わさび味噌が定番のレシピ?わさびの過剰摂取にも要注意

鼻にツーンとくる辛味や香りが特徴的で爽快感のあるわさびと、健康的なイメージでマイルドな味わいが魅力の味噌。

これらを使うレシピはさまざまですが、やはり「わさび味噌」が有名で人気がありますよね。

この記事では、わさびに期待できる効果や、わさび味噌をはじめとしたわさびと味噌を有効活用するレシピ、わさびを過剰摂取するとどうなるかについて探っていきます。

わさびに期待できる効果

今回はわさびと味噌を使うレシピをご紹介しますが、その前にふれておきたいことがあります。

それは、わさびに期待できる効果についてです。

以下にいくつかの例を挙げていきます。

◆食中毒対策

特に、暑い時期や湿度が高い時期に注意したいのが食中毒です。

食中毒は、細菌がどんどん増殖した食べ物を摂取することが原因で引き起こされてしまいます。

食中毒対策としてまず思い浮かぶのが、調理工程で加熱を行うことではないでしょうか。

また、わさびを同時摂取することも得策だと考えられています。

理由は、わさびは抗菌作用を持ち合わせている食品だからです。

◆老化防止につながる

わさびに入っているスルフィニルと呼ばれる栄養成分が、深い関係性を持っています。

これは、抗酸化物質の分泌に役立っている栄養成分で、さらにもともと細胞内に存在している抗酸化物質の働きを活発にしてくれるという効果も期待できます。

そのため、わさびの摂取は老化予防につながるといえます。

◆花粉症対策

わさびの辛味成分と抗炎症作用は、花粉症の症状を緩和させることに役立つとの報告がされています。

そのため、花粉症にお困りの方には、わさびの摂取をおすすめします。

よりわさびの効果を発揮させるために

上記のような効果がわさびには期待できます。

他にも、毒素や老廃物を流し出す効果や血行促進効果、痩せやすい体質へ導く効果などさまざまな効果が期待できる優秀な食品ですね。

健康や美容のためには、1日3gの本わさびをすりおろした状態で摂取することが好ましいです。

さらに、わさびの効果を引き出すためには、一気に摂取するのではなく、何回かに小分けにして摂取したほうが良いと考えられています。

「1日3gのわさびを何回かに分けて摂取する」ことが重要なので、ぜひ念頭に置いておきましょう。

わさびは、寿司や刺身、お茶漬け、そばなどのお供にしていただくイメージを持つ方が多いでしょう。

他にも、わさび醤油、わさび味噌、わさびドレッシングなどタレとして活用するのもひとつの手です。

わさびを有効に使ったレシピも数多く見られますから、調べてみてくださいね。

わさびのツーンとした辛味は味のアクセントともなり、よりいっそう美味しい料理にも仕上がるでしょう。

わさび味噌レシピ!キュウリにつけていただく!

わさびと味噌を活用するレシピはさまざまですが、有名なものは「わさび味噌」ではないでしょうか?

わさび味噌は野菜や魚、肉、食品につけたり、あえたり、上面に置いたり、中に入れたりととても使い勝手が良いソース、調味料となること間違いなしです。

キュウリなどの野菜の他に焼きおにぎりやうどんなどにも最適で、食欲をそそる味わいになります。

そこで、この項からはわさび味噌のレシピをお伝えします。

夏にぴったりのキュウリにつけてお召し上がりください。

【わさび味噌レシピ①】

簡単ですぐに作れる一品です。

ご飯のおかずとしても、おつまみとしても最適です。

他の野菜でも美味しくいただけるので、お好みの野菜をチョイスしてくださいね。

【材料 2人分】

・味噌 大さじ1
・生姜(すりおろし) 小さじ1
・わさび(すりおろし) 小さじ1
・キュウリ 1本

生姜やわさびはチューブタイプのものでも問題ありません。

生姜が苦手な方は、入れなくても美味しいタレに仕上がります。

味噌やわさびの分量はお好みで調整しましょう。

【作り方】

①冷やしたキュウリを流水でよく洗い、食べやすい大きさに切ります。

②味噌、生姜、わさびを合わせてタレを作ります。

③キュウリとタレをそれぞれ盛り付けて完成となります。

わさび味噌は焼きおにぎりにも合う!レシピのご紹介

わさび味噌の使い方は多岐にわたりますが、焼きおにぎりの味付けとして使うのもおすすめな方法でしたね。

【わさび味噌レシピ②焼きおにぎり】

わさびの辛味や香り、味噌の濃厚さがアクセントになります。

わさびが効いているので、ちょっぴり大人の味わいですね。

おにぎりなのでお弁当としても大活躍します。

こちらのレシピも簡単なので夜食にもおすすめです。

【材料 焼きおにぎり4個分】

・味噌 大さじ1
・わさび(すりおろし) 小さじ1/2
・味醂 小さじ1/2
・鰹節 お好みで調整
・砂糖 小さじ1/2
・醤油 大さじ1
・炊いたご飯 300g
・油 少々

ご飯の量に合わせて調味料の分量も変えてください。

こちらも、わさびはチューブタイプでもOKです。

【作り方】

①炊いたご飯をおにぎりの形にしましょう。

②予め、味噌、わさび、味醂、鰹節、砂糖を合わせてタレを作っておきます。

③おにぎりの表と裏に醤油を塗り広げましょう。

④フライパンに油をひき、点火します。

⑤おにぎりを重ねないように並べて、焦げ目がついてくるまで加熱します。

⑥焦げ目がついたら、おにぎりのどちらかの面だけに②のわさび味噌のタレを塗り広げます。

⑦200度で予熱済みのオーブンで加熱します。

目安はおよそ10分間ですが、様子をみて調整します。

⑧盛り付けて完成となります。

味噌汁レシピ!わさびを足して味に変化を!

前項までは、わさび味噌を有効活用するレシピをご紹介してきました。

味噌とわさびを使用するレシピはわさび味噌の他にもあります。

それは、日本の食卓に欠かせない存在となった味噌汁です。

味噌汁は具材を足して、いろいろとアレンジを楽しめますが、味がマンネリ化してしまいがちですよね。

ここでおすすめなのがわさびをプラスさせることです。

爽快感さえも感じられるわさびは隠し味としても大活躍します。

【わさびが隠し味!味噌汁レシピ】

わさびの辛味がクセになる、一風変わった味噌汁に仕上げてマンネリ化を解消しましょう。

具材はお好きなものに変えてもOKです。

【材料 2人分】

・味噌 お好みで調整
・わさび お好みで調整
・大根 10cmくらい
・葱 1本
・きざみ揚げ 適量

味噌とわさびはお好みの味付けになるように、味見をしつつ調整しましょう。

【作り方】

①大根は流水でよく洗い、皮を剥いで千切りにします。

葱は細かく刻んでおきます。

②鍋に水を入れ点火し、沸騰後に大根を投入して加熱します。

③大根が透明になってきたのを確認したら、きざみ揚げも足し、一旦火を止めましょう。

④味噌を溶いていきます。

鍋の煮汁をお玉ですくい、そこで味噌を全て溶き、鍋に戻し入れます。

⑤点火し、沸騰直前で火を止めます。

⑥器に入れ、仕上げにわさびと刻んだ葱もプラスして完成となります。

わさびの過剰摂取はしないように!

上記では、わさび味噌のレシピの他にも味噌汁の隠し味としてわさびを足す方法をお伝えしましたが参考になりましたか?

わさびと味噌の相性はとても良いので、ぜひ試してみてくださいね。

しかし、ここで注意したいのはわさびの過剰摂取です。

適量を摂取しているだけでしたら、さほど問題にはなりにくいですが、あまりにも多く摂取しすぎるのは考えものです。

なぜなら、わさびの過剰摂取は吐き気や嘔吐、下痢、胃の痛みなどの症状を引き起こす原因ともなりえるからです。

さらに、味覚障害になってしまうケースもあります。

味覚障害は糖分や塩分を通常の範囲を超えて摂取してしまうことにもつながり、糖尿病や高血圧の要因ともなりえるので、注意が必要ですね。

くれぐれも、わさびの過剰摂取はしないように気をつけましょう。

わさびの過剰摂取に注意しつつ、わさび料理を楽しむ

わさびと味噌を活用するレシピとして有名なわさび味噌は、野菜や魚、肉、お米や麺類にもピッタリなタレです。

あえる・つける・添えるなどの多岐にわたる使い方ができ、便利な調味料のひとつだといえますよね。

健康や美容のためを思うとわさびは摂取したいものですが、過剰摂取は体の不調を引き起こす原因ともなりえますから、注意が必要です。

わさびの分量にも配慮しつつ摂取することが理想的ですね。