離乳食の朝食はコレに決まり!パンを使ったオススメメニュー

赤ちゃんの成長に欠かせない離乳食は、生活リズムの観点や栄養面でとても大切です。
できるだけ楽しく、色々なものを食べさせてあげたいと考えているお母さんも多いと思います。

でも離乳食作りには思っている以上の時間と手間がかかりとても大変です。
特に朝は忙しく朝食の準備にあまり時間をかけられません。

そこでオススメなのがパンを使った朝食です!
混ぜるだけ・載せるだけ・挟むだけですぐ作れる離乳食の朝食メニューを紹介します。

離乳食でパンを食べられるのはいつから?

離乳食を始めたばかりの主食はお粥ですが、スタートから1か月程度経って2回食になる頃からパンも食べさせることが出来ます。

パンにはお米とは違う甘みや風味があり、離乳食のメニューの幅も広がるので赤ちゃんも喜んで食べてくれるでしょう。
ただしアレルゲンである小麦や乳製品・卵が使われているので、初めて食べさせる時は様子を見ながら食べさせてください。

離乳食で使用するパンはシンプルな材料で作られた食パンが一番適しています。
市販の食パンを使用する時は、裏面の原材料表示で添加物などを確認して選んでくださいね。

食パンの耳は固くて食べられないので、サンドイッチ用の薄切りパンが活躍します。

バターロールやクロワッサンは油脂分が多いので、離乳食期に無理に食べさせる必要はありません。

離乳食はとにかく作るのが大変です。
特に朝食用に手軽に作れるメニューを覚えておくと便利ですよね。

忙しい時にオススメなのがパンを使った離乳食です。
離乳食の時期別にオススメの朝食パンメニューを見てみましょう。

離乳食初期(5~6か月)にぴったりの朝食パンメニュー

離乳食の初期は”ゴックン期”と呼び、滑らかにすりつぶした状態の食材で飲み込む練習をする時期です。
初めは1日1回ですが、慣れてくると朝・夕の1日2回食となります。
生活リズムを整えるという点でも朝食は大切にしたいですね。

パンはミルクや野菜スープと一緒に加熱しパン粥として食べさせましょう。
1回の目安量はサンドイッチ用のパン1/2~1枚です。

初期は食べられる食材が限られているので、離乳食もワンパターンになりがちです。
そこで、シンプルなパン粥に飽きてきたら野菜や果物のペーストを混ぜてみましょう。
かぼちゃやさつまいも・にんじん・バナナなどはほんのりとした甘みもプラスされるので赤ちゃんも喜ぶこと間違いなしです!

忙しい朝でも混ぜるだけでOKなのでぜひお試しください。

離乳食中期(7~8か月)にぴったりの朝食パンメニュー

離乳食中期は”モグモグ期”と呼び、食材を舌でつぶす練習が始まります。
色々な舌触りや味わいを体験させてあげて、食事が楽しいということを教えてあげましょう。

初期同様パン粥にして食べさせますが、ほんの少し食感が残る程度の加熱でOKです。
目安量は8枚切りの食パン1/3~1/2枚です。

中期になると卵やチーズなど食べられる食材が増え、離乳食のバリエーションも一気に広がります。
トマトやほうれん草などの野菜をパン粥と合わせ、チーズをのせて焼けばおしゃれなパングラタン風の離乳食の完成です。
一品で炭水化物・ビタミン・たんぱく質が摂れるので、慌ただしい朝食の時間にも食べさせやすくていいですね。

中期の後半には卵黄とミルクで作るフレンチトースト風がオススメです。
これなら家族みんなで同じメニューを食べられるので離乳食の時間がより楽しくなりそうです。
手づかみ食べに興味を持ち始めた赤ちゃんにぜひ作ってみてください。

離乳食後期(9~11か月)にぴったりの朝食パンメニュー

離乳食後期は”カミカミ期”と呼ばれ、歯ぐきで食べ物を噛み飲み込むことを覚える時期です。
大人の食事から取り分けて食べさせられるものも増えるので、離乳食作りが少し楽に感じられるでしょう。
1日3回食にステップアップするので朝食がますます重要な役割を果たします。

食材の固さはバナナくらいが目安で、パン粥にせずそのまま食べることが出来るようになります。
1回の目安量は8枚切りなら2/3~1枚、6枚切りなら1/2枚です。

後期になると自分で食べたいという欲求が強くなりつかみ食べが増えてくるので、朝食にはサンドイッチがオススメです。
野菜や果物のペーストやノンオイルのツナをサンドイッチ用のパンで挟むだけなので簡単に作れます。

後期はトーストも食べられるようになります。
ただし焼き過ぎると固くなるのでほんのり焼き色が付く程度にし、サクッとした食感を楽しめるようにしましょう。
トマトソースとチーズをのせてピザトースト風や、きな粉をまぶしたきな粉トーストなど様々なアレンジができます。

離乳食完了期(1歳~1歳半)にぴったりの朝食パンメニュー

離乳食完了期は”パクパク期”と呼び、固さや味付けの濃さは違えどほぼ大人と同じメニューを食べられるようになります。
今までは母乳やミルクの栄養に頼っていた赤ちゃんも、食事で必要な栄養を補うようになるので、栄養バランスを意識した離乳食を作ってあげましょう。

1歳を過ぎると手づかみ食べだけではなく、スプーンやフォークなど道具を使って食べたがる子が増えてきます。
食材をサイコロ状にすると指でつまむ・フォークで刺すといった練習にもなります。

完了期になるとマヨネーズなどの調味料やハムなどの加工品も食べられるので、朝食にぴったりのサンドイッチのバリエーションが増えます。
ただ挟むのではなくロールサンドにしてあげると手で持ちすくなるのでお試しください。
パンの種類も食パンだけでなく、ロールパンや全粒粉入りのパンなど食感や風味の違いを楽しめるように工夫しましょう。

また簡単に作れて冷凍ストックも可能な蒸しパンも朝食にぴったりの一品です。
かぼちゃやホウレン草などの野菜を混ぜると栄養バランスもアップします。

忙しい朝食には離乳食の冷凍ストックがオススメ!

何かと忙しい朝、朝食の準備はパパッと手軽に終わらせたいですよね。
そんな時にオススメなのが離乳食の冷凍ストックです。

離乳食の朝食にぴったりなパンには2通りの冷凍方法があります。

1つ目はそのままラップで包み冷凍する方法です。
初期は凍ったまますりおろして中期は小さくちぎってスープなどと合わせてパン粥に、後期~完了期のトーストの場合は凍ったまま焼くことが出来ます。

2つ目はパン粥にしてから冷凍する方法です。
月齢に合わせた固さのパン粥を作り製氷皿などで一食分ずつに分け凍らせておくと、電子レンジで解凍するだけで食べさせることが出来てとても便利です。
特に初期は1回に食べる量が少ないので、数回分まとめて作る方が作りやすいでしょう。

野菜はペーストにしたり柔らかく茹でてから1食分ずつラップで包んで冷凍します。
肉や魚も同様に冷凍しておけば、朝食の時にいくつか選んで解凍するだけで美味しい離乳食の出来上がりです。

離乳食を冷凍する時は以下の2点に注意しましょう。
1点目は食材をラップで包むだけでなく、冷凍用保存袋に入れて乾燥を防ぐことです。
もう1点は保存期間で、1週間~10日を目安に食べきるようにしましょう。

冷凍ストックをうまく活用してバリエーション豊かな朝食を準備してあげたいですね。

離乳食のマンネリはパンで解消しましょう

大人と同じ1日3食になると離乳食のメニューはマンネリになりがちです。
特に時間のない朝食の準備はお母さんたちの一番の悩みの種です。

簡単に作れるパンを使った離乳食をうまく取り入れ、家族みんなで美味しい朝食を楽しみましょう。