思春期の頃というのは、心も体も子供から大人に変わる時期となり、ニキビができるというのは恥ずかしいと感じることもあると思います。
使う洗顔フォームを変えてみたり、お肌の手入れの仕方を見直しても改善されない時は、食生活改善をしてみることがおすすめです。
食べ物には栄養素が含まれるので、心や体の両方に影響を与えられるため、日常の食生活を見直すことで、ニキビの悩みが減ることにもつながるでしょう。
思春期のニキビの原因とは?
ニキビの原因はストレスや睡眠不足など色々とあることでしょう。
しかし思春期という時期を考えると、一番の原因になるものは大人になる段階での、ホルモンバランスの乱れになります。
それにより皮脂の分泌が活発になり、思春期の世代はニキビで悩むことが多くなります。
顔を洗わないとか、または洗い過ぎが原因ということだけではなく、食事の影響が強いことが考えられます。
そのため食生活改善をして、ホルモンバランスの面から、ニキビ対策をしていくことがおすすめです。
一般的には脂っこいものを控えて、野菜をたくさんたべることがよいと考えられるでしょう。
ところが睡眠不足やストレスといった生活の乱れも、皮脂の分泌が活発になることにつながります。
勉強があったり、テレビやゲームなど誘惑も多いでしょうが、早めに眠ることも大切です。
そして食生活改善も併せて行っていきましょう。
ニキビなんて嫌!食生活改善は何から始めればいい?
思春期のニキビを治すために食生活改善をしようと思っても、何から始めればいいのかがわかりにくいですよね。
脂っこいものを減らして、冷蔵庫にある野菜をただ食べていけばいいのかと、疑問に思われるでしょう。
そこで、ニキビを治したい方がまずするべきことは、どのような食品を食べればニキビがなくなるのかを知ることです。
思春期のニキビができる原因は、男女ともに男性ホルモンの影響で、皮脂の分泌が過剰になるためです。
そうなると脂質の代謝をよくするための栄養素を摂ることが必要です。
特にビタミンB群に注目をして、栄養素が含まれる食品を効率よく食べていきましょう。
こちらは水溶性ビタミンで熱に弱い栄養素のため、加熱時間は短めで、汁ごと食べられる料理にするとよいでしょう。
こういった食品と一緒に、他の野菜を組み合わせながら、和食中心の食事をしていくことがおすすめです。
思春期ニキビを治す食生活改善のコツは?
思春期の頃は学校のトイレで排便をすることは誰もが避けたいと思い、自宅でできないと便秘になりがちです。
ニキビを治すには、皮脂の分泌を抑えるために、脂質の代謝を促す栄養素を摂ることとともに、便秘にならないように注意をしましょう。
便秘になると腸の中で悪玉菌が増殖して、有害物質やガスを発生させて腸壁から血液に流れ出し、肌が荒れることもあります。
そうならないためにも、食生活改善をすることがおすすめです。
その時に摂りたい栄養素は食物繊維になり、キノコや海藻類、野菜ではレタス、さつまいも、ごぼうなどに豊富に含まれています。
また、飲み物でもココアを飲むと、ホッとできると同時に食物繊維も摂れることになります。
水分をたっぷりとって、食物繊維を摂ることで、排便はスムーズになるでしょう。
また、ビフィズス菌や乳酸菌を摂れるヨーグルトを食べると、腸の中に善玉菌が増えるので、便秘になりづらくなります。
思春期のニキビができる原因を食生活改善でなくしていくと、お悩みからも脱出できることにつながるでしょう。
思春期のニキビ対策にピッタリの栄養素はコレ!
思春期のニキビは皮脂の分泌が多いため、食生活改善する上では脂質や糖質を代謝できる栄養素を摂りたいです。
そのため摂るべきものとなれば、ビタミンB群がおすすめとなるので、特にビタミンB2やビタミンB6が含まれる食品を食べるようにしましょう。
また、ビタミンB2は他にも肌の細胞の健康に影響するため、レバー、海苔、卵、納豆、青魚を食べるようにしたいですね。
そしてビタミンB6は、皮膚の抵抗力を高める働きがあるので、鮭、レバー、バナナ、鯖、鰹など、栄養素が豊富に含まれる食品を食べましょう。
これらの栄養素は体に蓄積しておくことができないので、日々の食事の中にきちんと摂り入れていきたいです。
さらに肌の新陳代謝をよくしようと思うと、ビタミンCも一緒に摂ることもおすすめです。
ビタミンCは、グレープフルーツやゴーヤなどの果物や野菜に豊富に含まれています。
多く摂っても体外に排出されてしまう栄養素なので、おやつなどでも食べるとよいと思います。
もちろんビタミンB群の栄養素同士も吸収率を高めあうので、ナイアシンやビタミンB1なども含め、一緒に摂りたい栄養素となります。
親任せにせずに自分でできる食生活改善とは?
思春期のニキビができる世代の若い方は、食生活改善と言っても、親任せという部分もあるでしょう。
しかし、見た目を気にする年頃でもあるため、周りが思う以上に悩んでいる可能性があります。
そのため「自分でできる食生活改善の方法があればいいな」と思うのではないでしょうか。
そんな時におすすめしたいのは、おやつや飲み物に使われている食材に注意をすることです。
例えば、植物油脂がたっぷり使われているスナック菓子、ケーキ、ミルクチョコレートなどは控える方がよいでしょう。
脂質や糖質の摂り過ぎは、皮脂の分泌が活発になることにつながってしまいます。
また、果物のジュースはおいしいのですが、糖分を摂り過ぎる傾向があります。
そのため、ジュースを飲むならば野菜ジュースを選ぶ方が、代謝を活発にする栄養素が含まれます。
おやつとしてはココアを摂り入れると、チョコレートに似た風味も感じられるため、コーヒーよりもおやつ感覚は高まるでしょう。
ココアは便秘予防によい食物繊維や、抗酸化作用のあるポリフェノールも含むため、肌にも良い飲み物です。
こういった肌に良い影響を与えるもの体に摂り入れながら、おやつ選びをしていくと、ニキビの悩みも改善されていくことでしょう。
思春期でニキビにお悩みの人にぴったりの夜食は?
思春期のニキビで悩む年頃の子供達は、勉強を深夜まですることも多いと思います。
夜食を食べたいと思うことがあるでしょうが、そんな時に肌にもよいメニューで食生活改善できればいいですよね。
まず夜食で控えた方がよいのは、食物繊維、脂肪分が多い食事、辛いものなど刺激の強いメニューになります。
その半面、食べるのにおすすめなのは、消化しやすく脳が働くように糖質を含むもので、200kcal程度のメニューがよいでしょう。
インスタントラーメンやインスタント焼きそばに誘惑されがちですが、カロリー面を考えると高すぎるため控えるほうがよさそうです。
例えば、うどんは少なめの量でも、ふわふわした卵に豆腐なども加えると、たっぷりの量に感じます。
そこにホウレンソウなどの青菜やにんじん、お肉では鶏のささみを使うと消化によい食事になります。
そういった食事をよく噛んで食べることで満腹感も増し、記憶力や集中力が高まることにもつながります。
水分が多めの夜食は満腹感が高まり、温かいうどんは胃にも優しいのでぴったりとなり、あんかけにしてもおいしいでしょう。
飲み物に選ぶのは温かいココアにすると、代謝を高めてリラックス効果も得られます。
ニキビ改善のためには食事で摂る栄養素は頼りになります
思春期の時期にニキビができると、洗顔料が合わないせいだと思い、他のものに変えても治る様子がないと、悲しくてあきらめてしまいがちですよね。
ところが、ニキビは脂っこいものを控え、食物繊維や水分を摂って、便秘にならないように注意すれば、改善される場合があるのです。
栄養素の力は意外に大きいので、できることから食生活改善を試してみて、スベスベのお肌を取り戻しましょう。