江戸時代へタイムスリップ!食事は将軍だけ特別だったのか?

現代の日本は、様々な食べ物を手にすることができる「飽食」の時代だと言われています。

では、江戸時代はどのような時代だったのでしょうか?

あの将軍が食べていたものとは?
江戸時代の食事について、見ていきましょう!

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

【日常の疑問】食品のphって何?phの測定方法はどうやるの?

phって聞いたことがありますか?正しくはpHと表記しますが、ここではあえて、phと書いていき...

旦那さんのお弁当の記録もできる!ブログを活用してみよう!

旦那さんがいる方にとって、毎日のお弁当作りは大変ですよね。子どもに作るお弁当とは、また違った...

江戸時代の食事事情!江戸の武士・庶民は何を食べていた?

江戸時代の食事は、現代と大きく異なっています。しかし、米が主食であったことは現在と変わりなく...

電子レンジ料理でこんなにもできる節約の数々をご紹介します

今、電子レンジは温めるだけではなく、料理にも使えると注目されているのをご存知ですか?簡単にで...

栄養満点!干し野菜作りのススメ。乾燥は電子レンジで簡単に

野菜をたくさん食べたいけれど、野菜はすぐに悪くなってしまいますし、下処理も面倒ですよね。忙しい...

実はおでんに味噌をつけるのが密かな人気!実際に食べてみた

肌寒くなってくると恋しくなってくるのがおでん。近年、コンビニなどで気軽に買えるので、小腹が空い...

酒粕で作られた甘酒が大好きになるさまざまな理由を教えます

酒粕で作られた甘酒には大好きになってしまう理由がたくさんあります。作り方や美容効果、栄養など...

着色料は色々な食品に使われている?食品例から種類もご紹介

着色料とはどんなもので、どんな役割がありどんな種類があるのでしょうか。着色料があることに...

脱穀・もみすりを手作業で行う方法について!玄米の炊き方!

皆さんは、いつも私達が食べている美味しいお米が、どういう流れを経て食卓にあがるかご存知ですか?...

ドイツといえばオーガニック食品の先進国。なぜ普及した?

日本でも、オーガニック食品はたくさんあり、関心を持っている方も多くいるのではないでしょうか?...

クッキーを可愛くデコレーション!バレンタインの準備は万端

2月14日は、何の日でしょうか!?そうです、皆さんもよくご存知のバレンタインですよね。女...

材料色々な味噌チゲのレシピ!魅力満載の韓国料理について

日本の和食と同様に、韓国料理も健康食として、世界中から注目を集めています。韓国の家庭料理のひ...

ビーフシチューを夕飯の献立に加えて楽しい食卓を

ビーフシチューと言えば人気の高い洋食ですが、その実態はなんなのでしょうか?今回は、そのビーフシチ...

試験対策!いくつかある食物繊維の成分の覚え方は語呂合わせ

食物繊維と言えば、思い浮かぶダイエットやデトックス、便秘解消。食物繊維は、腸内の環境をきれいにし...

江戸時代の庶民の食事はどんなものを?現代の日本人との違い

現代は身分の差もなく、農業も機械などを使い効率よく作物を収穫することができ、好きなものを食べること...

スポンサーリンク

江戸時代の食事とは?将軍は何を食べていた?

現代の日本には、莫大な量の食べ物が存在しています。
そして、日本独自の「和食」という素晴らしい食文化を有しています。
それに加えて、洋食、中華料理、イタリアンさらにはタイ料理やインド料理など、日本にいながらも世界中の食文化を体験することができます。
また、外食産業も発展し、家以外の場所で食事をすることが多くなりました。

では、日本の食文化の始まりとの言える、江戸時代の日本ではどのような食事をしていたのでしょうか。
紐解いていきたいと思います。

江戸時代には、現代のような豊富な食べ物はありませんでした。
少ない食べ物の中で、良い食材を手に入れ、素晴らしい料理人に手掛けられた食事を食べることができたのは、やはり力のある者だけでした。

江戸時代に絶大な権力を有していたのが、将軍と呼ばれる方々です。
よって、江戸時代の将軍の食事は、当時の最高級の食事であったと言うことができるでしょう。

では、その内容について詳しく見ていきましょう。

江戸時代の食事内容とは?将軍は特別だった?

食べ物が十分でなかった江戸時代に、最高級の食事をしていたのが、将軍たちです。

そこで、江戸時代の将軍の食事内容について見ていきます。

まず、朝食は「一の膳」と「二の膳」が提供されます。
一の膳には、ごはん、汁物、刺身などの向付、煮物が並んでいます。
二の膳には、お吸い物と、焼き魚などの焼き物が並びます。
つまり、「ニ汁三菜」です。
イメージとしては、旅館の朝食のような感じですね。
朝からとても豪華だったことが分かります。
昼食と夕食は、朝食にいくつかおかずが追加される程度であったそうです。

また、江戸時代には鳥獣肉類を食べる習慣がなかったため、たんぱく源は主に魚と大豆でした。

このような豪華な食事の中にも、将軍が食べてはいけない食材がありました。
それは、ネギやニンニク、ニラ、らっきょう等の香りの強い食材です、

香りの強い食材は、常に戦いの将軍には向かなかったのかもしれません。
また、意外な食材として「マグロ」が挙げられます。
当時、マグロは「下魚」と呼ばれ、庶民の魚とされていました。
庶民の魚を将軍が食べることは許されなかったのでしょう。

江戸時代の食事、将軍独特の作法とは!?

江戸時代の権力者であった将軍は、大変豪華な食事をしていました。
良い食材を大量に仕入れ、その中からさらに、色艶の良いものを厳選して料理されていたほどです。

しかし、将軍はこれほど豪華な食事をしていましたが、美味しく食べることができなかったかもしれません。
なぜなら、様々な作法やしきたりが存在したからです。

毎食、将軍用と御台所用に10人前の食事が用意されました。
そのうち、2名分は毒見用として食べられてしまいます。
残りの8人分も厳しく点検し、将軍の前に提供されます。
その後、将軍の目の前でさらに2人前が毒見として消費されます。
そして、ここでやっと、将軍が食事を摂ることができるのです。

このように料理の出来上がりから、将軍が料理を口にするまで、なんと2時間もかかったそうです。
豪華なお食事も冷めてしまいますね。

また、白米をこぼしてしまった時は、必ず拾って食べなければなりませんでした。
これは、農民の苦労を無駄にしないという考えからです。

江戸時代の食事、将軍によって個性があった!?

江戸時代の将軍は、豪華な食事をしていたことが分かりました。

そんな豪華な食事の中でも、やはり好き嫌いはあります。
この点は、現代の日本人も江戸時代も同じですね。

江戸時代の将軍と言えば、徳川家です。
徳川家には、個性的な食事をされた将軍がいました。

14代将軍の徳川家茂は、大変質素な食事を好んだそうです。
白米は、湯で煮て蒸したパサパサの状態を好み、魚の脂は水洗いで抜き取ってしまったそうです。

しかしこのような低栄養の食事を続けた結果、若くして病に倒れてしまいます。
享年21才と、本当に若かったことが分かります。

それから15代将軍の徳川慶喜は、豚肉が大好物だったそうです。
江戸時代には珍しく、豚肉を食べる習慣があったようです。
それも、慶喜がフランスと親交が深かったことが原因だと考えられます。

慶喜は、「一の膳」などの従来の将軍の食事とは変わって、フランス料理を好んだそうです。
「ポークピカタ」などを食べていたとも言われています。

徳川家最後の将軍、当時にしてはとても個性的だったのではないでしょうか。

江戸時代の食事、将軍と庶民の違いは?

江戸時代に、このような豪華な食事ができたのは、もちろん将軍だけでした。

庶民の食事は大変質素なものだったそうです。
江戸時代の庶民の食事には、これといったおかずはありませんでした。
基本は一汁一菜です。

ご飯、漬物、味噌汁の三品が並んでいました。
これでは、お腹いっぱいになりませんよね。
もしかしたら江戸時代の方は小食だったのでしょうか。

実は、そうではありません。
ご飯をものすごくたくさん食べていたというのです。
特に江戸に住んでいた方は、流通の関係で米が簡単に手に入ったそうで、江戸っ子は米をたくさん食べられることが自慢だったそうです。

1日に消費したお米の量、なんと5合とも言われています。
1人で5合の米を食べるのは、なかなか難しいです。
1合のお米は、お茶碗約2.5杯分に値します。
ですので、5合のお米となると、お茶碗12.5杯分ということになります。
これだけの量のご飯を、一人で食べていたそうです。

このことから庶民の食事では、大変な栄養の偏りが起きていたことが想像できます。
その結果、江戸時代には「脚気」が大流行しました。

江戸時代の食事、将軍の食事から分かること!

これまで、江戸時代の将軍の食事についてお話してきました。

江戸時代に最も豪華な食事をしていた将軍と、庶民の食事には大きな違いがあったことも分かりました。
江戸時代の食事を見ることで、当時の人々の生活や文化を垣間見ることができます。

また、このような江戸時代の食文化があってこそ、現代の日本の食文化が存在することも忘れてはいけません。

例えば、「一の膳」などの食事形式は、「本膳料理」として現代に引き継がれています。もちろん、江戸時代の庶民が食していた「漬物」「味噌汁」も、現代でも家庭料理として残っています。

また、反対に江戸時代とは変わったこともあります。
1つ目は、肉類を食べるようになったことです。
肉類を食べる様になり、日本の食文化が大きく変わりました。
現代では、魚の消費量が減少し、肉類を食べすぎているほどです。

もう1つは、たくさんの食材が手に入るようになったことです。
現代の日本では、庶民でも美味しいおかずを食べることができますし、珍しい外国の食材も容易に手に入ります。
江戸時代の食事を比べると、食文化の発展を感じることができますね。

日本の食文化の発展が見えてくる!

江戸時代の食事と現代の食事では、変わらない部分もあり、大きく変わった部分もあります。

食事の歴史を見ることで、日本の食文化の奥深さを感じてみましょう!