寒い冬に温まれる定番の料理と言えば、やはりお鍋ですよね。
調理も簡単なうえに、なかなか摂れないキャベツや白菜、など多くの野菜を簡単に摂ることができます。
今回は、数ある鍋料理の中から、「味噌鍋」に焦点を絞ってレシピをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
まずは、鍋料理の歴史からお話していきます。
鍋料理の歴史
寒い冬に家族や友人とお鍋を囲むのは、楽しいですよね。
日本の鍋料理は、どのような経緯で登場したのでしょうか。
鍋料理とは、お鍋に食材を入れて煮込んだ料理です。
囲炉裏に吊るした鍋で煮込んだ料理は、明治以前からありました。
それが一般家庭に広まったのが、明治時代とされています。
しかし、囲炉裏ではなくガスコンロを使うようになり、家庭で加熱しながら食べることが難しくなった時期は、「お鍋はお店で食べる料理」になりました。
しかし、カセットコンロで調理できるようになったことで、お鍋の人気が再燃し、現在に至ります。
比較的、片付けが楽なのもメリットですね。
そして、鍋料理には大きく分けて2つの種類があります。
・煮汁に味付けをして、そのまま食べるタイプ
・煮汁には味付けせず、取り分けてからタレやポン酢などで味付けするタイプ
今回は、煮汁に味付けするタイプのお鍋に焦点を当て、特に「キャベツを入れた味噌鍋」について、そのレシピをご紹介していきます。
味噌鍋とは?
スマホなどで「鍋料理」と打って検索すると、「煮汁に味付けをするタイプの鍋料理」だけでも、本当に多くのレシピが出てきます。
さらに、煮汁に味付けする際に使う調味料も様々で、それによって呼び方が変わります。
味噌鍋の他には、醤油鍋、チゲ鍋、豆乳鍋などがありますね。
そして、味噌鍋に向くものには、
・キャベツなど色々な野菜(具材)を入れる寄せ鍋
・牡蠣を入れる土手鍋
などがあります。
味噌は発酵食品なので、割とどんな具材とも合います。
そのため、寄せ鍋の味付けにピッタリで、牡蠣とも相性が良いです。
家にある調味料を使って、オリジナルのスープも作ることができます。
しかし、最近では、鍋スープの素も多く売られていて、その中にはもちろん、味噌味のものもあります。
そうした商品は、1人暮らしの人でも使いやすいように、小分けにされていることが多いです。
衛生面から見ても、使いたい分だけ使えるように配慮されているのは嬉しいですね。
また、味付けがしっかりしてあるのも特徴なので、こうしたものを使えば、簡単に味噌鍋を楽しめます。
鍋料理も時代の変化に合わせて、日々進化しているのですね。
味噌鍋以外の鍋にもキャベツが人気!
鍋料理は、様々な具材を入れて食べるものですが、「鍋といえば、キャベツ!」という人も多いのではないでしょうか。
鍋料理には、どんな味付けのスープにも合う「淡色の野菜」が好まれます。
鍋によく登場する淡色の野菜には、
・キャベツ
・白菜
・長ネギ
がありますが、最近は、キャベツの人気が高いようです。
その理由には、
・一年を通して買えるので手に入れやすい
・だしのうま味を味わうのに最適
・鍋スープの種類が増えた
ことがあります。
先ほどもお伝えしたように、鍋料理も時代の変化に合わせて進化しています。
味のバリエーションが多くなっているので、どんな味付けにしても合うキャベツの出番が増えたのでしょう。
実際に、味噌鍋など和風以外の鍋(洋風、エスニック風の鍋)にもキャベツはよく合うので、鍋にはなくてはならない、「メインの野菜」になっています。
もちろん、キャベツの代わりに、春菊や白菜などを入れても、味噌鍋は十分美味しくなります。
また、野菜以外にも、焼き豆腐や油揚げ、つみれ、魚(タラなど)を入れて食べるなど、人によって違いが出るのが鍋の良さなので、好きな具材を入れれば間違いありません。
では、いよいよ次の章から、味噌鍋のレシピを2つとシメのレシピを1つ、ご紹介します。
キャベツを入れる味噌鍋のおすすめレシピ!
では、キャベツをたっぷり食べられる、寒い日におすすめの味噌鍋レシピをご紹介します。
【材料 1~2人分】
・キャベツ 300g
・鶏もも肉 200g
・油揚げ 1枚
・だしの素 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・水 1カップ
・味噌 大さじ1
・水(味噌溶き用) 大さじ4
【作り方】
①キャベツと鶏肉を、それぞれ食べやすい大きさに切っておきます。
②油揚げは、細長く切ります。
③土鍋にキャベツを敷き詰めます。
④③で敷いたキャベツの上に、油揚げと鶏肉をのせます。
⑤その上から、だしの素と砂糖をふりかけ、水(1カップ)を入れます。
⑥土鍋の蓋をして、火にかけます。
⑦土鍋から蒸気が上がったら、そのタイミングで火を止めます。
⑧沸騰がおさまったら、味噌を水(大さじ4)で溶いて入れます。
その後、もう一度火にかけ、今度は、沸騰する手前まで温めてください。
キャベツと鶏肉のうま味がよく染み出す、おすすめの味噌鍋です。
このレシピはそれほど辛くないので、「辛い味噌鍋は苦手」という人でも、美味しく食べられるでしょう。
辛いのが好きな人に!辛い味噌鍋のレシピ!
先ほどは、あまり辛くない味噌鍋のレシピをご紹介しましたが、「寒い冬には、辛いものが食べて温まりたい!」という人もいますよね。
そうした人に向けて、先ほどよりもピリっとした辛い味噌鍋のレシピをご紹介します。
【材料 1~2人分】
・水 6カップ
・コチュジャン 小さじ1
・すりおろしニンニク 小さじ1/2
・すりおろししょうが 小さじ1/2
・味噌 大さじ7
・和風だし小さじ1
・中華だし6g
・豆板醤 小さじ1
・粉唐辛子大さじ1
・トウチジャン 小さじ1
・オイスターソース 大さじ2
・野菜 適量
・肉 適量
【作り方】
①鍋に水を入れ、沸騰させます。
②①にすべての材料を入れれば、味噌鍋のスープは完成です。
③好きな具材を入れて煮込み、美味しくいただきましょう。
野菜やお肉は、好きなものを入れてください。
キャベツはもちろんですが、その他にも、ネギや白菜など、何でもいいですね。
冷蔵庫にあるものを入れて食べれば、野菜が摂れるだけでなく、冷蔵庫もきれいになります。
辛さも、お好みで調整してください。
キャベツを使った味噌鍋のシメにおすすめのレシピは?
鍋料理は、キャベツなど色々な具材を煮込むので、とてもいいだしが出ます。
先ほどご紹介したように、味噌鍋にはキャベツなどの野菜がよく合うので、気付かないうちに野菜を沢山食べられます。
鍋料理のシメとして、残ったスープに入れてよく食べられるものには、
・麺類(うどん、ラーメン、春雨など)
・雑炊(ご飯と卵)
・餅
などがあります。
シメも、材料をお鍋に入れるだけでできるので、その手軽さも鍋料理の嬉しいところですよね。
今回のテーマである味噌鍋のシメにおすすめなのは、ラーメンです。
ここでは、味噌鍋のスープを生かしたラーメンのレシピをご紹介します。
【味噌鍋のスープで作る締めのラーメン】
【材料 2人分】
・生ラーメンの麺 2玉
・水 適宜
・お好きな具材 お好みで
【作り方】
①温まっているスープに、生ラーメンの麺を入れます。
味噌鍋のスープが足りなければ少し水を足し、野菜が足りなければ、キャベツなども追加してください。
②さらにお好みの具材を入れて、完成です。
美味しい味噌鍋のあとに、ラーメンで締めると気持ちも満たされますね。
味噌鍋を作って美味しく頂こう!
今回は、味噌鍋のレシピをメインにご紹介しましたが、参考になったでしょうか?
日本の鍋料理は、野菜が沢山摂れて、さらに美味しくいただけるので、寒い季節にピッタリです。
他の鍋と同じように簡単に作れて美味しいので、「今まで味噌鍋に馴染みがなかった」という人も、ぜひ作ってみてくださいね。