現在は食が多様化しており、美味しくてカロリーが高い飲食物が多く存在していますね。
カロリーの高いものは太ると思われがちですが、どういった理由からそのようにいわれているのでしょうか?
また、全体的にカロリーの高い食事内容であっても、太らないための対策法は何があるのでしょうか?
この記事では、太らないためにできることをまとめてみました。
カロリーが高い飲食物の摂取で太る理由
カロリーの高い飲食物は美味しいものが数多く存在し、魅力的ですよね。
我慢できずについつい食べ過ぎて、後悔してしまうなんて経験もあるかと思います。
ダイエット中の方は、食べたいけどカロリーの高いものは太るからと敬遠しがちですよね。
このように、高カロリーのものを摂取すると太ると思っている方も多いですが、実際は少し違ってきます。
実は、摂取したカロリー量を上回る量のエネルギーを消費しなければ、残りのカロリーが脂肪へと変化し体内に蓄積されるので、その結果太ってしまうのです。
ですから、太らないようにするためには摂取したカロリーを効率よく使って消費することが大切ですね。
高カロリーの飲食物を摂取したとしても、消費できれば急激に太ることはないので無理に我慢することでもないかもしれません。
また、カロリーは脂質・糖質・たんぱく質に分類できますから、それぞれの特性をふまえてカロリーの消費を手助けしてあげる必要性があります。
次項で詳しくみていきましょう。
カロリーの種類を知ろう!太らないための対策①
同じカロリーといっても脂質・糖質・たんぱく質の3種類に分類することが可能です。
また、それぞれのカロリーを消費するためには、それぞれに合った種類の行動・運動が必要です。
ですから、それぞれのカロリー消費を促すには脂質・糖質・たんぱく質によって対策が異なります。
無理に我慢をしてカロリーの高い食べ物を一切食べないというダイエットをするのではなく、それぞれのカロリーを満遍なく摂取してバランスを考慮すれば、対策法が偏るのが原因で大変な思いをすることもありません。
また、効率的にカロリー消費を促せるでしょう。
◆脂質が消費されるときは?
栄養成分である脂質は、揚げ物などの脂っぽい食べ物を摂取することが原因で体内に蓄積されます。
他にも、体にある贅肉も脂質と呼ばれますね。
だいたい脂肪で組織されているという特徴を持つのが脂質です。
脂質の消費を促したいのならば、ゆったりとした軽めの運動を時間を十分にかけて行うのが好ましいです。
また、軽めの運動時の他にも、一定の体温を維持する際・ホルモンバランスの乱れを直す際・代謝のアップを促進する際・筋肉を使う際にも、脂質の消費を促してくれる効果が期待できます。
次項では、糖質・たんぱく質の消費を促して、太らないための対策をお伝えします。
カロリーの種類を知ろう!太らないための対策②
続いて、糖質・たんぱく質についてです。
◆糖質が消費されるときは?
糖質は、白米やパンが代表的である炭水化物に含有されています。
また、糖分を補給したくてチョコレートなどのカロリーが高めな甘いものを摂取したいときもありますよね。
糖質の消費を促したいのならば、仕事や勉強などで頭を使って脳を活性化させたり、しっかりと運動をしたりするが好ましいです。
運動は、なるべくランニングやスポーツなどの激しめのものを推奨します。
糖質を過剰摂取してしまうと、消費しきれない量は体脂肪へと変化してしまうので注意したいですね。
◆たんぱく質が消費されるときは?
たんぱく質が豊富なのは、大豆や肉が代表的だといえます。
よく筋トレなどをして体を鍛えている方が好んで食べているのがささみという印象がありませんか?
実は、たんぱく質は筋肉を形成する際に消費される栄養成分です。
そのため、筋肉量のアップを狙っている方にはピッタリな食品だといえますね。
また、たんぱく質は健康的な皮膚・髪の毛・爪・血液の形成に役立ちます。
その場合にもたんぱく質の消費は促されているのです。
以上のように、3種類のカロリーの消費を促すためにはそれぞれに合った対策をとる必要性があります。
カロリーが高いものを食べた際には、その食品に含まれている栄養素を分析することで、太らない身体作りやダイエットにも役立つでしょう。
カロリーが高い食事内容でも太らない?順番に配慮しよう①
ときには全体的にカロリーが高い食事を摂りたいこともあるかと思います。
カロリーは消費できれば太らないのでそれができれば問題はありませんが、やはりカロリーが高いと気にしてしまいがちです。
そこで、ここからは、普段の食事の時間に気をつけるべきことについてお話ししていきますね。
まずは、飲食物を摂取する順番について、2項にかけてお話ししていきます。
カロリーが高めな食事にしたとしても、摂取する順番に気をつければ太らない身体作りに役立ちます。
最初に手を付けてほしいものは、「酢の物」「汁物」です。
酢の働きで着目したいのが、糖質をゆっくりと時間をかけて体内に吸収するということです。
ですから、一番に摂取するのがおすすめの順番ですね。
また、空腹の状態の何も入っていない胃にとっては、味噌汁などの汁物を先に摂取することが望ましいです。
いきなり胃に刺激を与えないように、胃に優しい汁物を摂取しておきます。
二番目ですが、「野菜サラダ」「きのこ」「海藻」などを摂取しましょう。
これらに共通することは食物繊維が豊富であるという点です。
食物繊維は糖質の吸収をセーブしてくれる働きを持ち合わせている優れた栄養成分です。
カロリーが高い食事内容でも太らない?順番に配慮しよう②
三番目は「卵」「肉」「魚」「大豆」です。
こちらはいわゆるメイン料理ですよね。
空腹で胃に何も入っていない状態で、かつ、メイン料理を食べたいからと一番に摂取するのは避けましょう。
四番目に摂取したいのが「白米」「パン」「スパゲッティなどの麺類」です。
これらに共通する栄養成分の炭水化物には、糖質の含有量が多いのが特徴ですね。
糖質はカロリーの1種でしたね。
そして、糖質の摂取が行われると血糖値がどんどん上昇していき、脂肪がつきやすい状態になってしまいます。
つまり、血糖値の上昇と太ることは深い関係性があるのです。
そのため、他の料理を食べた後に摂取して、自然と炭水化物の摂取量を抑える工夫を施しましょう。
以上、2項に分けておすすめの食事の摂取の順番についてお伝えしました。
カロリーが高い食事内容だったとしても、食べる順番次第で結構変わってきます。
ぜひ、試してみてはいかがでしょう。
太らない体質へと導く!食事の時間にも注目
食事を摂る際に気をつけたいのは、摂取する順番だけではなく時間帯もです。
先ほども少しふれましたが、血糖値の上昇と太ることとは関わり合いが深いです。
つまり、血糖値が低下しているときが太らない体質になりやすい時間帯だといえます。
カロリーの高い・低いを気にする前に「血糖値の低下時に食事を摂る」ということを意識してみてはいかがでしょうか。
食事を摂る時間の大前提となることは毎日規則正しい時間にすることです。
血糖値が低下するおすすめな食事の時間帯は以下の通りです。
●朝ごはん 6~7時の間
●昼ごはん 10~11時の間
●夜ごはん 16~17時の間
このような時間帯に食事時間をとることが望ましいと報告されています。
毎日お勤めの方や家事や育児などで忙しい方にとってはなかなか厳しいかもしれませんが、覚えておいて損はないですよね。
ちなみに、夜食は血糖値が上昇している可能性が高いので、やはり太りやすい状態になってしまうため控えたほうが良いですね。
太らないためにできることはたくさんある!
まず、カロリーですが脂質・糖質・たんぱく質に分類でき、それぞれ違った経緯で消費が促進されていることが分かりました。
食事内容を見直して、3種類のカロリーのうちのどれかだけがずば抜けて摂取量が多くならないように配慮すれば、能率的に消費を促せるでしょう。
また、食事を摂取する順番や時間帯も意識できれば太らない体質へと変わる近道です。