関西というと、お好み焼きをイメージする人も多いです。
そんなお好み焼きですが、関西人ではなくても、自宅で作って食べることはありますよね。
美味しいお好み焼きを食べたいなら、欠かせないのが、小麦粉と水の割合です。
その割合と、美味しいお好み焼きレシピ3選をご紹介します。
お好み焼きの小麦粉と水の割合
美味しいお好み焼きを作る上で欠かせないのが、小麦粉と水の割合です。
この割合も「関西風」と「広島風」で違いがあります。
簡単な作り方と一緒に、その割合をみてみましょう。
<関西風>
キャベツは粗く、みじん切りにします。
小麦粉(生地となる粉物)は、使うキャベツの1/2以下の量です。
また、卵は少なめにするのが、関西風のポイントです。
そして、お水は小麦粉と同量、もしくは1.5倍以内の量です。
<広島風>
キャベツをみじん切りにします。
キャベツの量は多めです。
小麦粉などの粉物が100gだとすると、それに対し、お水は200ccです。
広島風の生地は、薄く伸ばすので、お水の量が多めなのがポイントです。
粉物とお水を混ぜる時は、ダマにならないように、しっかりと混ぜることが重要です。
ちなみに、粉をお水で溶くのではなくてダシで溶くと、より広島風に近づき、美味しいです。
また、お好み焼きに使う、紅しょうがの汁などを入れるのもおすすめです。
汁は捨ててしまうことがほとんどですが、これなら汁も余すことなく使えますね。
美味しい生地の作り方~小麦粉と水の分量が重要~
お好み焼きを作る時に、最も重要なことは何かご存知でしょうか。
鉄板を準備することでもなく、高級な材料を使うことでもありません。
最も重要なのは、生地です。
ただ、小麦粉と水をなんとなく入れて混ぜ合わせても、硬くなってしまったり、膨らまなかったりと、失敗したお好み焼きが完成してしまいます。
ここでは、美味しい生地の作り方をご紹介します。
【材料】~2人分~
・小麦粉(薄力粉) 100g
・ベーキングパウダー 4g
・水(だし) 140ml
・長芋 4g(小さじ1)
【作り方】
①ボウルに、小麦粉とベーキングパウダーを入れ、ダマをほぐすようにして、泡だて器でよく混ぜ合わせます。
②だしをお水に溶かしておき、数回に分けて粉を入れた①のボウルに、都度、混ぜながら加えていきます。
だまをしっかりと潰すようにして、混ぜましょう。
③生地がなめらかになったら、すりおろした長芋を加えて、混ぜて完成です。
小麦粉やお水(だし)の分量は、しっかりと守って作りましょう。
次からは、この美味しい生地を使ったお好み焼きを、3つご紹介いたします。
豚玉お好み焼きの作り方
【材料】~2人分~
・小麦粉(薄力粉) 100g
・ベーキングパウダー 4g
・水(だし) 140ml
・長芋 4g(小さじ1)
・豚ばら肉(薄切り) 2枚
・キャベツ 200g
・紅しょうが 小さじ1
・天かす 小さじ2
・卵(中) 2個
・青のり 適量
・マヨネーズ 適量
・ソース 適量
・かつお節 適量
【作り方】
①ホットプレートを230℃~240℃にセットしておきます。
ボウルに生地、粗みじん切りにしたキャベツ、粗みじん切りにした紅しょうが、天かす、卵を割り入れます。
②卵を溶き、具材をよく混ぜ合わせます。
空気を入れるようにして混ぜるのがポイントです。
③ホットプレートに②の生地を半分のせます。
厚さが1.5cm~2cmくらいになるように、生地を直径15cmに広げます。
④生地の上に豚ばら肉を1枚ずつのせて、ボウルの生地を少しだけ豚肉に薄く広げます。
ふたをして、2分間ほど焼きます。
⑤お好み焼きをひっくり返し、再度ふたをして2分焼きます。
ふたをせずに、そのまま3~4分ほど焼きます。
⑥お好み焼きをさらにひっくり返して、3~4分ほど焼きます。
トッピングをのせて完成です。
明太子マヨネーズお好み焼きの作り方
【材料】~2人分~
・小麦粉(薄力粉) 100g
・ベーキングパウダー 4g
・水(だし) 140ml
・長芋 4g(小さじ1)
・ホタテ貝柱(大) 2個
・キャベツ 200g
・紅しょうが 小さじ1
・天かす 小さじ2
・卵(中)2個
・辛子明太子 120g
・マヨネーズ 80g
・レモン汁 1/2個分
・マヨネーズ 適量
・刻みのり 適量
【作り方】
①ボウルに薄皮をとった明太子、それ以外の材料を加え、混ぜ合わせます。
②ホタテ貝柱を食べやすい大きさにカットします。
ホットプレートは、230℃~240℃にセットしておきます。
③ボウルに生地、みじん切りにしたキャベツ、ホタテ貝柱、みじん切りにした紅しょうが、天かす、卵を割り入れます。
④卵を溶き、具材をよく混ぜ合わせます。
空気を包むようにして、混ぜ合わせましょう。
⑤温めたホットプレートに、生地を乗せて、厚さ1.5cm~2cm、直径15cmに広げます。
⑥豚玉お好み焼きと同じ手順で焼きます。
⑦明太子マヨネーズをのせて、トッピングのマヨネーズと刻みのりをのせたら完成です。
ねぎたっぷりのお好み焼き
【材料】~2人分~
<生地>
・小麦粉(薄力粉) 100g
・ベーキングパウダー 4g
・水(だし) 140ml
・長芋 4g(小さじ1)
<具材>
・青ねぎ 150g~200g
・こんにゃく 60g
・牛薄切り肉 30g
・キャベツ 60g
・紅しょうが 小さじ1
・天かす 小さじ2
・卵(中) 2個
<和風ソース>
・しょうゆ 大さじ3
・みりん 大さじ2
・オイスターソース 大さじ2
・酒 少々
・サラダ油
・みりん 小さじ2
・しょうゆ 小さじ2
【作り方】
①ボウルに<和風ソース>の材料を合わせておきます。
青ねぎを小口切りにしておき、こんにゃくは5mm角、牛肉は2cmくらいの長さに切っておきます。
②ホットプレートは、230℃~240℃にセットしておきます。
鍋に油を熱して、こんにゃくを入れ、みりんとしょうゆを小さじ2ずつ入れて炒めます。
③ボウルに生地、みじん切りしたキャベツ、みじん切りした紅しょうが、天かす、卵を割り入れます。
④卵を溶き、具材をよく混ぜ合わせます。
空気を包むようにして、混ぜ合わせましょう。
⑤温めたホットプレートに、生地を乗せて、厚さ1.5cm~2cm、直径15cmに広げます。
生地の上に青ねぎ、こんにゃくをのせ、牛肉を広げてのせます。
⑥2~3分ほど焼いたら、さらに膨らむまで焼きます。
和風ソースを表面に塗って、ひっくり返して同様に焼いて、お好み焼きに和風ソースを塗ったら完成です。
小麦粉とお水の割合は重要
お好み焼きは、小麦粉や水で作る生地がとっても大切です。
生地以外の材料や食材がいくら美味しかったとしても、生地が美味しくなければ、そのお好み焼きは美味しいとは言えません。
こちらでご紹介したレシピを参考にして、水の量や小麦粉の量をきちんと計って、お好み焼きを作ってみてください。
小麦粉とお水の量を間違えてしまうと、生地が硬くなってしまったり、膨らまなかったりしてしまいます。
何度も言いますが、美味しいお好み焼きを作るためには、この割合が非常に重要なのです。
生地の作り方を守っていれば、材料などにアレンジを加えても、とっても美味しいお好み焼きを作ることができるでしょう。
また、お肉が入ったお好み焼きであれば、だしにコンソメなどを加えても、美味しい生地を作ることができます。
自宅で焼くお好み焼きが美味しいと、家族もきっと喜ぶはずです。
お好み焼きは生地が命
お好み焼きは、生地が命です。
そのため、小麦粉やお水の分量はしっかりと守らなければなりません。
自宅でお好み焼きが上手く焼けないという人の多くが、この分量で失敗しているのかもしれません。
こちらでご紹介した、生地の作り方を参考にしてみてはいかがでしょうか?