日本人なら、みんな大好きなラーメン。
ラーメン巡りが趣味という人も多く、毎日ラーメンを食べるという人も珍しくはありません。
そんなラーメン生活を続けていると、自分では気づかないうちに、体にはある変化が起こります。
知っておかないと、大変なことになるかもしれません。
毎日ラーメンを食べる人は多い
日本のラーメン文化は世界中に注目され、ラーメンが好きな外国の方も数えきれません。
もちろん、ラーメン文化の中で生活している日本人は、それ以上です。
ラーメンには、王道の醤油味・さっぱりとした塩味・コクのある味噌味・まろやかなとんこつ味などスープの種類も様々です。
また、スープだけではなく、麺の太さや硬さにも細かく違いがあります。
ラーメンに目がない人達は、その違いを楽しみ、ラーメン店を巡り歩き、自分のこだわりのラーメンを探しているのです。
そんなラーメン巡りをしている人の中には、毎日ラーメンを食べている人も少なくありません。
そして、日本全国には特徴の違うラーメン屋さんが数多くあるので、目当てのラーメンを食べるために遠い場所へと旅行に行く人もいるほどです。
ラーメンが中心となった生活は、まさに、ラーメン生活とも言えます。
しかし、ラーメンが中心になる生活をするほど、ラーメンが好きだという方は多いので、聞いても驚く人は少ないですね。
ラーメン生活で体に起こること
ラーメンを毎日食べるという人は多いです。
仕事のお昼休憩でラーメン屋さんに行ったり、お酒を飲んだ後の締めにラーメンを食べることもあるでしょう。
しかし、そんなラーメン生活をしている人は注意が必要です。
ラーメンを食べ続けてしまうことで、自分が気づかないうちに、体にはある変化が起こっているのです。
その体に起こる変化とは、なんなのでしょうか?
毎日ラーメンを食べることは、体に良くありません。
その理由として大きく挙げられるのが、「塩分や脂質の摂り過ぎ」「野菜不足」です。
ラーメン好きの人に多く共通するのは、ラーメンのスープを飲むということです。
お店やメニューにもよりますが、ラーメンには塩分や脂質、さらに、糖質がとっても多いです。
塩分の摂り過ぎは腎臓に負担をかけてしまい、脂質はコレステロール値を上げます。
また、糖質の摂り過ぎは、糖尿病になる確率を上げてしまうのです。
そして、ラーメンばかりを食べていては、野菜不足になってしまいます。
そのため、ビタミン・ミネラル・食物繊維も体に不足してしまうのです。
自分が気づかないだけで、体は「塩分や脂質の摂り過ぎ」「野菜不足」のSOSを出しているかもしれません。
なぜラーメン生活が体に良くないのか①
ラーメン生活を続けていたせいで、体が悪くなってしまった人は、非常に多いことはご存知でしょうか。
ラーメンを毎日食べているだけで、なぜ体が悪くなってしまうのかを知っておきましょう。
ラーメンを食べたとき、最も体に良くないのが「塩分」です。
美味しいからといって、スープをごくごくと飲みたくなるのは分かりますが、その行動が塩分の摂り過ぎに繋がっているのです。
「塩分の摂り過ぎは腎臓に負担をかけてしまう」と、前項では言いましたが、その理由をお話しします。
腎臓には体に入ってきた水分、そして、塩分の量をコントロールする役割があります。
その働きによって、体の血圧を調整してくれているのです。
ですが、塩分を摂り過ぎてしまうと、腎臓は普段のように塩分の量を調整することができなくなってしまいます。
つまり、腎臓機能のコントロールができなくなってしまうということです。
その腎臓を助けてくれる働きを持っているのが、マグネシウムとカリウムです。
しかし、ラーメンばかり食べているので、そのマグネシウムとカリウムも不足しています。
これが原因で、血圧が上がってしまうのは当然のことと言えます。
なぜラーメン生活が体に良くないのか②
先ほどに続きラーメン生活が、なぜ体に良くないのかをご説明していきます。
毎日ラーメンを食べていると、塩分の摂り過ぎが原因で、腎臓に負担をかけてしまうとお話ししました。
そして、血圧が上がってしまうことも、お分かりいただけたと思います。
ラーメンを食べ続けていると、塩分だけでなく、脂質の摂り過ぎにも繋がります。
最近では、脂が多いこってり系のラーメンが人気なため、そのラーメンを出すお店も非常に多くなりました。
こってり系ラーメンなら1人前食べただけでも、1日に摂取してもいい脂質量を、余裕でオーバーしてしまうことも少なくありません。
1日の脂質量をオーバーする生活を続けていると、もちろんですが、コレステロール値が上がります。
コレステロール値が上がってしまうと、コレステロールが増えるため、様々な病気を引き起こしてしまいます。
コレステロールが増えてしまうと、血管壁に張り付いて、血管を詰まらせてしまうこともあります。
そのため、狭心症や脳梗塞などを引き起こしてしまうことも考えられるのです。
毎日ラーメンはやめたほうがいい?
結論から言うと、当たり前ですが、毎日ラーメンを食べるのは止めたほうがいいです。
その理由は、先ほどお話しした通りです。
毎日ラーメンを食べている人は、ラーメンを食べ続けていると、体にどんなことが起こるのかを知っておく必要があります。
なぜ、ラーメン生活が体に良くないのか、その理由を知ると、少しはラーメンを食べる頻度を減らそうと思うのではないでしょうか。
それ以外にも、ラーメンが体に良くない理由をお話しします。
その理由には、何度も言いましたが、ラーメンの塩分や脂質が関係しています。
塩分の摂り過ぎは、腎臓に負担をかけますが、脂質も消化に時間がかかるため、胃などに負担をかけます。
自分が寝ている間にも、塩分や脂質の摂り過ぎが原因で、内臓が一生懸命働いているため、疲れがとれにくくなってしまいます。
寝ているのに疲れがとれないと感じている人は、もしかしたら、毎日食べているラーメンが原因かもしれません。
毎日ラーメンを食べるのがやめられないなら
ラーメン生活をしている人のほとんどの人は、食生活が乱れていると言えます。
自分の体のためにも、毎日ラーメンを食べるのを止めようと思っている人もいるでしょう。
しかし、その我慢がストレスと感じる人もいるはずです。
すぐには、ラーメンを食べるのが止められないなら、せめて野菜を食べることを心がけましょう。
野菜の食物繊維は、塩分を排出してくれる働きを持っています。
そのため、塩分の摂り過ぎを防ぐこともできるでしょう。
ブロッコリーやキャベツ、大麦若葉などの野菜は、コレステロール値のコントロールをしてくれるのでおすすめです。
野菜には、内臓の働きを助けてくれる成分が色々と含まれています。
大好きなラーメンが止められないなら、野菜を毎日たっぷりと食べましょう。
しかし、ラーメンは食べても、スープを飲み干してしまうのは我慢です。
それが難しいなら、スープを半分残すことからスタートしてみましょう。
病気になってしまえば、そのラーメンを食べることすらできなくなってしまいます。
ラーメンを食べるためにも、この心がけは、とても重要なことになってきます。
ラーメン生活はとっても危険だった
毎日ラーメン生活は、思っていた以上に、体に悪いことではありませんでしたか?
腎臓は痛みなどを感じない、自覚症状が出ない臓器です。
塩分の摂り過ぎで、腎臓がずっとSOSを出していても、自分では気づくことができないのです。
自分の体を大切にするためにも、ラーメンは控えなければなりませんね。