夏も冬も食べたい鍋レシピ!生姜と味噌の驚くべき効能とは?

暑い夏でも、冷房の効いた部屋にいると身体が冷えてしまいますよね。

冬場は手足が冷え込み、冷え性の方にとっては厳しい季節です。

そんなときは“生姜”がおすすめ!

夏でも冬でも、身体の芯から温まる生姜を使った鍋のレシピをご紹介します。

味噌の凄い効果も必見です!

冷え性の改善だけじゃない!生姜の効能

生姜が冷え性の解消になることは知られている情報ですが、身体を温める以外にも凄い効能があります。

生姜の辛味は、3つの成分に分かれているので、それぞれの効能を見ていきましょう。

★ジンゲロール

ピリッとする生姜の辛味のもとで、血管を拡張させる作用があるので、身体の末端まで血行が行き渡り、『頭痛』や『肩こり』といった血行不良からくる不調を改善する期待ができます。

生姜を搾った汁は、吐き気にも効果が出るので、つわりや、乗り物酔いに良いとされています。

しかし、つわりを改善しようと多く摂取し過ぎると、流産の危険性もありますので、注意が必要です。

殺菌作用により胃腸の調子を整え、食欲不振や風邪にも効果的で、抗酸化作用も高いので、老化防止も期待ができます。

★ショウガオール

こちらは、乾燥・加熱により、ジンゲロールの一部分が熱を持つ働きの成分に変化したものです。

後から、じっくり感じる辛さが特徴です。

血行が良くなり、ゆっくり身体の芯から温めてくれます。

ガン細胞の変異の抑制や、増殖を抑えてくれる働きも期待できる、凄い成分なのです。

頭痛や生理痛などの、痛みの原因であるプロスタグランジンの働きを弱めてくれる効果もあります。

★ジンゲロン

ジンゲロンも、加熱や乾燥により成分が変化したものです。

他の2つの効果に加え、腸の動きが良くなるので、便通が良くなることが期待できます。

生活習慣病の予防にも効果的です。

加熱していない生姜よりも、加熱をした生姜の方がパワーアップしますので、鍋に入れたり、味噌汁に入れたりして摂取することをおすすめします。

味噌の効能

日本人の食生活になじみ深い食品の味噌ですが、意外にも、その効能を知らない方は多いのではないでしょうか。

では、見ていきましょう。

味噌は大豆を発酵させて作られています。

発酵した味噌は、少量のビタミン類やアミノ酸が大量に作られるだけでなく、栄養を体内に吸収しやすくもなるのです。

【豊富な成分】

・炭水化物
・タンパク質
・ミネラル
・ビタミン

他にもイソフラボン、サポニン、ペプチド・アミノ酸のタンパク質、酵素、食物繊維、リノール酸などなど、栄養満点な食材です。

【味噌に含まれる成分】

★サポニン

主原料の大豆に含まれていて、コレステロールの抑制効果があると言われています。

★イソフラボン・ビタミンE

抗酸化作用により、老化防止の働きがあります。

★食物繊維・コリン

腸内環境を良くし、便秘解消に繋がることから、ダイエット効果が期待されます。

また、コリンは肝臓に脂肪が蓄積されるのを防いでくれるので、脂肪肝でお悩みの方におすすめです。

★リノール酸

そばかすや、シミの原因であるメラニンの生成を抑制し、美白効果があるとされています。

次項では、凄い効能を持った生姜と、味噌を使った鍋のレシピをいくつかご紹介します。

生姜、味噌を使った韓国鍋のレシピ

コトコト煮込むだけで絶品の韓国鍋です。

★カムジャタン鍋

【材料】
3~4人分

・スペアリブ 6~8本
・玉ねぎ 2個
・ジャガイモ4個
・エゴマの葉(あれば) 8枚
・ゴマ油 適量
・ダシダ 10g
・すりゴマ 適量

・味噌 大さじさじ4
・コチュジャン 大さじ3
・韓国とうがらし 大さじ3〜4
・砂糖 大さじ2
・醤油 大さじ2
・すりおろしニンニク 大さじ1
・すりおろし生姜 大さじ1
・酒 大さじ2

【作り方】

1)
玉ねぎを、くし切りに切りましょう。

2)
ジャガイモは、皮をむいて食べやすい大きさに切ったら、水にさらします。

耐熱皿に並べて、ラップをしたら電子レンジで4~5分、やわらかくなり過ぎないよう注意しながら加熱します。
3)
スペアリブは熱湯にくぐらせて、霜降りにしましょう。
水気を切ったら、ゴマ油をひいたフライパンで焦げ目をつけます。

4)
土鍋に水1200ccと、3)を入れて、火にかけます。
沸騰したら、アクを取ってください。

5)
フタをして、15分ほど弱火で煮ていきましょう。

6)
調味料Aを、全て混ぜておきます。
辛さは、韓国とうがらしで調整してください。

7)
4)に調味料Aとダシダを加えて、さらに20~30分、スペアリブがやわらかくなるまで煮込みましょう。

8)
玉ねぎとジャガイモを加えて、タマネギに火が通ったらすりゴマを入れます。

ざく切りにした、エゴマの葉を入れれば出来上がりです。
シメにご飯を入れて、雑炊にしても美味しいですよ。

生姜でポカポカ!洋風ちゃんこ鍋

たっぷりの野菜をコンソメで煮た、洋風ちゃんこ鍋はいかがですか。

冬はもちろんのこと、夏はエアコンで冷えた体をポカポカにしてくれますよ。

★洋風ちゃんこ鍋

【材料 4人分】

・玉ねぎ(櫛形に切る) 3/4個
・椎茸(半分に切る) 5〜6個
・キャベツ(ざく切り) 1/4個くらい
・油揚げ(8つに切る) 3枚
・豆腐 2丁
・小松菜 1/2袋

・みりん 大さじ3~4
・料理酒 大さじ3~4
・砂糖 大さじ1
・醤油 大さじ2
・コンソメ 3個

・豚ひき肉 400g・片栗粉 大さじ3
・すりおろし生姜 大さじ2
・味噌大さじ1
・顆粒中華だし大さじ1
・料理酒 大さじ1
・塩コショウ 少々
・玉ねぎのみじん切り 1/4個分
・椎茸の軸のみじん切り 5~6個

【作り方】

1)
玉ねぎ・椎茸・キャベツ・油揚げを鍋に入れて、これらが被るぐらいの水を入れます。

2)
火にかけて沸騰したら弱火にし、調味料を全て入れて煮込みましょう。

3)
肉団子の材料を、全てボウルに入れて混ぜ、捏ねましょう。

4)
野菜がやわらかくなったら、肉団子をスプーンなどを使い丸めて入れます。
中火で肉団子に火を通します。

5)
肉団子に火が通ったら、食べやすく切った豆腐と小松菜を入れて、ひと煮立ちさせれば出来上がりです。

2回楽しめる味噌坦々鍋

食欲増進のピリ辛鍋で、暑い夏と寒い冬を乗り切ろう。

★味噌坦々鍋

【材料 4人分】

・豚ひき肉 400g
・ニンニクのみじん切り 3粒
・生姜のみじん切り 2片
・白菜 1/2束
・ニンジン 1/3本
・ニラ 1束
・豆腐 2丁
・ゴマ油 適量
・豆板醤 適量
・鍋の素(味噌) 1袋
・鶏ガラスープの素 適量
・ウェイパー 適量
・白すりゴマ 適量
・ゴマ油 適量
・ラー油 適量

【作り方】

1)
野菜を食べやすい大きさに切っておきます。

2)
鍋にゴマ油をしき、ニンニク・生姜・豆板醤を香りが立つまで炒めます。

3)
香りが立ったら肉を加えて、色が変わるまで炒めましょう。

4)
鍋味噌・鶏ガラスープの素・ウェイパーを煮立たせて、味見をみて分量外の水で調整してください。
後から野菜が入り、水分が加わるので、少し濃いめにしておくと良いです。

5)
野菜と白すりゴマを入れて、野菜に火が通ったら、ラー油を回しかければ出来上がりです。

子どもや辛味の苦手な方がいらっしゃる場合は、小皿に取り分けて、お好みでラー油や豆板醤をかけてください。

白すりゴマは、たっぷり入れると美味しいですよ。

残ったスープに麺を入れれば、担々麺にもアレンジできます。

キムチ鍋の本格レシピ

やはり、暑い夏や、寒い冬は辛い鍋が食べたくなりますよね。

★キムチ鍋

【材料 4~5人分】

・豚肉薄切り 300~400g
・魚介類 100g
・貝類 100g
・ニンニク→みじん切り 3片
・生姜→みじん切り 1片
・だし汁 野菜がかぶる程度
・ニンジン→いしょう切り 1/2~1本
・大根→いちょう切り 10cm
・ゴボウ 1本
・春菊→ざく切り 1/2束
・ニラ→ざく切り 1/2束
・キノコ 1パック
・油揚げ 1枚
・長ネギ→斜めざく切り 2本
・豆腐 1丁
・もやし 1/2~1袋
・キムチ 300~400g
・ゴマ油 大さじ1強
・味噌(あれば赤味噌) 大さじ2~4
・コチュジャン 大さじ1~お好みで
・醤油 適量
・炒りゴマ 大さじ2~お好みで
・一味唐辛子 お好みで

【作り方】

1)
豆腐は食べやすい大きさに切って、水気を切っておきます。

2)
ささがきしたゴボウは、酢水分量外に2~3分浸してアクを抜きます。

3)
豚肉はひと口大、生牡蠣やアサリを使う場合は、むき身にして洗っておきましょう。

魚介や貝類は、冷凍や缶詰を使うと簡単です。

4)
キノコは石付きを取って食べやすく切り、油揚げは食べやすい大きさに切ったら、熱湯をかけて油抜きをしましょう。

5)
鍋にゴマ油をひいて、ニンニクと生姜を入れて弱火にかけます。

香りが出たらネギを加えて、軽く炒め、豚肉を色が変わるまで炒めます。

6)
ゴボウを加えて、油が回ったら7分目くらいまでだし汁を注ぎます。

ニンジンと大根を加えたら、アクを取りながら煮込みましょう。

7)
キノコと豆腐、油揚げを加え煮立ったら、フタをして弱火にします。

ゴボウが、やわらかくなるまで10分程煮込みます。

8)
火を止めてキムチを加え、味噌とコチュジャンを溶いていきましょう。

9)
醤油で味を整えます。

再び火にかけたら強火にして、煮立った所に魚介と貝類を入れて一気に熱します。

10)
春菊とニラ、もやしを加えて一煮立ちさせたら、炒りゴマを仕上げに振れば出来上がりです。

食べるときにお好みで一味を振ってくださいね。

シメはご飯を入れて溶き卵で仕上げれば、即席クッパにもアレンジできますよ。

芯から身体を温める鍋

季節関係なく、身体は冷えています。

そんなときは、生姜を使った鍋で内側から温まりましょう。

また、発酵食品である味噌も使って、生姜パワーと大豆パワーで健康的な暮らしをしましょう!