味噌汁レシピで人気!しじみの旨味たっぷり&濃厚に仕上げる

しじみの味噌汁を作りたいと思っている方はいませんか?

しじみは味噌汁レシピの中でも人気を集める具材のひとつだといえますよね。

そこで、この記事ではしじみの旨味をより味わえる味噌汁に仕上げるために下処理や調理時の注意点も交えて、おすすめのレシピをご紹介します!

ベーシックな具材であるしじみ

この記事では「しじみの味噌汁」にスポットをあてていますが、しじみは味噌汁レシピによく記載されている基本的な具材ですよね。

味噌汁の具材と聞くと、しじみの他にも豆腐、ワカメ、あさり、油揚げ、なめこあたりが定番で人気があるかと思います。

しじみの旨味が味わえる味噌汁は絶品で、味噌汁の具といえばしじみを一番に思い浮かべるなんて方もなかにはいらっしゃるでしょう。

そんなしじみは白味噌、赤味噌どちらの味噌とも相性が抜群だといわれています。

味噌を選ばずとも変わらず美味しくいただけるのは嬉しいですね。

また、豆腐はしじみともよく合い、馴染むので、一緒に味噌汁に入れて食べるパターンも多く見受けられます。

さらに、ネギ、柚子、三つ葉などを足してアレンジするのもおすすめです。

そして、より美味しい味噌汁にするために忘れてはならないのがしじみの下ごしらえです。

次項で詳しくご説明しますので、レシピに生かしてみてください。

味噌汁レシピに生かせる!しじみの下ごしらえとは?

せっかくしじみを味噌汁にするのならば、美味しくいただきたいですよね。

実は、しじみの味噌汁をより美味しいものにするためには、下ごしらえに気を配ることが大切となってきます。

こちらの項では、しじみの下ごしらえのポイントについてお話ししていきますね。

味噌汁レシピに生かして、より美味しさをアップさせましょう!

まず、気にしていただきたいことは砂抜きの方法です。

しじみといえば独特な旨味が印象的ですよね。

その旨味を閉じ込めて調理できれば、味噌汁の味も格段に良くなるでしょう。

旨味を閉じ込めるためには塩分濃度がおよそ0.5%の薄めの塩水で砂を抜くのがおすすめです。

なぜならば、およそ0.3~0.5%の塩分濃度がしじみの生息環境に向いているとの報告がされているので、できる限りその環境に近づけてあげる必要性があるといえるからです。

次に、しじみの味を濃いものにするためのポイントについてふれていきます。

それは、しじみを冷凍庫で凍らせてから調理をするということです。

しじみの味を濃厚にしたい場合には、しじみを凍らせてオルチニンの含有率を高めていきましょう。

オルチニンの含有率が高まれば、旨味が強く感じられる濃厚なしじみになりやすいのです。

最後に、しじみを鍋に入れるタイミングにも気を付けてください。

冷凍したしじみで味噌汁を作るときは、沸騰したお湯に入れるようにしてください。

生のしじみで味噌汁を作るときには、水のうちからしじみを鍋に投入して加熱するようにしましょう。

味噌汁の味を格別に!味噌の扱い方

しじみの味噌汁を作るときに注意したいことは、しじみの下ごしらえの他にもまだあります。

それは、味噌の扱い方についてです。

以下の注意点も頭に入れつつ、しじみの味噌汁レシピを試してみましょう。

◆味噌は別の器で溶こう

味噌の溶き方の手順のご説明です。

①鍋の中の汁をお玉などで適量すくい、他の器(味噌汁を入れる予定の器など)に移します。

②スプーンなどで味噌をとり、①の汁の中で箸で溶きます。

③②で溶いた味噌を鍋に戻し入れて、混ぜます。

わざわざ他の器に移して味噌を溶く理由は、味噌の味ムラを予防して均一性を持たせるためです。

◆沸騰直前で火を止める

味噌の香ばしさや旨味を逃がさないためには、沸騰させないことが重要です。

溶かした味噌を鍋に戻す前には、火を消しておいたほうが良いでしょう。

味噌の投入後は、沸騰直前で火を止めます。

これらのコツを意識して、味噌汁を作ってみてください。

次項からは、しじみの味噌汁のレシピのご紹介をしていきますね。

基本的なしじみの味噌汁レシピ

ここからは、しじみの味噌汁のレシピについてお伝えしていきます。

まずは、しじみだけを具材とした基本的なレシピです。

見た目はシンプルですが、しじみの旨味が凝縮された美味しい味噌汁に仕上げていきましょう。

上記でご紹介した、しじみの下ごしらえや味噌の扱い方のコツもおさらいして上手にレシピに生かしてくださいね。

【基本のしじみの味噌汁レシピ】

【材料 4人分】

・しじみ 300g
・味噌 大さじ4ほど
・水 1ℓ
・料理酒 大さじ2

【作り方】

①しじみを薄めの塩水で砂を抜き、しじみ同士をこすり合わせてしっかりと洗いましょう。

②鍋に水、しじみを投入して、加熱を始めます。

③グツグツと沸騰してきて、灰汁を発見したらその都度取り除いてください。

④しじみに火が通ったら、一度火を消して、鍋の状態を落ち着かせましょう。

⑤鍋の中の汁を入れた別の器で、箸で味噌を溶き、鍋に戻し入れます。

味噌の分量は味見をして調整しましょう。

⑥料理酒も入れたら点火し、沸騰直前まで加熱します。

⑦器に入れて出来上がりです。

葱となめこも足したしじみの味噌汁レシピ

次は、ただのしじみの味噌汁ではなく、葱となめこもプラスした味噌汁レシピです。

水はお好きな出汁にしても、美味しくいただけます。

【葱となめこもプラス!しじみの味噌汁レシピ】

【材料 4人分】

・しじみ 300g
・味噌 お好みで調整
・なめこ 1パック
・葱 お好み
・水 1ℓ

【作り方】

①しじみを薄めの塩水で砂抜きをして、しじみ同士をこすり合わせてよく洗います。

②鍋に水、しじみを加えて、加熱を始めましょう。

③しじみの口が開いたのを確認したら、なめこも投入して火を通していきます。

灰汁を発見したらその都度取り除きます。

④しじみ、なめこに十分火が通ったら、一度火を止めて鍋の状態を落ち着かせましょう。

⑤鍋の中の汁を入れた別の器で、箸を使って味噌を溶き切り、鍋に戻して混ぜます。

味噌の分量はお好みの味付けになるように調節する必要性があります。

⑥火をつけて沸騰直前まで温めます。

⑦器に入れて、葱をトッピングしたら出来上がりです。

しじみにはどんな効能があるの?

こちらでは、しじみの効能についてお話ししていきます。

●強い骨や歯を作り出す

頑丈な骨や歯を作るにはカルシウムの作用が密接に関わっています。

カルシウムはしじみにも多く入っており、骨や歯のためにも取り入れたい栄養成分ですね。

骨折などの怪我を防止したり、骨粗鬆症対策にも有効だといわれています。

●血の巡りを良くする

しじみのビタミンEの含有率はとても高いです。

ビタミンEには、血の巡りを良くする作用があるので、血行不良の改善に役立ちます。

その結果、冷え性や肩こり対策にも最適でしょう。

●老化を抑制する

こちらもビタミンEの働きによって期待できる効果で、活性酵素の作用を制御して、酸化が進行しないように働きかけるという役目も担っています。

そのため、アンチエイジングにもつながるでしょう。

●自然な眠気に導く

寝つきが悪くて悩んでいる方はいませんか?

しじみにはビタミンB12が入っており、神経機能を正常に保つことを助ける栄養成分です。

その結果、自然な眠気につながりやすい状態になるので、寝つきの悪さにお悩みの方はしじみを摂取してみましょう。

以上のような効能を期待できるのがしじみです。

しじみを使用するレシピは、味噌汁など簡単にできるものも多くあります。

嬉しい健康効果が期待できるしじみを摂取してみてはいかがでしょうか。

下ごしらえや味噌の扱い方もポイントに!

しじみの味噌汁の美味しさを追求したい場合には、しじみの下ごしらえや味噌の扱い方にも気を配りましょう。

少し意識を向けるだけで、しじみの旨味を閉じ込めた濃厚な味噌汁が出来上がります。

しじみは美味しいだけではなく、栄養満点でいろいろな健康効果が期待できる食材で、さらに味噌汁として簡単に調理できるのも嬉しいですね。