玉ねぎは、和食にも洋食、中華料理にも使われている人気の野菜ですね。
玉ねぎを生のままサラダなどで食べると、独特の辛みと香りを美味しく楽しめます。
また、玉ねぎを加熱調理することで、甘さと深みが加わります。
そんな玉ねぎは健康効果も、とても高いのです。
そこで今回は、玉ねぎを使ったおすすめサラダを、いくつかご紹介します。
手軽に作れるので、ぜひ作ってみてくださいね。
サラダにしても美味しい玉ねぎの種類
玉ねぎは、料理の主役としてよりも、縁の下の力持ち的な存在で、色々な料理に合いますね。
私達の食生活にとって、とても重要で人気のある野菜と言えます。
そんな玉ねぎについて、ご紹介していきます。
玉ねぎの栽培は外国で、およそ6000年前には、行われていたと伝わっています。
玉ねぎの歴史は、とても古いのですね。
日本へは、江戸時代に長崎に伝わりました。
玉ねぎが本格的に広く栽培されるようになったのは、明治時代以降のことだそうです。
玉ねぎは主に、煮物・炒めもの・サラダ・揚げもの・スープなどに利用されます。
【玉ねぎの種類】
☆黄玉ねぎ
皮は、薄茶色です。
スーパーでよく販売されている、身近な玉ねぎのことです。
収穫後に、皮を乾燥させてから出荷されるので保存もきき、自宅でもうまく保存すれば、1~2ヶ月はもちます。
☆白玉ねぎ
別名「サラダオニオン」や「サラダ玉ねぎ」とも呼ばれています。
皮が薄くて白く、辛味が少ないのが特徴です。
実は水分が多くて柔らかく、甘味もあるので、生食向けです。
☆新玉ねぎ
2~4月頃にお店に陳列される、早生・極早生の玉ねぎのことです。
皮が薄く、実は柔らかくて辛味が少ないので、サラダなどの生食に向いています。
あまり日持ちしないのが、弱点です。
☆赤玉ねぎ
皮が赤紫色の玉ねぎです。
「紫玉ねぎ」「レッドオニオン」とも呼ばれています。
玉ねぎ独特の辛味や香りや少ないので、玉ねぎが苦手な方にもおすすめです。
シャキシャキ食感が楽しく、サラダの彩りにもよく使われています。
老若男女から人気の玉ねぎの凄い健康効果
旨み成分も多く、サラダにしても美味しい玉ねぎは、老若男女から人気がありますね。
玉ねぎを包丁で切ったことがある方は、お分かりになると思いますが、玉ねぎを切ると涙がポロポロと出ることがあります。
これは、切ったことで玉ねぎの細胞が壊れて、「硫化アリル」という物質が発生するためです。
硫化アリルには刺激臭と辛味があり、この成分が鼻や目に入ることで涙が出る現象が起こります。
この成分、人を泣かせるだけでなく、栄養面では優れた特質があるのです。
硫化アリルは、ビタミンB1の吸収率を良くし、新陳代謝を活発にして、疲労回復を早める効果があります。
さらに、血液をサラサラにする働きもあります。
そのため、脳血栓や動脈硬化予防にも効果的なのです。
そのほかにも、善玉コレステロールを増やし、体の余分な塩分を排出したり、ガンの予防効果があると言われています。
食物繊維も比較的多く含まれているので、便秘改善や下痢止めの効能も期待できます。
新鮮な玉ねぎの選び方も、知っておきましょう。
☆玉ねぎのお尻を少し押してみましょう。
固めであれば、新鮮な証拠です。
☆芽や根が出ているものは、味が落ちているので、気をつけましょう。
☆玉ねぎの皮が茶色に乾燥してツヤツヤしていて、かつ頭が固いものは、味が良い証拠です。
☆同じサイズの玉ねぎと比較して、重いものの方が味が良く、新鮮なことが多いです。
球に近い形状のものを選びましょう。
玉ねぎはダイエット食材としても人気
栄養効果も高い玉ねぎは、ダイエット食材としても人気なのです。
ここでは、ダイエット向けの玉ねぎの調理法についてご紹介します。
ダイエットには、まず脂肪を燃焼させ、血液を綺麗にしてくれる効果がある「ケルセチン」を豊富に摂取することが大切です。
コンビニやスーパーなどで「体脂肪を減らすお茶」として、少し高めの価格で販売されている「特茶」という、お茶をご存じでしょうか。
実は、この特茶にも、ケセルチンが含まれているのです。
玉ねぎの皮にはケルセチン、実にはカリウムや硫化アリルが含まれています。
玉ねぎの皮や実を使うことで、玉ねぎの栄養を余すことなく、摂取することができます。
☆玉ねぎ茶
①玉ねぎの皮を乾燥させて、ミキサーで砕きます。
②急須に、袋などで包んだ玉ねぎの皮を入れ、煎じて飲みましょう。
☆玉ねぎジュース
①玉ねぎの皮を剥ぎ、適当なサイズにカットします。
②鍋に200ccの水と、カットしておいた玉ねぎを入れます。
③玉ねぎが透き通るまで、煮込みましょう。
④りんごを4つにカットします。
⑤ミキサーに、500ccの水・玉ねぎ・りんごを入れ、スイッチオンで出来上がりです。
☆玉ねぎスープ
①玉ねぎの皮を剥ぎ、適当なサイズにカットします。
②ニンジン・キャベツも、同様にカットしましょう。
③次に、豚肉を煮込みます。
④そこに、ニンジン・キャベツ・玉ねぎを入れ、麺つゆで味付けしたら出来上がりです。
☆玉ねぎサラダ
①玉ねぎの皮を剥ぎ、適当なサイズにカットします。
②玉ねぎを薄切りにしましょう。
③器に、キャベツ・ワカメ・玉ねぎを入れ、ポン酢で味付けしたら出来上がりです。
玉ねぎ以外にもサラダに適した野菜
ここで、サラダに適している人気の野菜についても、ご紹介しておきますね。
日頃、何気なく食べているサラダは、もともとはヨーロッパで発達したものです。
その基本は、生野菜にドレッシングをかけて食べるもので、かつては生野菜に塩をかけて食べていたそうです。
そのため、サラダの語源は塩の「ソルト」からきていて、後にサラダと言われるようになったと言われています。
生野菜を食べることで、体に必要なビタミン類やミネラル類を摂取できます。
さらに、健康に良い影響を与える可能性のある「植物由来の化合物のファイトケミカル」を、ムダにすることなく、摂取することができるのです。
つまり、サラダを食べることで、体の機能が正常化され、細胞の酸化予防が可能になるのです。
野菜を基本に、肉などの他の食材を加えることで、主食に不足している栄養素を補うこともできます。
使用するドレッシングの種類を増やすことで、何通りものサラダの味を楽しめますね。
【サラダに適した野菜】
◎葉菜類:キャベツ、水菜、チンゲン菜、菜の花、パセリ、ほうれん草、三つ葉、レタス
◎茎菜類:玉ねぎ、アスパラガス、セロリ、
◎根菜類:かぶ、ごぼう、さつまいも、じゃがいも、大根、ニンジン、れんこん
◎花菜類:カリフラワー、ブロッコリー
毎日の主食とともに、上記のような野菜を使ったサラダも、一緒に食べるようにしましょう。
切って混ぜるだけ!簡単玉ねぎサラダ
ここからは、簡単に作れて人気も高い「玉ねぎを使ったサラダ」の作り方をご紹介していきます。
【玉ねぎとレタスのマリネサラダ】
【材料 4人分】
・玉ねぎ 1個
・マリネソーセージ 1パック
・レタス 1/2個
・フレンチドレッシング 1本
【作り方】
①玉ねぎをスライスして、水にさらしましょう。
②マリネソーセージを、適当な大きさにカットしましょう。
③レタスも適度なサイズにカットし、外側の少し硬い部分は千切りにしましょう。
④全ての材料をボウルに入れ、そこにフレンチドレッシングをかけて、混ぜ合わせたら完成です。
切って混ぜるだけなので、とても簡単に作ることができます。
玉ねぎを使って、ドレッシングも作ってみましょう。
【トマトの玉ねぎドレッシングサラダ】
【材料 4人分】
・玉ねぎ 大1/4個
★サラダ油 50ml
★お酢 25ml
★砂糖 小さじ2
★塩 小さじ1/2
★胡椒 少々
・トマト 大2個
【作り方】
①まず、ドレッシングを作ります。
玉ねぎ1/4個を、半分くらいまで、すりおろしましょう。
残りの半分は、シャキシャキ食感を残すために、みじん切りにします。
②玉ねぎと★の材料を全て入れて、よく混ぜたら、ドレッシングは完成です。
③トマトをお好みの太さに輪切りにします。
④トマトを食べる直前に、手作りのドレッシングをたっぷりかけて完成です。
トマトもドレッシングも、よく冷やしてから食べると、美味しさもアップします。
美味しい玉ねぎドレッシングで、トマト嫌いも克服できるかもしれません。
新玉ねぎを使った人気のサラダの作り方
最後に、新玉ねぎを使った人気のサラダの作り方をご紹介します。
新玉ねぎをより美味しく、サラダなどで生食するための、正しい切り方をマスターしておきましょう。
ポイントは「繊維を断ち切るように切る」ということです。
新玉ねぎを切るときは、まず上部を切って、薄皮を剥きます。
次に、縦半分に割りましょう。
V字に包丁を入れ、芯を取ったら、繊維の筋に対して、直角に包丁を入れてスライスしましょう。
このやり方をするだけで、玉ねぎの辛味成分が抜けやすくなり、食べやすくなります。
このレシピのように、流水で洗うだけも辛味が少なくなります。
【辛くない新玉ねぎのサラダ】
【材料】
・新玉ねぎ 3個(小)
・野菜付け合わせ(レタス、パプリカ) 適量
・白炒りゴマ 適量
【作り方】
①玉ねぎは上部を切り落とし、下部の根本も切ります。
そして、皮を剥いて洗い、縦半分にカットしましょう。
便利なスライサーを使ってもオッケーです。
②さらし袋に玉ねぎを入れ、口をねじって、手に持ったまま流水で洗います。
このときに、ボウルに水を入れ、袋ごと流水で、軽く揉み洗いしましょう。
さらし袋がない場合は、二重になってるガーゼのハンカチで代用しましょう。
③さらし袋ごと、玉ねぎの水気を絞ります。
力強く絞らないように、気をつけましょう。
④器にふんわり盛り付けて、お好みのドレッシングをかけて完成です。
シンプルに、花鰹と醤油をかけて食べても美味しいですよ。
玉ねぎをサラダで食べる場合は栄養分を損なわないように
玉ねぎの栄養成分は、血液をサラサラにする、抗酸化作用、生活習慣病の予防にも効果的と言われています。
玉ねぎの辛味は、スライスしてから水にさらすことで和らぐので、サラダに使う際はやってみてください。
ただし、水にさらすことで、せっかくの栄養分が溶け出てしまうので、手早く行うようにしましょう。