健康飲料として話題の豆乳を、ぜひ普段の食生活に取り入れてみませんか。
クセが苦手という人もいると思いますので、まずは飲みやすい豆乳を使った紅茶から始めてみると良いと思いますよ。
今回は、豆乳を使った紅茶のレシピなどをご紹介したいと思います。
豆乳は健康に良い
少し前まで、豆乳はそこまでの認知度はありませんでした。
健康志向が高まった現代、豆乳の健康効果が知られるようになり、スーパーでも牛乳に並んで豆乳のコーナーができるほどになってきました。
牛乳の代わりに豆乳を使っているという人もいるようですが、具体的に、牛乳と豆乳の違いは何なのか、見ていきましょう。
牛乳は、カルシウムが豊富に含まれています。
コップ1杯の牛乳で、1日に必要なカルシウム量の1/3を摂取することができます。
カルシウムは骨を強くするという効果のほかに、イライラを静めてくれたり、睡眠の質を上げたりしてくれるという効果もあります。
一方、豆乳は健康効果が期待できる成分が、たくさん含まれています。
「植物ステロール」は、コレステロールの吸収を防いでくれます。
「サポニン」もコレステロールの吸収を抑え、中性脂肪を下げる効果があります。
「オリコ糖」は腸内環境の改善をしてくれますし、「レシチン」は肝臓の脂質の代謝を高めてくれます。
牛乳と豆乳、それぞれに良いところがありますので、バランスよく摂取していきたいですね。
欲張って両方飲むと、カロリーオーバーになる可能性があります。
食事のバランスを考えて、食後に紅茶に入れて飲むなど、上手に摂取していきましょう。
続いては、おいしい豆乳紅茶のレシピをご紹介していきます。
まずは豆乳紅茶を飲んでみよう
豆乳紅茶のレシピをご紹介する前に、豆乳は独特の風味がある、ということを考えなければなりません。
豆乳紅茶を入れるポイントは、紅茶本来の風味を生かすという部分です。
紅茶と豆乳を両方楽しめるようにするバランスを見つける必要があります。
先ほどもお話した通り、豆乳は独特の風味が強いので、普通のミルクティーを入れるのと同じ手順では、豆乳の風味が勝ってしまいます。
豆乳の風味に負けないよう、紅茶を鍋で煮だして作る方法で豆乳紅茶を作っていきたいと思います。
豆乳は味が付いていないものであれば、お好きなもので作れますが、こだわるのであれば、無調整の有機豆乳がおすすめです。
メーカーによって風味も変わってきますので、飲みやすいメーカーを見つけてみてください。
紅茶に入れるのであれば、濃厚なものが向いているでしょう。
いくつかおすすめをご紹介します。
・キッコーマン飲料 おいしい無調整豆乳
豆乳の風味を残しつつ、飲みやすくしてある商品です。
豆乳が苦手な人でも飲みやすいでしょう。
・マルサン 有機豆乳無調整
原料にこだわっているので、安心して飲めます。
豆乳紅茶のレシピ
それでは、おいしい紅茶豆乳レシピです。
1)お水を、カップ8分目まで入れます。
そのお水を鍋に入れ、沸騰させます。
2)紅茶の茶葉を入れます。
茶葉はロイヤルミルクティー用が良いでしょう。
茶葉の量は、ティーメジャースプーンに山盛り1杯です。
目いっぱい山盛りにして入れてください。
茶葉は多めの方が、おいしく淹れられますよ。
沸騰した鍋に茶葉を入れ、1分半強火で煮だします。
3)豆乳を入れます。
カップ半分くらいの豆乳を準備します。
それを鍋に加えて、さらに煮込みましょう。
4)再度沸騰して紅茶が沸きあがったら、火を止めます。
再度沸騰するとき、紅茶が膨れ上がります。
拭きこぼれないよう、よく見ていてください。
拭きこぼれる直前に火を止めます。
5)茶こしでこしながら、カップに注ぎます。
砂糖をお好みで加えましょう。
大さじ1くらいまでにしておくと良いですよ。
これで、おいしい豆乳紅茶の完成です。
豆乳の風味を残しつつ、サラッとした飲みやすい豆乳紅茶に仕上がります。
大切なポイントは、豆乳を煮込まないことです。
豆乳をぐつぐつ煮てしまうと、湯葉のような膜ができてしまいます。
茶葉の抽出も上手くできなくなってしまうので、紅茶の抽出が終わった後に、豆乳を入れるのが一番おいしいレシピです。
豆乳チャイのレシピ
次に、豆乳と紅茶を使って豆乳のチャイを作ってみましょう。
牛乳で作るよりもヘルシーで、がぶがぶ飲めてしまいます。
こちらのレシピでは、クセの少ない調整豆乳を使うのがおすすめです。
もちろん、お好みの豆乳を使うのでもOKです。
≪材料≫
・水
・紅茶の茶葉(軽くスプーン山盛り)
・しょうがスライス2枚くらい
・豆乳
・砂糖
≪作り方≫
1)片手鍋に水(ティーカップ1杯分)としょうがのスライスを入れ、中火にかけます。
2)沸騰する直前に火を止めます。
茶葉を入れ、ふたをして3分蒸らします。
3)3分経ったら、ふたを取り、豆乳(ティーカップ1杯分)と砂糖を加え、中火にかけます。
4)鍋のふちに細かい泡が立つくらいになるくらいで、火を止めます。
ふたをして2分蒸らします。
5)茶こしでこしながら、ティーカップに注いで完成です。
しょうがの量はお好みで増やしてください。
また、シナモンなどのスパイスを加えてもおいしくなりますよ。
どうぞアレンジしてみてください。
紅茶だけでなくスイーツも作ろう
紅茶のような飲み物だけでなく、豆乳でスイーツも作れます。
お子様にも食べやすい豆乳プリンを作ってみましょう。
≪材料≫
・豆乳 200cc
・粉ゼラチン 大さじ1/2
・水(ゼラチン用)大さじ1
・砂糖 大さじ1
≪作り方≫
1)粉ゼラチンを水で溶かしておきます。
2)鍋に豆乳と砂糖を入れ、砂糖が溶けるまで弱火にかけます。
沸騰直前で火を止めておきましょう。
3)ふやけたゼラチンを鍋に加え、ゼラチンを溶かします。
このとき、しっかりゼラチンを溶かしておきましょう。
4)ある程度冷めたら、容器に流しいれて、冷やし固めます。
このレシピは甘さ控えめですので、カラメルやメープルシロップをかけて、甘さを調節してください。
粗熱を取ったあと、お好みで生クリームを加えても良いでしょう。
とろとろの豆乳プリンになりますよ。
豆乳は料理にも使える!豆乳味噌汁のレシピ
豆乳を料理にも使ってみましょう。
簡単に作れる豆乳の味噌汁のレシピです。
≪材料≫
・豆乳 300ml
・だし汁 300ml
・味噌 お好みの分量
・お好きな具材
・豆腐 1丁
・油揚げ 2枚
・にんじん 1/2本
・長ネギ 1本
≪作り方≫
1)味噌汁の具材を食べやすい大きさに切っておきます。
豆腐はサイの目切り、油揚げは短冊切り、にんじんはいちょう切り、長ネギは小口切りにしておきます。
2)鍋にだし汁を入れます。
先ににんじんを入れ、煮立て、長ネギ以外の具材を入れ、煮込みます。
3)具材に火が通ったら、火を止めて味噌を溶き入れます。
4)豆乳と長ネギを入れ、今度は煮立たせないように温めていきます。
味噌汁にする場合、クセの少ない調整豆乳の方がおいしくできると思いますが、こちらもお好みで選んでください。
豆乳の優しい色合いを出すために、味噌もあまり強い色味でないものがおすすめです。
豆乳を食事に取り入れたいという人は、まずは手を出しやすい豆乳紅茶から始めると良いですよ。
豆乳の味に慣れてきたら、次は料理にも使ってみましょう。
料理の方が豆乳のクセを消してくれるので、もしかしたら料理の方がおいしく豆乳をいただけるかもしれません。
豆乳を食事に取り入れる
慣れてしまうと、豆乳独特の風味も気にならなくなってきます。
牛乳代わりに、いろいろな料理に使っているという人もいるそうですよ。
今回は、あまり難しくないレシピをご紹介しましたので、健康のためにも、ぜひチャレンジしてみてください。