サンドイッチのパンは焼く派ですか?
それとも、焼かない派ですか?
なかには、パンを焼く・焼かないを上手に使っている人もいるでしょう。
焼く理由・焼かない理由を知っておくと、サンドイッチを作るとき、きっと役に立つでしょう。
ホットサンドとサンドイッチの中間
お洒落なカフェでサンドイッチを頼むと、パンが焼かれたサンドイッチがでてきた…なんてことはよくあります。
パンがこんがりと焼かれたサンドイッチを食べたことのない人は、少し驚くかもしれません。
パンが焼かれたサンドイッチと聞くと、ホットサンドメーカーで作るホットサンドをイメージする人もいるでしょう。
ホットサンドでは、具材をパンに挟んでから焼くのが一般的です。
しかし、パンが焼かれたサンドイッチは、もちろんパンを焼いてから具材を入れます。
ホットサンドメーカーなどで作るサンドイッチとは、こういった違いがあるのですね。
パンだけが焼かれているこのサンドイッチは、普通のサンドイッチとホットサンドの中間と言えます。
外はサクサクで中はもっちりなんて、サンドイッチとホットサンドの良いとこ取りな料理です。
そんな中間のサンドイッチは、カフェや喫茶店でも非常に人気があります。
次の項目では、サンドイッチのパンを焼く理由についてみていきましょう。
なぜサンドイッチのパンを焼くの?
サンドイッチのパンを焼く理由は、どういったことが考えられるでしょうか。
その理由として、いくつかの理由があげられます。
1つめの理由は、パンをトーストする(焼く)ことで、香ばしさが出て美味しくなることです。
パンをこんがりと焼くことで、香ばしい良い香りがします。
さらに、焼くことでサクッとした食感も出ます。
そして2つめは、水分を多く含んだ具材を挟むときに相性が良いという理由からです。
パンを焼くことで、パンの水分は飛んで少なくなります。
そのため、水分が多いレタスやトマトなどの野菜を挟んでも、ベチョッとしにくいのです。
最後の3つめは、固い食材を挟むときも、パンとの相性が良いということです。
トンカツなどの固めの食材と、焼いたサクサクのパンは食べごたえがあり、とても相性が良いのです。
これらの理由が、パンをトーストする大きな理由として挙げらるでしょう。
しかし、サンドイッチの具材によっては、焼き加減を気を付けなければなりません。
パンを焼きすぎてしまうと、食材とパンが馴染みにくくなってしまうのです。
サンドイッチのパンを上手に焼く方法
サンドイッチのパンを焼いてみたけれど、喫茶店やカフェのようにはならなかった。
そんな経験をしたことがある人は意外と多いです。
家トースターで食パンを焼くと、両面がこんがりと焼けてしまいます。
お洒落なお店のサンドイッチのパンは片面だけがサクッとしていて、もう片面はモチモチだったりするものです。
この焼き加減を再現するには、いつものような焼きかたでは上手にできません。
外はサクサク、中はふわふわモチモチの美味しいパンを上手に焼く方法は、とっても簡単です。
サンドイッチのパンを焼かない派の人も、この焼き方を知ったら、きっと一度は試してみたくなるはずです。
その方法とは、パンを2枚重ねて、トースターに入れることです。
これだけで、片面だけが焼かれたパンが出来上がります。
2枚重ねることでパンの外側は焼かれますが、重なった面は焼かれることなく、モチモチのままなのです。
2枚重ねてトースターに入れるので、パンが2枚入る一般的なトースターであれば、合計で4枚焼けますね。
パンを焼くサンドイッチに1番ぴったりなBLTとは
パンを焼くサンドイッチのメニューは、たくさんあります。
その中でも王道と言えるのが、BLTサンドイッチです。
BLTを聞いてもピンとこないという人のために、その意味を少しお話ししていきます。
BLTとは、ベーコン・レタス・トマトの省略です。
【B】Bacon(ベーコン)
【L】Lettuce(レタス)
【T】Tomato(トマト)
この王道とも言えるBLTサンドイッチの美味しい作り方をご紹介します。
【材料】
・食パン(8枚切り) 2枚
・レタス 2枚
・トマト 半分
・ベーコン 2~3枚
・バター 大さじ1/2
・ケチャップ 大さじ1/2
・マヨネーズ 大さじ1/2
・マスタード お好み
・塩こしょう 少々
1)洗ったレタスを食べやすい大きさにちぎり、キッチンペーパーで水気をしっかりと取ります。
2)トマトを5ミリくらいの輪切りにしたら、同じく水気をしっかりと取ります。
3)ベーコンがカリカリになるまでフライパンで焼き、キッチンペーパーに置いて、余計な脂を吸収させます。
4)食パンは片面が焼けるよう、2枚重ねでトースターに入れて焼きます。
5)パンの焼けていない面にバターを塗り、その上にレタスをのせます。
6)ケチャップ・マヨネーズ・マスタードを和えたソースをレタスの上に塗ります。
7)トマト・ベーコンをのせて、塩こしょうをお好みでふってください。
8)パンで挟んだら、ラップで包んでパンと食材を馴染ませます。
9)ラップを外し、具材がつぶれないように切り分けたら完成です。
たっぷりキャベツの焼きサンドイッチ
先ほどはBLTサンドイッチのレシピをご紹介しました。
次は、もちろん、パンを焼くサンドイッチのレシピをご紹介します。
キャベツがたっぷりでボリュームがあるので、男性の方でもお腹がいっぱいになるメニューです。
【材料】
・食パン(6枚切り) 2枚
・キャベツ 3枚~
・玉ねぎ 1/8個
・ベーコン 2枚
・スライスチーズ 1枚
・マヨネーズ 大さじ2
・ブラックペッパー
・マスタード
【作り方】
1)玉ねぎを薄くスライスして、辛味を取るため、水にさらします。
2)キャベツを細く千切りにします。
3)食パンの1枚にスライスチーズ、その上にベーコンを2枚のせてください。
4)何ものせていないパンも、一緒にトースターでこんがりと焼きます。
5)何ものせていない方の焼けたパンに、マスタードを多めに塗りましょう。
6)先ほど水に浸けていた玉ねぎの水をよく切ります。
千切りしたキャベツと玉ねぎを合わせて、ブラックペッパー、マヨネーズを入れて、混ぜ合わせます。
7)パンにキャベツをたっぷりとのせ、パンで挟んだら、ギュッと押して食べやすくしましょう。
8)半分に切り分けたら完成です。
ボリュームがあるので、食べきれない人は6枚切りのパンではなく、8枚切りのパンを使うことをおすすめします。
ツナとスプラウトの焼きサンドイッチ
最後は、サンドイッチでも人気の具材である、ツナを使った焼くサンドイッチのレシピをご紹介します。
シャキシャキのスプラウトと、ツナマヨの相性がバッチリな食欲の出るサンドイッチです。
【材料】
・食パン(6枚切り) 2枚
・スプラウト 60グラム
・ツナ缶
・トマト 1/4個
・スライスチーズ 1枚
・マヨネーズ 大さじ1
・塩こしょう
・バター
【作り方】
1)ツナ缶の油を切ったら、マヨネーズと合わせます。
2)トマトを5ミリに輪切りにします。
3)1枚の食パンにスライスチーズをのせて、何ものせていないパンもトースターで焼きます。
4)こんがりと焼き上がったら、何ものせていないパンにバターを塗ります。
5)チーズをのせたパンの方にツナマヨネーズをのせ、さらに、キッチンペーパーで水気をよく切ったトマトをのせます。
6)水気をしっかりと切ったスプラウトをたっぷりとのせたら、塩こしょうで味をつけます。
7)パンをのせたら、食べやすいようにギュッと強く押します。
8)お好みの大きさに切り分けたら完成です。
サンドイッチの焼き加減は大切
パンを焼くサンドイッチを作ったことのない人は、これをきっかけに作ってみてはどうでしょうか?
焼いているサンドイッチに抵抗を感じる人は、片面だけを焼く方法で作ってみると良いかもしれません。
この焼き方を知っていたら、具材によってパンの焼き加減を自分で変えることができますね。