スポンジケーキに使う砂糖はグラニュー糖じゃなきゃダメ?

家族の誕生日やクリスマスにスポンジケーキを焼こうと思ったら、家に上白糖しかないということありませんか?

レシピには「グラニュー糖」と書いてあるけれど、ほかの砂糖ではダメなのか、調べてみました。

また、他の種類の砂糖とグラニュー糖との違いや成分についても調べてみましたので、お料理のときに参考にしてみてください。

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スポンジケーキ作りによく使われる砂糖

砂糖は毎日いろんな料理に使われていますね。
朝は、お弁当の卵焼きや朝食用のスクランブルエッグにもお好みで使います。
コーヒーに砂糖を入れる方も多いでしょう。

砂糖には、上白糖・グラニュー糖・三温糖・黒砂糖などがあります。

上白糖は、日本で最も一般的に使われている砂糖で、結晶が細かくしっとりしています。コクがあるので煮物には最適で、炒め物などの各種料理や飲み物に入れても適している万能な砂糖と言えるでしょう。

そんな上白糖なのですが、実は日本と韓国でしか使われていないのだそうです。
ご存じでしたか?

またグラニュー糖は結晶が大きく、サラサラとした砂糖で、コーヒーや紅茶にもよく溶けます。
喫茶店などでは、お洒落な陶器やガラス瓶に入れてありますし、家庭や職場ではスティックタイプのものを来客時に出したりしますね。
そんなグラニュー糖は、あっさりとした甘味なので飲み物の味を損ねない特色があります。
スイーツ作りでは、スポンジケーキやスイーツの種類によって、どの砂糖が適しているかも違いがあるようです。

スポンジケーキ作りにはグラニュー糖?上白糖?

スポンジケーキを作る際には、材料の砂糖はグラニュー糖と書かれています。

ではグラニュー糖のどんな点がスポンジケーキに適しているのでしょうか。

スポンジケーキを焼いた場合、上白糖では焼き色が濃くついてしまいます。

対してグラニュー糖は、サラサラしているのでダマが出来にくく、甘さもほどよい感じです。
そして吸湿性が少ない為、クッキーの材料に使うとサクサクとした歯ごたえの食感を得られます。
また、溶けやすいのでゼリーやムースなどの冷たいデザートを作る際にも適していますし、加熱するとこげ茶色のプリンのカラメルや飴菓子にもなります。
家庭でもリンゴ飴やイチゴ飴が簡単に出来て、お子様にも喜ばれそうですね。

カロリーや栄養価は、どちらもほとんど変わらないそうですが、若干グラニュー糖の方がカロリーが高めです。
スポンジケーキにしっとり感が欲しい方は上白糖でも良いと思いますが、甘味が強いのでほんの少し量を減らした方が良いかもしれません。

グラニュー糖と上白糖でスポンジケーキを作ったときの違い

では実際にスポンジケーキを作ってみましょう。

今回は、卵黄と卵白を分けずに一緒に泡立てる「共立て」で行います。
卵黄と卵白を別々に泡立てる「別立て」よりもきめ細かなスポンジが出来る方法です。

卵2個と上白糖60gを湯煎にして、ミキサーで泡立てます。
次に大さじ1の牛乳を加えて混ぜ、ふるいにかけた薄力粉60gも加えよく混ぜます。

さらに溶かしたバター20gを入れてヘラでさっくりと混ぜたら、ケーキ型に流し入れ、180℃のオーブンで30分焼きます。

これを全く同じ手順で、グラニュー糖でも焼いてみました。

2つを比べてみますと、上白糖で焼いた方が少し焼き色が濃く、食べてみるとしっとりしたスポンジケーキです。
焼き色が気になるようでしたら、ケーキの表面に色が付き始めた時、上にアルミ箔をかぶせて焼けば大丈夫です。

グラニュー糖の方は、泡立てる時に砂糖が溶けきれないことがあるので、必ず湯煎しながら行う方がきれいに溶けますし、泡立ちがよくなります。

てんさい糖という砂糖でケーキが作れる?

てんさい糖をご存じですか?
砂糖大根やビートとも呼ばれるもので、北海道などの寒い地域で育つ甜菜(てんさい)から作られる砂糖です。

細胞の調整や筋肉の収縮に必要なカリウムや、骨や歯の構成や生理機能に必要なカルシウムなどのミネラル分を豊富に含み、お腹の調子を整えるオリゴ糖も含まれています。

砂糖は体を冷やすと言われますが、寒い地域で育つてんさいには体を温める作用があります。
冷え症の方が多い女性には、嬉しい砂糖でしょう。

オリゴ糖がビフィズス菌を活性化させ、便秘解消にも役立ちます。
ビタミンも多いので美肌効果もあり、血糖値の上昇も緩やかでダイエットにも向いています。

そんなてんさい糖でスポンジケーキを焼いてみると、てんさい糖自体が褐色のため、グラニュー糖を使用したケーキに比べると焼き色が付きやすいのですが、やさしい甘味でコクのあるケーキに仕上がります。
体を温めてくれる砂糖であれば、毎日の料理やコーヒーにも是非使いたいものです。

黒砂糖は栄養たっぷり

黒砂糖はサトウキビの絞り汁を煮詰める際、不純物を取り除かないまま固めて作られたものです。
糖蜜がそのまま凝縮され、それが黒砂糖の色になっています。
サトウキビの栄養をぎっしり詰め込んだ、ミネラル豊富で鉄分やカルシウムもたっぷり入った砂糖です。

カルシウムは白砂糖の2.5倍、鉄分では5倍も入っていると言われます。
アトピー性皮膚炎を改善したり、虫歯の予防にもなるそうです。
消化吸収も良いため肉体疲労の他にも、ブドウ糖をエネルギー源とする脳の活性化にも役立ちます。

プロのスポーツ選手はもちろん、学校やサークルでスポーツをしている方にも、素早い疲労回復は嬉しいものです。

最近では、黒糖入りの石鹸やシャンプーも効果があると言われています。
美白効果や髪に艶が出てしっとり仕上がるのだそうです。

黒砂糖をスポンジケーキに使うなら、生クリームよりもシロップの方が合いそうです。
蒸しパンやかりんとう・サーターアンダギーなどもオススメです。
グラニュー糖は洋菓子、黒砂糖は和菓子に向いているのかもしれません。

グラニュー糖の代わりに黒砂糖を使おう

黒砂糖は体に良いとは分かりましたが、カロリーも気になるところです。

たくさんの栄養が詰まっていますので、100gあたり354calと少し高めですが、GI値は低めです。

GI値とは、グリセミック・インデックスの略で、体内で食べ物が糖に変わり、血糖値が上昇する速さを測定したものです。
GI値が低いほど、ゆっくりと消化吸収され満腹感があり、ダイエットにぴったりな食べ物と言えます。

精白されていないものほどGI値が低いので、白米よりは玄米の方が、白砂糖よりは黒砂糖の方が、食物繊維やミネラルが多く残っているのです。
毎日の食卓で、玄米と黒砂糖を使うようにすれば、体にも優しくダイエット効果もあるのですね。

黒砂糖をコーヒーに入れたり、煮物に使うと味が深く美味しく出来ます。
アイスやお菓子にトッピングにしたり、味噌汁やカレーに隠し味として入れたりしても良いでしょう。

グラニュー糖で作るスポンジケーキに飽きたら、コーヒーやココアを混ぜて作る黒糖スポンジケーキがオススメです。

料理によって使い分けてみては

砂糖にはいろいろ種類があり、スーパーの売り場でも、どの砂糖が良いのか迷ってしまいますね。

白いお砂糖しか使ったことがないという人は、ぜひ黒砂糖やてんさい糖も使ってみてください。

作る料理に合わせて、変えてみるのも良いかも知れませんね。