おいしい味噌があると、毎日使いたくなりますよね?
自分好みの味噌を手作りしてみましょう!
初めて作る味噌の量は、5キロがおすすめです。
そして、容器選びも手作り味噌には大事な要素です。
味噌作りの経験別、サイズ別など、目的に合わせてご紹介します!
初めての味噌作りはなぜ5キロから?
せっかく味噌を手作りするからには、失敗したくないですよね。
だからこそ、適量の5キロからスタートしましょう。
5キロをおすすめする理由は、材料を調達しやすいからです。
味噌を作る人のために、大豆や麹、食塩がセットになっている商品があります。
この味噌作りセットは5キロから販売している味噌メーカーが多いのです。
もし5キロ以下で作る場合は、自分でひとつずつ揃えなくてはいけません。
味噌メーカーは「この大豆には、この麹、塩」と大豆の品種に合わせた内容をセット販売しています。
また、味噌作りセットの5キロというのは、出来上がりの量を指します。
通常大豆と麹は各1kg、食塩が500gで5キロの味噌ができます。
この5キロというのは味噌作り初心者が扱いやすい量なのです。
そのため、味噌メーカーは5キロの材料を豊富に揃えているのです。
初心者であれば、いちから材料を揃えるのは難しいですよね。
初めは、このようなセットになっているものを使って作りましょう。
材料が決まれば、次は保存容器です。
次項からは、5キロの味噌作りにおすすめの容器をご紹介します。
思いもつかなかった量や重さについての理由ものせています。
これらを踏まえて、自分にピッタリの味噌作りの容器を選びましょう。
味噌作りは5キロの容器をすすめる理由
容器選びで大切なことは、自分が何ヶ月分の味噌が欲しいのか、です。
例えば、5キロ分の味噌を作ったとしたら、4人家族が毎日1度味噌汁を飲んで、2ヶ月弱分の量になります。
2人暮らしなら、5ヶ月分にもなりますね。
何ヶ月分の味噌を作るのかをおおよそ決めておきます。
初めて味噌を作るのであれば、11月から6ヶ月間仕込むのをおすすめします。
5月には味噌が完成して、おいしい味噌汁が飲めますよ。
もし冬が終わる2月から仕込んでしまうと、完成は半年後の真夏です。
真夏は、発酵がよく進む反面、雑菌が繁殖しやすいです。
初心者の人には、味噌の熟成に目が行きがちで、衛生管理まで行き届かなかい可能性があります。
最初は少なく、早め、でいきましょう。
5キロの容器がおすすめな理由は、他にもあります。
もし味噌を多く作りすぎてしまった場合、せっかく作った味噌を使い切れないことがあります。
多く作ってしまったからという理由で毎日味噌汁以外の料理にもどんどん使ってしまうと、塩分を摂り過ぎてしまう恐れがあります。
味噌は栄養豊富ではありますが、塩分も含まれています。
毎日の料理に使いすぎるのはあまりおすすめしません。
そのため毎日の味噌汁に使って、2ヶ月から半年で使い切れる5キロをおすすめするのです。
一度5キロの味噌を作ってみて、どのくらいの期間で使い切るのかが分かれば、次から作る量を増減できますよ。
初めての味噌作りには軽い容器を
さて、手作り味噌を5キロ作ることが決まったら、次は容器の重さです。
味噌作りの容器は何といっても軽いのが一番ですね。
これは、5キロでもそれ以上でも同じです。
手作り味噌を20キロ仕込むプロ級の人も、軽いプラスチック容器派が多いですよ。
なぜかというと、味噌作りには天地返しという作業が必要だからです。
天地返しは、容器に入った味噌を上下に返してかき混ぜることです。
こうすることで底部分ばかりに熟成が偏らないようにします。
容器が軽いと、この天地返しがやりやすくなります。
また、味噌を別の容器に移し替える時にも、軽い容器は持ち上げやすいですよ。
軽い素材と言えば、プラスチックですね。
形は、ポリバケツのような丸型がおすすめです。
丸い容器は天地返しがしやすいです。
5キロ用のタッパー容器は、100円ショップでも買うことができます。
5キロ以上にチャレンジする人は、両サイドに取っ手が付いたプラスチック容器がおすすめです。
持ち上げて移動するときに、腰に負担がかかりにくいので安心ですね。
取っ手付きはネット通販での取り扱いが豊富です。
味噌の仕込みの時は、水を含んだ大豆が意外に重くてビックリします。
味噌は重い、ということを前提に容器を選びましょう。
他の用途にも使える5キロ用容器
こちらでご紹介する容器は、重さにこだわらず、好きなデザインを使いたい人向けです。
5キロサイズであれば、手作り味噌の容器の選択の幅が広いです。
ホーローや陶器の容器は重さはありますが、使いやすいものもあります。
ホーロー容器は保存容器なので、取っ手が付いていますし、耐久性も高いです。
陶器も、味噌作り専用の瓶が売っています。
両方とも汚れを吸着しにくい材質なので、洗って次の年も味噌作りに使えますよ。
味噌を作らない夏は、ぬか床に使うこともできます。
5キロ用でしたら、大型冷蔵庫の野菜室の引き出しに入れられますね。
そしてネット通販では、ホーロー、陶器と共に漬物、味噌作りセットが売っています。
容器と重石がセットになったものです。
容器と重石の直径が同じものであれば、表面の酸化も防げます。
そしてなによりも、デザインのよさですね、
陶器でできた昔ながらの茶色の瓶は、雰囲気があります。
ホーローも白くてレトロなデザインがかわいいですね。
このように長い目で見て、他の使い道もある容器を選ぶのもおすすめです。
5キロの味噌作りならではの選択肢です。
出来上がり5キロに対して余裕がある容器を
出来上がり5キロを考えていても、実際に出来上がった味噌の量が多かったり少かったりする場合があります。
5キロの味噌を作る時は、容器のサイズは7~10Lにしましょう。
なぜ量が前後するのかというと、種類や熟成期間によって量が変わるからです。
例えば白味噌の場合は、熟成期間は2週間と短めです。
5キロの出来上がり計算に対して、実量は6キロになるかもしれません。
熟成が少ない分、水分を多く含んでいます。
反対に、2年間ほどの長期熟成味噌は出来上がりが少なくなります。
熟成は自然の作用で、気温や仕込み方(大豆の潰し方など)に左右されます。
一概に、これだけの期間熟成したから、これだけの量ができるとは言えないのが難しいところです。
そのため、容器のサイズは余裕を持った方がよいのです。
出来上がり5キロに対して、容器を7~10Lにすれば仕込んだ材料は容器の半分を占めます。
もし高さギリギリまで仕込んだ場合、発酵で味噌がこぼれる恐れがあります。
発酵による二酸化炭素のガスが活発になり、味噌のかさが増えるためです。
手作り味噌専用の容器に5キロ用と表記してあっても、念のため実際の容量は確認した方がよいでしょう。
手作り味噌セットは5キロ用が充実
手作り味噌を5キロ作る人に、おすすめの商品がありますよ。
材料、容器、説明書がセットになっているものです。
前の項でもご紹介しましたね。
初心者におすすめの5キロ用を中心に種類が豊富です。
容器はポリバケツのようなプラスチック製が多いです。
大豆のような黄色や透明の容器もあります。
このようなセットは、味噌のメーカーが販売しているものが多いです。
説明書には、メーカーが実践してほしい手順が書いてあります。
大豆や麹の特性をもとに、推奨する環境や手順をメーカーオリジナルで作成してあるのです。
利用者側も、経験を問われることなく安心して作れますね。
大豆が有機かそうでないかによっても、熟成が違ってきます。
このようなセットで作れば、「思ったよりも、大豆の粒が大きくて用意した容器が合わなかった」という心配もありませんね。
このセットで一度味噌作りをすれば、今後作る際の基準になります。
「今度は自分で容器を用意したい」
と思ったら、材料を同じにして容器のサイズだけ5キロ用に合わせれば、失敗は少なくなります。
こうして、経験を積んでいくのに5キロ用の手作り味噌セットはおすすめです。
おいしい手作り味噌はリピート率が高い!
よく下調べをして材料と容器を準備すれば、味噌作りは8割は成功したようなものです。
準備の失敗のほとんどは、容器が重たかったり、小さすぎて作業しづらいなどです。
逆に準備が済んだら、ときどき様子を見ながら寝かせるだけです。
手作り味噌ならではの、大豆のやさしい甘みはリピート率が高いのです。
それくらいにハマってしまうおいしさですよ。
ぜひトライしてみましょう!