はかり要らず!小麦粉などのグラム表示をccに変換する方法

お菓子を手作りする時に困るのが、レシピに出ている小麦粉、砂糖といった材料がグラムで表示されていることです。

材料をはかるには、はかりを持っていないとわかりませんよね。

しかし、手持ちの計量スプーンや計量カップを使い、グラム(重さ)をcc(体積)に変換することで、はかりがなくても計量できるのです。

今回はその方法をご紹介します。

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お菓子作りでは小麦粉などの材料がグラムで表される

バレンタインやクリスマスを機に、初めての手作りケーキやクッキーに取り組まれる方もいらっしゃることでしょう。

レシピを見ながらいざ作ろうとして、困ったことはありませんか?

そう、材料の「単位」です。

小麦粉も砂糖もバターも全て、○○グラムと書かれています。

はかりがないと何グラムかわかりませんよね。

たとえばみそ汁を作るなら、だし汁2カップや顆粒だし小さじ1杯、味噌でさえ大さじ○○杯などと書かれています。

「グラム」の文字は見当たりません。

てんぷらの衣を作る小麦粉も、3分の1カップなどと表示されています。

ところが、これがお菓子作りとなった途端、材料の小麦粉はグラム表示へと変わります。

実は、お菓子は材料のわずかな重さの違いで出来栄えが変わってきてしまいます。

正確な計量こそ、お菓子作りのポイントなのです。

本当は、はかりで正確にはかるのがよいですが、それはプロのパティシエにお任せして、ご家庭で作る際は、「おおよそ」で作ってしまってもいいのではないでしょうか。

はかりを持っていなくても小麦粉のグラムをccに換算して、お菓子を作る方法をご紹介します。

そもそもグラムとccは何がどう違うの?

ccとは、体積を表しています。

1ccは1辺が1㎝の立方体の体積です。

つまり、1ccは1立法cmです。

英語のcublic centimetreの頭文字をとって、ccと呼んでいます。

もうひとつ、体積を表す単位でレシピによく登場するのが、ml(ミリリットル)です。

1mlは1リットルの1000分の1です。

といっても、どれくらいなのか、ピンと来ませんよね。

実は、「1ml=1cc=1立法cm」と、みんな同じ体積なのです。

一方、グラムは重さを表す単位です。

重さと体積は、似ているようで違います。

たとえばここに、1㎝四方のサイコロが2つあるとします。

1つは発泡スチロールで出来ていて、もう1つは鉄で出来ているとしたらどうでしょうか。

重さは異なりますよね。

1グラムとは、地球上の普通の気圧下での、お水(正確には蒸留水)1mlの質量とされています。

重さの基準は「水」です。

ですから、体積が1ccもしくは1mlもしくは1立法cmの水の重さは1グラムなのです。

では、水以外では、どうなのでしょうか。

たとえば味噌を例にしてみます。

水は液体ですが、味噌は違いますよね。

明らかに味噌のほうがズシンと重そうです。

では同じ液体でも、油はどうでしょうか。

油は水に浮くことから、水より比重が軽いのです。

このように、同じ体積であっても材料により重さが変わってくるのです。

次項は、小麦粉のはかり方についてお話します。

小麦粉のグラムをccに換算する便利な計量スプーンと計量カップ

はかりは重さ(グラム)を測るものです。

しかし、はかりがなくても、小麦粉の体積からおおよその重さを割り出すことが出来ます。

そのときに活躍するのが、計量スプーンと計量カップです。

計量スプーンは、大きさの異なる円形のスプーンが3本セットになっているのが一般的です。

いちばん大きい円形のスプーンを大さじといいます。

大さじ1杯は15ccです。

いちばん小さいスプーンを小さじといいます。

小さじ1杯は5ccです。

真ん中のサイズのスプーン1杯が10ccです。

10ccのスプーンを中さじと呼ぶことはあまりありません。

ほとんどが大さじか、小さじを使って何杯かを表します。

一方、計量カップには目盛りがふられており、1カップは200ccです。

はかりがない場合、このスプーンとカップを駆使すれば計量出来るのです。

小麦粉のグラム(重さ)をcc(体積)に換算する

水1カップ(200cc=200ml=200立法cm)の重さは200グラムです。

ところが小麦粉1カップだと、重さは110グラムになります。

小麦粉の重さは、水の約半分なのです。

そのため、水と同じに200gだと思って調理をすると、出来栄えが大きく変わります。

小麦粉が大さじ1杯(15cc=15ml=15立法cm)なら重さは9グラムです。

小さじ1杯(5cc=5ml=5立法cm)だと重さは3グラムになります。

ここで、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、小さじ1杯(5cc)で3グラムの計算だと、カップ1杯(200cc)あたり120グラムになるはずです。

ところが実際は、110グラムです。

実は、材料によっては容量が大きくなると、重さが変わってくるものがあります。

ですからレシピを見て、量が明らかに多いときは、スプーンで測るよりカップで測ったほうがいいといえます。
小麦粉が200グラム必要な場合、計量カップではかると1.8杯必要となります。

つまり、小麦粉200グラムは計量カップで1と5分の4カップはかればいいということになりますね。

大さじなら22.2杯、小さじなら66.7杯になります。

小麦粉以外のグラム(重さ)とcc(体積)を換算する

計量カップと大さじ・小さじを使い、小麦粉以外もはかってみると、どうでしょうか。

まずは、お菓子作りでよく使われる砂糖を見てみましょう。

砂糖は計量カップ1杯(200cc)の重さが130グラムです。

大さじ1杯(15cc)の重さは9グラム。

小さじ1杯(5cc)の重さは3グラムです。

砂糖も容量が大きくなるにつれて、重さが変わる仲間です。

砂糖200グラムならカップ1.5杯になります。

バターも見てみましょう。

バターは計量カップ1杯(200cc)の重さが180グラム。

大さじ1杯(15cc)の重さは12グラム。

小さじ1杯(5cc)の重さは4グラムです。

バターもやはり容量が大きくなるにつれて、重さが変わります。

小さじ1杯で4グラムなら計算上カップ1杯は160グラムですが、実際は180グラムと20グラム重いです。

ちなみにバターの20グラムというと、大さじで1.7杯、小さじで5杯と、けっこう量があります。

実際、バター20グラムは直径18センチのケーキを作るときに必要な分量です。

はかり間違えてしまうと、かなりな誤差となりますからきちんと換算しましょう。

実践!はかりを使わないで小麦粉を使ったお菓子のレシピをはかってみよう

一般的な18センチのケーキのスポンジを作る際の材料を、はかりがないと仮定して計量してみましょう。

【材料】
・卵     3個
・小麦粉   90グラム
・砂糖    90グラム
・無塩バター 20グラム

まず小麦粉をはかります。

大さじ1杯(15cc)が9グラムなので90グラムは大さじ10杯になります。

小さじ(5cc)なら30杯。

計量カップ(200cc)だと0.8カップです。

1カップが110グラムなので、そこから20グラム引きます。

20グラムは大さじ2杯と小さじ1杯弱です。

面倒と感じたら、大さじで10杯測るのが無難です。

次に砂糖を測ります。

大さじ1杯(15cc)が9グラムなので90グラムは大さじ10杯になります。

小さじ(5cc)なら30杯。

ここまでは小麦粉と同じです。

計量カップ(200cc)だと0.7カップです。

1カップが130グラムなので、そこから40グラム引きます。

40グラムは大さじ4杯と小さじ1杯強。

こちらも面倒と感じたら、砂糖も大さじで10杯はかりましょう。

次は無塩バターです。

バターは小さじ1杯(5cc)が4グラムなので、20グラムは小さじ5杯になります。

大さじを使うなら大さじ1杯(15cc)が12グラムなので、20グラムは大さじ1杯と残り8グラム分が小さじ2杯になります。

少量なので計量カップ(200cc)は使いません。

こうして、はかりがなくても計量スプーンもしくは計量カップで小麦粉・砂糖・無塩バターをはかることができました。

手作りお菓子は手持ちの道具で作るからこそ楽しい!

お菓子を作るには、はかり・計量カップ・計量スプーンのほかにも粉ふるい、ハンドミキサー、ゴムベラ、パレットナイフ、回転台など諸々の道具が必要になります。

しかし、それらがなくても家にあるいつもの道具を工夫して使えば、どうにか作れてしまうものです。

いつもの道具で作るからこそ、多少いびつでも、そのいびつさが味わいとなったお菓子になるのではないでしょうか。

それこそ手作りの醍醐味といえるでしょう。