江戸時代へタイムスリップ!食事は将軍だけ特別だったのか?

現代の日本は、様々な食べ物を手にすることができる「飽食」の時代だと言われています。

では、江戸時代はどのような時代だったのでしょうか?

あの将軍が食べていたものとは?
江戸時代の食事について、見ていきましょう!

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江戸時代の食事とは?将軍は何を食べていた?

現代の日本には、莫大な量の食べ物が存在しています。
そして、日本独自の「和食」という素晴らしい食文化を有しています。
それに加えて、洋食、中華料理、イタリアンさらにはタイ料理やインド料理など、日本にいながらも世界中の食文化を体験することができます。
また、外食産業も発展し、家以外の場所で食事をすることが多くなりました。

では、日本の食文化の始まりとの言える、江戸時代の日本ではどのような食事をしていたのでしょうか。
紐解いていきたいと思います。

江戸時代には、現代のような豊富な食べ物はありませんでした。
少ない食べ物の中で、良い食材を手に入れ、素晴らしい料理人に手掛けられた食事を食べることができたのは、やはり力のある者だけでした。

江戸時代に絶大な権力を有していたのが、将軍と呼ばれる方々です。
よって、江戸時代の将軍の食事は、当時の最高級の食事であったと言うことができるでしょう。

では、その内容について詳しく見ていきましょう。

江戸時代の食事内容とは?将軍は特別だった?

食べ物が十分でなかった江戸時代に、最高級の食事をしていたのが、将軍たちです。

そこで、江戸時代の将軍の食事内容について見ていきます。

まず、朝食は「一の膳」と「二の膳」が提供されます。
一の膳には、ごはん、汁物、刺身などの向付、煮物が並んでいます。
二の膳には、お吸い物と、焼き魚などの焼き物が並びます。
つまり、「ニ汁三菜」です。
イメージとしては、旅館の朝食のような感じですね。
朝からとても豪華だったことが分かります。
昼食と夕食は、朝食にいくつかおかずが追加される程度であったそうです。

また、江戸時代には鳥獣肉類を食べる習慣がなかったため、たんぱく源は主に魚と大豆でした。

このような豪華な食事の中にも、将軍が食べてはいけない食材がありました。
それは、ネギやニンニク、ニラ、らっきょう等の香りの強い食材です、

香りの強い食材は、常に戦いの将軍には向かなかったのかもしれません。
また、意外な食材として「マグロ」が挙げられます。
当時、マグロは「下魚」と呼ばれ、庶民の魚とされていました。
庶民の魚を将軍が食べることは許されなかったのでしょう。

江戸時代の食事、将軍独特の作法とは!?

江戸時代の権力者であった将軍は、大変豪華な食事をしていました。
良い食材を大量に仕入れ、その中からさらに、色艶の良いものを厳選して料理されていたほどです。

しかし、将軍はこれほど豪華な食事をしていましたが、美味しく食べることができなかったかもしれません。
なぜなら、様々な作法やしきたりが存在したからです。

毎食、将軍用と御台所用に10人前の食事が用意されました。
そのうち、2名分は毒見用として食べられてしまいます。
残りの8人分も厳しく点検し、将軍の前に提供されます。
その後、将軍の目の前でさらに2人前が毒見として消費されます。
そして、ここでやっと、将軍が食事を摂ることができるのです。

このように料理の出来上がりから、将軍が料理を口にするまで、なんと2時間もかかったそうです。
豪華なお食事も冷めてしまいますね。

また、白米をこぼしてしまった時は、必ず拾って食べなければなりませんでした。
これは、農民の苦労を無駄にしないという考えからです。

江戸時代の食事、将軍によって個性があった!?

江戸時代の将軍は、豪華な食事をしていたことが分かりました。

そんな豪華な食事の中でも、やはり好き嫌いはあります。
この点は、現代の日本人も江戸時代も同じですね。

江戸時代の将軍と言えば、徳川家です。
徳川家には、個性的な食事をされた将軍がいました。

14代将軍の徳川家茂は、大変質素な食事を好んだそうです。
白米は、湯で煮て蒸したパサパサの状態を好み、魚の脂は水洗いで抜き取ってしまったそうです。

しかしこのような低栄養の食事を続けた結果、若くして病に倒れてしまいます。
享年21才と、本当に若かったことが分かります。

それから15代将軍の徳川慶喜は、豚肉が大好物だったそうです。
江戸時代には珍しく、豚肉を食べる習慣があったようです。
それも、慶喜がフランスと親交が深かったことが原因だと考えられます。

慶喜は、「一の膳」などの従来の将軍の食事とは変わって、フランス料理を好んだそうです。
「ポークピカタ」などを食べていたとも言われています。

徳川家最後の将軍、当時にしてはとても個性的だったのではないでしょうか。

江戸時代の食事、将軍と庶民の違いは?

江戸時代に、このような豪華な食事ができたのは、もちろん将軍だけでした。

庶民の食事は大変質素なものだったそうです。
江戸時代の庶民の食事には、これといったおかずはありませんでした。
基本は一汁一菜です。

ご飯、漬物、味噌汁の三品が並んでいました。
これでは、お腹いっぱいになりませんよね。
もしかしたら江戸時代の方は小食だったのでしょうか。

実は、そうではありません。
ご飯をものすごくたくさん食べていたというのです。
特に江戸に住んでいた方は、流通の関係で米が簡単に手に入ったそうで、江戸っ子は米をたくさん食べられることが自慢だったそうです。

1日に消費したお米の量、なんと5合とも言われています。
1人で5合の米を食べるのは、なかなか難しいです。
1合のお米は、お茶碗約2.5杯分に値します。
ですので、5合のお米となると、お茶碗12.5杯分ということになります。
これだけの量のご飯を、一人で食べていたそうです。

このことから庶民の食事では、大変な栄養の偏りが起きていたことが想像できます。
その結果、江戸時代には「脚気」が大流行しました。

江戸時代の食事、将軍の食事から分かること!

これまで、江戸時代の将軍の食事についてお話してきました。

江戸時代に最も豪華な食事をしていた将軍と、庶民の食事には大きな違いがあったことも分かりました。
江戸時代の食事を見ることで、当時の人々の生活や文化を垣間見ることができます。

また、このような江戸時代の食文化があってこそ、現代の日本の食文化が存在することも忘れてはいけません。

例えば、「一の膳」などの食事形式は、「本膳料理」として現代に引き継がれています。もちろん、江戸時代の庶民が食していた「漬物」「味噌汁」も、現代でも家庭料理として残っています。

また、反対に江戸時代とは変わったこともあります。
1つ目は、肉類を食べるようになったことです。
肉類を食べる様になり、日本の食文化が大きく変わりました。
現代では、魚の消費量が減少し、肉類を食べすぎているほどです。

もう1つは、たくさんの食材が手に入るようになったことです。
現代の日本では、庶民でも美味しいおかずを食べることができますし、珍しい外国の食材も容易に手に入ります。
江戸時代の食事を比べると、食文化の発展を感じることができますね。

日本の食文化の発展が見えてくる!

江戸時代の食事と現代の食事では、変わらない部分もあり、大きく変わった部分もあります。

食事の歴史を見ることで、日本の食文化の奥深さを感じてみましょう!