食生活改善で痩せる!体重に左右されないきれいな身体作り

食生活改善で痩せる、とテレビや雑誌の記事を見て実行をしてみると、確かに体重が減ることがあります。

確かに、体重が減るということは痩せることにつながりますが、時に健康的に痩せることにはならないことがあります。

また、ただ痩せているから健康的に見えるとは限りませんね。

それでは、どのように食生活改善をすれば体重を減らして、健康的な身体にすることができるのでしょうか。

今回は、食生活改善と体重、そして痩せるということはどういうことか、というお話です。

運動と食生活改善で体重を減らして痩せる

日本では、太っているよりは、痩せている方が良いと考えている人の方が多いですね。

太っているということは、身体の中に余分な脂肪が溜まってしまっているから、と見られてしまうからですね。

確かに、その脂肪が原因で様々な病気になる可能性もあります。

その病気の代表が生活習慣病ですね。

太っていると、病気になりやすいだけでなく、機敏な動きも難しくなります。

時には、だらしなく見えてしまうこともあります。

カッコいい服、おしゃれな服も少ないと、デメリットがたくさんあります。

そのため、太りたくない、痩せたい、細くなりたいと願う人が増えています。

痩せるため、細く見えるためには体重を減らせばいい、という考えに結びついていきます。

しかし、ただ体重を減らしても、それが過ぎてしまうと不健康に見えたり老けて見えてしまいます。

年齢を重ねると、首筋のしわが目立ちやすくなります。

必ずしも体重が軽く痩せていることが、良いことにつながらないこともありますね。

体重が軽い人は、骨量も少ないため、骨粗鬆症にもなりやすいと言われます。

体重を減らして痩せることも、メリットばかりではありません。

健康的に痩せる、ということはただ体重を減らすことだけではありません。

健康的に痩せるためには食生活改善と運動の両立が必要です。

運動をすることで、不健康な痩せ方にならないことに結びつくことがあります。

それでは、どんな食生活と運動をすると、きれいに痩せるということにつながっていくでしょうか。

カロリー工夫の食生活改善で体重を減らして痩せる

まず、私たちは食生活改善で痩せる方法というと、一番初めに気に掛けるのが「カロリー」です。

1日の活動に必要なカロリーよりも、摂ったカロリーが少なめなら体重は減る、つまり痩せるというのは当然のことです。

逆に多ければ、体重は増えます。

しかしこの時、体重の増減と摂ったカロリーが関係する時もあれば、まったく無関係の時もありませんか?

食べる量を減らして、カロリーオフのものばかりを選んでいるのに、体重が一向に減らないということもあります。

これは、食生活の内容の他に、何か原因があるのかもしれません。

ただカロリーを減らすのではなく、カロリーの摂り方などの工夫をすることで体重を減らすことが大切になります。

私たちは、脂質から摂るカロリーが不足してしまうと、脂肪が減りすぎて体温が下がってしまいます。

体温が下がると、基礎代謝が下がってしまいます。

たんぱく質から摂るカロリーが不足すると、筋肉が不足します。

筋肉が不足するとエネルギーを燃やすことができなくなり、基礎代謝が下がります。

カロリーを減らす、ということは簡単かもしれませんが、脂質とたんぱく質が不足してしまうと、カロリーをエネルギーにすることができなくなってしまいますね。

ただカロリーを減らしても、一時的に体重は減っても、痩せにくい身体になってしまうかもしれません。

食生活改善でカロリーの摂り方を工夫をし、健康的に適度な体重にすることが大切ですね。

食生活改善で体重を変えずに痩せる

体重は少ないのに痩せて見えない、という人がいます。

いわゆる「ぽっちゃり体型」という人ですね。

脂肪が多く筋肉や骨が少ないと、体重は少なくても太って見えることがあります。

逆に、筋肉や骨がしっかりしていて余分な脂肪が少ないと、体重は普通なのに身体全体が引き締まって見えることもあります。

運動によって筋肉や骨がしっかりとついていると、健康的で美しい身体を作ることができますね。

そのためには、カルシウム・りん・マグネシウム・たんぱく質・脂質が必要です。

カルシウムをはじめとするミネラルは、骨の材料になりますね。

たんぱく質は骨を支えるための筋肉の原料です。

それでは、脂質は何のために必要なのでしょう。

脂質はコレステロールの成分になります。

コレステロールの原料なら不要なのでは、と思ってしまいますね。

しかし、脂質はしっかりとした骨を作るための必需品というのをご存知でしたか?

コレステロールは、カルシウムが骨になるために必要な補酵素のビタミンDになります。

コレステロールは紫外線に当たると、プロビタミンのビタミンDになります。

コレステロールをしっかり摂って、紫外線に当たるだけで、ビタミンDを作ることができます。

他にも、ホルモンの原料となり、骨芽細胞という「骨」を作るための細胞の原料にもなります。

骨をしっかりと作るために、脂質は絶対に必要です。

骨がしっかりしていると、身体の線もきれいに見えますし、若々しく見えます。

体重を変えることなく痩せて見える身体になります。

しかし、女性は年齢を重ねるとホルモンが減少し、骨芽細胞を作ることができなくなります。

そのため、骨粗鬆症という病気になってしまいます。

骨粗鬆症になると、背が縮むだけでなく背中が丸くなり、太って見えやすくなります。

骨がスカスカで軽いのに、痩せるどころか太って見えてしまいます。

中年を過ぎると、体重は少ないのに、痩せて見えないという人がいますが、こういったことが理由ですね。

そこで、若いうちから骨量を蓄える必要があります。

若い時はもちろん、中高年になってもきれいな身体を維持するためには、食生活改善でミネラルや脂質をしっかりと摂りましょう。

痩せるために食生活改善でビタミンB1の摂取を

体重を落とすために、食生活改善で「糖質」を減らす方法を選ぶ人がいますね。

しかし、糖質は脳を働かせるための大切なエネルギーです。

糖質が不足すると、脳の働きが悪くなってしまうことがあります。

逆に、糖質が多すぎても、脳の働きが悪くなることがあります。

糖質は多すぎても少なすぎても危険ということですね。

そのため糖質は、摂った後にエネルギーに変えることが一番大切です。

糖質をエネルギーに変えるために、絶対に必要なものがビタミンB1です。

乳幼児にスポーツ飲料を与えすぎてビタミンB1不足になり、亡くなったという事件がありました。

スポーツ飲料はそのまま飲み続けると、かなりの糖質を摂ってしまいます。

運動でエネルギーを消費した後の、エネルギー補給のためのスポーツ飲料ですね。

スポーツ飲料や甘い炭酸飲料の飲みすぎは、大人でも危険です。

ビタミンB1が不足してしまうことがあります。

大人でもビタミンB1不足になると、エネルギーにならない糖質が身体の中であまり、体脂肪となります。

太る原因になりますね。

ビタミンB1をしっかりと摂ることは、余分な体重を減らし痩せるために必要ということです。

食生活改善では、ただ糖質を減らすのではなく、適度な糖質とビタミンB1を摂って、上手に糖質のカロリーをエネルギーにし、運動で消費することを目標としましょう。

食生活改善で好き嫌いをなくして痩せよう

ビタミンB1をしっかりと摂るためにまずできるのは、主食を白米から玄米や胚芽米に変えることです。

雑穀も良いですね。

豚肉はビタミンB1の宝庫ですので、脂身の少ない豚肉を食べることも大切です。

魚に含まれるDHAやEPAも摂って、しっかりと働くことができる善玉コレステロールを増やしましょう。

小魚や乳製品からカルシウムやリン、マグネシウムを摂ることも大切です。

もちろん、腸内環境も大切ですので、乳酸菌や食物繊維も必要ですね。

古いものを排泄し、新しいものを身につけるためには、ビタミンEやC、鉄や銅も必要です。

と、色々あげていくと実はいらない食品は、ほとんどありません。

痩せるために、減らすのではなく、痩せるために食べる、というのが正解です。

ただ、食べると言っても安上りでお腹いっぱいになるものを大量に食べるから、太ってしまうのです。

もう、お気づきの人もいるかもしれませんが、太っている人の多くは食べることが好き、というわりに好き嫌いが多い、という特徴があります。

何が好きかを聞くと、ピザ・ケーキ・ドーナツ・ハンバーガー・ラーメン・パスタと答えます。

カロリー過多で体重が増えるメニューばかりです。

逆に、嫌いなものを聞くと、野菜・キノコ類・海藻・魚と答えます。

痩せることにつながる食材が嫌い、という人が多いのも特徴です。

中にはチョコレートやナッツ・豆類・肉と答える人も多くいます。

なぜ、チョコレートやナッツが嫌いなのに、太っているの?

太っているのに、肉が嫌いなんてありえないと、不思議になりませんか。

脂質が多いナッツや、糖質と脂質が多いチョコレートは、ミネラルが豊富で栄養価が高いのです。

甘いチョコレートは糖質が多く、あまりお勧めできませんが、純度の高いココアはカルシウム・食物繊維・鉄・銅が多く含まれているため、ダイエットに向いている食品です。

ナッツも亜鉛や銅といったミネラルが豊富で、最近はモデルさんが間食に持ち歩くと、人気が高まっています。

肉類、とくに豚肉はビタミンB1を摂るために必要な食品です。

海藻やキノコ類・野菜は、ミネラルや食物繊維が豊富に含まれます。

こういった食品は、しっかり食べることで、余分な糖質の吸収を抑えて、体重の増加を抑える働きがあります。

食生活改善で痩せるための前提は、好き嫌いがないということです。

好き嫌いをなくして何でも食べることは、体重を落として痩せるためにもとても大切ですね。

体重が落ちると動きも機敏になっていきます。

あまりにも太りすぎていると、運動をすることさえ危険です。

運動をするためにも、まずは痩せましょう。

体重を減らし痩せるための食生活改善はたくさん食べること

痩せることだけを考えて、蒟蒻料理で我慢していませんか?

食事を抜いて、基礎代謝を下げていませんか?

食べることを我慢して、ストレスをためていませんか?

痩せの大食いといいますが、食べないと腸内の便量が増えずに便秘になります。

蒟蒻は、水溶性の食物繊維を豊富に含みますから、確かに便秘予防にはなります。

しかし、それだけでは低体温になってしまったり、血流が悪くなり基礎代謝が下がってしまいます。

基礎代謝が下がると、一時的に体重が減っても、リバウンドをしやすい身体になってしまうかもしれません。

逆に太りやすくなってしまいます。

食生活改善で一番大切なことは、たくさんの種類のものを食べることです。

和食が身体にいいと言われているのは、「一汁三菜」といって、主食と主菜、2つの副菜と汁ものを食べるからです。

米の他に、肉や魚のたんぱく質や脂質、煮物や和え物の野菜でビタミンやミネラル・食物繊維、汁物で味噌や海藻、野菜で乳酸菌や食物繊維を摂ることができます。

和食は砂糖やみりん、穀類を多く使うからダイエットには向かない、という人もいますが、バランスを考えた食事は、糖質過多にはなりません。

毎日が松花堂弁当のように、バラエティーに富んだ食事というのは無理でも、色々な食材を使って、たくさんの種類のものを食べましょう。

必要な栄養をしっかりと摂ることが、痩せることにつながっていきます。

しっかり食べて体質改善と食生活改善

バランスよく食べることで、体質改善になり痩せやすい身体にもなります。

痩せるといっても、ガリガリではなくきれいに見える身体になります。

骨と筋肉がついた引き締まった身体ですね。

体質改善には、食生活改善は絶対に必要です。

毎日、バランスの摂れた食生活を続けることで体質を改善し、体重を気にしなくても、きれいに見える、身体作りを心がけましょう。