えて構いません。
浸水時間なしでもおいしくたけますが、炊く前に何時間か水に漬けておくと、さらにふっくらとした炊きあがりになります。
根強い人気!土鍋を使った玄米の炊き方
熱の伝わり方がゆっくりなため、内側からじんわり火が通る土鍋は保温性も高く、玄米がおいしく炊けると根強い人気を誇っています。
それではさっそく炊き方をご紹介しましょう。
【材料】
・玄米 2合
・塩 小さじ1/2杯
・水 500cc
【作り方】
①玄米を軽く洗い、浮いてきたごみを取りのぞく作業を、水を取り替えながら2~3回繰り返します。
②洗った玄米に水を入れ、6~7時間以上漬けておきます。
③浸水させた玄米をざるにあげて水を切り、土鍋に入れたら分量の水と塩を入れ優しくかき混ぜましょう。
④蓋をして中火にかけ、沸騰して来たら火を弱めて30分炊きます。
⑤蓋をとって見て水分がなくなっていれば30秒ほど一気に強火にしてから蓋をして火を止め、10分蒸らしてください。
⑥蓋をとり、鍋底から大きく全体を混ぜ合わせれば出来あがりです。
おこげがあったらそれもまた味なものです。
昔ながらの炊飯スタイルで、おいしさもひとしおな炊き方ですよ。
玄米を使った人気のアレンジレシピ
玄米はそのまま玄米ご飯としていただくのもおいしいですが、ダイエット中のかたにおすすめなのが、玄米をアレンジした料理です。
たとえば、玄米にひじきや枝豆を加えて炊いたご飯をおにぎりにしたり、豆や野菜と一緒のリゾットにすれば、お弁当として持参できます。
今回ここでご紹介するのは、玄米を使ったサラダです。
ダイエット中の朝食や夕食に、満足できる人気の一品ですよ。
【材料】
・玄米ご飯 150g
・レタス 50g
・きゅうり 1/2本
・ミニトマト 5個
・ブラックオリーブ4個
・味噌 大さじ1杯
・粒マスタード 大さじ1杯
・はちみつ 大さじ1/2杯
・酢 大さじ2杯
・オリーブオイル 大さじ1杯
【作り方】
①玄米は、上述したような炊き方で炊いておきます。
②レタスは適当にちぎり、キュウリは1cm角に切り、ミニトマトは縦に4等分にし、ブラックオリーブは薄切りにします。
③ボールに味噌、粒マスタード、はちみつ、酢、オリーブオイルを入れてよくかき混ぜます。
④ ③のボールに①、②を加えて和えます。
⑤レタスを敷いた皿に④を盛り付け、③をかけて出来上がりです。
穀物の玄米が野菜感覚でいただける、フレッシュな料理ですよ。
毎日食べたい玄米は簡単な炊き方が人気!
玄米は浸水時間を長くとり、多めの水で炊けば、ふっくらおいしく仕上がります。
朝の分は夜に、夜の分は朝にセットしておけばOkですね。
水の量も米の1.2~1.5倍にすれば大丈夫ですよ。
量るのが面倒なら、【米+1合分多い水】と覚えてください。
2合の玄米なら、米3合分の水を入れるのです。
日々の作業がルーテインになれば、ヘルシーな玄米を毎日食卓に摂り入れることができますよ。