パウンドケーキをしっとりさせるコツ&正しい保存方法とは?

しっとり美味しいパウンドケーキ。
ボールひとつで作ることができるので挑戦しやすいのも魅力ですよね。

でもいざ作ってみるとうまく膨らまなかったり、ボソボソ食感だったり…シンプルなお菓子だからこその難しさもあります。

でもお店のようなしっとり食感のパウンドケーキは作り方と保存方法にポイントがあるのです。
これさえ押さえておけば美味しいパウンドケーキが作れますよ!

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パウンドケーキの基本をおさらい

パウンドケーキは本来、小麦粉、バター、砂糖、卵をそれぞれ1ポンド(約450g)ずつ混ぜ合わせて作るケーキのことで、1ポンド=パウンドケーキという名前になりました。
現在のレシピは食感や甘さを調整するために材料が同割ではないものも多いですが、元々はすべて同じ分量でどっしりと食べ応えのあるものでした。

パウンドケーキの作り方は様々ありますが、室温に戻した柔らかいバターに砂糖、卵、小麦粉を順に混ぜて焼き上げるのが一般的です。
作り方によってずっしり重めorふんわり軽めと食感に違いが生まれます。

今回はいかにしっとりさせるか&正しい保存方法についての話なので詳しくは省略しますが、何度も作るうちに自分好みの加減がつかめるでしょう。

パウンドケーキはスポンジケーキなどに比べると比較的日持ちするのが特徴です。
使う材料や保存方法にもよりますが、夏は4~5日、冬なら5日~1週間は傷まないとされています。

このパウンドケーキが日持ちする理由として、砂糖の割合が多いのと長めに焼くことで生地の水分が少なくなることが挙げられます。
伝統のレシピである材料が1:1のものやドライフルーツを使ったものの方が長持ちするでしょう。
正しい保存方法と実際の食べ頃については後ほど詳しく説明します。

シンプルなプレーンや濃厚なチョコレート、和テイストの抹茶やあずき入り、ドライフルーツ入りなどアレンジの幅が広いのもパウンドケーキの魅力のひとつです。
しっとり美味しいパウンドケーキのコツを学んで、色々とチャレンジしてみてくださいね。

パウンドケーキをしっとりさせるコツその①レシピを守る

パウンドケーキの基本レシピは小麦粉、バター、砂糖、卵がすべて同量です。
でもそれだと甘すぎると感じたりカロリーが気になる人も多くいるため、バターや砂糖の量を調整したレシピが最近は多く出回っています。

確かにバター(無塩)は100gあたり763kcal、砂糖は384kcalと決してヘルシーとは言えませんが、パウンドケーキの味わいやしっとり感の決め手はバターと砂糖にあります。
その2つの材料の割合を極端に変えてしまうと、本来のレシピとは程遠いものになってしまうのも無理はありません。
甘さやカロリーを抑えたい時、減らすのは元のレシピの80%までにしておき、それを補える何かを加えるとよいでしょう。

パウンドケーキにおけるバターの役割は主に2つで、1つ目はその風味です。
フワッとバターの香りがするとそれだけで美味しそうに感じられます。

2つ目はパウンドケーキを膨らませる働きです。
バターは撹拌すると気泡を抱き込んでクリーム状になる性質(クリーミング性)があり、その気泡によってパウンドケーキがきめ細かく膨らみます。
そのためバターを減らし過ぎると美味しさが半減する以外に膨らみも悪くなるでしょう。
膨らみを補助するためにベーキングパウダーを入れる方法もありますが、多すぎると苦味が出たりパサつきのもととなるので注意が必要です。

次に砂糖ですが甘さだけではなく、しっとり感に大きく関わっています。
砂糖には食品の水分を保つ性質(保水性)があるので、砂糖の量が少なすぎるとしっとり感が損なわれてしまいます。
保水性ははちみつで補うこともできますが、はちみつによってはクセが強く風味が気になってしまうかもしれません。

また砂糖には防腐作用もあるため、保存期間を長くする役割も果たしています。
甘みを抑えたいからと砂糖を減らし過ぎると食感以外にも影響が出るのでやはり80%程度にとどめておきましょう。

このようにレシピには様々な科学的根拠もあるため、長年受け継がれてきたレシピを守ることがしっとり感への近道と言えます。

パウンドケーキをしっとりさせるコツその②焼き方にこだわる

しっとり美味しいパウンドケーキを作るコツ2つ目は焼き方です。
どんなにいい状態の生地ができ上がっても、焼き過ぎてパサついたり中が生焼けでは元も子もありません。

パウンドケーキはオーブン温度が170~180℃、焼き時間は40~50分というのがひとつの目安になってきます。
温度が高過ぎると表面だけ焦げて中は生焼けになったり、低過ぎると火が通るまでに時間がかかってケーキの水分が飛びパサパサしがちです。
一度レシピ通りの温度と時間で焼いてみて、結果を見てから調整するようにしましょう。
焼き上がりの目安ですが、一番分かりやすいのはパウンドケーキの中央に竹串を刺してみて何もついてこなければOKです。
また表面の割れ目まで焼き色がついているかどうかも見極めのポイントになります。

生焼けが心配で長時間焼き過ぎると水分が失われモソモソした食感になってしまうので、レシピの焼き時間よりも少し早めにチェックしてみるといいかもしれません。
焼き時間を長くする時は5~10分くらいまでにしましょう。
それでも焼けていない場合は次回から温度を10℃くらい高めにすると解決するかもしれません。

焼き上がったらすぐに型から外し、熱いうちに全体にシロップをうつとさらにしっとり仕上がるのでオススメです。
特にドライフルーツ入りのパウンドケーキはシロップにラム酒やブランデーなどを加えると風味もアップし美味しさが増すでしょう。

焼き上がったパウンドケーキは粗熱が取れたらラップなどをかけ乾燥しないように冷まします。
完全に冷めてからの保存方法もパウンドケーキのしっとり感に大きく関係するので、正しい保存方法を確認しましょう。

パウンドケーキの正しい保存方法その①最大の敵「乾燥」から守る

レシピを守り、焼き加減も完璧にできてもまだ気を抜いてはいけません!

どのケーキにも言えることですが、保存方法を間違ってしまっては美味しさが半減してしまいます。
特にパウンドケーキは焼きたてよりも時間を置いた方が美味しくなるケーキと言われているので、焼き上がってもすぐ食べずに2~3日保存してから食べることが多いでしょう。

そこでパウンドケーキの最大の敵である「乾燥」から守る方法を紹介します。

焼き上がったパウンドケーキは型から外し粗熱を取ったあと、ほんのり温かいと感じるくらいまでラップや布巾をかけて冷まします。
その後はラップでしっかりと包み、さらにジッパー付きの保存袋などに入れ乾燥を防ぎましょう。
ラップの内側がほんのり曇る程度の温かさの時に包むと蒸気でよりしっとり感が増すためオススメです。

粗熱が取れたらすぐに切る方法もありますが、生地が落ち着かず切りにくいと感じるかもしれません。
すぐに個包装する必要がないのであれば、一晩寝かせた方が切りやすくなります。

カットしたものは1本のままよりも空気に触れる面が多くなるので、より注意して保存しなくてはいけません。
一切れずつきっちりとラップで包み保存袋に入れたら空気を抜いてから保存しましょう。
ラップで包まずにそのまま袋や密閉容器に入れて保存している人もいるかもしれませんが、空気に触れている部分から水分が蒸発するのであまりオススメできません。
パウンドケーキはラップで包んでから密閉するのが保存の1つ目のポイントです。

パウンドケーキの正しい保存方法その②冷やし過ぎはNG

パウンドケーキのしっとり感を失わないように保存するためには、乾燥を防ぐ以外に「温度」が大切なポイントとなります。

適切な保存温度はズバリ「常温」で、15~25℃が適切です。
暑い季節や暖房が効いた室内の場合は冷蔵庫に入れたほうがよいですが、それ以外の季節はなるべく涼しく直射日光の当たらない場所を選び常温で保存しましょう。
冷蔵庫に入れる場合には野菜室が一番温度が高いのでオススメです。
その際直接冷気が当たらないように入れる場所を工夫してくださいね。

使う材料にもよりますが5日くらいは常温で保存可能です。
生のフルーツを使っているものや水分が多めの配合のパウンドケーキは傷みやすいので、念のため冷蔵庫に入れるか早めに食べきるようにしましょう。

パウンドケーキがなぜ常温保存が適しているのかというと、パウンドケーキはスポンジケーキやシフォンケーキに比べバターの割合が高いので、冷やし過ぎると油脂分が固まってカチカチになってしまうからです。
さらに冷蔵庫内というのは意外と乾燥しているのでパサつく原因にもなります。
冷蔵庫で保存し固くなってしまった時は食べる2~3時間前に取り出し、常温に戻すとよいでしょう。

一度に食べきれない分は冷凍保存しましょう。
2~3週間は保存可能です。
カットしてから一切れずつラップで包み、乾燥&匂いうつりを防ぐために保存用袋に入れます。
解凍は自然解凍がオススメですが、急ぐ時は電子レンジで様子を見ながら解凍できます。
焼き上がりまで完璧にできても油断せず、正しい保存方法でしっとり感を保ちましょう。

パウンドケーキは正しく保存してしっとり感をアップさせる

焼き上がりの甘い香りに誘われてすぐに食べたくなってしまいますが、パウンドケーキは焼きたてよりも日にちを置いた方が美味しくなると言われているのを知っていますか?

もしプレゼント用に作る場合は逆算して作るとベストな状態で贈ることができるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

パウンドケーキの食べ頃は焼き上がりから2~3日後とされています。
もちろん焼きたてのサクサク&ふわふわなパウンドケーキが好きという人もいると思いますが、パウンドケーキ本来のしっとり感を楽しむためには翌日以降に食べるのがオススメです。
日が経つほどにバターの香りが引き立ちしっとり感が増すと言われていて、特に焼き上がりにシロップをうった場合や洋酒漬けのドライフルーツを入れたパウンドケーキは、1週間くらい置いた方が全体が馴染み美味しくなるという人もいるくらいです。

ただし、パウンドケーキを寝かせておく条件としてしっかりと衛生管理された場所で作られたこと、焼き上がった後の保存状態もいいことが挙げられます。

作る時には手洗いを始め調理器具を清潔にするように心がけましょう。
また、焼き上がったパウンドケーキはなるべく素手で触らないようにすることも大切です。

保存温度は基本的には常温でOKとされていますが、直射日光が当たる場所や温度変化の激しい場所は避けましょう。
もし適切な保存場所がなければ冷蔵庫に入れることをオススメします。

焼き立て、1日後、3日後…と少しずつ食べ比べていくと、味や食感の変化が楽しめます。レシピや好みによって食べ頃は変わってきますので、ぜひ自分だけのベストなタイミングを見つけてみてくださいね。

おやつや贈り物にしっとりパウンドケーキをどうぞ

アレンジも自在で何度食べても飽きのこないパウンドケーキは、日々のおやつやちょっとした贈り物にぴったりです。

作り方・焼き方のコツと正しい保存方法を覚えて、ご家庭でもお店のようなしっとり感をお楽しみください。