電子レンジで目玉焼きがつくれるってご存知ですか。
ちょっとしたコツを知れば、カンタンで見事な完熟目玉焼きが、あっという間にできあがるんです。
今回は爆発しない作り方や、お弁当にも使えるアレンジレシピのコツなどをご紹介したいと思います。
電子レンジで爆発させずに完熟の目玉焼きをつくるレシピ
目玉焼きをフライパンでつくると、白身の縁は焦げ付くわりに黄身は生っぽく、なかなかうまく焼けません。
その点、電子レンジでつくると白身と黄身が均一に加熱されて焦げ付かず、まるで絵のようにきれいな白と黄色のコントラストの目玉焼きになります。
しかし、加熱中に爆発することが多く、ひやひやしながら庫内をのぞき込み、スイッチをオフにするタイミングを見計らっているかたが多いのではないでしょうか。
そこで、爆発させずに上手く完熟の目玉焼きをつくる、基本的なレシピをご紹介いたします。
①平らなお皿、もしくは耐熱容器に水を張り、その上に卵をそっと割り入れます。
②爪楊枝で黄身を何か所か刺し、穴を開けます。
③ふわっとラップをかけます。
④電子レンジ500wで3分加熱します。
ポイントは、
・水の上に卵を落とすこと
・黄身に爪楊枝で穴を開けること
・ラップをふわっとかけること
の3つです。
こうすることで破裂せず、美しい目玉焼きに仕上がるのです。
ただし、加熱時間の3分はレンジや卵の大きさにより異なります。
何回か試して、最適な時間を見つけてください。
黄身に穴を開けないで電子レンジで完熟目玉焼きをつくる方法
黄身に穴を開けた結果、中から黄身が流れ出てしまい、見た目がきれいではない目玉焼きになってしまったことがありませんか。
爪楊枝で穴を開けるのは意外に難しく、力を入れすぎると穴が大きくなって、中身が出てきてしまうのです。
穴開けのコツは、そっと慎重に爪楊枝を刺すことです。
しかし、忙しい朝などは慌ててズブズブ刺しがちです。
そこで、穴を開けずとも完熟目玉焼きができる方法をお話しします。
①軽く濡らしたお皿、もしくは耐熱容器に卵を割り入れます。
②そのまま電子レンジに入れます。
③解凍モードで加熱、もしくは弱(200w)で1分半~3分加熱します。
500wで普通に加熱せず、解凍モードを使うことで弱めに加熱するため、ラップも必要としません。
弱は解凍モードより強く加熱するため、まず1分半加熱し、様子を見ながら徐々に時間を増やすようにしてください。
目安としては1分半で半熟になるので、完熟にしたいなら2分以上は必要です。
食べるときは予め容器を濡らしてあるため、ツルリと取り出せ便利です。
しかもフライパンでつくるのと違い油を使わず、後片付けもラクです。
ぜひお試しください。
どうして電子レンジで目玉焼きをつくると爆発するのか
フライパンでは爆発しないのに、どうして電子レンジで完熟目玉焼きをつくると爆発してしまうのでしょうか。
電子レンジでは電磁波が食品の内部から熱を加えていくため、食品の真ん中から外側に向かって温まっていきます。
卵の黄身も内側から外側に向かって加熱されていきますが、その過程で圧力が高まっていきます。
黄身は卵黄膜という膜で覆われていて、圧力がどんどん高まると、この膜が耐え切れずに破裂してしまうのです。
その結果、卵が爆発したように見えるのです。
卵黄膜が破裂しないようにするには、圧力を急激に上げないことです。
すなわち解凍モードで弱めに加熱すれば、急激な温度上昇を抑えられるのです。
また、電磁波は食品内部の水分を振動させて、加熱します。
水を張ったうえに卵をのせたり、ラップをかけたりすることで、水分の放熱が均等に行きわたり、過度な温度上昇による圧力の膨張が抑えられます。
黄身に爪楊枝で穴を開けるのも、卵黄膜に予め隙間を入れることで破裂を予防しています。
こうした裏ワザが卵の爆発を防ぎ、きれいな目玉焼きに仕上げているのです。
電子レンジで時短カンタン完熟目玉焼きレシピ
洗い物が減ってヘルシーとはいえ、目玉焼き1個つくるのに3分もかけていられないというかたもいますよね。
電子レンジを使ってもっとカンタンに、すぐに目玉焼きがつくれないでしょうか。
ご紹介するのは1分半で完熟目玉焼きが作れるレシピです。
①小皿をサッと水で濡らし、卵を割り入れます。
②爪楊枝で白身を10か所、黄身の真ん中を1か所刺します。
③ふわっとラップをかけます。
④電子レンジ500wで1分半加熱します。
⑤縁を爪楊枝で剥がしてできあがり。
これなら朝の忙しい時でもパパッとできますよね。
潰してマヨネーズとあえ、食パンに挟めば卵サンドのできあがりです。
卵をゆでてつくるより、はるかに時短です。
丼にのせて、冷凍ハンバーグを解凍して一緒にのせればロコモコ丼ができます。
休日の子どもの昼食にぴったりですよね。
電子レンジでつくる目玉焼きを覚えてしまえば、さまざまなアレンジ料理が可能です。
いろいろ試して、料理に合った最適な加熱時間を見つけてください。
お弁当にも!電子レンジ目玉焼きのアレンジいろいろレシピ
お弁当に卵を使ったおかずは定番ですよね。
お弁当に入れられる目玉焼きアレンジもあります。
100円ショップで売っているようなシリコン製のカップに卵を割り入れ、爪楊枝で黄身に穴を開け、電子レンジで加熱すれば、お弁当にそのまま入れられる目玉焼きになります。
粉チーズを振ったり、刻んだベーコンを入れて加熱すればボリュームが出ます。
野菜が足りなければ、トマトや茹でブロッコリーを入れると、バランスがとれるうえ彩りも鮮やかです。
できあがったらケチャップをつけてもいいですね。
また、忙しい朝食にも電子レンジ目玉焼きは大活躍します。
完熟ならゆで卵のような感覚で使えますから、トーストした食パンやベーグルにのせていただきましょう。
一緒にハムもチンすればハムエッグになるので、そのままパンにのせられます。
もちろんご飯でもOKです。
納豆をかけたご飯に半熟の目玉焼きをのせ、混ぜていただくと最高のおいしさです。
うずらの卵でも電子レンジで目玉焼きができます。
とてもかわいらしく仕上がるので、たとえばクラッカーのトッピングなどパーティー用のアイデア料理としておすすめです。
一人暮らしにおすすめ!100円ショップの電子レンジ目玉焼きグッズ
一人暮らしのかたが目玉焼きをつくるなら、フライパンより電子レンジがおすすめです。
洗いものが減るうえ、油を使わずヘルシーだからです。
手頃なお皿や耐熱容器が無ければ、100円ショップにグッズが売っています。
電子レンジで目玉焼きや卵丼ができる容器で、作り方もパッケージに載っています。
黄身に爪楊枝で穴を開け、フタをして電子レンジ500wで約2分、600wで約1分40秒加熱します。
できあがりは完熟です。
潰してマヨネーズや塩コショウをかけていただくのがおすすめです。
加熱時間をこれより短くすれば半熟にもなりますし、後片付けもとてもラクです。
オーブントースターでパンを焼いている間に電子レンジで目玉焼きをつくり、お湯を沸かしてコーヒーを入れれば、立派な朝食が完成します。
また、同じ容器でかつおだしや醤油、みりんと共にスライスした玉ねぎやしいたけなどを入れ、溶き卵でまとめて電子レンジで3分ほど加熱すれば卵丼の具ができます。
丼に盛ったご飯にかければ夕食の完成です。
一つ持っておくと便利な品です。
カンタン時間ヘルシーな電子レンジの目玉焼きを利用して!
いかがでしょうか。
電子レンジでつくる目玉焼きは、コツさえつかめばカンタンにスピーディーにできます。
お持ちの電子レンジに合わせて最適な加熱時間がわかれば、半熟も完熟も思いのままです。
油を使わないのでヘルシーですし、洗いものもラクです。
さまざまな料理にアレンジ可能なので、ぜひ一度お試しください。