皆さんは、味噌おでんをご存知ですか?
味噌おでんとは、名古屋を中心にする愛知県のご当地おでんです。
また日本人の昔ながらの知恵が詰まった、フーパーフードの味噌を使用した美味しいおでんです。
こちらでは、味噌おでんとは何か、また具にこんにゃくを使った5つのレシピをご紹介致します。
皆さん是非参考にしてみてください。
愛知名物、味噌おでんとは
愛知県のご当地料理で、意外に知られていないのが味噌おでんです。
味噌おでんとは、名古屋を中心に食べられている八丁味噌をベースにした、だしのおでんです。
また、味噌のだし汁ではなく具を湯で茹でた後、味噌だれをつけて食べるのも味噌おでんとされています。
愛知県では、味噌だしで煮込む料理を総称して「どて」「どて煮」と呼ぶことがあります。
そのため味噌おでんも、どて煮と呼ばれることがあります。
愛知県のコンビニでは、おでんを買うと味噌だれが付いてきたりと、味噌おでんが定着していることがうかがえます。
八丁味噌をベースとした味噌だれで煮込むと、色も茶色いので、味が濃いのでは?と感じるかもしれません。
しかし味は意外にしょっぱくなく、しかも濃厚で美味しいです。
味噌おでんはこんにゃく、卵、はんぺんなどはもちろん、お好みの具を楽しめます。
美容や健康によいスーパーフードの味噌を使い、ご飯のおかずにも酒の肴にもぴったりな料理です。
また、味噌おでんの最後に残った味噌だしは、味噌カツやモツ煮にも利用できます。
お財布にやさしく、エコロジーな食べ物とも言えます。
愛知県民以外のかたも、味噌おでんを食べてみませんか。
後述では、簡単で美味しい味噌おでんのレシピをご紹介致します。
皆さん是非参考にしてみてください。
こんにゃくの田楽味噌おでんレシピ
春や秋は気候がよくなり食欲が増します。
しかし夏になると気温が高く基礎代謝が落ちてしまいますし、冬は運動不足になりがちです。
このようなことが原因で現代人は太りやすいと言えます。
通年の太るリスクで、一年中ダイエットをしているかたもいるのではないでしょうか?
そんなかたはおやつやお酒のおつまみに、簡単にできるこんにゃくの味噌おでんはいかがですか?
温かなこんにゃくは満腹感もあり、美容によいセラミドも多く含まれます。
こちらのレシピは、美肌やダイエットによい味噌も添えて、まさに美活にうってつけな料理です。
皆さん是非作ってみてください。
【材料】
・こんにゃく 1枚
◇酒(こんにゃくを茹でる用) 大さじ1
◎八丁味噌 大さじ3
◎酒 大さじ1
◎本みりん 大さじ1
◎砂糖 大さじ3
【作り方】
①こんにゃくは軽く水洗いをして6等分にし、割りばしにさします。
②鍋にこんにゃくが浸る位の水を入れます。
沸騰したら◇の酒とこんにゃくを入れ、5分位ゆでます。
③こんにゃくを茹でている間に、味噌だれを作ります。
鍋に◎の材料を入れ、水分を飛ばす様に3分ほど練りあげます。
④茹でたこんにゃくの水分を、キッチンペーパーでふき取ります。
こんにゃくを器に盛り、味噌だれをかけて完成です。
レンジ使用の簡単味噌だれレシピ
味噌おでんというと、作るのが大変そうと思われるかたもいるかもしれません。
こちらはこんにゃくと卵の味噌おでんレシピです。
味噌だれは電子レンジ使用で、簡単に作れます。
ローカロリーで美容効果もあるこんにゃくと、良質なたんぱく質が摂れる卵を使ったこちらのレシピを是非試してみてください。
【材料】
・卵 6個
・こんにゃく 1/2枚
◇酒 大さじ1
◎水 大さじ5
◎八丁味噌 大さじ2
◎砂糖 大さじ2
◎和風顆粒だし 少々
【作り方】
①鍋に水と塩を入れ、卵を加えます。
沸騰するまで、黄身が真ん中になるように箸で卵を転がします。
湯が沸騰したら、10分煮て茹で卵を作ります。
②卵が茹であがったら、たっぷりの氷が入った水にとり、卵の殻をむきます。
③こんにゃくは、好みの食べやすい大きさに切ります。
鍋にこんにゃくを入れ、浸るほどの水を入れます。
鍋を火にかけ、沸騰したら◇の酒を入れます。
5分くらい下茹でしたら、湯を切ります。
④こんにゃくを下茹でしている間に、味噌だれを作ります。
たれの材料の◎を耐熱容器に入れ、良く混ぜて電子レンジ600ワットで1分ほど加熱します。
⑤こんにゃくと卵を器に盛り、④の味噌だれをかけて完成です。
美容効果抜群!牛すじ肉&こんにゃく
続いては、牛すじ肉の味噌おでんレシピです。
牛すじ肉はあまり一般的ではない部位ですが、実はとても美容によい肉なのです。
牛すじ肉は牛のアキレス腱の部分で、腱の付いた肉です。
この牛すじ肉には、コラーゲンやエラスチンなど美容効果がある成分がたくさん含まれています。
また、コンドロイチンも多く含まれ、お肌にハリツヤや弾力を与えてくれます。
味噌おでんのこんにゃくのセラミドもあわせて摂れるので、美容・美肌に優れたレシピです。
皆さん是非作ってみてください。
【材料】
◇牛すじ肉 400g
◇大根 8cm
◇こんにゃく 1枚
◇厚揚げ 1枚
◇茹で卵 4個
◎水 700ml
◎鶏がらスープの素 大さじ1
◎八丁味噌 大さじ2
◎醤油 大さじ1
◎みりん 大さじ1
◎砂糖 大さじ1
◎酒 大さじ2
【作り方】
①鍋に水を入れて、火にかけます。
沸騰したら、牛すじ肉を加えて30分ほど煮ます。
途中アクを取り除き、火を止めます。
フタをしてからそのままゆっくり粗熱を取り、ひと口大に切って串にさします。
②大根は2cm厚さの輪切りにします。
切った大根を、電子レンジ600ワットで3分加熱します。
こんにゃくは三角形に切ります。
厚揚げは4等分に切ります。
③鍋に◎を入れて、火にかけます。
沸騰したら、下ごしらえした◇を加えます。
弱火で味がなじむまで、30分ほど煮たら完成です。
しょうがで温かなこんにゃく入りおでん
続いては、ほんのりとしょうが味のする味噌おでんのレシピです。
しょうがは体を温め、冷え性予防の効果があります。
また強い殺菌力を持つので食中毒防止になりますし、しょうがのジンゲロールで免疫力が高まり白血球が増えるため風邪予防にも役立ちます。
またしょうがのジンゲロンは、認知症の進行を遅らせる効果があります。
こんにゃくの美容効果だけでなく、しょうがの健康効果が一緒に摂れるこちらのレシピを是非試してみてください。
【材料】
●大根 1/2本
●さつま揚げ 4枚
●白こんにゃく 250g
●茹でうずらの卵 12個
◇水 1400cc
◇めんつゆ(3倍濃縮タイプ) 200cc
◎味噌 大さじ2
◎水 50cc
◎みりん 大さじ1と1/2
◎白だし 大さじ1/2
・しょうがのすりおろし 10~15g
【作り方】
①大根は2cm厚さの輪切りにし、15分ほど下茹でします。
さつま揚げは、熱湯を回しかけて油抜きします。
こんにゃくは4等分の三角形に切り、下茹でします。
②鍋に◇を入れて火にかけ、●のおでん種を加えて弱火で煮ます。
③しょうが味噌だれを作ります。
鍋に◎を入れ火にかけ、焦げ付かないようよくかき混ぜます。
沸騰したら火から下ろし、粗熱を取ります。
粗熱を取っている間に、好みの分量のすりおろししょうがを入れます。
よく混ぜ合わせたら、しょうが味噌だれのでき上がりです。
④先に煮ておいた②のおでんができ上がったら器に盛ります。
おでんに③のしょうが味噌だれをかけたら完成です。
カレー味の味噌おでんレシピ
最後は、カレー味の味噌おでんレシピです。
おでんと言うと、冬場にしか食べないイメージがありますよね。
しかしこちらはカレー味で、暑い夏の食欲増進にもぴったりなレシピです。
また、カレー粉や唐辛子パウダーで調節してお好みの辛さで食べるのもおすすめです。
【材料】
◇大根 10cm分
◇じゃがいも 2個
◇ブロッコリー 1/3株
◇ウインナソーセージ 3本
◇ちくわ 2本
◇こんにゃく 1/2枚
◇卵 3個
◇がんもどき 4個
・カレールウ(市販品) 1かけ(20g)
◎水 600cc
◎鶏がらスープの素 大さじ1と1/2
◎八丁味噌 大さじ1と1/2
【作り方】
①大根は厚さ2cmの輪切りにして、厚めに皮をむきます。
鍋に大根を入れ、かぶるくらいの水で15分下茹でしておきます。
じゃがいもは皮をむいて食べやすい大きさに切り、水にさらします。
ブロッコリーは、小房に分けます。
ソーセージは、数本切り込みを入れます。
ちくわは斜め切りにして、長さを半分にします。
②こんにゃくは、食べやすい大きさに切ります。
表面に浅く格子状の切り込みを入れ、熱湯でさっと茹でて湯を切ります。
卵は茹で卵にして、殻をむいておきます。
がんもどきは熱湯を回しかけ、油抜きします。
③鍋に◎を入れて、中火にかけます。
沸騰したら◇を入れて、じゃがいもが柔らかくなるまで煮ます。
④じゃがいもが煮えたらいったん火を止め、カレールウをおでん汁に入れます。
カレールウが溶けたら再び火をつけ、沸騰するまで煮て完成です。
美容健康にぴったりなご当地料理
こちらでは5つの味噌おでんのレシピをご紹介致しました。
皆さんご覧になっていかがでしたか?
意外な健康効果のある愛知の味噌おでんを、早速作ってみたくなったかたもいるのではないでしょうか。
こちらでは具の種類が少ない簡単に作れるものから、飽きがこない通年食べられる味噌おでんのレシピをご紹介致しました。
皆さん是非作ってみてください。