お弁当作りを始めたものの、続かなくて三日坊主で終了したという人は多いでしょう。
なぜ、お弁当作りに挫折してしまう人は多いのでしょうか。
ここではお弁当作りが続けられる人のほとんどがやっている、容器に詰めて冷凍保存する方法などをご紹介していきます。
朝は容器に詰めるだけ?お弁当作りが続くコツ
お弁当作りが続けられない人に共通するのが、「朝にお弁当を作る」ということです。
買ってきたお弁当用冷凍保存の食品を容器に詰めるだけなら、時間も掛からないので続くかもしれません。
しかし、お弁当を手作りしようと決めた人には、それぞれ理由があるでしょう。
健康のことを考えて、金銭のことを考えてなどが、多くの人のお弁当作りの理由となっています。
毎日お昼に外食をしていたり、コンビニでお弁当を買っていたりしては、もちろん身体に良くありませんし、さらにお金もかかってしまいます。
また、購入してきたお弁当用冷凍保存の食品も手作りのおかずに比べ、栄養が低くて量も少ないなどのデメリットがあります。
では、メリットの多い手作りお弁当が続けられる理由はなんなのでしょうか?
お弁当作りが続けられる人、もしくは続けられるようになった人に共通しているのが、「朝にお弁当を作らない」ということです。
朝に比べると時間のある夜におかずを作り、朝は容器に詰めるだけといったように、お弁当作りを継続しているのです。
容器に詰めるだけのお弁当作りとは?
仕事をしていると、朝はできることなら、ゆっくりと眠っていたいものです。
そんな時間のない朝にお弁当作りをするために、早く起きなきゃいけないと考えるだけで、余計に起きたくないと思う人は少なくないはずです。
お弁当作りが大好きで眠る時間を削ってまで、朝お弁当を作りたいと思う人は、なかなかいません。
お弁当作りが続けられるコツは、朝にお弁当を作らないことと言いましたが、一体どういうことなのでしょうか?
夜におかずを何品か作っておくだけで、次の日の朝には容器に詰めるだけお弁当ができます。
さらに、日持ちのする食材・メニューであれば、1週間使うことが可能です。
そして、もっとお弁当作りを楽にするのが、作ったおかずを冷凍保存しておくということです。
小分けにした冷凍保存の食品があれば、朝にそのまま容器に詰めるだけで保冷剤の代わりにもなり、お昼には解凍され、ちょうどよく食べることができます。
おかずの種類が多いとお弁当の見栄えが良くなるだけではなく、栄養バランスも良くなり、身体にもいいのです。
おかずの冷凍保存!解凍せず容器に詰めるだけ
おかずを小分けに冷凍保存しておくための容器は、様々な種類があります。
600円~2,000円ほどで、お弁当のおかず用の冷凍保存容器が販売されています。
合った大きさのタッパーとカップシリコンを買ってきて、オリジナルのおかず冷凍保存容器を作ることも可能です。
シリコンカップは大・中・小と大きさも豊富にあります。
また、丸い物から四角い物、ハート型と形のバリエーションも多く、欲しい大きさや形を探すこともできるため、自分のお弁当に合ったシリコンカップを探すことができます。
この容器があれば、おかずを作った後、熱が取れて冷めたら小分けのカップに移して、タッパーのふたを閉じて冷凍するだけです。
朝に冷凍していたおかずを解凍し、お弁当用のカップに分けるといった手間もなくなります。
容器を開けて、その中からお弁当に入れたいおかずの入ったカップを取り出し、お弁当容器に入れるだけなので非常に便利です。
しかし、帰ってきてからお弁当箱だけでなく、シリコンカップなども洗うのが面倒くさいと思う人には、捨てることのできる和製カップやアルミカップがあるのでおすすめです。
手作りお弁当の冷凍保存おかず~ハンバーグ~
お弁当のおかずを冷凍保存しておけば、冷蔵庫に作り置きのおかずがないときも、とっても楽になります。
休日などの時間があるときに、まとめて作っておくのもいいでしょう。
冷凍保存してあると助かるのが、ご飯が進むメインディッシュです。
まずは、鳥ひき肉を使った大葉ハンバーグの冷凍保存おかずのレシピをご紹介します。
【材料(10個分)】
・鳥ひき肉 300g
・大葉 10枚
・玉ねぎ 1/4個
・みそ 小さじ2
・しょうゆ 小さじ2
・塩こしょう 少々
・片栗粉 小さじ2
・油 少々
1.みじん切りにした玉ねぎ・鳥ひき肉・みそ・しょうゆ・塩こしょう・片栗粉をボウルに入れます。
2.粘り気が出るまで、しっかりと混ぜ合わせます。
3.1/10の量を手に取り、大葉の上に置いてはさみ、形を整えます。
4.熱したフライパンに油を引き、3を並べます。
5.約2分ほど中火で焼き、焼き色がついたら、ひっくり返します。
6.弱火にしたら蓋をして、約6分焼いたら完成です。
冷めたら、小分けにして容器に入れ、冷凍保存しましょう。
下味がしっかりとついているので、冷めても美味しく食べることができます。
手作りお弁当の冷凍保存おかず~照り焼きチキン
すぐにできるのに、手間がかかっているように見える照り焼きのレシピです。
ガッツリ食べたい気分のときは、お弁当箱にご飯を敷いて照り焼きチキンをのせるだけで、照り焼き丼弁当ができます。
【材料(12切れ)】
・鶏もも肉 2枚
・砂糖 小さじ1~2
・酒 大さじ2
・みりん 大さじ2
・しょうゆ 大さじ4
1.熱したフライパンに鶏もも肉の皮を下にして、両面焼きます。
2.油が出てきたら、キッチンペーパーで油を吸い取ってください。
3.材料にある調味料をすべてフライパンに入れ、蓋をし弱火でじっくりと焼きます。
4.時々フライパンをゆすり、鶏もも肉全体にたれが絡まるようにしてください。
5.たれが煮詰まったら、鶏もも肉に箸を刺し(透明の肉汁がでたらok)、火が通ったのか確認してください。
6.お弁当のおかずサイズに切り分けたら完成です。
砂糖ではなく、はちみつを代用して作っても、お肉が柔らかくなって、とっても美味しくできます。
冷めたら冷凍保存容器に移して、冷凍庫へ入れてください。
切り分けることで解凍せず、朝お弁当に入れておくだけで自然解凍され、美味しいお肉をお昼に食べることができます。
鶏もも肉のあまじょっぱいたれはご飯が進み、お弁当のおかずにもピッタリです。
手作りお弁当の冷凍保存おかず~きんぴらレンコン
メインメニューのおかずだけでなく、ヘルシーで健康的な彩りのあるおかずも欲しいですよね。
ニンジンジ色が綺麗な、きんぴらレンコンのレシピです。
【材料(小分けカップ6個分)】
・レンコン
・ごま油 大さじ2
・料理酒 大さじ3
・みりん 大さじ2
・砂糖 大さじ1
・しょうゆ 大さじ2
1.レンコンは厚さ5mm、ニンジンはいちょう切りにします。
水を入れたボウルに、切ったレンコンを5分ほど浸しておきます。
2.熱したフライパンにごま油を引き、先ほど切ったレンコンとニンジンを入れて炒めます。
3.料理酒を入れ、水分が無くなるまで炒め、みりんを入れて、また水分が無くなるまでよく炒めます。
4.次に砂糖を入れて炒め、最後にしょうゆを入れたら完成です。
フライパンに残っている水分をキッチンペーパーでふき取り、きんぴらレンコンが冷めたら、小分けのカップに入れて冷凍保存しましょう。
美味しく冷凍保存するには、小分けにした後、タッパー容器に入れるのではなく、ジップロックなどの空気を抜いて保存できる入れ物がおすすめです。
お弁当に入れるときに、唐辛子をお好みでかけてもおいしいです。
お弁当作りをするのは朝じゃない!
明日のお弁当だけでなく、何日分ものお弁当のおかずが、ずっと前にできているなんて、なんだかとっても嬉しいですよね。
朝もお弁当のために、早起きしなくても済みます。
この方法なら、お弁当作りが長続きしそうではありませんか?