味噌ラーメンの具といえば、野菜炒め!その作り方をご紹介!

寒い冬に食べたくなるのが、味噌ラーメンですよね。

そして、味噌ラーメンによく合う具材といえば、やはり野菜炒めではないでしょうか。

今回は、味噌ラーメンに合う野菜炒めの作り方などをご紹介します。

野菜たっぷりの味噌ラーメンを食べて、寒い冬を乗り切りましょう!

味噌ラーメンの歴史

今回は、味噌ラーメンに合う具材(主に野菜炒め)についてお伝えしていきますが、まずは、味噌ラーメンの歴史についておさらいしてみましょう。

ラーメンが大好きな方や、味噌ラーメンにはこだわりがあるという方は既に知っていることかもしれませんが、お付き合い下さい。

味噌ラーメンは、北海道の札幌が発祥とされています。

1955年、札幌市内にある大衆食堂の店主が考案したという話は、とても有名ですよね。

店主が「味噌を使ったラーメンを作ろう」と考えたきっかけは、スイスの食品メーカーであるマギー社の社長が言った「日本人は、もっと味噌を活用するべき」という言葉だったのだそうです。

店主は、「味噌を使って美味しいラーメンが作れないか」と、日本全国から取り寄せた味噌で研究を重ね、試作しては店の客に試食してもらったようです。

そして1963年、ついに日本で初めてとなる「味噌ラーメン」が誕生しました。

1965年には、東京・大阪の物産展で実演販売もされており、その際に販売されたのは、豚骨スープに味噌を加えて作った味噌ラーメンだったと言われています。

それから、他店やインスタントラーメンにも味噌味のラーメンが登場し、味噌ラーメンは日本各地に広まっていきました。

店主の探求心がなければ、札幌のご当地ラーメンとして知られる味噌ラーメンは生まれなかったかもしれませんね。

味噌ラーメンによく合う人気の具材は?

醬油ラーメンや豚骨ラーメンと並んで人気の高い味噌ラーメンですが、味噌ラーメンに合う具材は数多くありますよね。

まずは、どんな食品が味噌ラーメンの具材として使われているのかを見てみましょう。

定番のものでは、

・バター
・コーン
・メンマ
・ワカメ
・ノリ
・煮卵(またはゆで卵)
・モヤシ

がやはり人気のようです。

実際に、人気のあるラーメン店などでもこういった食品が味噌ラーメンの具材として使われています。

それだけ、味噌ラーメンとマッチするということなのですね。

また、それ以外にも、

・細く切った長ネギ
・豚肉
・チーズ
・キムチ
・キャベツ

を入れるという方もいます。

炒めたキャベツを入れて味噌ラーメンを食べるのは、「意外だ」と思う方もいるかもしれませんが、味噌ラーメンには炒めたキャベツがよく合います。

また、ラーメンは野菜が摂れない(摂りにくい)というイメージを持たれがちですが、味噌ラーメンには野菜炒めを入れても美味しく食べることができます。

ではなぜ、味噌ラーメンに野菜炒めが合うのか、次の章で詳しく見ていきましょう。

野菜炒めが味噌ラーメンに合う理由は?

皆さんもご存知の通り、味噌ラーメンの具材には、多くのバリエーションがあります。

そして先ほど、「味噌ラーメンには野菜炒めを入れてもよく合う」とお伝えしました。

その理由としては、「味噌ラーメンにはしっかりと味噌の味が付いている」ことが挙げられます。

味噌ラーメンは発酵食品である味噌を使っているので、スープが具材に負けることがなく、割とどのような食品を具材にしても合うのです。

また、味噌ラーメンには具材を単品で乗せるよりも、複数の具材を組み合わせた方がより美味しくなる気がしますよね。

これも、「しっかりと味が付いている」ことが関係しているようです。

具材が比較的多くても、味噌の味でうまくまとまるので、味噌と相性の良い具材ならば、複数入れてもそれほど違和感がないのです。

それは、野菜を複数入れても変わりません。

それが、「味噌ラーメンは、野菜炒めを入れても美味しい」ということに繋がっているのですね。

味噌ラーメンには、こんな野菜炒めがおすすめ!

では、味噌ラーメンによく合う野菜炒めとは、どんなものかご紹介しましょう。

とはいっても、あまり深く考えず、普通におかずにするときに作る野菜炒めをそのまま乗せてOKです。

野菜を加えるだけで、栄養バランスが良くなるので問題はありません。

しかし、グルメな方の場合、塩味の野菜炒めや、味のない野菜炒めを乗せてしまうと、味噌ラーメンと合わせた時に、違和感や物足りなさを感じることがあるかもしれません。

また、ラーメンが好きでこだわりがあるのであれば、「せっかく味噌ラーメンに乗せるのだから、より味噌ラーメンに合う野菜炒めを作りたい」と思う方もいることでしょう。

その場合、どんな野菜炒めを作るのが良いのでしょうか。

まず野菜ですが、こちらは、一般的な野菜炒めに使われる具材でOKです。

例えば、モヤシやニンジン、ピーマン、キャベツなどですね。

もちろん、お好みの野菜を加えることもできます。

しかし、味噌ラーメンに合う野菜炒めにするには、味付けの仕方に工夫が必要です。

それは、味の強い味噌ラーメンの上に乗せるので、味が付いていないとインパクトが出ないからです。

しかし、塩味、醤油味の野菜炒めではありません。

味噌ラーメンの具材としての野菜炒めは、味噌味にするのがおすすめです。

ラーメンと野菜炒めが同じ味噌味なら、味にズレがないので、違和感なく食べられますよ。

味噌ラーメンの具材になる野菜炒めのレシピ!

ではここで、味噌ラーメンの具材として重宝する、野菜炒めの作り方をご紹介します。

さらに栄養価を高められるよう、豚肉の入ったものにしてみました。

【材料 1人分】

・豚肉 100g
・野菜ミックス 1/2袋
・バター 大さじ1/2
・みりん 大さじ1
・酒 大さじ1
・味噌 大さじ1/2
・鶏がらスープの素 小さじ1/2

【作り方】

①みりん、酒、味噌、鶏がらスープの素を混ぜておきます。
(味噌がポイントです!)

②フライパンを熱して(中火)バターを溶かします。

③バターが溶けたら豚肉を入れ、色が変わるまで炒めます。

④豚肉の色が変わったら、野菜ミックスを入れます。

⑤野菜に火が通ったら、1で混ぜておいた調味料を入れます。

⑥全体的に調味料を絡めて完成!

このレシピは、豚肉を入れた野菜炒めとなっています。

筆者も、はじめは「味噌ラーメンに豚肉?」と思いましたが、食べてみるととても美味しいです。

そして、豚肉と野菜を合わせて摂ることができるので、「味噌ラーメンが大好きだけど健康にも気を配りたい」という方にもおすすめできます。

簡単に作れて、そのまま肉野菜炒めとしておかずにしても美味しいので、試してみてはいかがでしょうか。

具材たっぷり味噌ラーメンのレシピ!

ここまで、味噌ラーメンの歴史や、味噌ラーメンに合う野菜炒めについてご紹介してきました。

最後は、具材がたっぷりで栄養満点の味噌ラーメンの作り方をご紹介します。

【材料 1人分】

・インスタント味噌ラーメン(乾麺) 1袋
・キャベツ・ニンジン・モヤシ・豚肉・大根葉など 好きなだけ(お好みの具材でOK)
・ごま油 小さじ1
・にんにく すりおろし1片
・豆板醬 小さじ1

【作り方】

①具材となる野菜や豚肉を食べやすい大きさに切ります。

②フライパンにごま油を入れ、火を付けます。

③良い香りがしてきたら、火の通りにくいニンジンなどから炒めて野菜炒めを作ります。

野菜炒めが出来上がったら、一度火を止めておきます。

④鍋で500㏄~600㏄ほどお湯を沸かし、沸騰したら、麺を入れて2分半ほどゆでます。

⑤麺がゆで上がったら、ラーメンのどんぶりに麺だけをよそっておきましょう。

⑥完成している野菜炒めの上から麺のゆで汁を多めに入れ、フライパンに火を付けます。

⑦粉末スープと豆板醬をすぐに入れ、よく混ぜ合わせます。

⑧ ⑦が沸騰したら火を止め、どんぶりの麺の上にかけて完成!

具材が沢山入っているので、沢山食べたい男性でも、きっと満足できるレシピです。

寒い冬にはあたたかいラーメンが食べたくなりますよね。

ぜひこの機会に、野菜炒めを入れた味噌ラーメンを作って食べてみて下さい!

野菜を入れれば、味噌ラーメンはさらに美味しくなる!

今回は、味噌ラーメンによく合う野菜炒めについて、ご紹介しました。

煮卵やバター、コーンだけでも十分美味しい味噌ラーメンですが、野菜炒めを入れると栄養のバランスも良くなり、さらに美味しく頂けます。

簡単に作れる野菜炒め入り味噌ラーメンの作り方もご紹介しましたので、しっかりと野菜を食べて栄養を摂り、冬の寒さを乗り切って下さい!