ダイエットには色々なやり方があり、その中から自分の目的に合ったダイエット方法を見つけ出すことが大事です。
ただ漫然と痩せたいと思いながら行うダイエットでは、継続をすることが難しくなり、結果も伴わないものですよね。
まず目標となる体重を設定し、その目標を達成するためのプランを練りましょう。
そのプランには、食生活改善と、適度な運動が不可欠です。
ダイエットの基本は食生活改善と適度な運動
ダイエットは、身体についた余分な脂肪を落とすことを目的として行います。
この目的を達成するためには、次の公式に従わなければなりません。
摂取カロリー<消費カロリー
そしてこの公式を成功させるためには、3つのやり方があります。
まず、食事の量を抑えて摂取カロリーを減らすやり方。
次に、運動によって消費カロリーを増やすやり方。
そしてこの両方を取り入れたやり方です。
現在行われているダイエットのほとんどは、これらの中に属していますが、一番効率が良いのは両方を取り入れたダイエットです。
あるダイエット研究家は、理想とするダイエットには一定の比率があると言います。
その比率とは、食事:運動=8:2だというのです。
もちろんこの比率が絶対だというわけではありませんが、根拠を聞くと、なるほどと思わされます。
その根拠とは、同じカロリーを減らすために必要な労力についての比較に基づいています。
たとえば、食事で200kcal摂取量を減らすのは容易ですが、運動で200kcalを消費するのはなかなか大変なものです。
この点を考慮して、食生活改善に8割、運動に2割をあてるのが理想だというわけですね。
また、食事制限だけでは効率が悪いということにも、ちゃんとした根拠があるのです。
基礎代謝をアップすることがダイエットを成功に導く鍵!
ダイエットを効率という面で考えると、食生活改善を徹底して行う方法が良さそうですが、そこには落とし穴もあるのです。
というのは、ダイエットにはリバウンドという、避けては通れない問題があるからなのです。
一度減量して、痩せたままでいられるのなら良いのですが、現実はそうはいきません。
そして、食事の量を減らすというダイエット方法では、脂肪と共に筋肉も落ちてしまうことが多々あるのです。
筋肉は脂肪を燃焼してくれるので、ダイエットにとっても大事な組織なのですが、その筋肉が減ってしまうと基礎代謝量も落ちてしまいます。
基礎代謝量が減ると、痩せにくくて太りやすい体質になってしまうのです。
基礎代謝が落ちた状態でもし食事の量をダイエット前まで戻してしまうと、太りやすい体質に変わった分、以前よりも体重が増えやすくなっているため、簡単にリバウンドを起こしてしまうというわけなんですね。
これでは何のためにダイエットを行ったのか、分からなくなってしまいます。
そこで、体重を減らしながら筋肉の量を維持するために、適度な運動が必要になってくるのです。
そして、基礎代謝量をアップすることができれば、さらにダイエットの効果を高められるということにもなるわけです。
ダイエットに適した適度な運動とは?
では、基礎代謝量はどのようにすれば上げることができるのでしょうか。
基礎代謝量を高めるためには、筋肉の量を増やすことが必要です。
また、体温を上げることも良い効果をもたらすと言われています。
そこでまず、体温を上げる方法をご紹介しましょう。
体温を上げるうえで一番簡単な方法は、毎朝1杯の水を飲むことです。
というのは、血行を良くして体温を上げるためには、十分な水分が必要となるからなのです。
そのうえで胃腸を温めるという意味で、白湯を飲むことをおすすめします。
また、毎日の適度な運動も体温アップの効果があります。
できるだけ毎日継続をすることが可能な運動がよいので、30分くらい毎日歩くようにしましょう。
連続して長時間歩かなくても、トータルで30分くらい歩けばいいので、こまめに歩く習慣を生活の中に取り入れることが大事です。
また、この歩行による効果を高めるためには、体温が最も低くなる朝に散歩を行うのが一番ですし、毎朝早く起きて散歩をすることは、生活のリズムを作るうえでもとても効果があるやり方です。
寝不足にならないよう、夜型の生活を改めて、できるだけ朝型に切り替えることをおすすめします。
運動を取り入れたら、ダイエットに適した食生活改善も行っていきましょう。
有酸素運動で脂肪を燃焼させよう!
ダイエットに有効な運動について、もっと詳しくみていきましょう。
運動は無酸素運動と有酸素運動に分けられます。
無酸素運動とは筋トレなどのことですが、速筋を鍛えるのに効果があります。
速筋を鍛えることにより、基礎代謝量を増やすことができるので、積極的に取り組みましょう。
また、有酸素運動は脂肪を燃焼させる効果があります。
ダイエットブログの中には、有酸素運動こそがダイエットにとって必要な運動で、無酸素運動は必要ないと述べているものもありますが、基礎代謝量を増やすことも大事なのです。
結局、食生活改善プラス両方の運動をバランスよく行うのが一番ですね。
では、脂肪を燃やす有酸素運動では、どんな運動がダイエットに効果的なのでしょうか。
まず、体温を上げる効果を見込める早朝の散歩も、有酸素運動に含まれます。
同じ様に軽いジョギングも、ダイエットには最適です。
さて、有酸素運動を行ううえで注意が必要になるのが、ハードな運動は控えるという点です。
実は、激しい有酸素運動と、あまり激しくない有酸素運動では、後者のあまり激しくない有酸素運動の方が、脂肪をより多く燃焼させたという研究結果があるのです。
食生活改善でバランスのよい食事を心掛けよう!
有酸素運動は、あまり激しく行う必要がないということでした。
ダイエットに適した運動とは、散歩や軽いジョギングで十分だということですね。
軽い運動の方が継続するという点では有利なので、これは嬉しい話です。
さて、無酸素運動で基礎代謝量を増やし、有酸素運動で脂肪を燃焼させながら、同時に行う必要があるのが食生活改善です。
運動だけ熱心に取り組んでも、食べる量や食べ方が以前と同じでは、あまり効果的なダイエットだとは言えません。
そして食生活改善で大事なことは、やはり継続して行うという点です。
身体をデトックスするために、一時的に断食をすることもありますが、デトックスした後にどのような食事を続けるのかが重要になるのです。
極端な食事の制限を長期間続けることは大変危険ですし、普通の食事に戻したとたん、リバウンドしてしまうことも多いのです。
食生活改善で大事なポイントは、急激な減量を期待することではなくて、身体への負担が少なく継続しやすい食事の仕方を選択することです。
具体的には、カロリーを抑えながらも必要な栄養素を、しっかりと補給することができる食事ということです。
減量を意識するあまり、バランスの取れていない食事の仕方をすることは、控えた方がよいでしょう。
ダイエットに効果的な食生活改善の3箇条とはこれ!
では、ダイエットに効果的な食生活改善について、詳しく見ていきましょう。
最初に、自分の食生活を見直す必要があります。
食生活を見直す方法としては、全ての食事を記録して残すというレコーディングダイエットをおすすめします。
たとえば、最初の1か月は運動を取り入れながら、食事を記録する時期にあてるのです。
食事を記録することで、自分の食生活の問題点が見えてきます。
問題点を把握したら、それを改善していきます。
食事の仕方としては、よく噛んで食べる、ゆっくり味わいながら食べる、寝る直前には食べない、この3つに注意して食べるようにしましょう。
そして2番目に必要なのが、身体をデトックスすることです。
デトックスにはファスティング(軽い断食)が効果的です。
期限を決めてファスティングを行い、心身をリセットしましょう。
体内に溜まっていた毒素を排出することで、胃腸の負担が減り代謝も良くなります。
3番目に行うことは、食事と運動を連携させるということです。
運動の効果を高めるためには、十分なタンパク質が必要です。
そのためには食事だけではなくて、サプリメントが必要になることもあります。
食事と運動を総合的にとらえ、効果的で継続性のあるダイエットを行っていきましょう。
健康的な生活を送るために必要なこと
生活習慣病の予防のためには、内臓脂肪を減らす必要があります。
美容の面だけでなく、そういった面からもダイエットは大事です。
しかし、極端な食事制限やハードな運動は、一時的には痩せることができますが長続きはしないものです。
ダイエットにとって重要なことは、バランスの良い食事と継続性のある適度な運動です。
健康的な生活を送るために、食事を見直して、軽い運動を毎日の生活に取り入れましょう。