野菜を冷凍すると、どのくらいの期間保存ができるの?

みなさんは、野菜をどのように保存していますか?

常温や冷蔵庫で保存すると、すぐにダメになってしまう野菜もあります。

そんなときは、冷凍保存してみませんか?

長い期間、保存ができるだけでなく、無駄なく使い切ることができるので、節約にもつながりますよ。

冷凍保存に向かない野菜は?

全ての野菜が冷凍に向いているかと言うと、そうではありません。

★レタス

レタスの繊維が壊れてしまうので、冷凍保存には向きません。

冷蔵庫で保存する際には、芯をくり抜いて、そこに濡らしたキッチンペーパーを詰めておくと、約4日もちます。

★ジャガイモ

じゃがいもは冷凍すると、食感がボソボソになってしまいます。
一度茹でて、マッシュしてから冷凍しましょう。

1ヶ月を目安に食べ切ります。

常温で保存するときは、泥が付いたまま新聞紙で包んでおくと、酸化を防いでくれます。
ダンボールに入れて、陽の当たらない暗い場所で保管しましょう。

常温保存期間の目安は1ヶ月です。

★サツマイモ

暖かい土地で育つサツマイモも、ジャガイモと同様に、冷凍保存に向かない野菜です。

常温で保存するときは、こちらもジャガイモと同様に、泥が付いたまま新聞紙で包んで酸化を防ぎましょう。

ダンボールに入れて陽の当たらない暗い場所で保管すれば、1ヶ月保存できます。

冷凍したら早めに使い切りたい野菜

では、冷凍できる野菜を見ていきましょう。

冷凍保存期間が2~3週間と、少し短いので、早めに使いきることをオススメします。

★かぶ

葉と根を切り分けて、食べやすい大きさに切ります。
水分をふき取ったらラップで包んで、冷凍用の保存袋に入れましょう。

冷凍保存期間の目安は2週間です。

【かぶの使い切りレシピ】

かぶやベーコン、シメジなどを、ニンニクで炒めて、水とコンソメを入れます。

塩コショウ、バターで味付けをすれば、かぶスープの出来上がりです。

★大根

葉と根を切り分けて、食べやすい大きさに切ります。
水洗いをしたら、しっかりと水分を取って、冷凍用の保存袋に入れて保存します。

冷凍保存期間の目安は3週間です。

★小松菜

水洗いした後に、しっかりと水分をふき取って、冷凍用の保存袋に入れましょう。
冷凍保存期間の目安は3週間です。

【大根と小松菜の使い切りレシピ】

鶏もも肉やにんじん、里芋やこんにゃくと一緒に、具だくさんの、けんちん汁にしてみてはいかがですか。

うどんを入れても、美味しいですよ。

冷凍保存期間が1ヶ月くらいの野菜①

それでは、冷凍すると1ヶ月間という、長い期間の保存ができる野菜をご紹介していきます。

★トマト

トマトは水洗いして、ヘタを取ります。
皮はむいたり、取ったりしないで切りましょう。

冷凍用の保存袋に入れて冷凍します。

★オクラ

ヘタが付いたままのオクラに塩をふって揉み、産毛を取っていきます。

沸騰したお湯で20秒ほど茹でてから冷水にさらし、水気を切って、冷めたら容器に入れて冷凍保存します。

★玉ねぎ

玉ねぎは湿度に弱い野菜なので、冷凍での保存に向いています。

水洗いしたら、薄切りにしたり、食べやすい大きさに切ってから、しっかり水気を切っておきましょう。

冷凍用の保存袋、または、金属性の容器に乗せて保存してください。

★大葉

1枚1枚、大葉の水気を取って、トレイに乗せます。
ラップをかけて保存しましょう。

★かぼちゃ

種とわたを取って、ラップで包み、電子レンジで加熱します。
食べやすい大きさに切ったら、冷凍用の保存袋に入れて保存してください。

★にんじん

水洗いをして、食べやすい大きさに切って、水気を取りましょう。
冷凍用の保存袋に入れて保存します。

★なす

水洗いをして、食べやすい大きさに切ったら、水に10分ほど浸して、アクを抜いておきましょう。
水気を取ってから、冷凍用の保存袋に入れて保存しましょう。

冷凍保存期間が1ヶ月くらいの野菜②

★ピーマン

半分に切ってヘタを取り、水洗いしたら、しっかりと水気をふき取って、冷凍用の保存袋に入れます。

★もやし

軽くもやしを茹でて、水に10分ほど浸します。
ザルに移して水分を取ったら、チャック付きの冷凍用の保存袋に入れてください。

★キャベツ

食べやすい大きさに切って、キッチンペーパーなどで抑えながら水気を取り、冷凍用の保存袋や金属性の容器にのせて保存しましょう。

★セロリ

葉も茎も食べやすい大きさに切って、水分を拭き取ったら、ラップで包んで、冷凍用の保存袋に入れましょう。

★キュウリ

水分を多く含む野菜のキュウリは、できるだけ水気を抜く必要があります。
薄切りに切ってから、塩もみして絞り、タッパーなどに入れて保存します。

★カリフラワー

常温で保存していると、すぐ花が咲いてしまい、味も落ちるので、冷凍保存がオススメです。

カリフラワーを切り分けて、沸騰したお湯に塩を入れて、2分ほど茹でます。
しっかり水分を拭き取ったら、タッパーなどに入れましょう。

★ごぼう

水で洗いながら包丁の背を使って、皮をこそげ剥きます。

ささがきにしてから、1分ほど茹でておきましょう。
冷めたら、冷凍用の保存袋に入れて保存します。

★グリンピース

グリンピースを軽く塩茹でしてから、水気を取って、冷凍用の保存袋に入れましょう。
1ヶ月という長い期間保存ができると、助かりますね。

冷凍すると2~3ヶ月保存ができる野菜

続いて、1ヶ月以上、長い期間保存できる野菜を、少しご紹介します。

★枝豆

味が落ちやすい枝豆は、なるべく早めに調理しましょう。
まず、冷蔵庫での保存方法から見ていきましょう。

枝から実を外して、濡らした新聞紙で包んで保存します。

この方法でも、保存できる期間の目安は1日です。
2日目あたりから、枝豆の変色が始まって、3日目ともなると、ネバネバしてきます。

日持ちしない枝豆は、冷凍保存に最適です。
塩ズリした枝豆を軽く茹でて、冷ましておきます。

密封できるタッパーなど容器に移せば、冷凍庫で2ヶ月保存ができますよ。

★アルファルファ

アルファルファとは、ムラサキウマゴヤシや、糸もやしとも呼ばれていて、栄養価の高い野菜です。

ミネラル、ビタミンAが豊富で、必須アミノ酸は大豆以上で野菜の王様と言われるアルファルファはぜひ毎日でも摂りたいですね。

注意点としては、カナバニンという毒性を含む成分が含まれているので、過剰摂取は避けた方がよいということです。

特にリウマチなどの自己免疫疾患の人は、摂取量に気を付けてください。
また、植物性エストロゲンも含まれるため、妊娠中や授乳中の人は避けたほうが安全です。

買ったときの状態のままですと、冷蔵庫に入れても保存期間は3日で、日持ちがしません。
冷凍保存すれば、3ヶ月保存できます。

冷凍したキノコはどのくらいの期間保存できる?

野菜に続いて、キノコの冷凍方法と、保存期間を見ていきましょう。

★エノキ

エノキは日持ちがしないので、食べ切らないときは、早めに冷凍してしまいましょう。

石づきを切って、後で使いやすいように軽くほぐしたら、チャック付きの冷凍用の保存袋に入れて、冷凍保存できます。

水で洗う必要もないですし、嬉しいことに冷凍することで、旨みもアップしますよ。
冷凍保存期間の目安は1ヶ月です。

★エリンギ

エリンギは冷凍すると、旨みや歯ごたえは落ちてしまいます。
そのため、そのまま冷凍するのではなく、食べやすい大きさに切ってから、軽くソテーしておきましょう。

小分けにして、ラップに包んで保存します。
冷凍保存期間の目安は1ヶ月です。

★シイタケ

石づきを切って、食べやすい大きさに切っておきましょう。
冷凍用の保存袋に入れて保存します。

冷凍保存期間の目安は1ヶ月です。

傷みやすい野菜を冷凍保存しよう

いかがでしたでしょうか。

野菜は1個で買うよりも、袋で売られているもののほうが、割安だったりしますよね。

たくさん買ったけれど、使い切れそうもないときは、賢く冷凍保存しましょう。

毎日、新鮮な野菜を食べるのが理想ですが、難しいときは冷凍野菜をうまく使うとよいですよ。