美味しい味噌味の野菜炒め作りたい!注意点とレシピのご紹介

野菜炒めはさまざまな味付けで作ることができますが、今回着目したいのが味噌味の野菜炒めです。

野菜のシャキシャキとした食感が味わえて、濃厚な味噌の味が染み込んだ野菜炒めは格段に美味しいですよね。

そこで、この記事では味噌が持つ効能や野菜炒めを美味しく作るためのポイント、おすすめのレシピをご紹介していきます。

味噌が持ち合わせている効能とは?

こちらの記事では味噌で味付けする野菜炒めのレシピをご紹介しますが、まずは味噌の効能について知っておきましょう。

味噌には以下のような効果が期待できます。

◆高血圧対策

この効果は、味噌の原料である大豆に内包されているメラノイジンやたんぱく質の作用が関係しています。

それらは血圧が上がるのを抑制する役割があり、結果的に高血圧対策につながります。

◆健康的な腸内環境を作ることにつながる

これは、味噌に内包されているオリゴ糖の働きが深い関わり合いを持っています。

オリゴ糖はビフィズス菌、善玉菌の数を増加させるのと同時に大腸菌の繁殖を予防する効果を持ち合わせています。

ですから、健康的で丈夫な腸内環境を作り上げることに寄与するのがオリゴ糖です。

◆乳癌や胃癌などの対策に役立つ

味噌の褐色色素は先ほども挙げたメラノイジンというものですが、それには抗酸化作用があるといわれていて乳癌や胃癌の発症を抑制するのに役立つと報告されています。

特に女性にとって嬉しい効果も味噌にはある!

前項で挙げた効果の他にも、味噌を摂取することで期待できる効果はまだまだ存在します。

ここでは、特に女性の方にとって嬉しい、美容に関する効果についてお話ししていきますね。

◆老化の予防

私たちの身体は、細胞の酸化が進むとどんどん老化が促進されてしまいます。

味噌に含まれるビタミンEは細胞が酸化することを抑制する作用を持ち合わせているので、アンチエイジングに有効な栄養成分だといえます。

しかも、ビタミンEの作用はこれだけにとどまりません。

血液循環を良くしてくれるので、血行不良の改善にも役立ちます。

その結果、肩こりや冷え性の緩和や動脈硬化などといった病気の対策にも最適だといわれています。

◆キレイな肌を保つ効果

この効果は、味噌に内包されているリノール酸が関係してきます。

リノール酸は、メラニンの形成の予防をしてくれる作用を持ち、シミ、そばかすなどの肌トラブルから守ってくれる重要な栄養成分です。

さらに、弾力性のある肌質へと導いてくれたり、炎症の緩和を促してくれるという効果も期待できます。

2項にわたって、味噌の効能についてふれましたが、いかがでしたか?

次項では、レシピに応用できるような、味噌味の野菜炒めを作るコツについてお話しします。

レシピに生かす!味噌味の野菜炒めを美味しく作るためのポイント①

ここからは、実際にレシピに応用できるような、より美味しい味噌味の野菜炒めを作るためのポイントをお伝えしていきます。

少しのことに配慮するだけで、普段の手料理がワンランクアップするでしょう。

●具材の大きさは均等に

具材を加熱する際に、熱の通り具合がバラバラになってしまうことを防ぐために、意識したいポイントがこれです。

具材ごとの大きさが均等になるようにカットして、全体的に火の通り具合が同じになるようにします。

●下処理をしっかりする

野菜炒めを作る際に注意したいのが、下処理をきちんと行うということです。

少し手間がかかりますし、面倒に思ってしまう方もいるでしょうが、正しい下処理を行わないと野菜が水っぽくなりすぎてしまう原因にもなります。

以下に例を挙げていきます。

・キャベツ、人参は切ったら電子レンジで温める。(目安は600Wで2分間ほど)

・もやしは水に浸しておく。

ご自身が使う野菜の正しい下処理の仕方を調べて、レシピに生かしてみましょう。

レシピに生かす!味噌味の野菜炒めを美味しく作るためのポイント②

上記の他にも、レシピに応用できるような味噌味の野菜炒めをさらに美味しく作るためのポイントがあります。

●火加減は「弱火」で丁寧に炒める

野菜炒めを作る際には、火加減にも注意が必要です。

野菜を焦がさない、野菜の中の水分を逃さないために強火でサッと炒めるのではなく、弱火で丁寧に加熱していくことが大事です。

これは、肉類に火を通す際にもいえることで、たんぱく質の凝固を促して縮こまった状態になることを防ぐ意味合いがあります。

シャキシャキした食感を楽しむためには、このことを念頭に置いて調理しましょう。

●肉類、野菜は分けて、順番に加熱する

加熱する順番にも気を配りましょう。

肉類で怖いのは、完全に火が通っていない状態で食べると、食中毒を発症してしまう恐れがあることですよね。

ですから、十分に加熱するために、野菜とは分けてしっかり炒めます。

肉類が完全に焼けたら、その後に野菜を加熱します。

●味噌味を染み込ませたいなら、前もって肉類に味付けをする

濃厚な味噌の味がしっかりと染み込んだ野菜炒めは絶品ですよね。

そうしたい場合には、前もって肉類と味噌を絡めておくのがおすすめです。

味噌味の野菜炒めレシピ①豚肉とたっぷり野菜の炒め物

ここからは、味噌味の野菜炒めのレシピについてご紹介していきますね。

上記でご紹介した、野菜炒めをより美味しく作るためのポイントを取り入れて調理すると、美味しさアップが見込めますので、試してみてください。

【豚肉とたっぷり野菜の炒め物レシピ】

最初は、豚肉と野菜を甘くて濃厚な味噌つけダレでいただく野菜炒めのレシピのご紹介です。

ベーシックな味付なので、初めての方はこちらのレシピにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

【材料 4人分】

☆味噌 大さじ1と1/2
・豚肉 200g
・人参 1/3本
・ナス 2本
・ピーマン 2個
☆料理酒 大さじ2
☆塩 適量
☆砂糖 小さじ1
・油 適量

【作り方】

①具材の下処理を終えたら、人参は短冊切り、ナスとピーマンは乱切り、豚肉は食べやすい大きさに均等にカットしましょう。

②予め、☆の調味料を混ぜて合わせ調味料を作っておきましょう。

味噌味を染み込ませたお肉にしたい場合には、豚肉に味噌味をつけておくためにつけダレに浸すと良いです。

③フライパンに油をひき、具材に火を通していきましょう。

最初に完全に火が通るまで豚肉を加熱し、その後に野菜を加熱します。

④つけダレを加えてしっかりとかき混ぜ、皿に盛り付けて完成です。

味噌味の野菜炒めレシピ②辛味引き立つ!ピリ辛味噌炒め

次のレシピのご紹介に移ります。

【辛味引き立つ!ピリ辛味噌炒めレシピ】

こちらの野菜炒めは、食欲をそそるピリ辛な味付けとなっているレシピです。

辛いものが食べたいときには是非作ってみてください。

【材料 4人分】

☆味噌 大さじ1
・豚肉 100g
・人参 1/2本
・葱 1本
・ニラ 1/2束
・厚揚げ 1パック
・ショウガ 適量
・ニンニク 適量
・豆板醬 適量
☆味醂 大さじ1/2
☆オイスターソース 大さじ1
☆料理酒 大さじ2
・油 適量

【作り方】

①具材の下処理を終えたら、豚肉、野菜、厚揚げを食べやすい大きさに均等にカットします。

②予め、☆の調味料を混ぜて合わせ調味料を作っておきましょう。

前もって豚肉をつけダレに浸すと味噌味が染みて良いです。

③フライパンに油をひき、まずショウガ、ニンニクを投入してから豆板醬を足します。

④最初に完全に火が通るまで豚肉を加熱し、その後に厚揚げ、野菜を加熱します。

⑤つけダレを加えて全体をかき混ぜたら、皿に盛り付けて完成です。

ポイントをおさえて美味しさアップ!

この記事では、味噌味の野菜炒めについてお話ししてきましたが参考になりましたか?

野菜炒めを作る際には、ちょっとしたポイントをおさえておけば美味しさアップにつながります。

少しの手間でワンランクアップの野菜炒めを作ることができるのならば、嬉しいですよね。

ご紹介したおすすめのレシピも参考にしてみてくださいね。