エビに似ているオキアミとアミエビ。その違いは何?

かき揚げや、お好み焼きに入っている小エビが、エビじゃないということをご存知でしたか。

料理だけでなく、エビが入っているお菓子もたくさんありますよね。
それらに使われているエビも、実はエビではないかもしれないのです。

今回のお話は、エビに似ているけれどエビじゃない「オキアミ」と「アミエビ」という生きものについてお話します。

一体エビではなくて何なのか、その違いについてご説明します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

カレーに野菜をすりおろすならこの野菜!その野菜が良い理由

すりおろした野菜をカレーに入れるという人は、とっても多いです。すりおろすことによって、子供が...

魚の切り身の賞味期限を伸ばす方法。知っておくと絶対役立つ

スーパーで買ってきた、切り身の魚の賞味期限は、どのくらいあるのかご存知ですか?今回は、魚の切...

ドライトマトにはどんな栄養がある?カロリーはどれぐらい?

ドライトマトといえば、美容・健康・ダイエットに効果があるとして人気の食材です。生のトマトを乾燥...

牛乳×味噌ってどんな味?コクとまろやかさが魅力のレシピ

牛乳と味噌はどちらも冷蔵庫に常備されているご家庭も多いと思いますが、料理の中ではなかなか出会わない材...

鶏肉の味噌炒めを作ろう!旬野菜を使った簡単レシピ大公開!

みなさん、鶏肉の味噌炒めは好きですか?比較的、低価格で購入することが出来る鶏肉ですが、味噌の...

6pチーズと醤油を使った簡単美味しいおやつと手軽なおつまみ

6pチーズは、全国のスーパー、コンビニなどで手に入る手軽なチーズです。雪印、QBB、明治十勝...

美味しくてコクのある味噌鍋!スープのアレンジも豊富!

夕方以降に気温が下がる、寒い時期に食べたくなるのは鍋料理ですよね。今日の夕飯は、冷えた体もぽ...

ティラミスを自宅で簡単に!いろいろな作り方を紹介します!

イタリアンの定番スイーツ、ティラミス。作るのなんて難しそう、と思いますよね。でもティラミ...

味噌炒めの味を決めるのはたれ!キャベツを使ったレシピ集

味噌炒めって簡単そうですが、作ってみるとなかなたれの味が決まらないこともありますよね。こちら...

身体の芯から温まるもつ鍋味噌スープの美味しいレシピを紹介

寒い日が続くと身体の芯から温まるものが食べたくなります。当然増えるのは、鍋料理です。その...

白菜の保存方法とは?野菜は干すことでメリットが沢山ある!

寒さが厳しくなると出番が増す野菜のひとつが、白菜ですよね。白菜は、鍋料理や漬け物に欠かせない...

とろける美味しさ!なすと味噌チーズ!手軽なレシピをご紹介

クセがなくて美味しいなす。調理方法も焼く、炒める、揚げるなど幅広い料理に使えます。でもあ...

たまらない組み合わせ!ワインとチーズのカロリーは?

ワインを飲もうと思うと、つまみたくなるのがワインの相棒、チーズです。チーズと一緒にいただくワイ...

どんぐりを発芽させるには根を乾燥させない!美味しい食べ方

どんぐりが多く描写されていた、印象的な映画は「となりのトトロ」ではないでしょうか。映画の中で...

味噌でコクうま!心も体もポカポカになる雑炊レシピ5選

寒い季節や風邪のひき始めにぴったりの「雑炊」一口食べると心も体も温まりますよね。雑炊と言えば鍋の...

スポンサーリンク

オキアミってどんな生きもの?

はじめに、オキアミについてご説明します。

オキアミは軟甲綱オキアミ科の生物で、プランクトンの一種です。
4cm前後の大きさで、エビの形をしています。

エビのような姿をしているので、エビの仲間と勘違いされやすいのですが、エビではなく、プランクトンの一種なのです。

オキアミは、クジラのエサとしても有名ですね。
あの大きなクジラのエサが、こんな小さなプランクトンというのは驚きですね。

日本では、太平洋海域に生息し、年間3~5万トンが水揚げされています。

生きているオキアミの体は透明で、水揚げ後に赤く色づきます。

水揚げされたオキアミの半分は、海釣りのエサや養殖魚のエサとして出荷されます。

食用にもなりますが、オキアミは劣化が早く色が変わりやすいため、生のままではあまり流通していません。

干しエビや、スナック菓子、ふりかけの材料など、加工品として使われることが多いです。

桜エビなどに比べ、オキアミは価格が低く、しかも色やカルシウムの含有量の高さは同じくらいなので、桜エビの代用として使われています。

海釣りが好きな人であれば、見たことがあると思います。

なぜなら、この後出てくる「アミエビ」と同様に、釣り用のエサとしても使われているからです。

釣り用のエサとして売っている場合は、3kgくらいの冷凍された四角いブロックになって売られています。

コマセと呼ばれる撒き餌として使われるほか、形の良いものは付け餌としても使われています。

アミエビってエビじゃない?違いは何?

「アミエビ」というと、先ほどのオキアミと同じように、コマセ(撒き餌)に使われるプランクトンの「アミ」や「イサザアミ」を想像する人もいると思います。

もちろん、それは「アミエビ」と呼ばれます。
しかし、「アミエビ」というと、「アキアミ」のことを指す場合もあるのです。

詳しくご説明します。

「アミ」は、数mm~1cm未満の細かい大きさのプランクトンです。
エビに似た形をしていますが、エビではありません。

釣りの餌や養殖魚の餌として使われ、食用にされることもあります。

一方、「アキアミ」は、アミと名前に入っていますが、れっきとしたエビの仲間です。
大きさは、1cm程度~3cm程度です。

このアキアミは、釣りの餌や養殖魚の餌としても使われるのですが、食用にも使われています。
一般的に、塩漬けされたものが出回っています。

この商品名として、「アミエビ」という名前が付くことがあります。

さらに、「オキアミ」を乾燥させたものを、干しアミエビという名前で売っていることもあります。

なんだか、ややこしいですね。

そのため、「アミエビ」は「アミ」であり、「アキアミ」でもあり、「オキアミ」でもあるのです。

すべてに共通して言えるのは、「エビのような形をしている」ということです。

これらのアミエビは、値段に違いはありますが、あまり区別されて使われているということはないようです。

勘違いしやすいオキアミと桜エビ

オキアミやアミエビ(アミ)は、プランクトンであるとお話しましたね。

エビの形をしているのに、エビでないというのも、なんだかややこしいですよね。

先ほどオキアミの説明をしたときにも出てきましたが、オキアミは桜エビの代替品としてよく使われています。

桜エビは、かき揚げやお好み焼きに入っていると、良い出汁が出て、きれいな赤い色は彩りとして使われます。

食感も独特で、おいしさをアップしてくれます。

そんな桜エビですが、獲れる時期が限定されているため、値段が高めです。
そこで、代替品のオキアミが出てくるわけです。

代替品として使われているということは、よく似ているということになりますよね。

オキアミと桜エビの違いについて、触れておきましょう。

オキアミと桜エビは、海の中に生息し、体の形や色もそっくりです。
しかし、生物学的には、まったく違う生きものになります。

桜エビは、サクラエビ科に属するエビの一種で、深海に生息する小型のエビです。

日本では、静岡県の駿河湾・東京湾・相模灘で生息していますが、水揚げが許可されているのは、駿河湾のみです。

海外ですと、台湾で水揚げされています。

オキアミと桜エビの違いを見分ける

オキアミと桜エビの違いを見分けるのに、産地を見るという方法があります。

桜エビは、国内ですと駿河湾でしか獲れませんので、原産地名が「駿河湾」になっていれば、桜エビです。
「台湾産」のものもあります。

それ以外の産地は、オキアミと考えましょう。

形がよく似ているとお伝えしましたが、大きな違いもあります。

それは「ヒゲ」です。
桜エビには、ヒゲが付いていますが、オキアミにはついていません。

オキアミは、小さなツノのようなものが付いているだけです。

また、価格も大きく違います。

桜エビは、水揚げの時期が限られているため、高価です。
安くて乾燥している「桜エビ」と名の付いた商品が売っていたら、それはオキアミかアミエビです。

色や味にも違いがあります。

オキアミは赤みがはっきりしていますが、古くなると白っぽくなっていきます。

桜エビは、旨味・香り・甘みがすべて良く、出汁もよく取れます。

オキアミは、食感や香りは桜エビと似ているのですが、旨味や甘みは低く、桜エビに比べると物足りません。

普段、オキアミか桜エビかを気にすることはあまりないかと思いますが、比べてみるとその違いは、はっきりしています。

見分けることもできますので、今度スーパーに行ったら、よく見てみてください。

オキアミやアミエビは重要な役割を持つ生きもの

オキアミは、クジラのエサになるプランクトンであることはお話しましたね。

世界で一番大きいクジラは、シロナガスクジラと言われています。

体長は20~30メートルで、体重は80~190トンの巨体です。
体長34メートルのものも確認されているそうです。

こんなにも大きなシロナガスクジラのエサが、小さなプランクトンであるオキアミということに驚きませんか。

クジラがオキアミをエサにしているのは、一気にたくさん食べることができるからと考えられます。

オキアミは、海中で数えきれないほど大量に存在しており、群れています。

また、オキアミは、海中の植物性のプランクトンを食べているので、海の栄養が豊富に含まれているのです。

クジラは、これを一気に捕食します。

大人のクジラですと、1日に4トン程度のオキアミを捕食するそうです。

たくさん存在しているから、たくさん食べられる。
たくさん食べられるから、大きい体を維持できる。

というわけです。

クジラは体が大きいので、大きな魚をたくさん食べているというイメージがありましたが、まったく違いましたね。

オキアミやアミエビは小さなプランクトンですが、生態系において重要な役割を担っている生きものだということがわかります。

アミエビを使って料理してみよう

食用のアミエビとして売られているものは、アキアミの場合もありますし、オキアミの場合もあります。

味の違いはあまりありませんが、気になるようでしたら、表示をよく確認してみてください。

安く手に入り、魚介のおいしい出汁が出ますので、ぜひ料理に取り入れてみましょう。
卵焼きに入れると、彩りになり、旨味もプラスされて栄養満点です。

【材料】

・ごま油 大さじ1
・卵 2個
・乾燥アミエビ 大さじ2
・かつおだし 大さじ1/2
・みりん 大さじ1/2

かつおだしがなければ、白だしを使います。

【作り方】

①卵をアミエビをボウルに入れて、かき混ぜます。

②かつおだし(or白だし)と、みりんを入れて混ぜます。

③フライパンにごま油を熱し、②を流し込みます。

④菜箸で円を描くように、かき混ぜましょう。

⑤半熟の状態で、卵を巻き、形を整えて完成です。

赤と黄色が入って、色がキレイなので、お弁当にもおすすめですよ。

小さなエビのプランクトンが大活躍

日本人はエビが大好きです。

世界各地から、さまざまな種類のエビを輸入して食べています。

伊勢エビや車エビ、甘エビにブラックタイガーなど、名前を聞いたことがありますよね。

小さなエビの形をしたプランクトンのことは、ご存知でなかった方も多いかと思います。

しかし、いろいろなところで大活躍しているということが、今回お分かりになられましたでしょうか。