断食と聞くと、何も食べずに何日も過ごすという、修行の様なイメージを抱いている人がほとんどだと思います。
日常生活を送りながら断食をするのは困難です。
ファスティングはもっとお手軽に、体調改善もできる断食の方法です。
ファスティングトレーニングをして、体調改善をして健康な体を目指しましょう。
断食とファスティング、違いは何?
断食とは、簡潔に言うと、水分以外の物は口にしない健康法です。
絶食とも言えるでしょう。
他にも、宗教的な問題で断食をすることもあります。
昔から行われている伝統的な健康法でもあります。
水分だけなので、確かに目に見える体調改善が望めます。
しかし断食を、数か月、数年と続けることは困難を極めます。
一方ファスティングとは、断食と言う意味では一緒ですが、体に必要な栄養を最低限取り入れて体調改善や、ダイエットをする方法です。
プチ断食とも言えるでしょう。
過剰な栄養を摂取しない分、内臓にかかる負担を減らせるので、体内のデトックスして、消化機能を高めてくれるので、こちらも体調改善が望めます。
どちらも意味合いは一緒ですが、絶食状態の断食は水だけなのに比べ、ファスティングは食事をしながら1日の栄養を補う方法なので、空腹感も少なく、栄養失調の危険もありません。
どちらも体調改善効果が期待できますが、リスクも少なく、なおかつ楽しく食事をしながら継続できるファスティングをおすすめします。
ファスティングで期待できる体調改善の効果
ファスティングにより期待できる効果はたくさんあり、代表的なものは、デトックス、ダイエット、腸内などの消化器官の改善、ホルモンバランスの改善等があります。
日常生活では、添加物等が含まれた食べ物を食べる機会もありますよね。
ファスティングを取り入れることにより、体内に溜まった老廃物や毒素を、外に排出するので、デトックス効果があるといわれています。
プチ断食をすることにより、老廃物を排出するので、肌の調子も整い、ニキビに悩んでいる人にもおすすめの断食方法です。
デトックス効果に伴い腸内環境も整うので、便秘が治ったり、胃もたれしなくなったりと、体調改善にも繋がります。
1日に必要な栄養量を摂取しながら大幅なカロリーダウンが見込め、ダイエット効果も期待できます。
この様にファスティングの最大の効果は体調改善であることがわかります。
美容に結び付くことが多いので、女性に向いているイメージはありますが、もちろん男性にも体調改善やダイエット効果があります。
飲み会の付き合いが続き、体調がすぐれない時に、プチ断食としてファスティングを取り入れることをおすすめします。
ファスティングをやる前の注意点、正しいプチ断食を
ファスティングは手軽に始められる方法ですが、断食の様に極端に水分だけ!と限定しては体が付いていけません。
あくまで必要な栄養を取りながら断食する方法ですので、正しい知識を身に付けてから、安全かつ健康に体調改善をしていきましょう。
ファスティングを行う前の注意点として、始めたばかりの時期は、充分な栄養素が体内に巡りきらない期間がでますので、月経前や体調がすぐれない時は、ファスティングを始める時期をずらした方が良いです。
また、食事はしますが普段より食事量は減るので、限界を感じたら中断してください。
また倦怠感やイライラ、体調に異変を感じた場合も中断してください。
体調改善のための断食で体調を壊してしまったら本末転倒です。
ファスティング中は、水分も失われやすくなるので、こまめに水分を摂るようにしましょう。
しかし、ジュースやカフェインは避けてください。
意外なところで乳製品も、栄養は豊富に含まれていますがカロリーや脂質があります。
また牛乳に含まれているたんぱく質は消化に負担がかかるので、デトックスを目的としている人は控えましょう。
ファスティングを始める時は、始める数日前から準備をしてください。
準備期間は暴飲暴食、アルコールを控え、体調を整えます。
この準備期間は非常に大事で、断食期間に向けて体の健康状態を作っていく期間です。
より体調改善をしやすい体調にしておくことが成功の秘訣です。
ファスティングのやり方、大事なポイント
ファスティングの基本的なやり方は、1日の食事を野菜やフルーツで作ったジュースに置き換え、1日で4~5杯程、これを3日程度続けます。
断食で水だけを飲むのとは違い、ご自分のお好みの味が作れるところが自家製ジュースのメリットです。
また、その日に合わせて材料を変え、味に変化をつけることができるので、飽きが来ないように工夫もできます。
自家製で作るのが体調改善には1番効果的ですが、忙しい方や毎日用意するのが難しい方は、市販で販売している酵素ドリンクで構いません。
大事なのはファスティングをした後の「回復食」です。
プチ断食効果により、体調改善された体内に高カロリーな食べ物を摂取したら効果が無駄になってしまいます。
おかゆや具を除いた味噌汁等で少しずつ体を慣らしていき、徐々に固形物を摂るようにしましょう。
野菜ジュースの他に、ヨーグルトでファスティングをする方法もおすすめのプチ断食です。
3食をいきなり野菜ジュースだけにするのに抵抗がある人は、晩御飯だけ野菜ジュースにし、1食だけの半断食から始めてみてはいかがでしょう。
半断食の場合はご飯の代わりにおかゆ等、胃腸に負担のかからないものを食べてください。
こちらの方法は、基本のファスティングよりは効果がでるのに時間がかかりますが、徐々に体が慣れていくため、負担は小さいです。
効果が出る時間に差はありますが、いずれも体調改善が望めます。
週末だけのプチ断食?体調改善の効果は?
仕事や学業で忙しい平日は、なかなかプチ断食を始めるのが難しい人もいます。
外食や飲み会などの付き合いもあることでしょう。
そんな時におすすめなのが、週末だけファスティングをする断食方法です。
空腹が苦痛に感じる方にもおすすめです。
週末だけのファスティングでも、充分に内臓を休めることができるので、体調改善にも繋がります。
1日断食をする場合も、同じ日数から準備期間を設け、回復食の期間も断食した日と同じ日数設けてください。
例えば、前日に準備期間を設け、この日は食事量を減らす、おかゆに変える等胃腸の負担を少なくし、ファスティング当日は野菜ジュースやヨーグルト、次の日は回復食の日として、おかゆなどの柔らかい食べ物で徐々に体に固形物を取り入れていきます。
体調改善の他に、むくみの解消や肌荒れの改善にも繋がります。
週末に体調改善をし、リセットした体で週の始まりを迎えることで、普段より活力溢れる活動ができるでしょう。
ファスティングは体調改善だけでなく考えも変わる?
短期間で実践できるファスティングは、体調改善だけでなく、色々な変化にも気付くことができるとされています。
プチ断食により、本来体に必要のない添加物や毒素を排出することによって、便秘やむくみの改善に繋がります。
そのうえ、自律神経も整うため、朝すっきり起きることができたり、だるさを感じにくくなる効果も期待されています。
この様な体調改善の他に、ファスティング中に飲む野菜ジュースや回復食のおかゆ、素材の味が脳に染み付き、自然と体にいい食材を好むようになるとされています。
その他に、断食により空腹状態を楽しめるようになります。
空腹が辛いと感じる方がほとんどですが、ファスティングが終わった後に体調改善されている姿を見ると、達成感も生まれ、それが次の継続に繋がります。
断食、と聞くと抵抗を感じてしまいますが、達成後の体調や体型の変化は、ご自身にも大きな自信を持たせてくれることでしょう。
体調改善だけではないファスティング
最初は食欲を我慢したり、辛いことがあるかもしれません。
しかしファスティング後のご自分の変化を見て、得られる達成感は次に繋がることでしょう。
忙しい世の中、体も内臓もプチ断食で休め、活力溢れた毎日を過ごすためにもまずは週末から、ファスティングを始めてみてはいかがでしょうか。