小さなお子さんは、お腹が空くとグズることもありますよね。
そんな時に、パパッと簡単に作れるレシピがあったら助かりますね。
そこで今回は、家庭に常備されていることが多い、卵とうどんを使った料理のレシピをご紹介します。
よく使う卵だからこそ、卵がもっている素晴らしい栄養や、美味しい卵の見分け方もチェックしておきましょう。
卵の栄養について
家庭の冷蔵庫に常備されていることが多く、調理法も幅広い卵。
卵料理は、比較的簡単に作ることができ、うどんとも相性バッチリですよね。
そんな卵の栄養素について、改めて知っておきましょう。
卵には、ビタミンC以外のタンパク質・カルシウム・鉄分など、ほぼ全部の栄養素が含まれています。
さらに、人間の体内では作ることが不可能な8種類の必須アミノ酸も含んでいて、とても素晴らしい食品なのです。
特に、卵のタンパク質は良質で、タンパク質の栄養価の基準においては、一番優れた食品とされているのです。
しかし、「卵は1日に1個まで」とよく言われていますよね。
その理由は、コレステロールが含まれているからなのです。
実は、これは大きな誤解です。
卵には、コレステロールを除去する効果のある「レシチン」が多く含まれています。
そのため、毎日2個、卵を食べたとしても、たいていの方の血液中のコレステロール値は上昇しないという研究結果も出ています。
ただし、アレルギーの方やコレステロールの上昇しやすい素因を持っていたり、高脂血症の方は摂取のし過ぎには、くれぐれも注意してください。
卵1個のカロリーは、生で約81kcalですが、茹でると約76kcalに下がります。
卵が消化される時間は、調理方法によって違います。
体調が優れなくて、胃の負担を減らしたい場合は、半熟卵がオススメです。
美味しい卵の見分け方
卵は小さな子どもから大人まで、沢山の方に好まれている食品です。
ここでは、うどんなどの具としても使われる、美味しい卵の見分け方についてお伝えします。
☆白身の盛り上がりをチェック
鮮度の良い卵には、炭酸ガスが含まれています。
炭酸ガスにより、白身が盛り上がって見えるのです。
また、炭酸ガスが豊富に含まれているほど、白身が白く濁って見えます。
卵を割って、チェックしてみましょう。
☆卵を振ってチェック
ニワトリに産み落とされてすぐの卵は、卵殻膜も卵黄周囲膜も丈夫です。
卵のとがっている場所と、その反対側を指で挟むようにして持ったら、耳の近くで優しく振ってみましょう。
中身が動きにくく、重みを感じたら、新鮮な証拠です。
☆光を当ててチェック
太陽光・照明・懐中電灯などを卵の殻に当てて、中を透かしてみましょう。
明るい部分が小さいほど、気室が小さくて新鮮だということになります。
☆黄身の張り具合をチェック
卵を割って、黄身の表面にシワができていないかチェックしましょう。
水分を失った黄身は、シワができてしまうので、張りがある卵のほうが新鮮と言えます。
以上のように、簡単にチェックすることができるので、ぜひ試してみてください。
手打ちうどんを作ってみよう
コシのある、手打ちうどんが一番美味しいですよね。
誰でも、簡単に作れるレシピをご紹介します。
<手打ちうどんの作り方>
【材料 1~2人分】
・薄力粉(強力粉) 100g
・水 75cc
・塩 小さじ1/2
【作り方】
1)塩を水に溶かしたものを、粉に1/3ずつ入れ、ヘラを使って底の方から切り混ぜましょう。
2)ボソボソしてきたら、周りの粉を巻きこみながら、必要に応じて水を加減しつつ、手で押しまとめます。
3)粉がつかなくなったら、板に打ち粉をして、手のひらでよくこね、コシをだします。
打ち粉を使って、耳たぶくらいの固さにしましょう。
4)表面が滑らかになったら、ラップに包み、15分以上休ませます。
5)板に打ち粉をして、生地を2つに分けたら丸めて、手の平で押しつけます。
6)麺棒で十字にのばし、最終的には四角を作ります。
7)麺に打ち粉をし、三つ折りにして、包丁で細めに切りましょう。
8)麺をほぐしたら、打ち粉をまぶし、たっぷりのお湯で麺を茹でましょう。
9)10~13分くらい茹でて麺が浮いたら、ざるにとり、冷たい流水でよく洗って、ぬめりを取ったら完成です。
次は、卵とうどんを使った、簡単なレシピをご紹介します。
長ねぎと卵を使った簡単でシンプルな焼うどん
時間がない時は、作って冷凍しておいた手打ちうどんや、市販されているうどんを使うと便利ですよね。
冷蔵庫に常備されている食材で、簡単に作ることができますよ。
主食はもちろんですが、お酒のシメにも最適です。
<長ねぎと卵を使ったシンプルな焼うどんの作り方>
【材料 1人分】
・うどん(冷凍、ゆで、乾麺) 1玉分
・長ねぎ 10〜15cm
・卵 1個
・油 適量
・しょう油 適量
・鶏がらスープの素 適量
・削り節 お好みで
・海苔 少量
・七味唐辛子 お好みで
【作り方】
1)ゆで乾麺のうどんの場合は、レンジで温めて、ほぐしておきます。
2)長ねぎは斜め切りにして、卵はよく溶いておきます。
3)フライパンに油を熱して、長ねぎを炒めたら、すぐに卵を入れて、固まり始めたら、ほぐします。
4)弱火にして、うどんを入れたら、よくほぐしながら炒めましょう。
5)うどんがほぐれたら、鶏がらスープの素をふり、しょう油を回しかけて、全体になじませます。
6)完成したうどんを皿に移し、削り節・海苔・お好みで七味唐辛子をかけて、召し上がってください。
簡単に作れる!カルボナーラ風うどんのレシピ
卵黄を食べると、体にどんな嬉しい効果が期待できるのかご存知でしょうか。
卵黄に含まれているコリンは、脳を活性化してくれる脂質です。
老人性痴呆症の予防や改善、勉学に励む方には特に嬉しい学習能力や、記憶力のアップが期待できます。
卵自体がコリンの含有率が高く、吸収のしやすさも抜群に良いので、脳の若さを保持するために、毎日卵を食べるとよいでしょう。
<簡単に作れるカルボナーラ風うどんの作り方>
【材料】
・ベーコン 好きなだけ
・しめじ 好きなだけ
・うどん 1玉
★塩こしょう 適量
★ほんだし 適量
★牛乳 大さじ2
★マヨネーズ 大さじ2
・ピザ用チーズ 適量
・バター 適量
・にんにく 1片
・ブラックペッパー 適量
・卵黄 1個
【作り方】
1)うどんを少し固めに茹でます。
2)茹でたら、ざるにあげて、水気を切っておきましょう。
3)しめじは石づきをカットして、ほぐしておき、ベーコンもカットしておきます。
4)フライパンに、バターを熱し、にんにくスライスを加えます。
5)炒めて香りがたってきたら、ベーコンとしめじを、しんなりするまで炒めます。
6)そこに、うどんを入れましょう。
★の調味料と、ピザ用チーズを入れたら、卵黄を落とし、ブラックペッパーをふりかけたら完成です。
簡単!冷やし坦々サラダうどんの作り方
最後に簡単に作れて、ピリ辛で食欲もアップできる、夏にピッタリのレシピをご紹介します。
<ゆで卵と冷凍うどんで作る、冷やし坦々サラダうどんの作り方>
【材料 2人分】
・冷凍うどん 2個
・ゆで卵 1個
・ラー油 お好みで
■サラダ
・レタス 2~3枚
・きゅうり 1/2本
・大葉 3枚
・ミョウガ 1個
・トマトorミニトマト 1個or6個程度
・水菜、カイワレ、人参、パプリカなど
■スープ
・豆乳 300cc
・2倍濃縮のめんつゆ 100cc
・ピーナツバター 大さじ1
・練りゴマ 大さじ1
・すりゴマ 大さじ1
■肉味噌
・豚ひき肉 200g
・塩こしょう 少々
・ニンニク 1片
・生姜チューブ 2cm
・ネギor長ネギ2本 15cmくらい
・鷹の爪 1本
・ごま油 大さじ1くらい
・ミックスナッツorくるみ 大さじ2
☆酒 大さじ1
☆砂糖 大さじ1
☆しょう油 大さじ1
☆味噌 大さじ1.5
☆豆板醤 小さじ1/2
☆甜麺醤 小さじ1/2
☆豆鼓醤 小さじ1/2
☆コチュジャン 小さじ1/2
☆オイスターソース 小さじ2
【作り方】
1)ゆで卵を作っておきます。
2)大葉・ミョウガを千切りし、トマトもカットして、サラダを和えておきます。
3)豆乳・めんつゆ(ピーナツバター・練りゴマ・すりゴマ)を混ぜ合わせて、冷蔵庫で冷やしておきます。
4)鷹の爪は輪切りに、ニンニク・生姜・ネギはみじん切りにして、ナッツは細かく砕いておきます。
5)フライパンに鷹の爪・ニンニク・生姜・ネギ・ごま油を入れて、香りがたつまで炒めます。
6)香りがたってきたら、ひき肉を加え、軽く塩こしょうをして、色が変わるまで炒めましょう。
7)色が変わってきたら、ナッツと☆の調味料を入れて、煮詰めます。
8)解凍して、水気を切ったうどんにスープを注ぎ、作っておいた具を盛り付けたら完成です。
ラー油を回しかけても、美味しいですよ。
卵とうどんは、簡単な料理作りに最適!
いかがでしたか。
卵は、ヒヨコが成長するために必要な栄養成分を全て持っている完全栄養食品です。
そんな卵とうどんは、相性もバッチリで、簡単でヘルシーな主食を作ることができます。
今回ご紹介したレシピを、忙しい毎日の食事作りに活用してみてはいかがですか。