数年前から味噌玉という言葉を耳にする機会が多くなりました。
今ではすっかり人気になった味噌玉です。
味噌玉さえあれば、日本人に欠かせない味噌汁を朝の忙しい時でも簡単に作れます。
そして自宅だけでなく、外出先でもお湯と味噌玉だけで、自家製のお味噌汁が飲めますよ。
そこで今回は、便利な味噌玉の人気の理由や、味噌玉を使ったレシピをご紹介します。
味噌玉の基本のレシピ
日本人なら誰もが好きなお味噌汁。
作り方は好きな具材を出し汁で煮て、味噌を溶いて出来上がりと、簡単に作る事が出来ます。
ですが、朝の忙しい時などはゆっくり作ることが出来ないこともありますよね。
そこで、人気沸騰中の味噌玉の出番です。
まずは、味噌玉の基本のレシピについてご紹介します。
味噌玉は、味噌・出汁・お好みの乾物を混ぜ合わせます。
混ぜ合わせたものを大じ1杯ずつ分けてラップにのせ、巾着にすれば出来上がりです。
出来上がったものに、お湯150gほど入れると丁度良い濃さになります。
冷凍した場合も味噌は凍らないため、お湯を注げば解凍することなくお飲みいただけます。
味噌はお好みの種類を使い、出汁はかつおぶしや粉末・顆粒タイプの出汁を使います。
乾物は、とろろ昆布・わかめ・ねぎなどの乾燥したものを、細かくして入れます。
水分が出るものを混ぜると痛みやすくなるので、このような具材を入れた場合は、早めに使い切るようにしましょう。
かつおぶし・煮干し・乾燥しいたけなどの、旨味を出す食材を入れると、より高級な味に変わります。
レシピが豊富な味噌玉は人気
味噌玉は時間がないかたには人気ですが、時間に余裕がある人は作る必要がないと感じるかたもいらっしゃるかもしれません。
しかし、味噌玉が人気な理由は手軽さだけではありません。
おすすめする理由をご説明します。
手軽に味噌汁が出来るだけでなく、外出先にも味噌玉を持ち運ぶことができます。
お弁当を持っていくかたは多いですが、味噌汁などの汁物は持ち運ぶ人は少ないことでしょう。
外出先で味噌汁が飲みたくなったときは、コンビニなどにあるインスタント味噌汁を購入しているかもしれません。
ですが、毎日インスタントのものだと、添加物も気になりますし、味が自分好みでないこともあります。
味噌玉があれば、お湯と混ぜるだけで味噌汁を作れるため、簡単に持ち運ぶことが出来ます。
ご自身のお好みで、味噌汁を飲めますよ。
味噌玉のレシピも豊富にありますから、味の濃さや具材を気分で変えることが出来ます。
味に飽きることなくいろんな味を楽しめますね。
ただし、暑い時期は持ち運ぶときに注意が必要なので、保冷剤と一緒に持っていくことをおすすめします。
味噌玉の保存・持ち運びの仕方
味噌玉は簡単なレシピで、まとめて作る事が出来ます。
小分けすることで毎日一から作る必要がなくなります。
しかし、保存や持ち運びの仕方が悪いと、すべて台無しになってしまいます。
このようなことにならないように、適切な保存・持ち運びの仕方をご紹介します。
味噌玉の由来は、戦国時代の兵糧丸という携帯保存食です。
そのため、冷蔵庫で1週間・冷凍庫で1ヶ月ほど保存が可能です。
中の具材を乾燥したものだけにすれば、日持ちはさらに伸びます。
生野菜を混ぜ込んだ味噌玉を作った場合は、1週間以内に使えない場合は、すぐに冷凍庫で保管してください。
持ち運ぶ際は、ラップに包んでいる状態だ、中身が飛び出る場合もあります。
二重に包むか、タッパーに入れると安心して持ち運べますよ。
タッパーに入れておくと、そのまま味噌汁の容器としても使えます。
外出先に紙コップなどがないときなど、持っていくと便利です。
余計な容器を持ち運びたくない時は、お弁当の隙間に入れるのがおすすめです。
手軽に作れて持ち運べるだけでなく、長期保存出来るのが人気の理由の一つです。
味噌玉の人気お店ランキング
味噌玉は家庭で手軽にできますが、何度も作っているとレシピが同じになり、マンネリ化してしまいます。
そこで、味噌玉を専門的に扱っている人気のお店をご紹介します。
ぜひお店の組み合わせを参考にしてみてください。
☆九州の食卓
九州の特産品やグルメを扱ったオンラインショップです。
その中に、味噌玉の人気の火付け役になった『双美おばあちゃんの味噌玉』が、よく知られています。
自家製の麦麹と米麹で作る味噌に、大分県竹田産のねぎ、かつおぶしやいりこを合わせています。
保存料や添加物も入っていなく、すべて地元産ですので、子どもも安心して食べることができます。
☆MISOY
味噌と豆乳(SOY)を組み合わせた味噌汁専門店で、発酵食品を中心に食事を提供しています。
味噌汁専門店のため、普段見かけない組み合わせも豊富にあります
その中でも人気のある味噌玉をご紹介します。
・ほうれん草と桜えび
・とろろ昆布とオクラ
・クラムチャウダー
こちらの3種類が特に人気があります。
MISOYの味噌玉は半生タイプのため、味噌の味をしっかりと楽しむことができます。
味噌玉の人気アレンジ
味噌玉は味噌汁に使うのが一般的ですが、ほかにも便利なレシピがあります。
アレンジした使い方をして、いつもの料理をさらに美味しくすることが出来ます。
人気のアレンジを見てみましょう。
☆焼きおにぎり
味噌玉をおにぎりの上に塗り、トースターやオーブンで焼けば、簡単に焼きおにぎりが出来ます。
出汁が入っているため味も良く、乾物なども食感のアクセントになります。
味噌が焦げやすいので、火加減には注意してください。
☆煮込み料理
さばの味噌煮や味噌煮込みうどんなど、味噌で煮込む料理は多くあります。
そこに、味噌玉を入れてみましょう。
出汁が入っているため、ほかの調味料を入れて味付けする手間が省けます。
☆漬け込み料理
お肉やお魚を焼く前に、味噌やヨーグルトを塗って漬け込むと柔らかくなりますが、味噌玉を塗っても同じ効果が出ます。
ねぎなどの薬味を混ぜた味噌玉だと、肉や魚を柔らかくしつつ、臭みを消すことも出来ておすすめです。
人気の味噌玉レシピ
味噌玉は味噌汁にするだけでなく、様々な形でアレンジすることが出来ます。
人気の味噌玉を使った味噌煮込みうどんのレシピをご紹介します。
味噌玉を使うことで、手軽に美味しく仕上がりますよ。
ぜひ活用してみてください。
『味噌煮込みうどん』
【材料】
・うどん 2束
・豚コマ肉 200g
・ねぎ 1/3本
・人参 1/2本
・ごぼう 1/3本
・しめじ 1/2パック
・油揚げ 1枚
・味噌玉 大さじ5
【作り方】
①ねぎ・人参・ごぼうは斜め切りにし、しめじ・油揚げは食べやすい大きさに切ります。
②豚コマ肉を炒めたら、①を入れ一緒に炒めます。
③水(出汁でも可)をひたひたになるまで入れて、野菜が柔らかくなるまで火にかけます。
④味噌玉・うどんを加えて煮込みます。
生タイプのうどんも使えますが、下茹では不要で直接鍋に入れて煮込んでいきます。
お好みで卵を加える場合は、うどんが少し固い時に入れると、煮込みすぎてうどんが柔らかすぎるということが少なくなります。
味噌玉を入れるだけで薬味や出汁も一緒に入れることになるので、味付けの手間も減って時短になります。
いろんな場所で活躍する味噌玉
味噌玉一つあれば、お弁当や忙しい朝にも美味しい味噌汁を飲むことが出来ます。
作り方はシンプルですが、アレンジの幅も広いため、家族や自分好みに作れますよ。
季節ごとに旬の食材を入れると、それだけで季節感を味わえますね。
寒い時期は特に味噌汁が恋しくなるので、ぜひ味噌玉を活用してみてください。