ジャガイモをマッシュしたコロッケは冷凍保存に向いている?

1年を通して安定した収穫のできるジャガイモは、大幅な価格の変化もないことから、ご家庭の食卓に並ぶことも多いですよね。

しかし、冷蔵庫で保管していたらシワシワになっていたり、冷凍したらボソッとした食感になっていて、残念な思いをしたことはありませんか?

冷凍食品で、フライドポテトやコロッケが販売されているのになぜ?

今回はジャガイモの冷蔵・冷凍で失敗しない方法をご紹介します。

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ジャガイモの種類を知れば、向き不向きの調理方法が分かる

たくさんの種類があるジャガイモ。
品種の特徴を知っていると、もっと美味しくジャガイモ料理を作ることができますよ。

スーパーや八百屋さんで比較的見かけるジャガイモの品種の特徴を見ていきましょう。

☆アイノアカ

クセのないジャガイモで煮崩れしにくく、煮込み料理に向いています。
煮崩れしないのに、火の通りは割と早いので料理がしやすいです。

☆インカのひとみ

ホクホクとしていて、ジャガイモ本来の味を楽しめるので、ジャガバターや、粉ふき芋で食べてみてはいかがでしょうか。

☆さやあかね

甘みがあり、煮崩れしにくいので、ポテトサラダやシチューなどに向いていますよ。

☆ベニアカリ

赤い皮をしていますが、中は白く、剥いたあとも変色しにくいジャガイモです。

ビタミンCも豊富で、短い時間で蒸かせることから、マッシュポテトやコロッケなどの料理に向いています。

☆インカのめざめ

煮崩れもしにくく、煮込み料理に向いています。
栗のような食感なので人気もあり、お菓子作りにも向いています。

☆キタアカリ

ホクホクとしていて、香りも豊かなので、ジャガバターにすると絶品です。

煮崩れしやすいので、煮込み料理に使用する際は気を付けてくださいね。
ビタミンCも豊富に含まれます。

作る料理によって、ジャガイモを選んでみるのも良いですよ。

これらのジャガイモをすぐに使わない場合は、皆さんはどのようにして保存していますか。

「ジャガイモは冷凍に向いていない」と、耳にしたことはありませんか。

冷凍に向いていない?!ジャガイモの保存方法

ジャガイモを買って、そのままにしておくと芽が出てきてしまいますので、保存方法がポイントになってきます。

ジャガイモは紫外線を浴びると緑化してしまうので、新聞紙で包んで、さらにタッパーなど空気の入らない容器や保存袋に入れて、風通しの良い場所で保管しましょう。

夏場などは、冷蔵庫の野菜室で保管すると良いです。

野菜室でなければいけない理由は、冷蔵庫だと開け閉めする際に光が入ることで、緑化しやすくなるからです。

また、ソラニン(毒素)が生成され、水分が抜けてシワシワになり、美味しくなくなるだけでなく、他の食材に被害が起こる可能性もあります。

できる限り風通しの良いところで、また、湿気の少ないところでの保存をオススメします。

長い期間保存がしたい場合は、冷凍庫での保存をすることがあります。

ですが、ジャガイモをそのまま冷凍すると水分が失われて組織が壊れ、ホクホクの食感がボソボソの食感へと変わってしまい、美味しくなくなってしまうので避けましょう。

ジャガイモは永遠に冷凍できないのか…

いえ、そんなことはありません。

ジャガイモを使ったフライドポテトや、コロッケなどは冷凍保存食である冷凍食品で見かけますよね。

では、冷凍食品から教わる、ジャガイモの美味しさを損なわない冷凍保存方法についてお伝えします。

冷凍食品で見かけるコロッケをヒントに

ジャガイモを冷凍庫で保存するときは、必ず火を通すことがポイントです。

☆たくさん切ってしまったジャガイモの冷凍保存方法

あるだけ切ってしまおうと、切りすぎたジャガイモはありませんか。

ジャガイモをそのまま冷凍したときのように、切っただけでは水分が抜けて、ボソボソになってしまいます。

この場合は、一度『蒸したり』『茹でたり』『電子レンジで加熱』してから保存すると、冷凍庫で1ヶ月間保管ができるようになります。

冷蔵庫で保存したい場合はタッパーなどに入れて、ジャガイモが浸るまで水を入れてラップをすれば、水分が抜けることはなく、2~3日は保存が効きます。

☆マッシュポテトにする

ジャガイモをマッシュしてから保存することで、水分が抜けにくく冷凍可能になります。

火がしっかりと通った状態なら、電子レンジでも何でも大丈夫です。

冷凍食品のコロッケも、ジャガイモをマッシュしていますよね。

冷凍する際は、解凍したときに水っぽくならないためにも、マッシュしたジャガイモはしっかり冷ましてから冷凍しましょう。

注意していただきたいのが、マッシュポテトにキュウリなどの野菜を一緒に入れて冷凍してしまうと、野菜から水分が出てしまい、食感が損なわれます。

マッシュしたジャガイモのみ小分けしたのち、ラップに包み冷ましてから、冷凍するようにしてください。
約1ヶ月ほど冷凍庫で保存可能になりますよ。

使うときは前日に冷蔵庫に移して、自然解凍します。

すぐに使うときは電子レンジで解凍しても良いですが、自然解凍と比べてしまうと、食感は少々落ちてしまいます。

変色したジャガイモは食べれるの?処分した方が良い目安は?

先ほどご紹介したジャガイモを切って、水にさらして保存した場合、変色することがあります。

これは、ジャガイモに含まれるチロシンが酸化することで起こります。

冷凍しているときは、この変色は起こりませんが、解凍する際に空気に触れることでも酸化して変色するのです。

変色したジャガイモは保存期間内なら食べることは可能ですが、見た目が気になることから、なるべく変色する前に食べたいですね。

ジャガイモが悪くなっていないか、また悪くなっているジャガイモの特徴も気になりますよね。

処分すべきジャガイモは次の通りです。

・皮がシワシワで、フカフカした触り心地
・芽が出て緑色に変色している
・黒く変色している箇所がある
・赤く変色している箇所がある
・カビのようなニオイ
・食べたら酸っぱい味がした
・糸を引いている

他の食材でも共通して言えますが、食べるときは見た目やニオイを確認して、少しでも違和感を感じたら、食べずに処分することが大切ですよ。

冷凍コロッケのようにマッシュすることで、冷凍保存できるので、毎日の食事の支度もグッと楽になりますよね。

コロッケを冷蔵庫で保存する方法は?

冒頭でジャガイモの種類についてお伝えしましたが、コロッケに向いているジャガイモは、以下の品種を参考に作ると、より美味しく食べれますよ。

ベニアカリ、キタアカリに加え、ホクホク食感の「男爵」もコロッケの調理に向いています。

冷蔵庫で保存と言っても、コロッケをどの状態にしてから保存するのが良いのか疑問ですよね。

実はパン粉を付けるか否かで保存方法が変わっていきます。

☆パン粉を付けないで冷蔵庫で保管したい場合

コロッケのタネを個々に分けてラップで包み、タッパーやチャック付きの袋に入れます。
揚げるときに、小麦粉・卵・パン粉を付けて揚げます。

☆パン粉を付けた状態で冷蔵庫で保管したい場合

パン粉が付いていると、パン粉自体が水分を吸って揚げるときにうまくいかない場合が多いので、解決策として揚げる前に、もう一度パン粉を付けて揚げると良いでしょう。

キッチンペーパーをお皿に敷いてコロッケを並べて、さらにキッチンペーパーを上から被せて、ラップをしましょう。

こうすることで、パン粉が湿ってしまうのを防げますよ。

保存できる期間は1日くらいなので、夕飯の早めの支度に向いています。

続いて冷凍の方法を見ていきましょう。

コロッケを冷凍庫でする保存する方法は?

冷蔵庫の場合はパン粉を付けなくても平気でしたが、冷凍庫で保存するとなると、小麦粉など衣がタネに付きにくく、揚げにくい状態となってしまいます。

ですので、パン粉を付けてから冷凍庫で保存します。

トレイに1つ1つ小分けにして、ラップで包んだコロッケを並べて冷凍庫に入れ、凍ったらチャック付きの袋に入れて空気を抜いて、冷凍庫で保存します。

食べるときは解凍せず、油の中に冷凍のコロッケを入れて火にかければ、油の温度と共に解凍されていきますよ。

この方法ですと、失敗なくコロッケを揚げることができます。

冷凍庫での保存期間は2~4週間ほどを目安にして、早めに食べきりましょう。

飽きずに食べきるためにも入れる具材を変えて、いろんなバリエーションのコロッケを作ってみてはいかがでしょうか。

☆肉じゃがコロッケ

【材料】

・肉じゃが 残り分
・じゃがいも 適量
・小麦粉、卵、パン粉 適量

【タネの作り方】

1)残った肉じゃがの具材を刻み、ジャガイモが足りなそうなら、マッシュして足してみてください。

水分が多く形を作りにくい場合は、電子レンジか鍋で加熱して水分を飛ばし、形を整えれば完成です。

☆かぼちゃと挽肉のコロッケ

【材料】大きいサイズ6個分

・かぼちゃ 1/4個
・合い挽き肉 100g
・玉ねぎみじん切り 1/4個
●ケチャップ 大さじ1
●砂糖 小さじ1
●醤油 小さじ2

【タネ作り方】

1)フライパンで合い挽き肉を炒めて、火が通ったら玉ねぎのみじん切りを加えて、炒めていきます。
●を加えて煮詰めていき、冷ましておきましょう。

2)かぼちゃを電子レンジで1分加熱して、適当な大きさに切って、再度柔らかくなるまで電子レンジで加熱していきます。

3)それをマッシュして、1を加えて、コロッケの形に整えタネの完成です。

肉じゃがコロッケもかぼちゃと挽肉のコロッケも、あとはいつも通りに小麦粉と卵、パン粉を付けて揚げるだけです。

ご紹介した、冷蔵・冷凍保存も可能です。

冷凍したい場合はジャガイモの形を残さずマッシュしよう!

コロッケの場合、少しジャガイモの形を残して食感を楽しむ場合もありますが、冷凍目的のときは必ず全てマッシュすることが、再度食べるときでも美味しさを保つポイントになってきます。

今日はコロッケ作ろう!と決めたら、少し多めに作って冷凍しておけば、疲れているときや、買い物に行けないときなどに役に立ってくれること間違いなしですよ!