みなさんは目玉焼きを作るとき、フライパンを使っているでしょうか。
何個も作るならまだしも、一人分だと面倒ですよね。
その点、電子レンジなら簡単にできるうえ、油を使わないのでヘルシーです。
しかし、卵が途中で爆発する可能性があります。
今回は爆発しないように作るコツを中心に、アレンジメニューやおすすめの朝食メニューなども併せてご紹介します。
電子レンジで簡単!目玉焼きを作るときに注意することは?
目玉焼きは忙しいときでもササッと簡単に作れるのに、いちいちフライパンを使わなければならないのが面倒ですよね。
洗うのも結構大変です。
ところが、目玉焼きを電子レンジで作ると、小皿と電子レンジと卵しか要りませんから洗い物の手間が減ります。
しかも、油も使わないのでヘルシーです。
カロリーを気にする方にもおすすめの調理法をご紹介しましょう。
作り方はというと、小皿に卵を割り入れ電子レンジでチンするだけと、とても簡単です。
ただし一点だけ、気をつけなければならないことがあります。
それは、チンしてる間に卵が爆発してしまうことです。
電子レンジはコンロと違い、食材の中心部から加熱されていきます。
その際、電磁波による圧力が食材に加わって卵を覆う卵黄膜が破け、中の黄身が飛び散ってしまうのです。
これではせっかくの目玉焼きが台無しですよね。
では、卵が爆発しないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
電子レンジで目玉焼きを作るときに爆発しないコツとは?
電子レンジで油を使わないヘルシーな目玉焼きを作るのはとても簡単ですが、卵が爆発してしまう恐れがあります。
そこで、爆発しないコツをご紹介しましょう。
①電子レンジのワット数を低めにする
お使いの電子レンジは何ワットでしょうか。
500ワット、600ワットが一般的ですが、このワット数でチンすると、45秒~1分で卵が爆発してしまいます。
そこで、これより低めのワット数に設定してください。
200~300ワットがいいようです。
解凍モードがあれば、小皿に卵を割り入れて解凍モードを押すだけでOKです。
多少時間はかかりますが、きれいな目玉焼きができます。
②卵黄に穴を開ける
加熱により卵黄膜が破裂しないよう、あらかじめ膜に穴を開けておきましょう。
爪楊枝で黄身に数か所以上穴を開けます。
箸で穴を開けたほうが早いですが、知らないうちに膜を破いている可能性があるので、面倒でも爪楊枝で開けたほうが無難です。
ただし、慌てて刺すと爪楊枝でも膜を破いてしまうため、落ち着いてゆっくり刺しましょう。
忙しい朝でも簡単!失敗しない電子レンジ目玉焼きの裏ワザ
電子レンジで目玉焼きを作るとき、卵黄に穴を開けるのはまだしも、解凍モードでゆっくり加熱したり、ワット数を変えたりといった面倒なことはしていられません。
忙しい朝ならなおさらです。
もっと簡単に作ろうとするのであれば、レンジの加熱時間がポイントです。
小皿に卵を割り入れて穴を開けたら、まず20秒加熱してみてください。
卵に変化が無いようならさらに10秒追加加熱します。
白身が半透明になる、あるいは黄身に膜がかかったようになったら、卵は半熟状態です。
硬い感じがお好みなら、さらに5~10秒ずつ加熱してください。
お好みの硬さになるまで、様子を見ながら少しずつ加熱時間を足していくのがポイントです。
油断して一気に加熱時間を増やすと爆発するので、できるだけ少しずつ加えていきましょう。
こうしてお使いの電子レンジでの最適な時間を見つけてください。
最適な時間がわかれば、次回からはその時間で設定できます。
卵を割り入れる前に小皿を水で濡らしておくと、できあがったときにツルリと取り出せます。
また、ラップをかけて加熱すると熱が均一に行きわたるため、黄身と白身が均等に加熱されます。
同じ理由で、ターンテーブルタイプの電子レンジでは、真ん中ではなく周りに皿を置いた方が効率よく加熱されるのです。
電子レンで目玉焼きを作るときに知っておきたい卵の性質
電子レンジで目玉焼きを作る際、先に白身が凝固しはじめ、黄身はなかなか固まらないものです。
そのため、何回も加熱を繰り返すと今度は突然ボンッと黄身が爆発してしまい、うまくいかなかったというかたは多いのではないでしょうか。
実は、黄身と白身の性質の簡単な違いを知っておくことで解決できます。
白身は熱を加えると58℃で固まりはじめますが、完全に凝固するのは80℃です。
一方、黄身は68℃で固まりはじめ、70℃で完全に固まります。
つまり、白身は先に固まりはじめても、完全に固まるまで時間がかかるのに対し、黄身は固まりはじめるのが遅いうえに、固まりはじめたらあっという間に完全凝固してしまうのです。
黄身がなかなか固まらないと思って何回も加熱を繰り返すうちに、白身はまだ半熟なのに黄身はパッサパサになっているということがよくあるのも、こういった違いから来ているのです。
黄身は固まり出したら早いという性質を十分理解し、時間を調整するのがポイントでしょう。
お弁当にも簡単!電子レンジ目玉焼きでさまざまなアレンジメニュー
電子レンジで作る目玉焼きは簡単にできるため、お弁当のおかずとしてもおすすめです。
シリコン製のカップに塩を少し入れ、卵をそっと割り入れたら卵黄に穴を開けてラップをふわっとかけ、電子レンジで加熱します。
できあがったらカップごとそのままお弁当に入れてOKです。
茹でブロッコリーやプチトマト、ソーセージやハムと一緒にチンすると、栄養も彩りも豊かでボリュームのあるおかずになります。
小皿で作った目玉焼きは取り出して、ハヤシライスやカレーライス、焼きそばにのせるとおいしいですよ。
丼にごはんを入れ、ハンバーグと共にのせれば簡単ロコモコ丼にもなります。
また、オクラや納豆、とろろと一緒に半熟の目玉焼きをのせれば、夏の栄養満点なヘルシーネバトロ丼のできあがりです。
一人分の目玉焼きを作るのであれば、いちいちフライパンを取り出すより電子レンジの方が重宝します。
さまざまなアイデアで、目玉焼きを使ったアレンジメニューを広げてみてください。
忙しい朝食におすすめ!電子レンジを使った目玉焼きレシピ
朝は何かと忙しいもの。
朝食作りもできるだけ簡単にしたいですよね。
そこでおすすめなのが、おいしくて栄養も摂れる目玉焼きです。
今回ご紹介するのは、食パンと目玉焼きを合体させた目玉焼きトーストです。
【材料 一人前】
・食パン 6枚切り1枚
・卵 1個
・マヨネーズ 適量
・塩コショウ 適量
【作り方】
①食パンの縁に、マヨネーズをぐるりと1周搾り出します。
②食パンの真ん中にそっと卵を割り入れ、塩コショウをふります。
③皿に②をのせ、電子レンジで30秒加熱します。
④オーブントースターにアルミホイルを敷き、その上に③をそっとのせて、様子を見ながら6分以上加熱したらできあがりです。
パンの縁のマヨネーズが少し焦げたほうがおいしいですよ。
最初に卵を電子レンジで加熱するのは固まらせるためではなく、トーストしたときに卵がいい具合に焼けるようにするためです。
この目玉焼きトーストにコーヒーを添えれば立派な朝食のできあがりです。
さらにサラダやインスタントスープを加えれば栄養的にも完璧ですよ。
様子を見ながら少しずつ加熱
電子レンジを使うと目玉焼きが簡単にできます。
ただし、必ず卵黄に穴を開け、低めのワット数で、様子を見ながら加熱時間を加えていくのが破裂させないように注意しましょう。
洗い物の手間が減り、油を使わないヘルシーな目玉焼きができあがります。
お弁当のおかずにしたり、ハンバーグや焼きそば、カレーのトッピングにも使えて便利です。
一人分の目玉焼きなら、ぜひ一度電子レンジで試してみてくださいね。