野菜ジュースには沢山の野菜と、果物の栄養が入っていて手軽にとれて便利ですよね。
野菜ジュースは種類も豊富です。
どんな栄養が入っているのか気になりますが、つい好みの味を選んでしまいますよね。
もちろん多かれ少なかれ栄養は入っていますが、どんな栄養が入っているのか、どの栄養が体に必要なのかを考えてみることも大切です。
今回は野菜ジュースの栄養と、おすすめの飲み方をご紹介します。
カルシウム補給におすすめなのは野菜ジュース
最近、イライラしていませんか?
牛乳・乳製品が得意ではなく、あまり飲まないタイプではありませんか?
もしかすると、カルシウムが不足しているかもしれません。
カルシウムは日本人が不足しやすい栄養素のひとつで、不足するとイライラしたり、肩こりがおきたり、腰痛がおきたりしますので積極的にとりたい栄養素です。
カルシウムは丈夫な骨や歯を作ることが主で、ほかには神経の興奮を抑える働きや、体液のPHの調整をする働きがあるのでとても重要なのです。
1日に必要なカルシウムの量は600~650mgですので、野菜ジュースにどれだけのカルシウムが含まれているのか栄養成分表示を確認してみてください。
野菜ジュースで栄養をとるならカルシウムが多く入っているものがおすすめです。
カルシウムは牛乳や乳製品に主に入っており、吸収率も牛乳が良いのですが、ほかの野菜や魚などでは一気に沢山とるのは難しですよね。
野菜ジュースでカルシウムを補うことも、ひとつの手段といえるでしょう。
めまいや貧血がある人は野菜ジュースで栄養がとれる!?
日本人は鉄分が不足している傾向にあり、めまいや貧血がある人や、女性が生理中のときは鉄分を沢山とると良いといわれていますよね。
ほかにも、以下に当てはまるかたは、鉄分が不足している可能性があります。
・息切れ
・疲れやすい
・頭痛がある
・動悸がある
・食欲がない
鉄分は体内には少量しか存在していないのですが、酸素を運搬する働きや、酸素を細胞にとり込む働きがあります。
また、肝臓や脾臓や筋肉に貯蔵されている鉄分もあり、不足したときにすぐに補えるようになっています。
それでも足りない場合は、何らかの症状がでることになります。
野菜ジュースに鉄分を含んでいるものもあるので、鉄分が強化されている野菜ジュースがおすすめです。
鉄分は1日の必要量は、7.5~10mgとなっており、女性の方が必要量は多くなっています。
必要量を目安に、野菜ジュースの栄養表示を確認してみてください。
また、鉄分はレバーやひじき、きな粉、小松菜などにも入っていますが、毎日レバーを食べることはできないので、野菜ジュースに頼ることもいいですね。
不整脈や動悸を改善したい人におすすめの栄養
不整脈や動悸、イライラしやすい人におすすめの栄養素があります!
それはあまり聞きなれていないかもしれませんが、マグネシウムという栄養素で、日本人はマグネシウムを不足しがちです。
マグネシウムはカルシウムとパートナーとして骨や歯を丈夫にする働きがあり、筋肉の収縮をスムーズにする働きもあります。
ほかにも、体内のミネラルのバランスをコントロールし、血圧を下げる働きや、神経の興奮を抑える働きがあります。
不足してしまうと、痙攣が起きたり筋肉の収縮がうまく行われず奮えを起こしたり、神経の興奮を抑えられずにイライラしがちになります。
また、マグネシウムは便秘にも関係があり、硬い便で困っている人は、マグネシウムを摂取すると柔らかい便を作りだしやすくなりますよ。
マグネシウムとカルシウムは2:1の割合でとることが望ましく、マグネシウムが不足するとカルシウムが増加しすぎて狭心症や心筋梗塞を起こしやすくしてしまいます。
マグネシウムの1日の必要量は270~370gとなっていますので、野菜ジュースの栄養表示で確認してみてください。
妊娠希望の人・妊娠中の人に必要な栄養が野菜ジュースでとれる!?
妊娠を希望している人や妊娠している人に欠かせない栄養素といえば葉酸ですよね。
葉酸とは、赤血球の生成やDNA合成、胎児の先天異常の予防に役立ちますので、しっかりとりたい栄養です。
野菜ジュースにも、葉酸が含まれているものもあります。
しかし、パッケージに「葉酸入り」などと表示されている場合もあれば、パッケージには表示されていないものもあるのです。
全面的に表示されていなくても、栄養表示では葉酸を含んでいる場合もありますので確認してみましょう。
人に欠かせない葉酸ですが、難点があります。
それは、調理すると葉酸の量は半分に減り、体内に入ってから代謝されるときにまた半分に減ってしまうのです。
なかなか摂取するのが困難な栄養といえますね。
野菜ジュースのパッケージに葉酸と書かれているものは、葉酸にちからを入れている傾向があります。
摂取できる量も多くなっているので、葉酸という文字があるものをおすすめします。
食べ物でいうと、モロヘイヤや春菊、ほうれん草やアスパラガスやとうもろこしなどにも葉酸は含まれています。
葉酸の1日の必要量は、非妊娠時は240μgとなっており、妊娠している場合は400μgと多くなっています。
この数値を参考に、野菜ジュースの栄養表示を見てみましょう。
野菜ジュースにすると高まる栄養素
実は、野菜ジュースにすることで失われている栄養があります。
それは、主にビタミンCと食物繊維と酵素の3種類です。
ビタミンCに関しては添加されているものもあり、ビタミンCが多く入っていると書かれているものはしっかりと摂取することができます。
食物繊維には2種類あります。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維です。
野菜ジュースにすることによって不溶性食物繊維は失われているので、ごぼうやきのこなどを食事から摂り入れ、水溶性食物繊維は野菜ジュースからとることでバランスがよくなります。
便秘をしがちなかたや、2つを食事からとるのは難しいという方には特におすすめです。
酵素は加熱や時間とともに減少していくものなので仕方がないものですが、食事から沢山とっているのでそれほど心配はありません。
例えば、焼き魚に大根おろしをつけますよね。
それだけでも酵素をとることができています。
ほかにも、生野菜や発酵食品の納豆やキムチにも含まれているので、手軽にとりやすいですよ。
そして、野菜ジュースにするからこそ高まる栄養があります。
それはリコピンという栄養素です。
リコピンは老化防止や美肌効果があるのですが、日々ストレスや紫外線や喫煙などにより体内に活性酸素が増え、生活習慣病やがんの原因になる活性酸素を除去する働きがあります。
野菜ジュースにリコピンが入っているものを選ぶと、普通のトマトから摂取するリコピンよりも多く摂取できるためおすすめです。
野菜ジュースのおすすめの飲み方
食事をするときは「野菜を先に食べる方がいい」という食事をする順番について聞いたことはありませんか。
その通りで、野菜ジュースを食前に飲むと、血糖値の上昇を抑えることができます。
また、血圧上昇を抑えることができ、集中力を高めることもできます。
朝食に野菜ジュースを飲むことで、代謝を高め体が活性化し、1日を元気に過ごすことができますよ。
そして、代謝を高めることで体内の循環もよくなり、栄養が体にいきわたりやすくなります。
ダイエット効果も期待できそうですね。
野菜ジュースは体に良いのですが、とりすぎも禁物です。
とりすぎると糖分もとりすぎることにもなるので、1日1杯を目安に飲むことをおすすめします。
糖分とは、砂糖が入っていなくても、果物が入っている場合は果物の糖分が入っています。
とりすぎには注意が必要です。
普段の食事に野菜ジュースをプラス!
食事だけでは、補えていない栄養素もあります。
これらの補助の役割りとして野菜ジュースも効果的です。
ただし、野菜ジュースだけに頼るのではなく、日々の食事にプラスで補うために飲むことをおすすめします。
飲みかたによっても体の働きがよくなるので、朝食や食前またはおやつタイムなど、飲むタイミングも考えてみてくださいね。