アメリカの農家は世界一の生産力!そこに潜む農業問題とは?

広大な国土を持つアメリカ。

そんなアメリカは、穀物の輸出量が世界一なのは有名ですよね。
大型機械を使って大規模に生産し、世界中に輸出しています。

アメリカの農業は、科学技術の進歩によって、世界有数の高い生産性を誇るようになりました。

今回は、そんなアメリカの農業の問題点についてお話します。
合わせて、アメリカの肥満問題についても紹介します。

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アメリカの農業の特色とは?

アメリカの農業の特色とその問題とはなにか?について考えてみたいと思います。

まず、最初に簡単にアメリカ農業の特色を紹介します。

〇世界有数の農業生産国である
下のデータは2008年度の全米が農業生産量において世界1位~3位の農産物です。

1位(とうもろこし、もろこし、大豆、グレープフルーツ、牛肉、チーズ、牛乳)
2位(りんご、トマト、豚肉、鶏卵、バター)    
3位(小麦、ホップ、綿花、柑橘類、てんさい)
となっており、これらは次のような特徴的な環境で非常に効率的生産されています。

〇企業的農業の発展
欧州移民の歴史の長いアメリカは、欧州型の商業的農業の影響を色濃く受けました。  

〇高い労働生産性
広大な土地に大型機械の導入を行う事で大規模農業が発達しました。
 
〇適地適作主義
気候や土壌に適した単一耕作を行う事で収穫効率が上がり、農業地域がハッキリ分かれました。  

〇輸出量のさらなる発展
アメリカ政府は最大の農産物輸出国である為、全世界的な消費を獲得しようと、各国に農産物輸出入のさらなる自由化を要求しています。    
2007年度のアメリカの農産物輸出品目の上位2位は次の農産物です。
1位(小麦、とうもろこし、大豆、綿花)    
2位(肉類)

アメリカ農業の遺伝子組み換え作物の普及と問題点

次に今のアメリカ農業の主要部分にまで成長した、遺伝子組み換え作物の普及と問題点について考えてみます。

既に「大豆、とうもろこし、綿花」等に遺伝子組み換え品種が導入され、更に小麦での実用品種開発が進行中の様です。

大豆には除草剤耐性品種が導入され、全米の大豆作付面積の約30%以上に達し、とうもろこし、綿花に対しては土壌微生物から殺虫性物質を産生する様操作された害虫抵抗性品種が導入され、共に普及率は20%、25%に上り、更なる遺伝子組み換え品種の作付面積は既にアメリカ内で計2,390万haに達すると報告されています。

ここまで普及したのは、「農薬の使用量を減らせる」と割高な種子代の投資をしても生産コストの節減により増収が見込める生産者メリットに注目が集まった結果ですが、今後は高油糧やたんぱく組成の改良を施した機能性作物の開発が増え、消費者メリットが叫ばれると思われます。

しかし健康や生態系への影響に未知数の部分が多く、一部企業に資源や技術が独占される事への懸念から、アメリカを含め世界中の消費者団体や環境保護団体が反対運動を繰り広げています。

こうした反対世論に対し、アメリカ政府は開発主体である企業と一体となり、強力な宣伝普及活動を展開して自由貿易や非関税障壁の撤廃を楯に、各国に遺伝子組み換え作物の輸入促進の圧力をかけており、食糧の大部分をアメリカに依存する日本にとって、この問題は他人事ではないのです。

アメリカの遺伝子組み換え農業が作り出す問題の詳細

アメリカ農業に浸透しつつある遺伝子組み換えとは、自然には起こり得ない人為的な遺伝子操作の事です。
自然界でも遺伝子は変化していきますが、人為的に「蜘蛛の遺伝子を山羊に」や「魚の遺伝子をトマトに」や「バクテリアの遺伝子を大豆に」等自然界で起こり得ない操作を行う事を指しています。

遺伝子組み換えが作り出す問題として自然環境を破壊する、有機農業、従来型農業と共存できない、健康に悪影響を与える可能性が高い事が指摘されています。

開発に取り組む企業や政府機関は「遺伝子組み換えは無害で安全」と宣伝しています。
しかし、その安全の根拠には疑問を感じざるを得ません。
開発企業自身が行った僅か90日のデータを根拠とし、しかもそのデータの詳細は非公開なのです。

遺伝子組み換えの危険性を指摘する発表がある一方、発表後学者が職を追われるケースも相次いでいます。  
健康への影響実験は完全に中立で長期にわたる実験が必要でしょう。

現実に遺伝子組み換え食品の割合が非常に高いアメリカでは、遺伝子組み換え食品の出現と共にガン、白血病、アレルギー、自閉症などの慢性疾患が急増しています。
この事実だけで遺伝子組み換えの有害性を断言出来ないのですが、可能性は十分指摘できるでしょう。

遺伝子組み換えと健康被害の結果が完全に立証される頃には、もう取り戻せない状況になっている可能性があります。
そうなる前に危険を回避する必要があります。

農業の問題だけではない!アメリカの肥満問題の現状

長年アメリカでは国をあげて肥満問題に取り組んでいますが、肥満率は相変わらず高水準の状態です。

対策に苦慮する実態とは一体どのようなものなのでしょうか?

肥満は心臓疾患、糖尿病、高血圧などの生活習慣病の原因となり、毎年肥満が原因の疾患に約1470億ドルもの医療費が消えています。

実はこのアメリカでの肥満問題は、昔から存在している訳ではありません。
過去の肥満率のデータによると1980年に15%以上、1991年の段階でも20%以上という州は存在しなかったのです。
ところが現在は、成人34.9%、2歳~19歳迄が17%、2歳~5歳迄の約8%が肥満という状況です。

このような現状を受け、連邦政府を中心に各州、各市が様々な肥満対策に乗り出しています。

ネブラスカ州では、ヘルシーな食生活と運動を奨励する屋外フェスティバルを開催し、公立校を対象に校内の自動販売機で飲料水を販売するよう呼びかけるプログラムを推進したところ、子供の肥満率が8.2%減少、大人の肥満も減少傾向に転じました。

また、コネチカット州では、幼稚園の給食メニューに野菜やフルーツを増やし、保護者を対象にヘルシーフード料理教室を開くなど子供の肥満対策に力を入れたところ、4歳児の太りすぎや肥満が33.3%減少しました。

健康的な食生活の基盤となる農業、食品加工業、飲食業にも太らない食材で太りづらい加工方法を施し、健康的な食事を提供する事が求められています。

アメリカの肥満問題解消には玄米ダイエットが効果的!?

深刻な肥満問題を抱えるアメリカで今注目されているのが玄米ダイエットです。

玄米ダイエットは、「主食を白米から玄米に代えるだけ、おかずは食べても構わない。」という簡単なダイエットで、米を主食とする我々日本人には比較的馴染みのある方法ですが、米よりも小麦中心の農業を営んで来たアメリカでも近年の健康志向の波に乗り注目され始めました。

玄米がダイエットに効果的な理由は「低GI値食品の為、脂肪がつき難い」ところです。
同じカロリーでも摂取後に脂肪がつき易い食べ物とつき難い食べ物に別れ、その基準となるのがGI値です。

GI値とは血糖指数とも呼ばれその数値が表すのは、炭水化物摂取後の血糖値の上がる早さです。

食事する事で血糖値が上がると体は血糖値を下げようとインシュリンを分泌します。
血糖値の上昇が急激であるほど大量に分泌されるインシュリンには、体内で脂肪を作り出す働きがある為、脂肪を蓄えてしまうのです。
そのため、まったく同じカロリーでもこのGI値が低い食べ物は脂肪がつき難い食べ物と言えます。

一般的にGI値が70以上は高GI値食品、55以下が低GI値食品と呼ばれており、白米はGI値90程度で玄米や雑穀米などは55以下です。
これが、玄米がダイエットフードとして注目される最大の理由なのです。

玄米ダイエットを実践して肥満問題を解決しよう!玄米ダイエットのやり方

食生活の問題を根本的に見直す事が本来の玄米ダイエットです。
例え主食を玄米に代えても、副菜が脂質の多い揚げ物や肉ばかりで食後にスイーツを食べ、更におやつも食べていては何も変わりません。

玄米はミネラル、ビタミン、食物繊維、炭水化物、脂質のバランスも良く「完全食」とも言われています。
その為、副菜の量が少なくても栄養バランスを損なわず、低カロリーの献立が実現出来るのです。

理想的な玄米ダイエットの献立を紹介しましょう。

〇玄米ご飯 茶碗1杯
〇根菜の味噌汁
〇焼き魚の切り身(約100g)
〇ひじきの煮物 (小鉢)
〇ほうれん草お浸し(小鉢)

玄米に合う献立はやはり和食です。
農業問題や肥満問題を抱え食や健康に対する意識が高まるアメリカでは、安全な健康食として和食人気が高まっています。

たんぱく質は魚から摂取し野菜中心の副菜にお味噌汁を添えれば十分で、腹八分目を心掛け少し物足りない位の量で良いのです。

朝食には玄米のお粥もいいですね。
玄米粥は胃に負担もかからず満足感も大きいのでカロリーを抑えるのが簡単です。

昼食には玄米おにぎりが良いでしょう。
鮭や梅、胡麻やゆかりを使いバリエーションをつけると飽きずに楽しめます。

間食はしないのが一番ですが、小腹が空いたら少量(食べ過ぎ注意)のナッツを食べると良いでしょう。

意識的にパン、麺類、精製した小麦や白米を摂取しない事で低GIダイエットにも繋がります。

自分が口にする食べ物に関心を持とう

いかがでしたか。

アメリカの食品の90%以上のものに、遺伝子組み換え作物が使われています。
びっくりですよね。

普段、私達が口にしている豆腐や味噌、しょうゆの材料の大豆もほとんどは輸入品です。
自分の食べている物が、どのように作られたものなのか、関心を持って選択する事が大切です。