ダイエットをしようと試みたとき、みなさんは何からはじめますか?
ここでは、食生活改善による、様々な効果についてお話します。
ダイエットとしての減量はもちろん、生活習慣病の予防になったり、バランスが整った食事は体の調子も良い方向へと促してくれますよ。
「減量したい」「きれいになりたい」「病気を防ぎたい」という思いを、成功させるポイントとなります。
極端な食生活はダイエット失敗のもとであり、思わぬ体調の悪さなどを引き起こしますので、食生活改善を行ってダイエットを成功させましょう。
ダイエット成功の基礎知識~食習慣改善~
はじめに、食事の基礎知識について考えてみましょう。
食事は動物にとって体を動かし、生きていくための必要な栄養素を体に摂り込むことが本来の目的です。
人間は、朝昼夕の3食から、一日に必要な栄養素を摂取して補います。
食事の量の分配ですが、大体の方は「朝は軽め」「昼はしっかり食べるか軽め」「夕はガッツリ」となっている方が多いですよね。
ダイエットの成功させるためには、一日の適材適所で食事の量を守ること、つまり習慣が大切になります。
朝食では体を目覚めさせ、動き出すための大事な栄養補給の朝食をとりましょう。
昼食は体を動かしている最中で、夕食までの必要なエネルギーを補います。
夕食は次の日、朝の目覚めが良いように、寝ている間に無意識に動かす筋肉(消化や呼吸等)のエネルギー補給と共に体を休める体制を整えていくためです。
これらを考慮すると、食事のボリュームは朝食>昼食>夕食となるのですが、大抵の方は逆をたどっていますよね。
朝は時間がないことや食欲がないことから軽めに済ましてしまいがちですす、、昼は食堂でしっかり食べるか軽く済ませるかたも多いのではないでしょうか。
そして、夜になるとお腹が空いていることからしっかり食べます。
そうすると、消化しきれなかったものが残ってしまい、朝は時間がないから食べないと、悪循環が生まれてしまうのです。
食生活改善のためには、まず食習慣を見直ししましょう。
ダイエット成功の基礎知識~食生活改善~
食習慣を見直すと、自然と食べているものにも注意をしはじめます。
バランスのよい食事とは、次のような栄養素を揃えることにあります。
・3大栄養素の糖質(ご飯やパン)
・タンパク質(肉・魚・卵・大豆・牛乳や乳製品)
・脂質(油脂類)
・ビタミン・ミネラル(野菜や果物)
これらの栄養素をバランスよく摂るように、意識してみましょう。
では、簡単な例として朝食と夕食のメニューを記載いたします。
●朝食
パンとコーヒーだけでは、糖質のみの補給になってしまいます。
野菜100%のジュースやゆで卵、野菜サラダにサラダチキンやハムを足して、必要な栄養素を摂りましょう。
●夕食
昼食を簡単に済ませていると、夕食食べるときは空腹を強く感じ、大量に食べる傾向がありますので注意しましょう。
ご飯1膳と、タンパク質の含まれたメイン料理1品、野菜のみの副菜1~2品を揃えて、野菜からよく噛んで食べます。
空腹を感じていると早く食べたい気持ちになり、一口が大きくなりがちなので、丸呑みしないように意識してください。
よく咀嚼することが、ダイエットの成功の近道になりますよ。
このように、食生活改善は食事内容の見直しと、食べ方の習慣の改善を行っていきましょう。
無理のない食生活改善でダイエット成功を導く
生活のダイエットというと、いろいろと制限がかかるイメージですよね。
制限があることには変わりがないのですが、整えるという意味合いがあります。
食生活改善を行うには、やはり生活の見直しが必要です。
毎日の習慣になってしまえばいいのですが、食生活改善をはじめたばかりのときは、そうもいきません。
そのため、少しずつできることからスタートさせましょう。
頑張りすぎないことが、成功へと繋がっていきます。
生活をダイエット、つまり規定にするのです。
運動習慣がないのであれば、日常で運動をとり入れます。
階段を使う、一駅歩いてみる、フローリングを掃除機を使わずに雑巾を使って拭き掃除をする等、今までの生活の中で体を動かすことを加えます。
今までより運動の量を増やしていくと体の代謝も上がり、ダイエットに欠かせない脂肪の燃焼を助けていきますよ。
運動=ジムで運動する、ウォーキング等時間を確保して行うことももちろん有効ですが、生活のなかですぐにはじめられるようなことを検討してみてください。
ダイエット成功から遠ざかるときとその対策
ダイエットの成功は誰もが夢見る結果です。
しかし、ダイエット実行中や失敗が見えてきたとき、目を背けたくなりますよね。
では、目を背けたくなるときは、どのようなときが多いのでしょうか。
ダイエット中であるのにもかかわらず、体重が増えたときは、がっかりします。
運動ができなかったときは、次の日やろうと思ってもなかなかできない日が続き、「結局できない」というのが出てきてしまいますよね。
食生活改善を心がけていても、こういった気持ちが邪魔をすることもあるのです。
このようなときが続いてしまうと、ダイエットを挫折し、成功とは反対の結果になってしまいます。
そのため、短期集中ではなく、長期で改善を心がけて習慣にしていきましょう。
ダイエットは長期戦です。
できない日があっても、翌日にもう一度やってみることが継続のための対策になります。
食生活改善を成功させるためには?
運動はできなかったとしても、食生活改善はすぐにはじめられるダイエットにまります。
食事を改善せず、運動をやっていても、思ったような成果は出ません。
日常の運動量を増やすと、すぐに体重は減りますが、停滞してしまいます。
食事では野菜を最初によく噛んで食べましょう。
満腹を感じるのを早めるきっかけになりますし、早食いの抑制になります。
生活パターンを見直して、食事量の調整をしてみてくださいね。
一日2食になっていないか、寝る前に食べる食事量が一番多くないかなど、簡単に済ませる食事のときに、栄養素が偏っていないか確認します。
すると、改善ができるポイントが見えてきますよ。
「絶対成功する○○ダイエット」のように、一種類の食材のみを摂る食事はおすすめできません。
即効性はあるかもしれませんが、あくまで結果を求めるだけで、継続することは難しいからです。
誰でも「ダイエットを成功したい!」
ダイエットを成功させたいと思うのは、誰でも一緒です。
やるからには成功したいと思います。
しかし、成功したらそれで終わりではありません。
今度は、継続していかないと意味がないのです。
食生活改善は、その後の生活に大きく関わり、成功後も維持できるかに関わってきます。
ご自身の食生活改善のためにできることを色々検討をし、変えていきましょう。
それらを習慣にしてしまえば、維持していけるはずです。
意識するためにも、「ダイエットする」というのを周りに宣言してみるのも有効ですよ。
体重を意識し続けるために、毎日決まった習慣に体重計に乗ると、運動できなかった日、外食して食べ過ぎた日などと、振り返ることができます。
また、日記のように食べたものを毎日記していくと振り返りができますし、そこに体重を記載すれば、傾向が見えてくるでしょう。
ダイエットを成功させるためには習慣にすること、振り返りをすることを意識していくことです。
体重とダイエットの関係
欧米では、会社にて管理職が太りすぎていると自己管理ができていないとみなされ、降格等の処分が下ることもあるそうです。
自己管理ができていないと、他人の管理もできないという理由だそうですが、それだけで評価されても当の本人は嫌な気持ちにしかなりません。
しかし、海外において仕事ができる、ある程度会社で地位が高い方たちは、肥満が少ないのも事実です。
みなさんもぜひ食生活改善をして、ダイエットを成功させましょう。
体が軽くなることで仕事の効率も上がり、そして自身の評価に繋がります。
改善したことを習慣にすることで、仕事もプライベートも充実していくことでしょう。