「肥満」って聞くとどう思いますか?
ネガティブなイメージがありますよね。
見た目にもあまりよくないし、健康にも害を及ぼします。
今回は、何を基準に肥満というのか、ということと、肥満に対して、どう食事改善をしてダイエットをすれば良いかについてお伝えしていきます。
ダイエットの前に肥満の基準を知ろう
肥満といっても、見た目がぷよっとしているから肥満、という人だけではありません。
隠れ肥満という人もいます。
見た目は普通なのに、実は内蔵脂肪がついていて、健康に悪い状態の人もいます。
そういう方は、是非食事改善をしてダイエットをすることをお勧めしたいですね。
では、男性と女性、どのくらい脂肪がついていると、肥満なのでしょうか?
ここに簡単な指標を記載しておきます。
一般的には、男性は体脂肪率25%以上、女性は30%以上あると肥満です。
もう一つの指標もあります。
男性はウエスト周囲径が85cm以上、女性は90cm以上あると肥満の疑いがあるようです。
しかしこちらは、身長によっても差があるので、必ずしも、とは言いにくいかもしれません。
さらに、簡易的な肥満の測定方法もあります。
BMI(体格指数)というものです。
こちらの計算式は男女共に同じです。
計算式は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で、出た数字で計ります。
数字が25以上の人は肥満とされています。
肥満防止のために食事改善をすることは意味のあることなのか?
十分に意味があります。
肥満でなければダイエットはそもそも必要はありません。
肥満になる前に食事改善をしておけば、食生活において健康に良いものを自然と選ぶようになります。
実は、太る人は、自然と太る食べ物を取っているのです。
逆にバランスの取れた体型の人は、バランスの良い食事を自然としています。
そういった方に食事改善について、質問をしてみたいですね。
しかし残念ながら、良い体型をしている方は、無意識で体型を維持していることが多いので、なかなか参考になる意見が出てこないのです。
では、どうすればいいのでしょう。
標準体型の人の食生活を観察するといいのかもしれません。
ヒントが転がっていることもあり得ると思います。
丼ものを食べないで定食を選んでばかりいるとか、食事抜きを絶対しない人であるなど、あちらこちらで参考になることが転がっているかもしれません。
行動にも注目してみてみましょう。
結構アクティブなことも多いかもしれません。
趣味で運動をしている可能性もあります。
ただ、運動が好きでもないのに真似をしたら、上手くはいきません。
もし、他のスポーツに興味があるなら、スポーツサークルに参加してみてはいかがでしょうか?
初めてのスポーツなら、「初めてなのですが」とサークルの主催者の意見を伺ってみましょう。
肥満の方へのダイエット方法!食事改善で抜け出そう!
まず、油っこい食事は控えましょう。
油を断食!というわけではありません。
油の取り過ぎには注意してほしいのです。
油っこい食べ物は、簡単にカロリーオーバーしてしまいます。
ダイエット中には、油の質と量を守りましょう。
油の質でお勧めなものをいくつかご紹介します。
まず、フライパンなどで熱を加える調理をするなら、オリーブオイルです。
ドレッシングを作るなら、亜麻仁油などのオメガ3脂肪酸を含んだ油が良いです。
オメガ3脂肪酸は痩せ油としても有名ですが、熱を加えると栄養がダメになってしまうので、そのままの常温でお使いください。
もう1つ、食事改善の方法として、早食い禁止です。
食べ物1口に対し、最低30回は噛みましょう。
満腹中に信号が働き、大体20分後には、普通に食べても満腹になります。
肥満になったら、まずこの2つから行ってみてはいかがでしょうか?
簡単なことなので、常に頭に置いておけばできるはずです。
もし忘れてしまったら、次は実行しようという思いを忘れずに。
諦めないことも、肥満脱却の第一歩です。
肥満防止のためにできる食事改善の方法
肥満を予防するための食事改善は、理想的だと思います。
ダイエットを始める前から健康志向でいることは、とても大切なことを知っている方だと存じます。
健康でないと、できないことが沢山あることを、きっと知っているから行うのでしょう。
今、肥満でない方も、今後やっておくと良い食事改善の一例を挙げてみます。
まず、ベジファーストを守ろう、です。
定食物で、まず最初に野菜から食べ、次に汁物、主菜、最後に炭水化物の順番に食べると、血糖値の上昇をゆるやかにでき、太りにくい食べ方ができます。
それから、ファーストフード店では、フライドポテトより、サラダをサイドメニューにしましょう。
果物は生のままで。
ジュースにしたら水溶性食物繊維が台無しになります。
他にも、たんぱく質は積極的に取ったほうが、体のハリや皮膚、髪の毛などがつやつやになります。
ダイエットをしたいのならば簡単な運動も必要不可欠
肥満防止の意味でも、肥満の人にも、食事改善だけでなくダイエットには運動も必要不可欠です。
運動と言っても、きつめの運動が必要なのではありません。
毎日の生活が楽しくなる運動が必要なのです。
肥満の人は歩くこと、ウォーキングが良いと思います。
慣れないランニングを行うよりも辛くはありません。
そのため、毎日続けやすいでしょう。
歩くだけに飽きたら、音楽プレーヤーを聞きながらでも良いと思います。
もし、太り過ぎて腰痛持ちの人なら、水中ウォーキングはどうでしょうか?
浮力があるので、腰の負担も減り、水の抵抗で筋肉強化もしやすいです。
肥満防止で運動をやるなら、やりたいものをやると良いです。
社会人サークルでも、野球、サッカー、フットサル、スキー、ランニングなどなど、楽しめるスポーツは沢山あります。
楽しみながら運動できることは、とてもいいことですね。
健康的な体型で肥満脱出!食事改善は簡単にできる
ここで、肥満に効果的な食材をご紹介します。
是非、食事改善ダイエットに役立てて頂ければ、嬉しく思います。
まず、キノコ類です。
炭水化物や脂質の吸収を抑え、便秘解消にも役立ちます。
わかめなどの海藻類もお勧めです。
特に、ねばねば成分、ムチンがダイエットに役立ちます。
たんぱく質源として優秀なのが、ささみ肉、青魚、白身魚です。
特に青魚はアレルギーのない方には、とても有効です。
DHA・EPAといった、良質の油も取れます。
その他にも、優秀な食材は沢山あります。
玄米、オートミール(オート麦)、卵、レバー、納豆、ニンニクなど。
一つ一つ挙げたらキリがありません。
体のどこが辛くて何の栄養を補給したら良いのか、インターネットや病院に置いてある小冊子、いっそ、信頼できる病院の先生に相談してみても良いでしょう。
逆に体に悪そうな食べ物は、この機会に排除してしまいましょう。
その中で、どうしてもやめられないものがあったら、それは週に1度のお楽しみにしてみてはいかがでしょうか?
完全健康志向の食品だけを食べるというのは、食習慣がもともとそうでない人には、まず向きませんし、できないことでしょう。
できるようになっても、人付き合いで、どうしても太る食べ物を食べることだってあります。
その場合は、思い切って食べることを楽しんだ方が、余計なストレスにならなくて良いかもしれませんね。
太る食べ物の過剰摂取を、毎日繰り返さなければ良いのです。
肥満になっても諦めないで
肥満判定が出てしまったとしても、「もうどうでもいいや」と、投げやりにならないでください。
肥満になってしまっても、食事内容を始めとした生活環境を少し変えるだけで、肥満脱出はできるはずです。
今回ご紹介した食事改善の方法などを参考にして、健康的な体型に戻れるように頑張りましょう。