つけ麺などの麺類のカロリーは!?太りにくい食べ方について

今や、全国に数え切れないほどの「つけ麺屋さん」があります。
有名店もテレビなどで特集されており、つけ麺の人気は根強いですよね。

そんな、つけ麺のカロリーってご存知ですか?

今回は、よく食べている麺のカロリーや、太りにくいつけ麺の食べ方をご紹介します。

つけ麺などの麺類のカロリーについて

つけ麺などの麺類はご飯と比較しても口当たりも良く、お腹にたまりにくいので、するっと沢山食べられると思います。

主食というよりも、何となく軽食的なイメージすらありますよね。

しかし、要注意なメニューでもあるんです。

麺料理は、よく噛まずに、ついつい早食いになってしまいますよね。

そして、麺料理はどんぶりを使うので、そのどんぶりひとつで食事を終わりにしてしまいがちで、野菜などの副菜を取らないことが多いのです。

その状態の食事が続くと、血糖値が急上昇して体脂肪が増加したり、糖尿病にもなりやすくなり、危険です。

また、さらっと食べられる麺類のカロリーは、実は決して低くはないのです。

大抵の麺類は、具や油脂類などの調味料を除いて、麺だけで1人前あたり300kcal以上あります。

ご飯1膳がおよそ200kcal、コンビニのおにぎりがおよそ180kcalです。
数値を見てもわかるように、残念ながら低カロリーとは言えませんよね。

麺が好きな人ほど、主食がご飯の時よりも、多く食べてしまいがちです。

その結果、1回の食事で摂取するカロリーが増加してしまうのです。

つけ麺のほかに、よく食べている麺のカロリーはどのくらい?

ここでは、つけ麺のほかに、普段からよく食べている麺のカロリーは、どのくらいなのか見ていきましょう。

☆うどん

■うどん乾麺 100gあたり348kcal
■ゆでうどん 100gあたり105kcal(1食200g袋の場合は、およそ210kcal)

☆そば

ゆでたそばは、標準的な1玉が160~180gです。

■そば乾麺 100gあたり344kcal
■ゆでそば 100gあたり132kcal(1食160g袋の場合は、およそ211kcal)

☆ラーメン

ラーメンの麺は、生麺で110~120gが1人前です。

焼きそば麺は、1人前150gくらいが標準です。

インスタントの袋麺は、90gくらいです。

■中華生麺 100gあたり281kcal
■ラーメン 100gあたりおよそ149kcal(1食110gをゆでた場合は、およそ198gで309kcal)
■インスタントの袋ラーメン 100gあたり458kcal(1食90gをゆでた場合は、およそ225gで412kcal)
■焼きそば麺 100gあたり198kcal(1食150gは、およそ297kcal)

☆そうめん

そうめんは油が使用されて作られているので、驚いたことにカロリーは高めです。

そうめんは1束が50gで、そうめんと冷や麦の1人前目安は100gです。

■そうめん・冷や麦乾麺 100gあたり356kcal
■ゆでそうめん 100gあたり127kcal(1食およそ300gで356kcal)

パスタ・春雨・ビーフンの麺のカロリーも要チェック

つけ麺などの他にもパスタ・春雨・ビーフンの麺のカロリーも、しっかりチェックしておきましょう。

☆パスタ

パスタは老若男女に幅広く愛されて、よく食べられていますよね。

パスタは、レストランでは使用される乾麺の量が、60~80gの場合が多いです。
カフェでは、単品で食べる場合は、乾麺の量が100g前後が多いとされています。

乾麺のパスタはゆでると、およそ2.5倍の重量になります。

■パスタ乾麺 100gあたり378kcal
■ゆでパスタ 100gあたり149kcal(1食約250gの場合は378kcal)

☆春雨

春雨は緑豆から作られたコシの強いタイプと、じゃがいものデンプンから作られた柔らかいタイプがあります。
CMでもおなじみな「スープ春雨」は、緑豆から作られたものです。
スープ類に使われる分量は20gくらいなので、1回に使用する量としては、カロリーは控えめとなります。

■緑豆はるさめ 100gあたり345kcal
■じゃがいものデンプンから作られたはるさめ 100gあたり342kcal

☆ビーフン

ビーフンは、うるち米から作られています。

例えば、五目焼きビーフンなどを作るにしても、1人前は40gくらいで1回に使用する量は少なめです。
ですので、料理としてのカロリーは、そんなに高すぎることはありません。

■ビーフン 100gあたり377kcal

いかがでしたか。

皆さんが、想像していた通りのカロリーでしたか?

つけ麺のカロリーと糖質量は?

いつも、私達が何気なく口にしている麺類のカロリーが、お分かりいただけたかと思います。

ではここで、大本命のつけ麺のカロリーと糖質量についてお話しましょう。

つけ麺は、スープが使われているラーメンと比較すると、麺がスープを吸収していないだけ、低カロリーに思われがちです。

しかしながら、実際にはラーメンよりも太りやすい食べ物なのです。

一般的なつけ麺のカロリーは、200gで約650kcalです。

300gだと、約880kcalになります。

1人前あたりのラーメンは、約420kcal、油そばは約600kcalです。

このように、ラーメンや油そばと比べてみると、つけ麺のカロリーの方が高いことがわかりますね。

つけ麺の糖質量も知っておきましょう。

麺が200gで約72g、麺が300gだと約110gです。

1人前あたりラーメンが約69g、油そばが約55gです。

なんと糖質量も、つけ麺が最も多いのです。

このように、カロリーや糖質量の面で見ても、つけ麺が一番太りやすいということがわかりましたね。

つけ麺がラーメンよりもカロリーが高くなる理由

つけ麺が、ラーメンよりも太りやすくなってしまう理由について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

☆つけ麺に使用される麺は太麺が多い

皆さんが、いつも食べているつけ麺の麺の太さを思い出してみてください。

どうですか。
実は、太りやすい理由に、麺の太さが関係しています。

ラーメンよりもつけ麺の方が、太麺が使われていることが多いのです。

細い麺よりも太い麺の方がカロリーが高く、糖質量が多いのは、一目瞭然ですよね。

さらに、つけ麺はラーメンと比較すると使用されている具が少ないので、ついつい麺を沢山食べてしまうことも理由として考えられます。

☆熱くないから沢山食べやすい

どのつけ麺屋さんでも、基本的には、つけ麺の麺は冷たいものが提供されます。

この麺の冷たさにも、太ってしまう理由が潜んでいるのです。

ラーメンは熱いので、フーフーしながら時間をかけて食べますよね。
それに対して、つけ麺の麺は冷たいので、さらっと食べてしまいがちです。

人が満腹感を感じるまでは、およそ20分かかります。

よく噛まずに急いで食べてしまうと、満腹感を感じられないまま必要以上に食べ過ぎてしまい、カロリーや糖質の過剰摂取に繋がるのです。

☆つけ麺のスープは濃厚

つけ麺のスープは、味付けが濃厚なものが多いです。

麺をスープにつけ過ぎてしまうと、摂取するカロリーも増加し、太ってしまう原因になるので、気をつけてくださいね。

高カロリーなつけ麺を工夫して食べる

ここまで読んでお分かりいただいたように、つけ麺は思っていたよりも高カロリーなのですね。

高カロリーになりがちなつけ麺を、なるべく低カロリーにする方法をお伝えしたいと思います。

☆麺は、あつもりを頼む

あつもりとは、麺が熱いもののことです。
麺が熱いと、食べるスピードが遅くなりますよね。

食べるスピードが遅くなると、満腹感を感じることができるので、無駄に食べ過ぎてしまうことがなくなります。

つまり、カロリーと糖質量を減らすことが可能なのです。

☆咀嚼の回数を、意識して増やす

人間の体は咀嚼回数を増やすことで、満腹感を感じます。

よく噛むことは、無意識ではなかなか難しいので、意識することが大切です。
可能ならば、ひと口で30回以上噛むようにしましょう。

そうすると、少量で満腹感を得られ、カロリーや糖質量を減少させるだけでなく、食事量自体も減らすことができるのです。

よく咀嚼することは、良いことだらけですね。

☆スープは飲まずに我慢

つけ麺のカロリーと糖質のほとんどが、麺とスープに含まれています。

スープを飲みたい気持ちを、グッとこらえましょう。
スープの代わりに、体内の血糖値を下げる効果が期待できる烏龍茶を飲むと良いですよ。

高カロリーなつけ麺の食べ方を工夫しよう

いかがでしたか。

つけ麺はカロリーが高くないと思っていた方も、沢山いらっしゃったのではないでしょうか。

ダイエットを頑張っていても、やっぱり美味しいつけ麺は食べたくなりますよね。

この記事でご紹介したようなひと工夫を凝らして、つけ麺を美味しく食べられると良いですね。