レモンの明るい黄色を見ると元気になりますね。
ビタミンカラーと言われるだけあります。
ご家庭で登場するときは、輪切りになって出てくることが多いのではないでしょうか。
レモンの輪切りをきれいに見せたいという声にお応えして、レモンの切り方のコツや、輪切りアレンジなどをご紹介します。
一番シンプルなレモンの輪切り
飲み物のアクセントや彩りとして、または、調味料としても使えるレモン。
輪切りにして使うことが多いですよね。
基本的にレモンを輪切りにする方法は、このようになります。
1)レモンをよく洗います。
2)両端を切り落とします。
3)片方の手でしっかりレモンを抑えて、端から、垂直方向に切っていきます。
輪切りの幅は、お使いになる料理によって変えてください。
包丁は、普通の包丁でかまいませんが、薄切りできるスライスナイフや、フルーツナイフ、ベジタブルナイフなどもおすすめです。
普通の包丁で切るときのコツは、包丁を研いでおくことです。
レモンは球体のため、転がって切りにくいので、切れ味の悪い包丁ですと危険です。
切れ味の良い包丁を使いましょう。
包丁で切るのは、ちょっとしたコツが要りますので、きれいに輪切りする自信がないという人には、レモンの輪切りができるスライサーもあります。
お客様にお出しするときや、見た目にこだわりたいときは、スライサーを使うときれいで速いので、おすすめです。
レモンの輪切りは、レモン煮などの料理にも使えますし、はちみつ漬け、お菓子の飾り、飲み物や料理に添えるなど、使い道がたくさんあります。
日常の食卓にも取り入れていきたいですね。
レモンの輪切りアレンジに挑戦
レモンのシンプルな輪切りがわかったところで、輪切りのアレンジをしてみましょう。
この飾り切りは、包丁を2回入れるだけでできます。
☆レモンの蝶々
1)まず、レモンを1mm厚に輪切りします。
2)スライスしたレモンの中心部分から皮に向かって1ヶ所、切り込みを入れます。
3)切り込んだ部分を片面ずつ、反対方向に広げます。
ねじれた形が蝶々に見えると思います。
コツはありません。
簡単ですので、すぐに挑戦できます。
立体的な形になりますので、飲み物を飲むときのグラス口に差し込むとおしゃれです。
このレモンの蝶々には、さらに応用編があります。
☆レモンの蝶々2枚羽根バージョン
1)レモンを真ん中部分で2つに切ります。
2)真ん中の一番厚い部分を輪切りにしていくのですが、まず、1mmの厚さで、輪の半分まで包丁を入れます。
切り込みを入れるだけです。
3)次に、さらに1mm包丁をずらし、先ほどの切り込みごと輪切りにします。
4)半分切り込みが入った2mm厚の輪切りができましたね。
5)切り込んでいない半分(2mm厚の部分)の真ん中に、中心部から皮に向かって1ヶ所切り込みを入れます。
6)切り込んだ部分の羽根を、それぞれ反対方向に広げると、豪華な蝶々が完成です。
レモンの飾り切りのコツは桂むき
近年では、SNSの発達により、日常の食卓でもおしゃれに飾り付けて写真に撮る人が増えましたね。
そんな人には、写真映えするレモンの輪切り応用編をお伝えします。
☆レモンのうさぎ
1)レモンを厚め1cmに輪切りします。
さらに、それを半月形に切ります。
2)そして、それを桂むきするように、レモンの皮と果肉の間の部分に包丁を入れていきます。
3)どんどん切れ込みを入れていき、最後の1cmは残します。
4)むいた皮を1cm残した部分の付け根に差し込みます。
レモンのうさぎの完成です。
目の部分に種を置くと、さらにかわいく仕上がりますよ。
桂むきのコツですが、
・平行に切る
・同じ太さにむく
・芯が丸くなるように
・刃を中心にあてる
・刃を滑らす
などがあるのですが、初心者には難しいですよね。
レモンの皮の厚みが、一定になるように切ることがきれいに見えるコツですよ。
この切り方には、バリエーションがあります。
皮と果肉の間に包丁を入れる際に、果肉が花びらの形になるように切る方法です。
果肉の丸みに合わせて、包丁を入れていきます。
包丁が上下するので難易度は少し上がりますが、見た目のおしゃれ度もアップします。
うさぎができるようになったら挑戦してみましょう。
レモンの輪切りをしたら砂糖漬けを作ろう
レモンの輪切りがきれいにできたら、砂糖漬けを作ってみましょう。
スポーツの差し入れの定番ですが、お家に常備しておいても便利なんですよ。
【材料】
・レモン 2個
・砂糖 120g
皮ごと使いますので、国産レモンがおすすめです。
【作り方】
1)保存する瓶を熱湯消毒しておきます。
2)レモンをきれいに洗い、輪切りにします。
お好みの厚さにしてください。
3)瓶に、砂糖とレモンが交互の層になるように詰めていきます。
4)いちばん上の層が砂糖になるように詰めて、ふたをします。
5)冷蔵庫で1晩漬けたら完成です。
1晩漬ければ美味しく食べることができますが、2~3日漬けると砂糖がレモンに染みこんで、さらに美味しくなります。
この砂糖漬けで、レモンの色がきれいなレモンスカッシュが作れますよ。
レモンの砂糖漬け作りは簡単ですので、コツは特にないのですが、おすすめなのは砂糖に三温糖を使うことです。
三温糖の風味と甘みがレモンとマッチして、まるでお店で売っているレモンの砂糖漬けのように仕上がります。
ドライレモン成功のコツは天気
レモンは砂糖漬けやハチミツ漬けだけでなく、ドライフルーツにしても美味しく食べられます。
生のままですと、酸っぱくて食べにくいのですが、ドライフルーツであれば飲み物などにも入れやすいですね。
作り方は、輪切りにして干すだけですので簡単です。
作り方の重要なコツは、天気です。
湿気は大敵ですので、雨がしばらく降らないことを確認してから作り始めましょう。
お好みの厚さに輪切りしたレモンを、ザルの上に重ならないように広げて干します。
干しネットを使うのも良いです。
干す日数は、レモンの厚さによりますが、数日程度です。
表面が、お好みの状態になれば完成です。
カラカラにしたい場合は長め、少し柔らかめに仕上げたい場合は短めと、様子を見ながら作りましょう。
カラカラにした方が、保存性は高まります。
オーブンや電子レンジで作ることも可能ですが、熱を加えるとレモンに含まれているビタミンや酵素が壊れてしまいます。
できれば、天日干しで作るのがおすすめです。
しかし、どうしてもオーブンや電子レンジで作りたいという場合には、低温で加熱し、短時間で作り上げます。
5mm厚に輪切りしたレモンを、オーブンシートを敷いた天板に並べます。
120度で16分加熱します。
さらに、裏返して16分加熱します。
加熱が終わったら、そのままオーブン内で自然に冷まして、完成です。
自家製のドライレモンは防腐剤などが使われていないので、冷蔵庫で10日程度で使い切りましょう。
魚料理などに添えれば、料理のおしゃれ感もアップしますね。
レモンを上手に保存するコツ
レモンの輪切り活用法についてお話してきました。
レモンはいろいろな料理やお菓子、飲み物に使えるのですが、常備するのは難しいですよね。
スーパーで売られている輸入レモンは、通常、防腐剤が使用されているため、1ヶ月ほど持ちます。
防腐剤が使用されていない国産のレモンですと、2週間くらいが賞味期限になります。
半分に切ったものは5日、輪切りにしたものは、その日のうちに使い切るのが基本です。
冷蔵庫で上手に保存するコツは、低温にしすぎないことです。
レモン保存の適温は6度~8度ですので、必ず野菜室で保存しましょう。
丸ごとのレモンでしたら、1つずつラップにくるんで、ジップロック袋に入れて保存します。
半分に切ったレモンは、切り口が乾燥しないように、切ったレモンの端を貼り付けてからラップすると、より長持ちします。
そして、レモンは冷凍保存もできます。
冷凍したレモンは、すりおろしたり、飲み物に入れたりして使います。
半分に切ったレモンは、ラップにくるんでジップロック袋に入れて冷凍します。
輪切りにしたレモンでしたら、重ならないように平らになるように冷凍します。
冷凍ですと、1ヶ月程度は保存できます。
輪切りにして冷凍しておけば、飲み物に入れたいときにはすぐに使えますね。
氷代わりにもなって一石二鳥です。
レモンで食卓を明るく
酸っぱくて、黄色いレモンは見ているだけで気分が明るくなりますね。
お友達が来たときに、輪切りアレンジのレモンを飲み物に差して出せば、盛り上がること間違いなしです。
上の項でご紹介した方法でしたら、長期の保存もできますので、もっとレモンを使って食卓を明るくしていきましょう。