食品を大きく分けると、アルカリ性食品と酸性食品があります。
そのうち納豆を代表とした、アルカリ性食品を摂り入れることは体に良いとされています。
何故、アルカリ性食品は体に良いのでしょうか?
そして納豆以外のアルカリ性の食べ物はどんな物があるのでしょう?
納豆のアルカリ性には、驚くべき効果があります。
今回は簡単健康納豆レシピも合わせてお話します。
納豆を代表するアルカリ性食品とは
簡単に説明すると、食品に含まれるミネラルが酸性かアルカリ性かで判断します。
ミネラルは16種類あり、体にとってなくてはならない栄養素です。
そのうちリンや硫黄を含む食べ物は酸性です。
そしてナトリウムやカリウム、カルシウムやマグネシウムを含む食べ物が、アルカリ性となります。
ですから、この後者のミネラルが豊富な食品がアルカリ性食品と言えます。
ミネラルの種類を見比べるとアルカリ性の食べ物の方が健康に良いと感じませんか?
野菜や果物、大豆や海藻類はアルカリ性食品です。
アルカリ性食品は、病を治す特効薬と言われています。
反対に、肉や穀類や砂糖やお米等の酸性食品は、食べ過ぎると体内に毒が溜まり、血液がドロドロになってしまうと言われています。
簡単に、納豆等の大豆食品のアルカリ性とお肉等の酸性食品で分類するだけでも、酸性食品である食べ物を摂りすぎては体に良くないと一目瞭然です。
納豆等のアルカリ性食品の効果
人間の体液は、弱アルカリ性と言われています。
その体液が酸性の方向に向かう時に、風邪や病気になりやすいと言われています。
ストレスや寝不足等の疲労で、身体が酸性の方向に傾いてしまいます。
そこで弱アルカリ性を保とうと、酸性食品を避け、納豆等のアルカリ性食品だけを食べても体内がアルカリ性になって健康になれるかと言うとそんなことはありません。
納豆がアルカリ性食品だから体に良いと言うだけの知識はもう古い知識です。
つまり体内に吸収される食べ物を、こっちはアルカリ性食品、こちらは酸性食品と分けるのに意味がないのです。
どちらも身体に必要なものです。
バランスが大切なのです。
しかし、ステーキや焼き肉、スナック菓子やアイスクリームといった高たんぱく、高脂肪に偏りがちな食生活では、身体が悲鳴をあげてしまいます。
そのため、アルカリ性食品でバランスを保つことが生活習慣病の改善に効果的だと言われているのです。
たんぱく質や脂質も人間の体には大切な栄養素です。
やはり酸性食品、アルカリ性食品にこだわらずにバランスの良い食生活を心がけていきましょう。
納豆等のアルカリ性食品はダイエットに効果あり
現在、アメリカのセレブの間で流行っているダイエットがあります。
それはアルカリ性食品ダイエットです。
アルカリ性食品の代表食材を紹介します。
★野菜
★果物
★海藻
★キノコ類
★大豆
★オリーブオイル
です。
納豆等の大豆食品や野菜を中心に主食として、アルカリ性食品を食べるダイエット方法です。
これはアルカリ性食品と酸性食品を7:3の割合で食べます。
さらにダイエット中は、ミネラルウォーターをしっかり飲んでください。
また、以下の食品はなるべく避けてください。
■炭酸飲料
■牛肉
■揚げ物
■上白糖
■お酒
■カフェイン
です。
朝は、納豆に味噌汁とサラダに焼き海苔にする等、意識してアルカリ性食品を摂ることがダイエットに繋がります。
アルカリ性食品ダイエットは、納豆等の大豆食品を中心にして、無理をしないで続けられる利点があります。
食べてはいけない物がなく、酸性食品を少な目にして、意識してバランス良くアルカリ性食品を食べること、ただそれだけです。
色々なダイエットに失敗した人も、アルカリ性食品ダイエットなら無理なく続けられるのではないでしょうか?
納豆とアルカリ性食品のメリット
納豆の驚くべき効果は、アルカリ性食品に共通しています。
また、納豆の効果はイコールアルカリ性ダイエットの効果でもあります。
まず、納豆には身体に必要な栄養がバランスよく含まれています。
朝に食べる納豆で、ほとんどの栄養が摂れるとまで言います。
そして、納豆菌が腸の調子を整え、お肌を健康に保ちます。
さらに納豆等のアルカリ性食品は、ダイエットしながら疲労を回復する効果があります。
納豆は、豊富なビタミンB群により、細胞の成長や再生の促進が期待できます。
目の回復や肌荒れやニキビに効果があり、ナットウキナーゼが、血液をさらさらにしてくれます。
さらには納豆は食物繊維が豊富なので、腸内環境も良くしてくれるのです。
そんな納豆の大豆たんぱく質に、野菜やキノコ類と酸性食品のお肉や卵をバランス良く取り入れて、毎日の食生活を豊かにしましょう。
納豆とアルカリ性食品を使ったレシピ
納豆を使ったレシピは、色々とあります。
また、納豆は各家庭で様々な食べ方があることと思います。
ここでは、アルカリ性食品を使って、ダイエットにも良い納豆と相性が良い食品を紹介します。
まず納豆にオリーブオイルを混ぜるだけでも良いのですが、そこに玉ねぎやラッキョウを刻んで入れることで、血液をサラサラにしてくれる効果が増します。
納豆にアボカドとオリーブオイルの相性も、女性には大人気です。
アボカドはオレイン酸が豊富で、血液の循環を促して基礎代謝をあげる効果があります。さらに抗酸化作用があり、老化防止に効くビタミンEも豊富に含んでいます。
アボガドに納豆を混ぜて、そこにオリーブオイル垂らしたら、納豆タレやぽん酢、麺つゆ等で味付けするだけです。
次に納豆プラスキムチは、同じ発酵食品であり、とても相性が良いです。
刻んだネギ、胡麻油にキムチと納豆をあえるだけです。
納豆の苦手な人なら、胡麻油で納豆とキムチを炒めると納豆の臭みがとれますし、そこにアルカリ性食品のキノコ類を加えて炒めても最高です。
そして最後に私のオススメレシピをひとつ教えます。
ひじきと納豆の炊き込みごはんです。
炊飯器にお米をセットして、2合炊きならそこに納豆1パックとアルカリ性食品のひじきを入れてください。
そこに刻んだ油揚げ1枚を入れて、お水をセットした炊飯器に麺つゆを大さじ3杯位入れて炊くだけです。
とてもパワーがつく、アルカリ性食品の炊き込みごはんになります。
納豆やアルカリ性食品は痛風に悪い
アルカリ性食品と呼ばれる、海藻類は痛風に良いとされています。
しかし同じアルカリ性食品の納豆は、痛風の人は食べない方が良いと言われているのは何故でしょうか?
まず、痛風の原因は食べ物に含まれるプリン体が原因です。
実は、納豆100gに含まれるプリン体は113mgあります。
牛肉や豚肉の場合は100gに含まれるプリン体は70~90mgと言われていますから、牛肉に比べるとやはり納豆にはプリン体が多いと言えるでしょう。
しかし、納豆1パックは約50gほどなので、毎日納豆を1パック食べたとしても問題ありません。
そして、プリン体は1日400mg程度なら摂取しても良いとされています。
ですから、あまりプリン体を意識するよりも酸性食品を食べることを控えて、アルカリ性食品をなるべく摂り入れるべきです。
また、納豆等の植物性のプリン体は吸収されにくいと言われています。
納豆は、腸内細菌を整えたり、肌にもとても良いものです。
そこで、アンチエイジングをするなら、納豆はむしろ痛風でも積極的に食べるべき食材なのではないでしょうか。
納豆やアルカリ性食品だけではなくバランスの良い食生活を心がけよう
言うまでもなく、日々の食生活を気にして生活習慣を改善することが、健康リスクを避けることになります。
しかし、納豆や海藻類はアルカリ性食品で牛肉や豚肉が酸性食品であると言うことを知識として知っておくことも大切なことです。
食べ物の知識があることで意識して良い食べ物を摂り入れる手助けになるからです。
日頃のストレスや仕事の疲れで胃や腸内環境が疲れている時は、アルカリ性である納豆や海藻類やサラダを食べて、身体を休めてくださいね。